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このろくでもない世界で

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  • ソン・ジュンギ、映画らしい映画が作られているという確信を感じた『このろくでもない世界で』

    ソン・ジュンギ、映画らしい映画が作られているという確信を感じた『このろくでもない世界で』

    色白の子供のように澄んだ表情の裏に一歩暗い気運が通り過ぎる。俳優ソン・ジュンギは生まれ持った美少年の顔でスクリーンを駆け回ってきたが、ただ明るいだけではなかった。彼の明るさは純粋と無知ではなく情況を全て知っている、むしろあまりにも多くの知り過ぎている人間の苦味を感じさせる。そのような意味でドラマ「ヴィンチェンツォ」(21)や「財閥家の末息子」(22)で冷たくてシリアスな側面を披露したのは、もしかしたら自然な歩みのように見える。『このろくでもない世界で』(23)は俳優ソン・ジュンギの最も重くて暗鬱な映画として記憶される作品だ。本作で彼が演じたチゴンは欲望さえ乾いてしまった、空っぽの人物だ。ソン・ジュンギはそのひどい虚無を表現してみたいという、俳優としての強烈な熱望で今回の作品を選んだ。魂まで沈む闇を渇望する俳優の瞳は、皮肉にもきらめいている。本作の日本公開を記念して、ソン・ジュンギのオフィシャルインタビューをお届けする。【プレゼント】『このろくでもない世界で』オリジナルパスポートケースを3名様に!応募はフォロー&リポスト――今作で初めてカンヌのレッドカーペットを踏みましたが、いかがでしたか?ソン・ジュンギ:みんな、こういう時「光栄で実感がわかないし緊張する」と言っていたが、そのようなありきたりな表現をなぜしてしまうのかが分かりました。その言葉通りの心境です。カンヌに出品すると言った時、「そうなのか」と意識もしませんでした。正直「まさかカンヌに行けるの?」と考えていました。2月初めからハンガリーのブダペストで『ロ・ギワン』を撮っていましたが、撮影の真っ最中にカンヌの招待を受けたという話を聞きました。『このろくでもない世界で』で来られて、大きな感謝とやりがいを感じます。本当に苦労して撮影した、意味のある作品なので大きなプレゼントをもらった気分です。特に未来の巨匠を紹介する、ある視点部門に招待されてとても嬉しいです。カンヌで初めて観たくて、まだ試写を観ていないんです。――『このろくでもない世界で』に出演を決めたポイントは?ソン・ジュンギ:知人と話していて別作品の提案を受けて、慎重に断ったことがありました。「じゃあ、あなたはどんな映画をやってみたいのか」と尋ねられて、本当に深くて暗い映画をやってみたいと話しました。すると「主人公ではないけれど」と言いながら渡されたのが『このろくでもない世界で』でした。最初のバージョンの脚本は本当に疲弊していたんです。このシナリオを書いた人は本当に大人に対する期待と希望がないな、という気がして、どんな人がこのような脚本を書いたのか気になったのが始まりでした。改めて振り返ってみると何かを欲していたところ、ちょうどやりたい役が来て、それを掴み取ったという感じです。――「釣られる」ということが映画でも重要な行動の一つだっただけに、過程も尋常ではないようです。そのように会った監督の第一印象はどうでしたか?ソン・ジュンギ:会うやいなや、「どれほど大変な人生を生きてきたのか」と尋ねました(笑)。幸い監督本人の経験談ではないと聞いて安心しました。不思議なことに、劇中の登場人物の姿を少しずつ持っている方でした。揺れ続けるヨンギュ(ホン・サビン)のようでも、腹違いの妹であるハヤン(キム・ヒョンソ)のような面もあり、本人の中の様々な姿を繊細に引き出すことができる監督だという印象でした。――今回演じたチゴンはどんな人物でしょうか?ソン・ジュンギ:表面的には地元の犯罪組織のリーダーです。偶然ヨンギュを見かけて、自分の幼い頃を思い出し、まるで鏡を見ているような気持ちにとらわれ、関わり始める。問題は、それがヨンギュに本当に役に立つのか分からないということです。撮影しながらも、この部分を悩みながら撮った。チゴンは欲望が去勢されてしまったように何も望むことがない人物。ただ生きながらえているから生きている人です。――劇中でも「生きている死体」という表現が出てきます。ソン・ジュンギ:そうです。生きることに虚しさを抱えており、万事無気力。命令された仕事だけを遂行する機械のようというか。ヨンギュはチゴンに会って変わるが、チゴンもヨンギュに会って変わります。そのような点をどのように表現するか、監督と多くの話を交わしました。結局、答えはシナリオにありました。シナリオにあることをできるだけ忠実に表現しようと努力しました。――善意に基づいた行動が最悪の結果につながる過程がこの映画の魅力のようです。チゴンにとって本当に気になった質問は「なぜ最後まで町を離れないのか」です。ある程度力も、お金もあるだけに離れられない状況でもないようですが。ソン・ジュンギ:現場で監督やホン・サビンと最も激しく話を交わした部分がまさにその質問でした。チゴンとヨンギュの最大の違いは希望の有無です。ヨンギュは「ファラン」(今作の原題、韓国語でオランダ)に漠然とした希望を抱く。それがたとえ誤った情報、存在しない理想郷でも構わない。故郷を脱出してそこに行きたいという気持ちを抱くことが重要です。一方、チゴンはすでに終わった人物です。すり減って、どこかに旅立ちたいという欲望などもうない人。ヨンギュが故郷を離れることを諦めたなら、チゴンのようになるのではないかと思う。うんざりする場所に疲れ果て、いまや去る勇気も出せない人物です。だから最後に最も卑怯な形の脱出を試みるのかもしれない。ある意味、非常に自虐的で変態的な人物でもあります。どれだけリアルなのか、理解できるのかとは少し違うと感じました。むしろ「映画的」なアプローチだと思います。――チゴンは貯水池に閉じ込められた、すでに死んだ魚のようです。映画でも釣り場、釣り針、魚チゲなどの象徴的な物が繰り返し登場します。ソン・ジュンギ:ヨンギュと魚のチゲを食べる場面がありますが、ヨンギュとチゴンが共感を形成する重要な瞬間です。夜中の2時頃から一晩中チゲを食べましたが、終わる頃には生臭いにおいがしました(笑)。苦労した分、場面がよく撮れたようでやりがいがありました。――ホラー映画の現場は和気あいあいとしているという話があります。『このろくでもない世界で』は床にくっつきそうなほど重くて暗い映画ですが、現場の雰囲気はどうでしたか?ソン・ジュンギ:熾烈ながらも平穏でした。台風の真ん中が静かなように。皆簡単ではない環境で最善を尽くしたが、その一方で撮る時は不安がなかったです。キム・チャンフン監督と主演のホン・サビンはいずれも新人なので、バランスを取らなければならないという責任感が少なくなかったが、得るものがはるかに多い現場でした。むしろ私自身にとって息を吸えるようになるための穴を開けてくれた映画だったというか、現場で癒されることが多かったです。商業的な映画を撮影する時に感じた渇きを解消する時間でもありました。本当に良い映画を作りたいという気持ち、映画らしい映画が作られているという確信ができました。責任を感じる部分があれば、このように完成された映画が最大限多くの方々に紹介されてほしい。プロモーションのためにどこへでも行くつもりです。釣り雑誌とか釣りの番組に出るべきかな?(笑)――とても満足のいく撮影だったようですね。ソン・ジュンギ:満足度を点数であげるとしたら93点くらい? 内心、心の中の点数は90点にやや及ばない89点でしたが、このようにカンヌまで来たから4点追加!(笑) 俳優にとって最高のプレゼントは良い作品に出会うことだという当然の事実を改めて実感した作品です。このようにカンヌで観客と会えることまで、すべての瞬間がありがたいです。■公開情報『このろくでもない世界で』7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)  出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란(ファラン(オランダ))/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子ⓒ 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.■関連サイト『このろくでもない世界で』公式サイト

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  • 【終了しました】『このろくでもない世界で』オリジナルパスポートケースを3名様に!応募はフォロー&リポスト

    【終了しました】『このろくでもない世界で』オリジナルパスポートケースを3名様に!応募はフォロー&リポスト

    「第76回カンヌ国際映画祭」と「第28回釜山国際映画祭」に公式出品され、「百想(ペクソン)芸術大賞」で4部門ノミネート、見事キム・ヒョンソが「新人演技賞」に輝いた話題の韓国映画『このろくでもない世界で』が7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されます。今回、日本公開を記念して、キム・チャンフン監督とソン・ジュンギのオフィシャルインタビューが到着しました。さらに、非売品オリジナルパスポートケースを抽選で3名様にプレゼントいたします。【インタビュー】ソン・ジュンギ、映画らしい映画が作られているという確信を感じた『このろくでもない世界で』■公開情報『このろくでもない世界で』7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)  出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란(ファラン(オランダ))/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子ⓒ 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.■関連サイト『このろくでもない世界で』公式サイト ◆『このろくでもない世界で』オリジナルパスポートケースを抽選で3名様にプレゼント※プレゼントは終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。※【応募方法】①Kstyle公式X(Twitter)アカウント「@Kstyle_news」をフォロー②コチラのポストをリポスト(RT)するだけ。奮ってご応募ください。【応募期間】2024年7月29日(月) 16:00 ~ 7月31日(水) 11:00まで【参加条件】・X(Twitter)でKstyle公式アカウント(@Kstyle_news) をフォローしていること。・日本に居住されている方(賞品配送先が日本国内の方)・応募に関する注意事項に同意いただける方【当選発表について】・プレゼントの当選については、厳正なる抽選の上、決定させていただきます。・プレゼントはお選びいただけませんので、予めご了承ください。・当選者の方にはKstyle(@Kstyle_news)のアカウントよりDM(ダイレクトメッセージ) にて当選のご連絡をさせていただきます。・プレゼントに関するDM/メンションでのご連絡は、平日10:00~18:30となります。※DM(ダイレクトメッセージ)は、Kstyle(@Kstyle_news) をフォローいただいておりませんと、お送りすることができませんので、ご注意ください。【注意事項】※本キャンペーンに関して、弊社が不適切な行為がされていると判断いたしましたアカウントは、キャンペーン対象外とさせていただきます。※弊社は、ご応募者のポスト・投稿(ツイート)内容については一切の責任を負いません。※当選発表は、当選者様への当選のご連絡をもってかえさせていただきますので、ご了承ください。※当選通知後、指定の日時までにご連絡がない場合、当選を無効とさせていただきます。※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。※当キャンペーンの掲載内容や条件は、予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。※当選の権利の譲渡はできません。※賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。※キャンペーン参加にあたっては、必ず弊社個人情報保護方針<プライバシーポリシー>をお読み下さい。※当選時にご連絡いただく住所、氏名、電話番号は、その確認などの関連情報のご案内のみに使用し、キャンペーン終了後は弊社の定める方法に基づき消去いたします。※インターネット通信料・接続料およびツイートに関しての全ての費用はお客様のご負担になります。※次の場合はいずれのご応募も無効となりますのでご注意ください。・応募時の内容に記載不備がある場合。・お客さまのご住所が不明・又は連絡不能などの場合。・本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。※当選者の方は、当選連絡のDMに記載されているURLをSNS等で公開されますと、第三者に入力されてしまう危険性がございますのでお控えください。

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  • 『このろくでもない世界で』キム・チャンフン監督「暴力が一人の人生にどんな悪影響を及ぼすのかを話す作品」

    『このろくでもない世界で』キム・チャンフン監督「暴力が一人の人生にどんな悪影響を及ぼすのかを話す作品」

    希望の対義語は本当に絶望なのか。『このろくでもない世界で』は希望の対義語があきらめと喪失だと考える人たちが描く地獄図だ。暴力が日常化した家、うんざりする故郷を離れたい少年ヨンギュ(ホン・サビン)は、漠然とオランダこそが楽園と信じて脱出を夢見る。大人の手が必要だった少年に唯一手を差し伸べるのが、地元の犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ)だ。チゴンはヨンギュに自分の幼年時代を重ねるが、彼が手を差し伸べるほどに状況はどん底に陥る。キム・チャンフン監督が自らシナリオを書いた初の長編映画『このろくでもない世界で』は監督の根気が感じられ、見慣れたようでありながら珍しい色を持つ映画だ。長い間、現場を経験したキム・チャンフン監督の意志は、制作会社サナイピクチャーズとハイストーリーとが手を結ぶことで、ついに希望の芽を出した。本作の日本公開を記念して、キム・チャンフン監督のオフィシャルインタビューをお届けする。――初めての長編とは思えないほど簡単には作れない素材と重い話です。キム・チャンフン監督:シナリオを書いた当時、生計のためにアルバイトをしていましたが、生きるのが本当に思い通りにいかないと思っていた時期でした。積極的に行動することで全く予想できなかった結果に陥るような例をいろいろ見ながら悩みが多かったです。そのような重い考えと観点が多く反映されました。シナリオを読んでサナイピクチャーズのハン・ジェドク代表がすぐ連絡をくださいましたが、しばらく現実的な問題で進行が難しかったんです。――サナイピクチャーズの代表がシナリオに注目し、以後ソン・ジュンギが関心を示しプロジェクトに速度がついたようですね。キム・チャンフン監督:新型コロナウイルス感染症の時でした。ハン・ジェドク代表が「今後どんなことが起きるか分からないが、条件を問わず本当にやりたい作品をしなければならないという気がした」と言っていました。そうして『このろくでもない世界で』のシナリオがプラス・エム・エンターテインメントに伝わりました。その時、ソン・ジュンギが主人公ではないのに本作のシナリオを読んで一緒に仕事をしたいと提案してくれたそうです。ソン・ジュンギ先輩はホン・サビン、キム・ヒョンソはもちろん、新人監督である私が現場で活躍できるような雰囲気を作ってくれました。――主人公のヨンギュ役に新人のホン・サビンを果敢にキャスティングした点も注目を浴びています。キム・チャンフン監督:ヨンギュの役割は、比較的あまり知られていない俳優と一緒にやりたかったんです。どこかで本当に生きている人物に会ったように見えることを願いました。キム・ヒョンソさんは、歌手BIBIとしての舞台の映像やミュージックビデオを見てから、いつか演技をしてもよさそうなエネルギーを持った方だと思っていました。――どん底を自ら経験せずには表現しにくいディテールが生きているようです。キム・チャンフン監督:うれしい褒め言葉です。厳しい環境から抜け出そうともがいているが、そうすればそうするほど泥沼に陥っていく話です。自伝的な経験が反映されたのかとよく質問されますが、そうではありません。ただ、人物の関係性、映画が言おうとするテーマ、全体的な態度や雰囲気、例えば路地の感じなどには私の経験が自然に溶け込んでいるんです。さらに犯罪世界が加わるとどうなるだろうかという想像を加え、複合的な形で作り出しました。犯罪映画、ギャングスター、ノワールのようなジャンルが好きな趣向も反映されました。――中盤まで町の匂いまで感じられるほど生き生きとした空間を描いています。キム・チャンフン監督:ミョンアン市という仮想の都市を背景にしていますが、実在する空間のように感じられるのが重要でした。離れたいが去ることができないところ、一生閉じ込められているしかない監獄のようなところ、その一方で食べて寝て休む人生の基盤が与える不思議な安楽さのような感じを与えたかったんです。ヨンギュの家は私がうまくいかなかった時期に母親と一緒に暮らしていた家をモチーフにしました。チゴンのアジトは彼らだけの王国、要塞を想像しながらデザインしました。世界そのものが溜まっているという感じ、窮屈さを伝えようと努力しました。――「ミョンアン市」には、実際にある空間のようにぎっしり詰まったディテールで表現されています。キム・チャンフン監督:建物であれ土地であれ、周辺環境であれ、少しでも新しいものがあってはならないという原則を立てました。人物たちが感じている窮屈さと疲弊は目に見えない抽象的なものです。このような感情を視覚化し、観客も一緒に感じてもらうために都市を成すすべてのことを「古道具」のように表現したかったんです。一例として、ヨンギュの家は天井が低く幅は狭いのに長い奇妙な形です。そこから抜け出せない閉鎖性を見せたかった。チゴンの事務室もやはり建物の裏に空き地と車庫があって閉鎖的な感じがする。古い空間というアイデンティティがよく表れるように、実際に捨てられた喫茶店を見つけて撮影しました。――ミョンアン、ヨンギュ、チゴン、ハヤンといった名前はどう付けたのでしょうか?キム・チャンフン監督:ミョンアンは漢字で「暗い明、穴の中」という字を使って抜け出せない地獄のような感じを込めました。ハヤン(白)はこの世界で唯一光のような存在だったため、明確に付けられた名前です。ヨンギュは語感で考えました。「ヨン」は軟弱な感じだが「ギュ」のきつい音は以後、ヨンギュが迎える変化を連想させる。チゴンの荒々しい語感は直観的に思い浮かびました。――ソン・ジュンギを除いて主演のホン・サビンも初長編で、妹ハヤン役のキム・ヒョンソも俳優としては新人です。キム・チャンフン監督:意図したわけではないですが、そうなりました(笑)。経歴が重要ではなかったし、役割にどれだけよく合うのか、その感じをさらに重点的に見ました。おかげで心を開いて一緒に作っていくうちに、お互いに対するある確信と信頼が生まれました。その後、私がすべきことは俳優たちが持つ想像力を最大限に広げられる舞台を作ってあげることぐらいでした。――「父と息子」の抜け出せない絆とか、大人の暴力性が子供たちに受け継がれるという話は、実は韓国映画で多く繰り返された素材です。このテーマが陳腐に見えないよう、監督ならではの新しい見方を溶け込ませるために、どのように悩みましたか?キム・チャンフン監督:単純に暴力的な環境に置かれた人物の状況を描くよりは、そのような状況がどのような破局の原因になりうるかを示そうとしました。また、一人の人物の過去と未来をチゴンとヨンギュのキャラクターを通じて、まるで鏡のように具現化し、一本の映画に盛り込みたかったんです。同じ人生を生きてきた2人がお互いを眺めながら自分自身を振り返る過程で、私がしようとした話を投影すれば、さらに面白い話になるのではないかと思いました。――暴力描写がかなり激しいです。マスコミ配給の試写会の時も、あちこちで苦しそうにしている記者が続出したようです。キム・チャンフン監督:『このろくでもない世界で』は暴力が一人の人間の人生にどんな悪影響を及ぼすのかを話す作品です。そのため、暴力が登場するのは避けられない。そのためジャンル的でない方式で接近しようとしました。家庭内暴力は非常に敏感な事案であるため、直接的に描写する代わりに、サウンドやヨンギュの母親であるモギョンの反応を通じて、どんなことが起きているのか見当がつくようにしました。組織内で起こる事件も、直接的な描写よりは人物の情緒に集中しようとしました。――後半部にハヤンが自発的にチゴンの人質になる場面は論難の余地がありうると思います。キム・チャンフン監督:環境的要因がどれほど大きな危険性を内在しているかを示すためには、ヨンギュの危険な選択がヨンギュと関連したすべての環境に影響を及ぼさなければならなかったのです。そのため、チゴンだけでなくハヤンやヨンギュの家庭全体にも影響を及ぼす事件が必要でした。また、ヨンギュとチゴンは映画的には同じ人物だが、違う結末を迎える理由を示さなければならなかった。ハヤンはヨンギュにとって真の意味での保護者であり、チゴンにはそのような存在がない。ハヤンの選択をヨンギュが目撃した瞬間、むしろ能動的な態度を取ったため、ヨンギュは今のような結末を迎えることができました。――もともと3つのバージョンの結末があったと聞いた。今のエンディングを選んだ理由は何か。キム・チャンフン監督:以前はチゴンが今よりもっとクールなキャラクターでした。ヨンギュとチゴンの戦いを止める過程で、ハヤンが事故で亡くなり、チゴンが酒から覚めた後、自分がヨンギュの父親ジョンドクと同じ怪物になったことに気づき、後悔する。その瞬間、ヨンギュも怪物になってチゴンを攻撃し、父親も殺すというバージョンがありました。ハヤンは生きているが、ハヤンの目の前でヨンギュが父親を殺す結末もあった。そして、残りの一つが今のエンディングです。ヨンギュは暴力的な環境に流されて、自分の本性とは反対の選択をし、そのような選択一つ一つが世界全体に悪影響を及ぼすことになります。ヨンギュの選択によって破局が起こるが、同時にヨンギュは被害者でもあります。そのようにヨンギュが経験したすべての事件は結局、彼の成長へと帰結しなければならず、少し違う選択をしてこそ継続して生きていける力を得るのではないかと考えました。これまでは暗鬱だったが、ヨンギュの残りの人生に小さな光を与えたかったんです。――こうして、初の長編が実を結んだ感想はいかがですか?キム・チャンフン監督:責任感、そして希望。やりたいことをやれという応援と激励を受けた気分です。ヨンギュが夢見た「ファラン(オランダ)」のように私にも漠然としていた希望が具体化し始めました。良い縁と機会にただ感謝するだけです。■公開情報『このろくでもない世界で』7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)  出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란(ファラン(オランダ))/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子ⓒ 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.■関連サイト『このろくでもない世界で』公式サイト

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  • ソン・ジュンギ出演の映画「このろくでもない世界で」ポスター&予告編が解禁

    ソン・ジュンギ出演の映画「このろくでもない世界で」ポスター&予告編が解禁

    「第76回カンヌ国際映画祭」と「第28回釜山国際映画祭」に公式出品され、「百想(ペクソン)芸術大賞」で4部門ノミネート、見事キム・ヒョンソが「新人演技賞」に輝いた話題の韓国映画「ファラン(原題 / オランダを意味する)」「HOPELESS(英題)」が「このろくでもない世界で」の邦題で、7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。あわせて、いまだかつて見たことのないワイルドな風貌のソン・ジュンギとホン・サビンの、ふたつの孤独な魂が響き合うポスターと予告編が解禁となった。ある地方の暴力が蔓延る町で貧困に喘ぐ18歳の少年・ヨンギュと、彼の絶望漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男・チゴン。傷だらけのふたりが交錯した時、彼らの運命は思わぬ方向へ猛スピードで走り出す。社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘された。本作が初長編作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。実話ではないものの、監督自身が社会で苦労した経験をエッセンスとして盛り込み、身体的痛みと心の叫びが渾然一体となった脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門戸を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の盗みを働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが。ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン。この役を勝ち取るまでに三度のオーディションを経たという。そして、ヨンギュの義妹・ハヤン役に同じく新人のキム・ヒョンソ。5月7日に発表された「百想芸術大賞」では「新人演技賞」に見事輝いた。アーティストとして、BIBI名義で韓国ではもちろん、アメリカのラジオ市場を席巻、Mediabaseトップ40のポップラジオチャートで20位以内にチャートイン、さらには「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」で2度ステージに上がるなど、めざましい活躍を見せている。そして、長編デビュー作のキム・チャンフン監督というフレッシュなメンバーのなか、「ヴィンチェンツォ」「ロ・ギワン」等で主演を務め、韓国で先日最終回を迎え視聴率が「愛の不時着」を超えたと話題沸騰のTVドラマ「涙の女王」にヴィンチェンツォ役としてカメオ出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのグローバルスターであるソン・ジュンギが果たした役割は大きかった。「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽の末裔」で女性ファンを夢中にさせて以来、常にトップスターであり続けた彼が、大きく作り上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまで目にしたことのない姿で登場。表情や声のトーンまで徹底的に変身させて、チゴンというキャラクターを時に大胆に、時に繊細に演じ切った。その渾身の演技と若手チームとの協働が「カンヌ国際映画祭」「釜山国際映画祭」へ導いたと言えるだろう。今回、本作のポスターと予告編が解禁となった。予告編では、校庭で談笑する高校生たちに無言で近づき、手に持った石を振り下ろす主人公のヨンギュ。そして足元の水たまりに落ちた石から血がその水面に滲む映像に「このろくでもない世界で」のタイトルが浮かび上がる。一瞬にして観る者の心を惹きつける衝撃的な幕開けだ。貧しい家庭に育った18歳のヨンギュは継父からの暴力に耐える荒んだ日々を送っているが、唯一の救いは義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)と悪態をつきながらも一緒にハンバーガーを食べる時間だった。しかし、ハヤンを守るために起こした暴力事件に追い詰められ、裏社会に生きるチゴン(ソン・ジュンギ)に頼るしかなかった。これまで一部の隙もない美しさ、クールさで様々な役を演じ、観客を魅了してきたソン・ジュンギが、救いようのない町で生まれ育ち、そこから抜け出せない孤独な男を、傷だらけの背中で魅せる印象的なシーン。チゲを食べながら「顔の傷は使える、教えてやるよ。俺を兄(ヒョン)だと思え」とこの町で生き抜くということ。金、暴力、そして犯罪を教え込む目が離せないシーンが続く。そして「一瞬、楽園を見た」というコピーと共に陽が差すなか、バイクに乗るヨンギュとハヤンのシーンで締めくくられ、これは現実なのか、それとも夢なのか。この先の展開が気になる予告編となっている。また、ポスターでは、ヨンギュとチゴンの顔がそれぞれ反対を向いた配置で描かれるが、ふたりが重なり合っている構図から、彼らの運命が交錯することが見て取れる。「ヒョン(兄貴)、いつの日か、ここから這い上がることができるだろうか」というチゴンを慕うヨンギュ視点の呼びかけがコピーとして掲載されており、瞼から頬を伝うヨンギュの傷と、耳に切り口鋭く裂けたような跡とともに残るチゴンの傷とが呼応、まさに傷だらけのふたりが織りなす物語を喚起させるポスターが出来上がった。■作品情報「このろくでもない世界で」7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ2023年 / 韓国 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / 原題:화란 / 英題:HOPELESS / 123分 / 字幕翻訳:本田恵子 / R15+(C)2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.<あらすじ>継父のDVに怯える18歳のヨンギュ(ホン・サビン)は、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)を守るために暴力沙汰を起こして高校を停学。その上、示談金を求められる。生き抜く術のないヨンギュは、地元の犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ)の門戸を叩くほかなかった。仕事という名の盗みを働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまい。このろくでもない世界で、ほんの一瞬でも彼らに陽が注ぐことはあるのだろうか?■関連リンク「このろくでもない世界で」公式HP

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  • 「第60回百想芸術大賞」に人気俳優が集結…恋人やイ・ソンギュンさんへのメッセージも(総合)

    「第60回百想芸術大賞」に人気俳優が集結…恋人やイ・ソンギュンさんへのメッセージも(総合)

    60周年を迎えた「百想(ペクサン)芸術大賞」で、大賞の栄誉はキム・ソンス監督と「ムービング」が手にした。7日、ソウル江南(カンナム)区COEX Dホールにて「第60回百想芸術大賞」が開催された。シン・ドンヨプ、ペ・スジ、パク・ボゴムがMCを務めた中、過去1年間、テレビ・映画・演劇の各分野で活躍した大衆文化芸術界の関係者が集結した。この日の大賞は、「ソウルの春」のキム・ソンス監督(映画部門)と、Disney+オリジナルシリーズ「ムービング」(テレビ部門)が獲得した。前年度の受賞者であるパク・チャヌク監督からトロフィーを受け取ったキム・ソンス監督は、全く予想していなかったような様子で「実感が沸かない」とコメントした。彼は「昨年の公開当時、劇場が空いていてすごく心配していた。幸いなことに、多くの観客が映画館に足を運んでくれた。腹が立つ内容であるにもかかわらず、周りに勧めてくださったおかげで、観客動員数1000万人を上回る大ヒットを記録した」とし、感謝の気持ちを表した。また、「最近、韓国映画の状況が良くなり、観客が映画館をたくさん訪れている。パンデミック前のようになるにはまだ遠いが、観客が来てくれて本当にありがたいし、嬉しく思っている。僕は映画を代表する人間ではないが、あえて言わせていただくと、僕を含めて韓国映画を作る人々がもっと一生懸命に、楽しく、丁寧に映画を作ろうと思う」と抱負を語った。最後に「最近とても大変だが、映画関係者たちが力を出し、頑張ってほしい」と映画界の先輩としてエールを送った。ファン・ジョンミンも「すべての方々の勇気が必要だった作業だった。その勇気がなかったけれど、監督は、『皆さんは大きな勇気を持っているから、一生懸命にやっても大丈夫だ』と言って勇気をくれた。この映画を愛してくださった観客の皆さんの大きな勇気のおかげで、このような素敵な賞をもらえたのだと思う」と伝えた。「破墓」で女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウンは、「作品を考えると、現場が楽しかったことが一番先に思い出される。実を言うと、昨年1年は私にとってすごく大変だったが、仕事においては本当に幸せな現場に出会って、仕事に行くのがヒーリングになって、楽しかった。いつも感謝の気持ちで仕事をしているけれど、『破墓』を通じて、現場で演技をすることに改めて感謝の気持ちを感じた」と明かした。テレビ部門大賞を受賞した「ムービング」は、スタッフとリュ・スンリョン、コ・ユンジョン、イ・ジョンハがステージに上がって喜びを分かち合った。この日、「ムービング」はイ・ジョンハが新人男優賞を、原作者のカン・プルが脚本賞を受賞し、3冠を達成した。「ムービング」を演出したパク・インジェ監督は、「20部のエピソードを見ると、ボンソク(イ・ジョンハ)が宇宙へと飛びながら、クレジットが出てくる。クレジットの中に1部から20部まで参加したすべての俳優、スタッフの名前を入れた。そのクレジットの中のすべての方々に感謝を伝えたい」と胸いっぱいの感想を述べた。またイ・ジョンハは、共演者たちに感謝を伝えた後、最後に「この賞を捧げたい人がいる」とし、「ある新婚夫婦がいるが、少し前に悲しい事故で、旦那さんが妊娠した妻を置いたまま、この世を去った。兄さんが明日誕生日なので、この賞を捧げることで、悲しい思いをしている姉さんに力を出してほしい」という言葉を伝えた。「夜に咲く花」でテレビ部門の最優秀演技賞を受賞したイ・ハニは「この作品は、実は私の女優人生の転換点になる作品だった。子供を産んで半年でワイヤーを使い、屋根の上を飛び回り、刀を振り回さなければならない状況だった。 しかし台本を見て恋に落ち、止めることができなかった」と回想した。そして「家庭を持って子供を産むと、夢を追うのが利己的に感じられた。その時、私を励ましてくれた夫に感謝していると申し上げたい」と伝えた。男性最優秀演技賞は「恋人」のナムグンミンが受賞した。彼は「必ず感謝しなければならない方が1人いる。それは作家さんだ」とし「毎回僕が台本を受け取る度に、現場が大変でも、気持ちよく感動をもらいながら台本を読んだ。これからも最善を尽くして演技し、さらに良い作品でお会いする」と語った。この日、入隊中の俳優イ・ドヒョンが受賞式に出席したことも話題になった。彼は映画部門の男性新人演技賞を受賞し、「今朝出てきた。同僚が受賞の感想を準備しろと言ったが、準備しなかったことを後悔している。私を選んでくださったチャン・ジェヒョン監督に心から感謝している。チェ・ミンシク先輩、ユ・ヘジン先輩、(キム)ゴウン姉さんも撮影現場でとても良くしてくれた」と話した。さらに「ジヨン、ありがとう」と恋人のイム・ジヨンに対しても感謝を伝え、目を引いた。また授賞者として出席したチョン・ウヒは、昨年亡くなったイ・ソンギュンさんに言及。「候補作の2本で、イ・ソンギュン先輩の姿が見られる。作品の中で見せてくれた先輩の演技は、私たちの胸の中に永遠に残るだろう」と伝えた。・【PHOTO】キム・スヒョン「第60回百想芸術大賞」レッドカーペットに登場・俳優イ・ドヒョン、恋人イム・ジヨンに愛情を見せる「第60回百想芸術大賞」で男性新人演技賞を受賞【「第59回百想芸術大賞」受賞者(作)リスト】<映画部門>◆大賞:キム・ソンス(「ソウルの春」)◆男性最優秀演技賞:ファン・ジョンミン(「ソウルの春」)◆女性最優秀演技賞:キム・ゴウン(「破墓」)◆作品賞:「ソウルの春」◆監督賞:チャン・ジェヒョン(「破墓」)◆助演男優賞:キム・ジョンス(「密輸 1970」)◆助演女優賞:イ・サンヒ(「ロ・ギワン」)◆脚本賞(シナリオ賞):ユ・ジェソン(「スリープ」)◆芸術賞:キム・ビョンイン(「破墓」)◆男性新人演技賞:イ・ドヒョン(「破墓」)◆女性新人演技賞:BIBI(「このろくでもない世界で」)◆新人監督賞:イ・ジョンホン(「怪人」)<テレビ部門>◆最優秀賞:「ムービング」◆男性最優秀演技賞:ナムグン・ミン(「恋人」)◆女性最優秀演技賞:イ・ハニ(「夜に咲く花」)◆ドラマ作品賞:「恋人」◆演出賞:ハン・ドンウク(「最悪の悪」)◆男性芸能賞:ナ・ヨンソク◆女性芸能賞:ホン・ジンギョン◆教養作品賞:日本人 オザワ◆助演男優賞:アン・ジェホン(「マスクガール」)◆助演女優賞:ヨム・ヘラン(「マスクガール」)◆脚本賞:カン・プル(「ムービング」)◆芸術賞:キム・ドンシク、イム・ワンホ(「クジラと私」)◆男性新人演技賞:イ・ジョンハ(「ムービング」)◆女性新人演技賞:ユナ(「誘拐の日」)<演劇部門>◆百想演劇賞:劇団美人◆演技賞:カン・ヘジン(「息子へ/副題:ミオク・アリス・ヒョン」) ◆若い演劇賞:イ・チョルヒ(「古い伝統の新しい動き ー メン」)◆PRIZM人気賞:キム・スヒョン、IVE ユジン◆GUCCI IMPACT AWARD:「君と私」

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  • ソン・ジュンギ出演の映画「このろくでもない世界で」7月26日に日本で公開決定!超ワイルドな場面写真も解禁

    ソン・ジュンギ出演の映画「このろくでもない世界で」7月26日に日本で公開決定!超ワイルドな場面写真も解禁

    「百想(ペクサン)芸術大言賞」4部門飛ノミネート、「第76回カンヌ国際映画祭」「第28回釜山(プサン)国際映画祭」にも公式出品された話題の韓国映画「ファラン(原題/オランダを意味する)」「HOPELESS(英題)」が、「このろくでもない世界で」の邦題で、7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。本作はある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュと、彼の絶望漂う瞳にかつての自父分を重ねた裏社会の男チゴンの物語。傷だらけのふたつの魂が交錯した時、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す――。社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘され、本作が初長編作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。身体的痛みと心の叫びが渾然⼀体となった見事な脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門飛を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の盗みを働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが。このろくでもない世界で、響き合ったふたりにほんの⼀瞬でも陽が注ぐことはあるのだろうか?ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン、長編デビュー作のキム・チャンフン監督というフレッシュなメンバーのなか、「ヴィンチェンツォ」「ロ・ギワン」等で主演を務め、4月28日(日)に最終回を迎えた超話題のTVドラマ「涙の女王」にヴィンチェンツォ役としてカメオ出演するなど、飛ぶ⿃を落とす勢いのグローバルスターであるソン・ジュンギが果たした役割は大きかった。「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽の末裔」で女性ファンを夢中にさせて以来、常にトップスターであり続けた彼が、大きく作り上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまで目にしたことのない姿で登場。表情や声のトーンまで徹底的に変身させて、チゴンというキャラクターを時に大言胆に、時に繊細に演じ切った。その渾身の演技と若手チームとの協働が「カンヌ国際映画祭」「釜山国際映画祭」の公式出品へ導き、そして本年の「百想芸術大賞」の映画部門に自身をはじめ、ホン・サビン、キム・ヒョンソ、キム・チャンフン監督がノミネートされる快挙に繋がったと言えるだろう。今回、本作の場面写真もあわせて解禁に! ソン・ジュンギがソン・ジュンギであることを消し去り、そこには裏社会の男に変貌を遂げたチゴンの姿がただ写っている。暗い部屋で眼光鋭くこちらを見据える男。それなのになぜかその瞳に生気は感じられず、虚無感を纏っていることが伝わってくる。薄汚れた顔には傷の跡もあり、闇組織に身を置く人間の悲哀さえも見て取れ、この役に懸ける彼の並々ならぬ覚悟がうかがえるカットとなっている。■作品情報「このろくでもない世界で」7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)配給・宣伝︓ハピネットファントム・スタジオ2023年 / 韓国 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / 原題:화란 / 英題:HOPELESS / 123分 / 字幕翻訳:本田恵子/R15+(C) 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.■関連リンク「このろくでもない世界で」公式サイト

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  • 「マスクガール」が4冠!「ディレクターズ・カット・アワード」今年の俳優賞はイ・ビョンホン&キム・ソニョン

    「マスクガール」が4冠!「ディレクターズ・カット・アワード」今年の俳優賞はイ・ビョンホン&キム・ソニョン

    「ディレクターズ・カット・アワード」の受賞者が公開された。韓国映画監督組合(DGK)が主催する「第22回ディレクターズ・カット・アワード」が7日に開催された。同授賞式は従来の映画賞とは違って、韓国の映画監督たちの投票を通じて部門別の候補と受賞者が決定される。映画部門の今年の監督賞は、「ボストン1947」のカン・ジェギュ監督、「クモの巣」のキム・ジウン監督、「ノリャン―死の海―」のキム・ハンミン監督、「コンクリート・ユートピア」のオム・テファ監督、「あしたの少女」のチョン・ジュリ監督を抑えて、映画「ソウルの春」のキム・ソンス監督が受賞した。さらに「ソウルの春」はホン・インピョ、ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジョン、キム・ソンスが脚本賞を受賞して2冠を達成した。新人監督賞は、「スリープ」のユ・ジェソン監督、ビジョン賞は「あしたの少女」のチョン・ジュリ監督が手に入れた。映画部門の男女俳優賞は、「コンクリート・ユートピア」のイ・ビョンホン、キム・ソニョンが受賞した。男性俳優賞をめぐっては「クモの巣」のソン・ガンホ、「ボストン1947」のイム・シワン、「ソウルの春」のチョン・ウソン、ファン・ジョンミンらが競争を繰り広げた。女性俳優賞の候補としては「あしたの少女」のペ・ドゥナ、キム・シウン、「クモの巣」のチョン・ヨビン、f(x)のクリスタルなどが名を連ねた。新人男女俳優賞は「このろくでもない世界で」のホン・サビン、「あしたの少女」のキム・シウンが受賞した。シリーズ部門の監督賞は、「カジノ」シーズン2のカン・ユンソン監督、「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」のイ・ジェギュ監督、キム・ナムス監督、「運の悪い日」のピル・ガムソン監督、「D.P.」シーズン2のハン・ジュニ監督を抑えて、「マスクガール」のキム・ヨンフン監督が受賞した。「マスクガール」はシリーズ部門・男女俳優賞のアン・ジェホン、ヨム・へランから、新人女優賞のイ・ハンビョルまで4冠を記録。シリーズ部門の新人男優賞は「D.P.」シーズン2のムン・サンフンが受賞した。シリーズ部門・男性俳優賞の候補としては「D.P.」シーズン2のク・ギョファン、チョン・ヘイン、「運の悪い日」のイ・ソンミン、「カジノ」シーズン2のチェ・ミンシクなどが名を連ねた。女性俳優賞の候補としては「マスクガール」のコ・ヒョンジョン、ナナ(AFTERSCHOOL)、「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」のパク・ボヨン、イ・ジョンウンなどが競争を繰り広げた。この日の授賞式は、ポン・マンデ、チャン・ハンジュン監督の進行で行われ、韓国映画監督組合の代表ユン・ジェギュン、ミン・ギュドン監督とチェ・ドンフン、イ・ギュマン、イ・ジュンイク、カン・ジェギュ、パク・チャヌク、ポン・ジュノ、キム・ハンミン監督などが出席した。

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  • ソン・ジュンギ&ユ・スンホ&アン・ジェホン、役のために大胆イメチェンを果たした俳優たちに注目

    ソン・ジュンギ&ユ・スンホ&アン・ジェホン、役のために大胆イメチェンを果たした俳優たちに注目

    ソン・ジュンギ、ユ・スンホ、アン・ジェホンには共通点がある。イケメンなのに役作りのために扮装してオーラを隠し、視聴者の記憶に残るキャラクターを作り上げたことだ。ソン・ジュンギは映画「このろくでもない世界で」で暴力組織の中間ボスに、ユ・スンホはwavve「取引」で未来のない若者に、アン・ジェホンはNetflix「マスクガール」で鳥肌が立つようなオタクに変身した。その結果、作品も生かし、本人は俳優人生に残るようなキャラクターを追加したと評価されている。「マスクガール」アン・ジェホンNetflixで公開された「マスクガール」は、容姿にコンプレックスを持った平凡な会社員のキム・モミが、毎晩マスクで顔を隠してライブ配信者(BJ)として活動しながら、思いがけない事件に巻き込まれていくストーリーを描いた。同名のウェブ漫画が原作となっている。アン・ジェホンはキム・モミの会社の同僚チュ・オナムを熱演した。退勤後、インターネット放送を視聴することが唯一の楽しみであるチュ・オナムは、BJのマスクガールを見ていたところ、彼女が職場の同僚であるモミであることに気づき、彼女への執着と妄想を育てていく人物だ。彼は太った上に髪の毛も薄いチュ・オナムを演じるため体重を10kg以上増やし、特殊メイクをした。さらに日本語を学び、リアルなオタクのキャラクターを完成させた。公開直後、ネットユーザーたちの間では「もしかして『マスクガール』がアン・ジェホンの引退作じゃないか?」という笑い話が出るほどだった。引退説が出た理由は、彼のビジュアルを見るだけですぐ納得できる。脱毛と赤い顔、ぽっこりしたお腹、そしてウェブ漫画よりリアルなオタクの演技など、チュ・オナムのすべてが話題になった。台本になかった「愛してる」と言うシーンはSNSで急速に広がり、「SNL KOREA」などでパロディーされた。大先輩のコ・ヒョンジョンは「本当に見ながら『演技とはこういうふうにしなきゃいけないんだ』と感じた」とし「『アン・ジェホンに押される』と思って欲が出た」と絶賛した。「このろくでもない世界で」ソン・ジュンギソン・ジュンギは「このろくでもない世界で」で暗く重いキャラクターを演じた。「このろくでもない世界で」で彼は組織の中間ボスのチゴンを演じた。冷酷な現実の中で自身だけの生き方を身につけた彼は自身と同じような傷を持って生きていくヨンギュの存在に気づき、手を差し伸べる人物だ。「このろくでもない世界で」の台本に魅了され、ノーギャラで出演するほどの愛情を見せた。デビューした頃から「女性よりきれいな肌」「美しい顔」などで芸能界を代表するイケメンとして有名なソン・ジュンギ。しかし「このろくでもない世界で」では2時間の間、ずっと本来の肌のトーンを徹底して隠して登場する。荒々しい人生を生きてきたチゴンを表現するため顔は汚れており、耳には傷がはっきり残っている。最近人気を集めたJTBC「財閥家の末息子」とは全く異なる役で演技の幅を広げた。 「取引」ユ・スンホユ・スンホはwavveオリジナルドラマ「取引」で坊主頭を披露した。ドラマ「取引」は、昨日の友達が今日の人質と明日の共犯に、ある瞬間の選択がとんでもない結果を招いてしまった100億ウォン(約10億円)の拉致スリラーを描く。親友のジュンソン(ユ・スンホ)とジェヒョ(キム・ドンフィ)が金持ちの同級生のミヌ(ユ・スビン)を拉致してから起きる予期せぬ出来事を描く。ユ・スンホはヒット作「おばあちゃんの家」などで「成人俳優として素晴らしく育った子役俳優」に挙げられ、いつも模範的なイメージが強かった。「取引」を通じて彼は、イケメンで優秀な男性主人公から抜け出した。ギャンブル依存症で家庭はめちゃくちゃになり、残ったのは借金だけである「20代のエムセン」(負け犬、落ちこぼれ、敗者などの意味で劇中、ジュンソンがよく使う言葉)と言える人物だ。短く切った髪とみすぼらしい服、いつも不安な視線と表情まで、ジュンソンは混沌の青春そのものだ。30代に入ったユ・スンホのフィルモグラフィーにおいて重要なターニングポイントになった作品だ。

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  • 映画「このろくでもない世界で」ホン・サビン“知名度が低いことが逆にプラスになると思う”

    映画「このろくでもない世界で」ホン・サビン“知名度が低いことが逆にプラスになると思う”

    義父(ユ・ソンジュ)に暴力を受けるヨンギュ(ホン・サビン)は、母親(パク・ボギョン)とオランダに行って暮らすのが人生の目標だった。自身をいじめる人たちと争い、示談金を用意しなければならない状況に置かれた彼は、暴力組織の中間ボス(ソン・ジュンギ)から助けてもらう。そのようにして高校生のヨンギュは学校を離れ、組織で新しい人生を始めることになる。ヨンギュ役を演じた新人ホン・サビンは「ヨンギュは声も出せない子です。彼が声を出せるように助けるのがチゴンです」と2人の関係を説明した。ホン・サビンは最近、ソウル小格洞(ソギョクドン)にあるカフェで行われたOSENとのインタビューで「僕が感じる通りに演技しても良いとおっしゃいました。先輩たちが『僕たちがあなたに刺激を与えるから、飾らずに表現して。飾れば人物に失礼になる』とおっしゃいました」とし、「キム・ジョンス先輩が多くのことを教えてくださって、現場でたくさん学びました」と話した。短編映画「休暇」(2017)、映画「ユ・ヨルの音楽アルバム」(2019)に出演したホン・サビンは2022年、映画「万人の恋人」で本格的にデビューし、今年は映画「このろくでもない世界で」と「さよなら、明日また会おう」、ドラマ「放課後戦争活動」に出演し、キャリアを積んでいる。ホン・サビンは「このろくでもない世界で」の主人公であるヨンギュ役のため、3回の長いオーディションを受けた。彼は「オーディションがあったので志願しました。『このろくでもない世界で』という作品に出演したかった理由は、20代の俳優として、ヨンギュという人物に会えばよい記録ができると思ったからです。打ち合わせをする度に出演したい気持ちが大きくなりました。そのため、1~3回のオーディションで僕がお見せできることは全部やりました。すべての作品のオーディションで最善を尽くしていますが、『このろくでもない世界で』という映画ではたくさん努力しました」と伝えた。合格の知らせを聞いてどんな気分だったかと聞くと「『このろくでもない世界で』に出演したいと思ったので、欲が出ました。俳優として20代に重要な印を押すことができそうだと思いました。その当時は『カンヌ映画祭に行きたい』とも思っていませんでした」と答えた。「このろくでもない世界で」(監督:キム・チャンフン)は、地獄のような現実から抜け出したい少年ヨンギュが、組織の中間ボスのチゴンに出会い、危ない世界で共に過ごしながら繰り広げられる物語を描くノワール作品だ。同作は「第76回カンヌ国際映画祭」に招待され、韓国で公開される前、観客や評論家と出会った。ホン・サビンをはじめ、ソン・ジュンギ、BIBI、そしてキム・チャンフン監督はカンヌ映画祭に進出する喜びを味わった。この日、ホン・サビンは「撮影を終えてからもカンヌ映画祭のことは考えもしなかったのに、作品が世界中の観客から注目を集めることになってとても嬉しかったですし、ありがたく光栄です」とし「レッドカーペットではカッコよく写真が撮りたかったけれど、あまりにも緊張してどうしたのか記憶がありません。演技の練習はもちろん、舞台挨拶の練習もしないといけませんね(笑)。行ってきて感じたことは、今後何十年かかっても、カンヌ映画祭にもう一度進出したいということです」と願いを語った。印象深かった海外メディアからの反応はあったのかという質問には、「僕は褒められるのが好きですが、生きていて褒め言葉はあまり聞いたことがありません(笑)。俳優たちの相性がよかったという言葉がありがたかったです。よくできたという言葉は気持ちがよく、胸がいっぱいになりました」とし「完成版は3回観たのですが、見る度に感じが違います。3回目に観た時はスピード感があって、人物の感情により集中することができました。僕が評価することはできないけれど、僕とBIBIさん、ソン・ジュンギ先輩の演技がよく調和したと思います」と答えた。BIBIとの演技については「BIBIさんがいて息抜きできました。僕はBIBIさんがクリエイターとして僕より先輩だと思っています」とし「BIBIさんは僕より年下だけど、話を聞いたら面白いんです。BIBIさんの話を聞くと良いアイデアが思い浮かぶことが多かったんです。でも僕たちが空回りしていると感じる時は、ソン・ジュンギ先輩が重心を取ってくれました。この上ない現場でした」と満足した。ホン・サビンは観客から愛されてきたファン・ジョンミン、パク・ジョンミンなどの俳優と同じ事務所に所属している。彼は「先輩たちがいつも強調するのが態度です。僕なりに下した結論は、俳優が演技を上手くやらなければならないのは当たり前なことだけど、演技ができなくても現場で態度が良くなければならないということです」とし、「監督、先輩たちと現場で会話する時、彼らが僕に何を必要としているのか早くキャッチするようにしました。ただ意欲だけを見せれば負担になる可能性があるので、僕が早く把握する姿をお見せしたかったんです」と伝えた。漢陽(ハニャン)大学演劇映画学科に在学中の彼は現在、4年生の2学期を過ごしている。「大学で演劇をしながら少しずつカメラの前でも演技をしてきたけれど、新人俳優と呼ばれるようになりました。まだ僕が既成俳優のように活動することはできないけれど、安住、安心してはいけないと思っています」と話した。「クリエイターという大きな枠が好きです」というホン・サビンは、「演技に没頭しているけれど、毎回俳優にはなれないので、演劇や短編映画の演出もしています。まだ深くはないかもしれないけれど、面白いのが好きなので演出もするようになりました。今はまだ商業映画を演出する能力はないと思います。大学路(テハンノ)で商業演劇の演出をしたのですが、演劇の演出でも成果を出したいです」とし、俳優はもちろん今後演出者に挑戦したいという夢を語った。また「僕が今は地名度が低いけれど、それが逆にプラスになると思います。観客に『あの人、誰だろう?』と言われるじゃないですか。これから出演作品が増えても気楽に見られる俳優になりたいです」とも話した。

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  • BIBI、映画「このろくでもない世界で」の撮影とアルバム制作を並行“精神がおかしくなって涙が出たことも”

    BIBI、映画「このろくでもない世界で」の撮影とアルバム制作を並行“精神がおかしくなって涙が出たことも”

    「歌手は一人でやらなければならないというプレッシャーがあるのに対して、俳優は人々と一緒にやり遂げるという感覚に心が温かくなる」歌手兼女優のBIBIは最近、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のカフェで行われたOSENとのインタビューで、「(演技をする時は)何かを取り戻した気持ちになるので、新鮮です。歌手をする時は堂々とした態度で自分をアピールしますが、俳優をする時は自分の感情を適度に抑えています」とし、2つの分野で受ける違う印象について比較した。2017年に歌手デビューしたBIBIは、映画「女高怪談5:母校」(2021)、「PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ」(2023)とドラマ「最悪の悪」(2023)などを通じて演技活動も並行している。映画「このろくでもない世界で」は、地獄のような現実から抜け出したい少年のヨンギュ(ホン・サビン)が、暴力組織の中間ボスのチゴン(ソン・ジュンギ)に出会い、危ない世界で共に過ごすようになったことから繰り広げられる物語を描いたノワール作品で、BIBIはヨンギュの妹のハヤン役を務めた。BIBIが「このろくでもない世界で」に出演したきっかけは、オーディションだったという。彼女は「SANAI PICTURESが制作する別の作品のオーディションを受けに制作会社に行きました。その日、私が『このろくでもない世界で』という映画のオーディションも一緒に受けることになり、2つの作品への出演が一気に確定しました」と出演の経緯を語った。同作は、5月に開かれた「第76回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門に出品され、BIBIをはじめソン・ジュンギとキム・チャンフン監督、そして新人ホン・サビンまで、全員が人生初のカンヌ進出で喜びの瞬間を味わった。これに対して、BIBIは「カンヌ国際映画祭では、韓国の文化を好きになってくださったのに対し、釜山(プサン)映画祭では特定の俳優を好きになってくださった観客の方がいらっしゃいました」とし、「海外から試写会に来られた方々のほとんどが、韓国のコンテンツを好きでいてくれていると感じました」と比較した。カンヌ進出について「私が上手だったからではなく、映画が作品性と芸術性を認められたのだと思います。私が運良くそれに便乗できたと思っています」と明らかにした。ヨンギュと家族になったハヤンについて、BIBIは「最初はヤンキーのような子だと思っていたのですが、監督に違うと言われました(笑)。なので優しい感じで演じようと思ったら、それも違うようだと言われて、高校時代の感覚を思い出しながら演技をしました」とし、監督や俳優たちとキャラクターを作っていった過程を説明した。今回の作品を通じて出会った先輩ソン・ジュンギについて、BIBIは「ソン・ジュンギ先輩はとてもかっこいいです。自分の意思をしっかりと持っていますが、『強いものには強く、弱いものには弱い』タイプです。撮影する時に美味しいものをたくさんおごってくれました。私との共演シーンが多かったわけではないのですが、現場にも頻繁に来てくれました」とし、「先輩の撮影がない日にも、私たちにご飯をおごりに来てくれたこともありました。『このろくでもない世界で』チームは、本当に家族のような感じがしました」と愛情と尊敬を表した。「演技を褒められている気分はどうですか?」と聞かれると、「周りが『原石だ。よく磨けばもっと良い女優になりそうだ』と言ってくれて感謝しています」とし、「芸術は、世の中に対する潤滑油役をするので好きです。私が(アーティストとして)社会の一員になったことを嬉しく思っています」と明らかにした。「このろくでもない世界で」で両親の愛とケアを受けられなかったハヤンとヨンギュを見て、深く共感したというBIBIは、自身の祖母や父親と交わした会話の記憶を伝えて、インタビュー中に突然涙を流す場面もあった。「このろくでもない世界で」を撮影しながら、Disney+シリーズ「最悪の悪」も同時に撮影したというBIBIは、「その時期に私がディレクションを担当するニューアルバムまで準備している時期だったので、本当に忙しかったんです。幸いなのは、ニューアルバムのコンセプトも暗い雰囲気だったことです。もしアルバムが明るい雰囲気だったら、撮影現場とレコーディング室で違う感じを出さなければならないので、もっと大変だったと思います。当時、体力的にも精神的にも大変でした」と打ち明けた。BIBIは「作品を撮影していた時は、まだ公に発表されていなかったので、ファンは私がどんなスケジュールをこなしていたのか分からないと思います。その時、アルバム全体を私がプロデュースしていたので本当に大変でしたが、それでも何とかできました。ビタミン剤を飲みながら一生懸命にやり遂げました」と振り返った。これに先立ち、昨年7月にBIBIは自身のInstagramを通じてライブ配信中に疲労感を訴え、突然涙を流して注目を集めた。「当時、1日に3~4時間しか寝れませんでしたし、食事も3日間食べられませんでした。ダイエットをしていたからです。眠れないし食べられないのもあって、周りが何も見えていませんでした。精神がおかしくなって、涙がこぼれたようです。でも、誰かにそんな姿を見せることが出来て良かったと思っています。そうじゃなかったら自分自身が死んでいたかもしれないです(笑)。当時、私は自分を酷使していたので、『もうこんな生き方は無理だ』と思いました」BIBIは「私にはヤンキー、キャバ嬢、暴力団など、そういう類のキャラクターばかりオファーが来ます(笑)。そんな顔をしているんですかね? 私は普通の役を演じてみたいです。でもそれが1番難しいらしいです。そして、恋愛物もチェレンジしてみたいです」とし、今後挑戦してみたいジャンルとキャラクターについて語った。BIBIは「私は一時限りという気持ちで頑張っています。一発やれば、将来もっと楽に生きられるんじゃないかと思います(笑)。休むのはそんなに幸せではないらしいけれど、それを実際に感じてみたいです。でも、一発では足りないし、二発は必要じゃないですかね(笑)。家を3軒ほど買ったら、1つに住んで、他の家は家賃をもらってビルオーナーとして暮らしたいです」と率直な希望を語って笑いを誘った。「経済的な自由を得たら、旅行しながら文章を書きたいです」というBIBIは、「それが私の目標です。夫と一緒にクライミングをしたり、夫と子供と一緒にキャンピングカーで旅行をするのが、人生の最終目標です」と打ち明けた。

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  • 【PHOTO】ソン・ジュンギ&BIBIら、映画「このろくでもない世界で」舞台挨拶に出席

    【PHOTO】ソン・ジュンギ&BIBIら、映画「このろくでもない世界で」舞台挨拶に出席

    15日午後、ソウル麻浦(マポ)区MEGABOX上岩(サンアム)ワールドカップ競技場で行われた映画「このろくでもない世界で」の舞台挨拶にソン・ジュンギ、BIBIらが出席した。「このろくでもない世界で」は、地獄のような現実から抜け出したい少年のヨンギュ(ホン・サビン)が、暴力組織の中間ボスのチゴン(ソン・ジュンギ)に出会い、危ない世界で共に過ごすようになったことから繰り広げられる物語を描いたノワール作品だ。・【PHOTO】ソン・ジュンギ&ホン・サビン&BIBIら、映画「このろくでもない世界で」オープントークイベントに出席・【PHOTO】ソン・ジュンギ&ホン・サビン&BIBIら、映画「このろくでもない世界で」マスコミ向け試写会に出席

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  • 「このろくでもない世界で」ソン・ジュンギ、妻と子供に言及“映画1本を座って観る余裕もない”

    「このろくでもない世界で」ソン・ジュンギ、妻と子供に言及“映画1本を座って観る余裕もない”

    俳優ソン・ジュンギが、新婚生活と子供に言及した。ソン・ジュンギは最近、ソウル小格洞(ソギョクドン)のカフェで行われた映画「このろくでもない世界で」に関するOSENとのインタビューで、「息子は生まれて100日が過ぎたばかりです。まだ実感が沸きません」とし、パパになった心境を打ち明けた。この日彼は、はっきりとした目鼻立ちの息子の顔が収められた動画を記者にサプライズ公開した。父親に似た大きな瞳が印象的だった。ソン・ジュンギは今年1月、ケイティ・ルイーズ・サンダース(Katy Louise Saunders)との結婚を発表し、6月には第1子となる男の子が誕生した。新婚生活をもっと楽しまなかったことについて「理由は分かりませんが、早くパパになりたかったんです。ありがたいことに、僕と妻の互いの夢でした」と打ち明けた。パパになったばかりの彼は、「僕たち2人とも(育児について)よく分からないので、協力して頑張って育てています。今息子は100日を過ぎたばかりですが、実感が沸きません。テレビを観たり、新聞を読んだり、他のことをしながら、ふと『ああ、僕ってパパになったんだ』と思います。他の方々も一瞬一瞬、そのように感じるそうですね」とし、幸せそうな笑顔を浮かべた。そして「子供を育てていると、妻と2人で座って映画を1本観ることもできません(笑)。少し余裕ができたら一緒に映画を観るつもりです」と明かした。彼が出演した映画「このろくでもない世界で」は、地獄のような現実から抜け出したい少年のヨンギュ(ホン・サビン)が、暴力組織の中間ボスのチゴン(ソン・ジュンギ)に出会い、危ない世界で共に過ごすようになったことから繰り広げられる物語を描いたノワール作品だ。台本を見て魅力を感じた彼は、制作費を抑えるために出演料をもらわなかった。彼はノーギャラで出演したことは公にしたくなかったと打ち明けた。その上で、「僕が出演すると言ったら、興行のためのカーチェイスなどが追加されて、制作費が上がると思ったんです。そうなると(企画の意図から外れるので)ダメじゃないですか。だから出演料はもらわないと言ったんです」とし、「今後は良い作品に出会ったら、出演料はもらうつもりです」と話した。この作品は今年開かれた「第76回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門に出品された。ソン・ジュンギはデビュー後初めて「カンヌ国際映画祭」のレッドカーペットを歩いた。彼は「僕が映画『無頼漢 渇いた罪』が大好きで何度も観たのですが、『このろくでもない世界で』もカンヌ国際映画祭の『ある視点』部門に出品されたので特に嬉しかったです」と語った。「無頼漢」は「第68回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門に出品された。映画祭に関連して彼は、「僕がハンガリーで映画『ロ・ギワン』を撮影していた時、カンヌに行くという電話をもらったんです。低予算の映画なので、カンヌに行くとは全く予想していませんでした」とし、「その日、チェ・ソンウンさんと重要なシーンを撮影していたのですが、そのことを聞いて集中できませんでした。それで『うわー、僕、カンヌに行くよ』と自慢しました(笑)」と招当時の気持ちを語った。チゴン役のソン・ジュンギは、「もの寂しくて湿り気のあるような作品をしたかった時、このシナリオを読んで出演することにしました」と語った。また「僕は様々なキャラクターをやりたいというより、様々なジャンルをやってみたいんです。今回、新しいことをすることができて嬉しいです」と打ち明けた。今作は「このろくでもない世界で」の制作陣から出演のオファーを受けたわけではないという。「(制作配給会社から)オファーされた別の作品を断る時、この作品を知りました」とし、「『どんな作品をやりたいのか』と聞かれ、こういった雰囲気の作品をやりたいと言ったら、『このろくでもない世界で』のシナリオを見せてくれました。ヤン・イクチュン兄さんの『息もできない』を見ているようだったので、やりたいと思いました。初稿は完成版より粗い感じがありました」とし、出演の経緯を明かした。「このろくでもない世界で」を撮影しながら多くのことを学んだというソン・ジュンギは、「今まで映画にも出演してきましたが、比較的ドラマの方をたくさんやってきました。そのため、この映画に取り組みながら学んだことが多かったです。僕が『無頼漢』が好きだからか、この映画が特に好きなのだと思います」と愛情を示した。また「『このろくでもない世界で』は親切に説明する映画ではないので、韓国の観客がどのように感じるのか分かりませんが、僕たちが一生懸命に準備した作品なので、どんな反応も受け入れる準備ができています。カンヌでは概ね良い評価を受けました」とし、関心を呼びかけた。これに先立ち彼は「カンヌ国際映画祭」で中国メディアと英語でインタビューを行い、意図せず誤解を招いてしまったことがあった。仕事と家庭の両立に対する質問を受け、彼は「夫と父親になるということは、ショービジネス業界で仕事を失うことだ。しかし僕は怖くないし、気にしない。僕にとっては仕事より家族がはるかに重要だ」と答えた。しかし女優と違って、人気俳優が結婚し、子供が生まれたからといって突然仕事を失うということは、韓国の芸能界では共感できないという反応があった。その後、彼の発言をめぐって韓国で既婚女優と比較した「キャリア断絶」の論争が起きた。これに対してソン・ジュンギは「その日のインタビューの後、韓国で記事がたくさん出たという連絡を受けました」とし、「僕は正直、キャリア断絶の問題について、多くの方が不快に思うとは考えませんでした。自分は別の意味で言ったのですが、そのような方向に聞こえてしまうこともあるんだと思いました。僕が慎重ではなかったと思いますし、多くの方々が傷つく可能性があったと思いました。そのため(適切な英語表現のために)英語の勉強をしています」と話した。ソン・ジュンギは最近、海外作品に出演するためオーディションを受けているという。「妻に会う前から海外の門を叩いていました。妻と出会ってから海外の作品に出ようとしているわけではありません。でも、妻がたくさんサポートしてくれています。知り合いのハリウッド関係者や友人が多いので、彼らを紹介してくれて、おかげでオーディションも受けました。でも、最近受けたオーディションに落ちてしまって、残念です。これからも新しいものを探し続けるつもりです」と海外進出にも意欲を見せた。「様々なジャンルをやりたい」と話すソン・ジュンギは、「伝統的なホラー映画をやってみたいです。僕は韓国のホラー映画の中で『ソルム(鳥肌)』と『1942奇談』が大好きなんです。なぜか分からないけれど、最近このようなジャンルが見当たらない気がします。キャビネットの中にホラーのシナリオがある方は連絡してほしいです」と語った。

    OSEN