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「砂の上にも花は咲く」イ・ジュミョン“絶対に出演したいと思った理由は方言”

マイデイリー
写真=YG ENTERTAINMENT
女優イ・ジュミョンが、初の主演作で視聴者に深い印象を残した。ENAドラマ「砂の上にも花は咲く」で女性主人公のオ・ユギョン役を見事にこなし、ハツラツとしていて堂々とした姿で多くの視聴者から愛された。

最近、マイデイリーはソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでイ・ジュミョンに会い、ドラマ「砂の上にも花は咲く」と女優としての未来について話を交わした。

「砂の上にも花は咲く」は、20年間期待の星であるシルム(韓国の相撲)の神童キム・ベクトゥ(チャン・ドンユン)と、幼少期のガキ大将オ・ユギョンが再会することから繰り広げられる若者たちの成長ラブコメディだ。イ・ジュミョンは解散直前のキョサン郡庁シルムチームの管理チーム長オ・ユギョンを演じた。

イ・ジュミョンはオ・ユギョンについて、「少し荒々しく見えるかもしれませんが、愛らしいキャラクターです。大切な人々をどのように守るべきかを探り出すことができる思慮深い人物です」と説明した。

作品の背景であるキョサンが慶尚道(キョンサンド)の地名という設定だったため、主人公のベクトゥとユギョンは、共に方言を流暢に話さなければならなかった。釜山(プサン)出身のイ・ジュミョンに、この部分は魅力的に感じられたという。

彼女は「普通は台本に方言が書かれていても、ある程度は脚色しなければなりません。でも今回のドラマは、台本に書かれたまま読んでもネイティブに感じられるほど細かく練られていました。それを見て絶対にこの作品に出演したいと思いました。ミーティングをする時に自分で方言を録音して持って行ったりもしました」と振り返った。

方言を使った演技だけでなく、ドゥシクとユギョンの両方を見せなければならなかったため、2人の人物を演じるような困難もあった。

彼女は「ユギョンとドゥシクは違いが明確でした。私はむしろ、あまりにも違うようには見えてほしくないという希望があったので、その部分に集中しました。人は1人なのに、違う風に演じたら視聴者の立場からは変に感じられるかもしれないと思いました。突拍子のないところがあってもラブリーに見えたらいいなと考えました。そのため、ぶっきらぼうに見えがちな方言の演技を最大限可愛らしく表現しようと努力しました」と語った。

同作は愛らしく愉快なキャラクターと叙事を通じて視聴者の支持を得た。イ・ジュミョンの初主演作であっただけに、新たに感じたことも多かっただろう。これについて彼女は「私は何かをする時、頑張ろうとするとむしろうまくいかなかったんです。演技もそうでした。力を入れれば入れるほど、泥沼にはまってしまいました。どんな役であれ、どんな場所であれ、努力はしても、それがばれないような演技ができればいいなと思います。今後私がどこにいても、そうなりたいと思います」と話した。

作品を通じて青春ロマンスを披露したイ・ジュミョンだが、依然としてロマンスに対する欲は持っている。

彼女は「ロマンスでは、本当にいろいろなものを見せることができるんです。今作はそのうちの一本のロマンスだったと思います。そのため、次はまた別のロマンスをやってみたいです。現実にあるようなロマンスです。幼い頃はきれいな場所、風景、人物が出てきてこそロマンチックだと思っていましたが、現実的なものにもロマンチックなものはたくさんあると感じました。ベクトゥのお父さんが、お酒に酔ったベクトゥのお母さんをおんぶして話をするシーンのようにです」と明かした。

「砂の上にも花は咲く」は当初1月25日に最終回が公開される予定だったが、31日に延期となり、視聴者たちは残念がりながらも、期待を高めた。イ・ジュミョンも同様の反応だった。 

彼女は「残念だけど、代わりに一週間の期待とときめきを持っていられると思いました。結末ですか? 多くの方々が期待している部分があることは理解しています。それぞれのキャラクターがそれぞれの花を咲かせます。個人的にはエンディングが気に入っています」と明かした。

それぞれのキャラクターが花を咲かせたように、イ・ジュミョンも花を咲かせた。彼女は「今回の作品は、私にとって希望のような作品でした。自分が本当にやりたい役を演じることができたのも希望的ですし、私たちのドラマのタイトルが『砂の上にも花は咲く』じゃないですか。タイトルそのものが希望だと思いました。この作品をやりながら、『これが正解なのだろうか』『もっと上手くできるのでないか』と壁にぶつかる時もありましたが、そういった悩みを解消するさまざまな方法があることが分かりました。どんな花なのかは分かりませんが、私も花開いたと思います」と語った。

しかし、彼女の花はまだ満開ではないという。「まだ満開ではないと信じたいです。今後もっと希望に満ちていたら嬉しいです。今が満開だと言ってしまえば、何だかこれからが満開ではないないような気がします。ハハ。期待を持って、前に進んでいきたいです。一本一本、徐々に満開に近づく女優になります!」と意気込んだ。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・イェジュ
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