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韓国初「シーズン制AIドラマ」の制作へ…AIEO Contents Groupが新たなフォーマットに挑戦

OSEN
写真=株式会社EO Contents Group
2025年SBSドラマ「わたしの完璧な秘書」、tvNドラマ「巫女と彦星」、2023年Netflix KOREA TVシリーズ部門1位を獲得したドラマ「夜になりました~人狼ヲ探セ~」や映画「ペクスアパート」「Next」などTVシリーズと映画分野で様々な話題作を披露してきたEO Contents Groupが、新概念“シーズン制AIドラマ”を制作し、話題となっている。

ストーリー中心型AIコンテンツという新たな方向性と、AI技術をAIストーリー拡張の創作パートナーとして活用するアプローチに基づき、約5分10個のエピソードで構成されるAIドラマ「もうすぐ、夜になります」と「もうすぐ、出勤します」は、AIコンテンツ市場の限界を超える新たなフォーマットのシーズン制AIドラマとして期待を集めている。

最近、生成型AI技術を基盤にした映像・音楽・Webマンガ・ゲームなど多様なコンテンツが拡散し、業界は「The Great AI Narrative Era(大AI物語時代)」を迎えている。しかし技術発展の速度に比べ、AIコンテンツの完成度と物語の深みが不足し、感情表現の繊細さに欠けるという限界が指摘されてきた。特にシーズン制の世界観拡張型IP制作に必須となるストーリー持続性とキャラクター高度化の難しさが市場の課題と指摘される中、EO Contents GroupのAIドラマは、AIを活用した持続可能なコンテンツ制作プロセス構築という新たな代替案を提示する。

「もうすぐ、夜になります」は刑務所を舞台にしたサスペンススリラーで、10個のエピソードを通じて練り込まれ凝縮された世界観とストーリーを披露する。企画高度化の段階からAIディープラーニングプロセスを適用し、実在する俳優の顔の筋肉と表情データを学習したAIヒューマンの自然な感情演技を実現するように設計された。このプロセスは、AIと人間クリエイターが共同で制作に参加するK-AIシネマティックフォーマットとして実現された。

EO Contents Groupは、過去数年間構築してきた魅力的かつ練り込まれたオリジナルストーリーIPをもとに、人間が手掛けた物語の精巧さとAI技術の拡張性を融合し、技術ではなくストーリーから出発するAIコンテンツをモットーに、「シーズン制AIドラマ」IPを継続的かつ迅速に拡張できる制作システムを完成させた。

EO Contents Groupのオ・ウニョン代表は、「『もうすぐ、夜になります』『もうすぐ、出勤します』は、2024年制作開始後、11月末の制作完了を目標としており、その後2026年初めに公開する予定であり、制作完了に向けて取り組んでいる」とし、「2本の作品の後、計127本規模の『もうすぐ』シリーズプロジェクトを順次公開する予定だ」と語った。超ショートフォームAIコンテンツやAI映画のような1回性コンテンツではなく、確固たる世界観とエピソードごとに積み重ねていく緻密なストーリーテリングを備えた“シーズン制AIドラマ”の制作を通じ、AIコンテンツが単純に消費される量産型ポップコーンカルチャーに留まらず、持続可能な生命力を備えたプロジェクトへと発展させる」と抱負を語った。

EO Contents Groupは、2024年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたCES(世界最大規模の国際家電見本市(ICT融合展示会))で、韓国を代表するニューコンテンツ企業に選定され、グローバルパートナー企業を対象に「ストーリーIPのAIコンテンツIPへの拡張戦略」「レガシーコンテンツからニューコンテンツへの拡張戦略」を紹介している。今後「もうすぐ」シリーズを通じ、韓国の優れたストーリーIPとAI技術をグローバル市場に拡大し、最終的に韓国のニューコンテンツの新たな潮流を引っ張っていく予定だ。
元記事配信日時 : 
記者 : 
カン・ソジョン

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