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日本で大ヒット中「国宝」李相日監督、韓国愛を告白「私の根は韓国」

Newsen
イ・サンイル監督/写真 イ・ジェハ記者
日本で大ヒットを記録した映画「国宝」の在日韓国人の李相日(イ・サンイル)監督が「私は根っこまで韓国人」とアイデンティティを明確にした。

映画「国宝」を演出した李相日監督は11月13日、韓国ソウル龍山区CGV龍山アイパークモールで開かれた記者懇談会を通じて、韓国公開を控えた所感などを明かした。

11月19日に公開される映画「国宝」は、国宝の境地に上るために互いを乗り越えなければならなかった2人の男の一生一代の物語を描いた作品だ。

在日韓国人李相日監督の演出作「国宝」は、日本公開102日で累積観客数1千万人を突破し、興行164億円を記録した。これは日本実写映画史上2番目の千万映画であり、今年「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」に次ぐ最高興行記録だ。

さらに「国宝」は日本映画の代表としてアカデミー賞に出品され、カンヌ映画祭および釜山国際映画祭を通じて全世界と韓国で大きな好評を得た。

この日、李相日監督は「自分でも驚く結果だと思う」としながら「日本でも引き続き上映中で、興行1位を目前にしている。間もなく1位になると見られる」と伝えた。

続けて「公開初週から5週まで観客数が増加した。おかげで作品に対する熱気を実感することができた」とし「若い観客たちはSNSを通じて情報を伝えてくれ、年配の方々は口コミを広めている。非常に驚き、嬉しい」と伝えた。

「どんなきっかけで歌舞伎を素材にした映画を演出することになったのか」という質問には「私の根は韓国で、私は韓国人だ」としながらも「しかし日本で生まれ育ったため、日本文化と親しい。歌舞伎もまた同じだ」と話した。

続けて「歌舞伎は日本の伝統芸術だ。歌舞伎についてよく知らなくても、イメージは知っていらっしゃるだろう」とし「私たちの映画は歌舞伎そのものよりも歌舞伎俳優たち、またそれを支える家族たちについてのヒューマンドラマだ」と説明した。

女性を演じる男性歌舞伎俳優である「女形」を素材にしたことについては「男性が女性を演じるということが観点によってはグロテスクに見えるかもしれないが、5~60年間芸術のために自分を磨き上げてきたということに対する神秘感があった。そういったものを見出したいという考えが浮かんだ」と伝えた。

また、李相日監督は「Netflixの映画『勝負』を観たが、イ・ビョンホン俳優の素晴らしさを感じた」とK-コンテンツへの関心を明かした。

続けて「『パチンコ』シリーズにも演出で参加したが、その時韓国俳優に多く会った。イ・ミンホ、キム・ミンハが記憶に残る。彼らと共に作業したことが新鮮で良い記憶として残っている」とし「最初はユン・ヨジョン先生がとても怖かったが、一緒にやっていくうちに信頼関係が築けた」と話して笑いを誘った。

「韓国俳優たちは思考方式が確固としており、演技論が確実だ。基礎が堅固だ」と話した李相日監督は「コミュニケーションも円滑によくできた」と付け加えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ペ・ヒョジュ

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