INFINITEコンサート「あの年の夏」……彼らの第一章
写真=ルンコミュニケーションINFINITEというグループのブランドは、公演の始めから明確に表れていた。公演は海辺に旅行に行く若者たちの自然な姿を盛り込んだ映像でスタートし、波や星の光など海辺のリラックスした雰囲気をステージで演出し、細やかな見どころを作り出した。彼らは公演のテーマソングである「あの年の夏」やアコースティック風に編曲された「翼」を披露して、ボーイズグループとして息の合った落ち着いたチームワークを見せてくれた。そして、見ているだけで涼しくなるようなダンス曲は、INFINITEならではのエネルギッシュな雰囲気をそのまま観客に伝えた。続いて、ドンウとホヤが組んだユニットの特徴を生かした新曲「君がいないとき」やソンギュとウヒョンが歌ったバラード曲「白い告白」、Lやソンヨル、ドンウ、ソンジョンが結成したINFINITEバンドまで、メンバーそれぞれの個性や特技に合わせたステージが公演の中盤に展開された。
今までの他のアイドルのコンサートでよく見かける女装やパロディなどは今回のステージには登場しなかった。その代わり、公演の途中に流れるVTRは、夏の旅行の雰囲気をつなげながらもメンバーたちのキャラクターやファンダムの特徴を深く理解した演出を見せ、観客たちが公演にさらに集中できるようにした。このように多様さを諦めず、必要以上のレパートリーには挑戦しないのが今度の公演でもっとも目立った根調であった。バンドが演奏した「Over The Rainbow」を除くすべての曲がINFINITEの曲で構成されたが、これは観客たちにありのままのグループの姿を見せるというINFINITEの意志であり、グループが今まで積み重ねてきた音楽的成長に対する自信を表していると言える。
成長と変わらない価値のアンサンブル

ただ、近寄れば近寄るほど、細かいところまで見えてくるので、音響に関しては心残りが大きい。バラード曲ではボーカルの音声をうまく捉えることができず、テンポが速い曲では全体的にサウンドが少し歪んでいた。また、ファンたちとの距離を縮めるために試みたスタンディング公演は、マナーを守って楽しむことができなかった観客のせいで、公演はしばしば客席の騒音で集中できないときもあった。そのため、ステージの進行でも細かなミスがあった木曜日の公演では、メンバーが最後の挨拶をしながら「ごめんね。本当にごめん」と何度も繰り返して謝った。しかし、最終的に「INFINITE CONCERT あの年の夏」は、そんなミスも甘受できるほど様々な挑戦が目立つ公演であった。そして、公演の最後、「僕たちは好きなことをやっているだけなのに、みなさんが僕たちを愛してくれて本当に嬉しいです」と挨拶したその言葉こそ、今のINFINITEが、そして彼らの無謀な5日間の公演が、反響を得た理由である。なぜなら、ファンたちにとって、他のアイドルと比べて優位を占めるグループになるのではなく、唯一のチームになることこそが、アイドルが見せられる最大の美徳だからである。
よく頑張りましたね in LIVE
―ホヤ(a.k.aア・セイ・ユ・セイ)の新しい流行語:社長さんに意見を出してみます。―「秩序を守ってください。皆さんの身体は皆さん一人だけの身体ではないのです。皆さんの身体は私たちのものでありますから」(ナム・ウヒョン(22歳)望遠洞(マンウォンドン)在住、無形文化財を保有する名唱)
―スタンディング公演が初めての観客の皆さん、公演後、疲れたときはやはり……レモンキャンディーですよ!
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ユン・ヒソン、翻訳 : ナ・ウンジョン
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