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「無限に挑戦」人気は高いが視聴率は低迷…なぜ?

OSEN
MBCのバラエティ番組「無限に挑戦」が、いつからか視聴率1位を断言するのは難しい状況になっている。

「無限に挑戦」は9年間続いている番組で、放送開始当初の6ヶ月を除けば、土曜日の午後6時代において最高の視聴率をキープしてきた。しかし、昨年からSBS「スターキング」とKBS 2TV「不朽の名曲-伝説を歌う」(以下、「不朽の名曲」)に1位の座を譲ったり、3位まで落ち込むケースも発生している。

韓国で8日に放送された「無限に挑戦」は、視聴率11.1%(ニールセン・コリア、全国基準)を記録し、12.8%の「不朽の名曲」に次ぐ2位となった。番組が業界に及ぼす影響力や、放送前後のネットユーザーの関心は依然として高いが、一時は30%を越えようとしていたこの番組の視聴率は、今や10%も危ない状況になっている。

もちろん、この番組が数年にわたって視聴率1位を守ってきながらも、視聴率の浮き沈みが激しかったことや、現在地上波3局の番組がそこそこの視聴率を記録していることを考えると、この番組だけの危機だとは言い難い。

「無限に挑戦」の視聴率が以前ほど破壊力を持たない理由が、この番組へのロイヤリティの高い視聴者が大挙して離脱したとは見られないためだ。テレビ業界をめぐる環境が変化し、視聴者の視聴方法が多様化したのが「無限に挑戦」のような番組の視聴率が大幅に下がった背景になっている。あえて土曜日の午後に外出先から急いで帰宅して番組を見なくてもいいようになったためだ。

この番組の主な視聴者層である若い視聴者たちは、リアルタイムで視聴するよりもネットを利用した視聴形式を好む。実際に「無限に挑戦」は、地上波3局が共同で運営する合法的な動画サイトcontingで週間バラエティ番組ダウンロード数1位を逃さない。

しかし、だからと言って視聴率をまったく気にしないわけには行かない。視聴率はテレビ局の主な収益源である広告販売に大きな影響を与える。「無限に挑戦」の広告販売率は視聴率に関係なく非常に高い方だが、いつまでも安心しているわけには行かない。制作陣も同じような悩みを抱えて制作に臨んでいる。演出を担当するキム・テホプロデューサーは、昨年JTBC「ソル戦」での電話インタビューで、このような視聴率下落に対する悩みを打ち明けた。

視聴率1位の難攻不落だった「無限に挑戦」が、背景はどうであれ他のバラエティ番組との激しい視聴率競争を繰り広げることになった。視聴率を確保するために中高年層を惹きつける方法を選ぶべきか、それとも今までのように若い世代を攻略する戦略が有利か、「無限に挑戦」が岐路に立たされている。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ピョ・ジェミン

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