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  • 最終回目前の「清潭洞アリス」が「百年の遺産」の視聴率を追い抜く

    最終回目前の「清潭洞アリス」が「百年の遺産」の視聴率を追い抜く

    SBS週末ドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」が最終回まで残り2話となった状況で、裏番組であるMBCドラマ「百年の遺産」の視聴率を追い抜いた。21日、視聴率調査会社ニールセン・メディアリサーチによると、20日に韓国で放送された「清潭洞アリス」は全国基準で14.4%を記録し、19日の放送(15%)より0.6%下落した。視聴率は少し下がったものの、同じ時間帯に放送された「百年の遺産」(13.9%)よりも0.5%高い視聴率になった。「清潭洞アリス」は12日の放送で14.4%を記録し、15.5%だった「百年の遺産」に遅れを取っていたが、再び逆転することになった。「清潭洞アリス」は27日の最終回まで2話だけを残している状況。今の勢いで、週末ドラマの視聴率1位を守り続けられるか、関心が集まっている。また、同日の同時間帯に放送されたKBS 2TV「ギャグコンサート」は20.6%で1位、KBS 1TV 「大王の夢」は12.2%となった。

    OSEN
  • 「宮」原作作家の新作「サロンH」がドラマ化決定

    「宮」原作作家の新作「サロンH」がドラマ化決定

    2006年MBCで放送され人気を集めた「宮」の原作者パク・ソヒ作家の新作がドラマになる。ドラマの制作会社カーテンコールメディアは21日、報道資料を通じて「パク・ソヒ作家のウェブ漫画『サロンH』のドラマ版権の契約を結んだ」とし「韓国市場はもちろん、海外市場でも強い競争力を持てる作品」と期待を示した。「サロンH」は美容とビューティーを素材にした専門漫画で「宮」のパク・ソヒ作家がウェブ連載する漫画だ。主人公のヒョンガンがビューディー業界に足を踏み入れてから、骨身を削る努力の末にスターデザイナーとして成長して行く過程を描いている。同作品は既に韓国コンテンツ振興院の優秀漫画グローバルプロジェクト韓流支援作品に選定された状態だ。カーテンコールメディアは「マイ・プリンセス」「ミス・リプリー」「階伯(ケベク)」「7級公務員」などを制作したドラマ制作会社だ。

    OSEN
  • 「野王」クォン・サンウ vs 東方神起 ユンホ、異なる魅力の両極ファッションが話題

    「野王」クォン・サンウ vs 東方神起 ユンホ、異なる魅力の両極ファッションが話題

    SBSドラマ「野王」のクォン・サンウと東方神起ユンホのファションが関心を集めている。クォン・サンウは韓国で14日に放送された第1話から、圧倒的なオーラで視聴者を魅了した。特に大統領府を家宅捜査するシーンでは、白いシャツと黒いネクタイ、そしてダークグレーのスーツでシックかつ洗練されたスタイルを完璧に着こなした。一方、温室で育った財閥の御曹司を演じているユンホは、クォン・サンウのクラシックなスーツとは対照的なブラックのシンプルなハーフコートを選択した。ユンホが選択したブラックのコートは、後ろの開きのラインのカラーがポイントで、クォン・サンウとはまた違ったセンスのある御曹司スタイルを強調した。メーカーの関係者は「今シーズンの男性スーツは、クラシックなカラーと素材に、シンプルなフィット感を活かした、フレンチシックスタイルが流行るだろう」と予測した。

    OSEN
  • 【ドラマレビュー】「会いたい」カン・ヒョンジュンとイ・スヨンの結末が違った理由

    【ドラマレビュー】「会いたい」カン・ヒョンジュンとイ・スヨンの結末が違った理由

    ※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が伝えようとしたメッセージ「癒しは復讐ではなく、愛だ」「私、ジョンウのことをたくさん憎んだの。悔しいのに怒りをぶつけるところがないから『復讐しなきゃ』と。そしてジョンウに意地悪したりもしたじゃない。でもジョンウがたくさん愛してくれるから、憎しみも全部消えてしまったの。傷も癒されて」MBC「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の中のイ・スヨン(ユン・ウネ)の台詞だ。この台詞ほど、ドラマの核心を抑えている言葉もないだろう。17日に放送終了した「会いたい」で、どんでん返しはなかった。勧善懲悪のメッセージを伝えた平凡な結末だった。「会いたい」はオーソドックスなロマンスから逃れ、社会的メッセージを伝えるとしてスタートしたが、ドラマの半ばから相次ぐ殺人事件で流れがおかしくなり、挙句の果てに「ありきたりの復讐劇だった」との酷評を受けるに至った。しかし、このドラマが「ありきたりの復讐劇」だったとの意見には、完全には同意できない。「会いたい」が語ろうとしたのは、復讐ではなく、愛だったからだ。傷を癒すには「復讐」しかないのだろうか。このドラマの主人公のイ・スヨ(ユン・ウネ)ンとカン・ヒョンジュン(イ・スンホ)は、いずれも傷を抱いて生きて行くキャラクターだった。ある意味では、2人とも傷を持っているので、お互いに支え合いながら暮らすことが出来たかも知れない。そして2人は韓国に戻り、それぞれハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)とハン・テジュン(ハン・ジニ)への復讐を試みる。しかし結果は天と地ほどの差だった。イ・スヨンはハン・ジョンウとの結婚に成功したのに対し、カン・ヒョンジュンは腹違いの兄ハン・テジュンと並んで監獄行きとなった。何故このような差が出来たのか。その理由は「愛」ではないだろうか。ハン・ジョンウはイ・スヨンの足にある、父親のせいで出来た傷跡を見ながら「まだ痛むの?」と訊く。幼いイ・スヨンはその傷跡を常に隠し、心を痛めていた。物理的苦痛より、精神的苦痛のほうが大きかったためだ。これを知ったハン・ジョンウはイ・スヨンの傷跡を自身の手で覆いながら「これで痛まないだろう?見えないから」と、おまじないを掛ける。「さ~消えたぞ。悪い記憶。これからまた作れば良いのさ、良い記憶を」と話す。このシーンこそ、傷は復讐ではなく、誰かを包み込むときに癒されることを表している。もうスヨンは痛がらない。「この傷跡を見ると、父から逃げていた記憶よりも、今のようにジョンウが私の足の甲を覆ってくれた記憶を思い出すの」との言葉で、傷が癒されたことがはっきりした。このように幼いころ、自身を捨てた裏切りに囚われ、ハン・ジョンウを苦しめていたイ・スヨンは、ハン・ジョンウの変わらぬ愛により癒された。非道で残酷な殺人事件が発生するたび、韓国社会では「死刑に処するべきだ」との声が高まる。「彼らも同じ目に遭わせる必要がある」と主張する。簡単に言って「復讐しよう」とのことだ。しかし復讐して、何かが変わるだろうか。法律を利用している点が違うだけで、受けただけ返すという意味では「会いたい」のカン・ヒョンジュンと同じく思える。しばらくの痛快さは味わえるかもしれないが、それが残った者の傷を包み込めるかは疑問である。何もかも愛で包み込もうというわけではない。「会いたい」は、妥当な処罰は受けるべきだが、本当に傷を癒すのは復讐ではなく「愛」というメッセージをはっきりと伝えた。ドラマの完成度から来る物足りなさにも関わらず「会いたい」の意味を探すのであれば、これだろう。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント

    oh!my star
  • 「大風水」1話減らして35話で来月7日に放送終了

    「大風水」1話減らして35話で来月7日に放送終了

    SBS水木ドラマ「大風水」(脚本:ナム・ソンニョン、パク・サンヒ、演出:イ・ヨンソク、ナム・ゴン)が1話を減らして、35話で放送を終える。SBSドラマ局の関係者は、18日にマイデイリーとの電話インタビューで「『大風水』は従来の36話ではない、35で放送を終えることを決定した」と伝えた。「大風水」は当初36部作で企画されていたが、去年12月19日にあった第18代大統領選挙の放送のため、1話分の放送が無くなった。後続作である「その冬、風が吹く」の最初の放送日を2月13日で確定しながら、1話を減らして終えるか2話を連続放送するか論議した結果、1話を減らして2月7日に35話で放送を終える決定をした。「大風水」は、朝鮮建国の発端となった威化島(ウィファド)で回軍を描く2幕に入りながら、イ・ソンゲが君王に変わっていく姿に助力者チサンの興味津々な知略が加わって、視聴者の注目を集めている。

    マイデイリー
  • 【ドラマレビュー】「会いたい」最終回、視聴者が求めていたのはそれではなかった

    【ドラマレビュー】「会いたい」最終回、視聴者が求めていたのはそれではなかった

    ※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が残したもの現実のスヨンの癒しはこれからだどんでん返しはなかった。ジョンウ(JYJ ユチョン)はスヨン(ユン・ウネ)の変わりにヒョンジュン(ユ・スンホ)が撃った銃に撃たれ、ヒョンジュンもまた警察が撃った銃で倒れた。二人とも意識を失った。先に意識を取り戻したのはジョンウだった。ジョンウとスヨンは、約束通り初雪の降る日に、2人だけの結婚式を挙げ、さらに愛し合うことを約束した。その後目覚めたヒョンジュンは記憶を失い、重刑を言い渡された。少なくとも、見た目にはハッピーエンドだった。「会いたい」の結末で見られた、いくつかの惜しいポイント性的犯罪の被害者を主人公に掲げたロマンスドラマMBC「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)が最終回を迎えた。懸念していた悲劇はなかったが、脚本家は最後まで優しくなかった。倉庫に連れて来られたスヨンに、14年前の悲惨な事件を記憶させることで、再び恐怖の記憶を注ぎ込んだのである。ジョンウとスヨンを離すためのヒョンジュンの計略だったとは言え、性的犯罪の被害者の癒しを掲げたドラマが、最終回で再びその傷に触れるべきだったのかは疑問だ。つまり、してはいけないことだった。更に結末でのヒョンジュンもまた、もう1人の被害者であることを強調したという点で、なぜあえてヒョンジュンをサイコパスの連続殺人犯に描写したのかも分からない。この日ジョンウとスヨンは子どもの頃を思い返しながら、「もしヒョンジュンも共に公園で出会い、幸せな少年時代を送っていれば、どうだっただろうか」との想像した。ヒョンジュンもまた親世代の歪んだ欲望がもたらした被害者であることを間接的に伝え、ヒョンジュンの悪行を理解させる心理的な免罪簿を与えたのである。その結果銃に撃たれた後、全ての記憶を失って学習能力さえも失ったヒョンジュンの姿を見ながら、視聴者は「かわいそう」という反応を見せている。多くの人を殺した連続殺人犯に送る同情にしてはやり過ぎた感がある。脚本家がヒョンジュンというキャラクターのバランスを取れなかったという点、それにも関わらずユ・スンホの演技は見事すぎたと言う点は、このドラマにおいて最後まで残念なポイントとして残る。ジョンウはまたどうか。14年間スヨンを待ち続けて結婚というゴールに至ったが、最後まで父とは和解できなかった。ドラマの唯一の悪役とも言えるハン・テジュンが、一夜にして生まれ変わることも可笑しいが、ジョンウにとってもう一つの傷と言える父の存在が、変わらず待たなければならない対象として残るべきだったのかは、最後まで疑問だ。世の中の全てのスヨンの癒しはこれから最も大きい問題はやはり、性的犯罪の被害者の癒しが、きちんと行われなかったというところにある。癒しを諦め復讐にこだわることによって、社会的ロマンスというアイデンティティを、自ら壊してしまったことまでは理解しても、いきなり「10ヶ月後」という字幕で時間を飛ばしてしまったのは、制作スタッフの無責任に近い。10ヶ月後のスヨンとジョンウは、すべての悪い記憶から自由になったように見え、満面の笑みを浮かべ、お互いへの信頼と愛で傷を癒したように見えた。10ヶ月という長い歳月の間、何があったかは分からない。しかし視聴者が本当に観たかったのは、癒しが行われたその10ヶ月ではなかっただろうか。しかし、残念に思う必要はない。傷は魔法で癒されるわけではない。時には時間を必要とし、信頼が前提とされるべきで、愛の力で待たなければならない。そして最初から満足するわけにはいかない。「会いたい」は終わったが、現実の中のスヨンとジョンウは依然として苦痛の時間の中で身悶えている。彼らの心身を慰める慰めの歌は、これからでも始まるべきだ。制作スタッフは「会いたい」を通じておよそのリズムだけを提供した。これからそのリズムにメロディを乗せ、歌詞を書くのは我々の仕事だ。スヨンとジョンウを忘れず、彼らが癒され再び生きる理由を作ることこそが、11.6%の最終視聴率が持つ意味ではないだろうか。現実のスヨンとジョンウが頑張ることを、そして再び立ち直ることを心から願いたい。

    oh!my star
  • 「会いたい」ストーリーは残念でも俳優の演技は輝いた

    「会いたい」ストーリーは残念でも俳優の演技は輝いた

    ※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が、ハッピーエンドで幕を閉じた。17日の夜に韓国で放送されたMBC水木ドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の最終回で、ハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)はイ・スヨン(ユン・ウネ)を助けるために、彼女が14年前に拉致され、性的暴行にあった倉庫へ向かった。そこで怯えているイ・スヨンと、銃を持っているカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)と向き合った。拉致された時の記憶を失ったイ・スヨン。そんな彼女にカン・ヒョンジュンは、ハン・ジョンウが彼女を見捨てて一人で逃げたことを思い出させるために、彼らが拉致された倉庫を最後の場所に選び、イ・スヨンが当時の記憶を思い出すと、涙ながらに愛を求めた。だが、イ・スヨンが自分の気持ちを断ると、カン・ヒョンジュンは一緒に死のうと彼女に銃口を向けた。そんな彼を説得するハン・ジョンウ。すると、今度はハン・ジョンウに銃口を向けた。その時、二人の間に割って入ったイ・スヨンは、ハン・ジョンウに最後の挨拶をした後、カン・ヒョンジュンに近づき、銃口を握りしめ自分の胸に押し当てた。すると、カン・ヒョンジュンは後ずさりしながら引き金を引き、イ・スヨンに代わってハン・ジョンウが銃に撃たれ倒れた。すると、イ・スヨンは嗚咽しながらハン・ジョンウの状態だけを気にした。カン・ヒョンジュンは、そんなイ・スヨンの関心を得ようと、自分の頭に銃口を向けたが、彼女の関心を得ることはできず、警察の銃に撃たれて倒れた。幸いハン・ジョンウは10日後に目覚め、警察に復帰し、ハン・テジュン(ハン・ジニ)と継母のファン・ミラン(ト・ジウォン)とも仲直りした。だが、カン・ヒョンジュンは、銃に撃たれた時、多量に出血したことで学習障がい者となり、連続殺人犯として無期懲役を言い渡された。またハン・ジョンウとイ・スヨンは、約束どおり初雪が降る日に2人だけの結婚式を挙げ、初恋を叶えた。「会いたい」は、当初掲げた正統派恋愛ドラマとは異なり、青少年の拉致、性的暴行、連続殺人など、敏感な社会的問題を扱い、視聴者らに新鮮さを与えた。だが、回を重ねるごとに、行き過ぎた殺人犯の美化、男女主人公を治癒していく過程と、ロマンスの欠乏など、思わぬ方向に向かうストーリーで視聴者から非難の声が上がった。特に、あまりにも簡単にすべてを許し、仲直りする結末は少し残念だった。だが、俳優たちの演技は素晴らしかった。ハン・ジョンウを演じたユチョンは、コミカルな姿と真摯な姿を行き来ながら、バランスをとって上手く演じきった。アイドル出身演技者という偏見を破るかのように、一層深まった眼差しと安定した演技力でドラマを引っ張ったのはもちろんのこと、俳優としての地位をしっかりと固めた。イ・スヨンを演じたユン・ウネは、成熟した感情表現と涙の演技で、毎回視聴者の涙を誘った。誰がユン・ウネで、誰がイ・スヨンかであるかが分からないぐらいの繊細な演技を披露し、作品をするたびに浮上した演技力騒動をすっきり解消した。また、カン・ヒョンジュンを演じたユ・スンホは、子役というイメージを払拭するかのように、より成熟した感情演技を披露し、演技変身に成功した。「会いたい」の放送終了後に軍に入隊するユ・スンホ。除隊後、内的、外的に成熟しているユ・スンホの演技が早くも期待されている理由だ。他にも、ソン・オクスク、ハン・ジニ、オ・ジョンセなど、演技派俳優の演技もまた「会いたい」の人気の牽引役としての役割を果たした。「会いたい」の後番組としては、チェ・ガンヒ、チュウォン主演の、愛以外はすべてが嘘である国家情報院の新入要員が繰り広げるアクションロマンス「7級公務員」が23日午後9時55から放送される予定だ。

    マイデイリー
  • 【ドラマレビュー】「チョンウチ」“コメディ名優”チャ・テヒョンをうまく活かせていない

    【ドラマレビュー】「チョンウチ」“コメディ名優”チャ・テヒョンをうまく活かせていない

    「チョンウチ」理由ある不振KBS最高の期待作として挙げられた「チョンウチ」が予想外の不振に陥っている。視聴率14.9%(AGBニールセン・メディアリサーチの全国基準、以下同様)でスタートを切り、大ヒットの兆しが見えていた序盤とは違って、現在の視聴率はむしろ低くなり、12~13%台にとどまっている。裏番組が強いわけでもない。MBCの「会いたい」、SBSの「大風水」の視聴率も10%台前後を推移しているからである。つまり視聴率低迷の原因は作品にあるとのことだ。「チョンウチ」はなぜ期待に及ばない成績になったのだろうか。似合わない服を着ているチャ・テヒョン「チョンウチ」はどう見てもチャ・テヒョンの、チャ・テヒョンによる、チャ・テヒョンのためのドラマである。そのため、看板のチャ・テヒョンをどう活かせるかがこのドラマの勝敗を決めるカギとなる。しかしこれまで放送された「チョンウチ」を見ていると、チャ・テヒョンをうまく活かせているとは思えない。いや、もっと冷静に言うと、「チョンウチ」のチャ・テヒョンは似合わない服を無理やり着ているように不自然に見える。チャ・テヒョンは誰もが認める韓国最高のコメディ俳優である。彼の出演作の多くがコメディ映画であり、彼を代表する作品もコメディ色が非常に強い。例えば「猟奇的な彼女」「覆面ダルホ~演歌の花道~」「過速スキャンダル」「ハロー!?ゴースト」「風と共に去りぬ」などのコメディ映画は結構良い成績を上げたが、「僕の、世界の中心は、君だ。」「バカ」「奇跡のジョッキー」など他のジャンルの映画の成績は芳しくなかった。つまり観客がチャ・テヒョンに求めているのは思いっきり笑えるコメディなわけだ。しかし「チョンウチ」は現在このような視聴者のニーズを十分に満たしていない。「チョンウチ」のチャ・テヒョンは愛と友情の間で成長する孤独なヒーローである。これは視聴者が知っている愉快な俳優チャ・テヒョンのイメージとは全く合わない。俳優チャ・テヒョンとチョンウチキャラクターの違いがあまりにも大きいため、それを演じるチャ・テヒョンでさえ全体的に抑え気味の演技だけを貫いており、それがまた視聴者がドラマに夢中になりきれない理由になっている。もちろんチャ・テヒョンは素晴らしい俳優だ。独特な自身だけの色を持っており、演技力も抜群である。役作りだけではなく、劇を引っ張っていく力もスキルも十分持っている。しかし「チョンウチ」の制作陣がチャ・テヒョンを主人公に選んだのはミスだったと思う。いくら素晴らしい役者であっても表現しにくいキャラクターはあるはずだ。初恋の相手を忘れないロマンチストや不正な社会に怒りを感じるヒーローはチャ・テヒョンにあまり似合わない。それにもかかわらずチャ・テヒョンをキャスティングしたかったのであれば、制作陣は全体的な設定を彼に合わせて再構成すべきだった。チャ・テヒョンのような良い役者をせっかくキャスティングしておいて、彼の短所を目立たせるようなストーリーでは、視聴者が離れるのも当たり前のことである。チャ・テヒョンの強みが何なのかをきちんと把握して、スマートにそれを活用していれば、結果は今のものより遥かに良かっただろう。色々と残念なことである。分かりにくい世界観複雑で分かりにくい世界観も問題だ。「チョンウチ」はファンタジーと現実世界が融合した二重的な世界観に基づいている。問題はこれがうまく融合してないため、さらに紛らわしくなっていることだ。現実の権力争いに道士たちが巻き込まれるストーリー自体がそれほど自然でない上、現実とファンタジーがかぶることでドラマの本当のステージも分からなくなっている。このような世界観は視聴者に受け入れられにくい。途中から視聴しにくいところも問題である。世界観がこのように複雑になっていると、最初からドラマを見ていない視聴者はついていけない。世界観はなるべくシンプルに設定して、その代わりにキャラクターを立体的に作り、ストーリーを豊かにしていくのが、よりスマートなアプローチだろう。ファンタジードラマにまだ慣れていない視聴者にとって「チョンウチ」は想像以上に不親切なドラマである。演出を担当しているカン・イルス監督は、制作発表会で「従来のファンタジードラマの成績はあまりよくなかった。実はこのジャンルは定着しにくい環境に置かれているのが現実である」とし、「持続的なチャレンジの一環としてこの作品を企画した。結果にこだわらず最善を尽くしたい」と話していた。その彼にこちらから聞いてみたい。肩の力を少し抜いて、よりシンプルで分かりやすいプロットを描いてみることはできないかと。なぜ韓国のファンタジーの世界観は複雑すぎて何が何だか分からなくなるのだろう。不思議なことだ。視聴者を満足させなかったCG技術的な問題ではあるが、目の肥えた視聴者を満足させることのできなかったCGも弱点の一つである。空を飛びあらゆる不思議な術を駆使する道士たちをリアルに描くためにはレベルの高いCGが欠かせないが、「チョンウチ」の特殊効果は多少不自然で安っぽい。これでは作品の魅力も半減されるしかない。CG論争についてチャ・テヒョンは「『チョンウチ』に『トランスフォーマー』や『ロード・オブ・ザ・リング』のレベルを期待するのは無理」と話したが、それは卑怯な言い訳に過ぎない。作品は視聴者の目線を意識すべきであり、視聴者が作品のレベルに合わせて目線を調整するわけがないからである。結局どの作品もどんな状況であっても視聴者が満足できる方向を目指すべきである。もちろん生放送並みの撮影日程や撮影当日にその日の台本をもらうことが日常茶飯事である韓国ドラマ業界で、「チョンウチ」ほどのCGレベルも奇跡のようなことかもしれない。大変だろうが、作品のクオリティ向上に向け、もう少し頑張ってほしい。せっかくファンタジージャンルを選択したなら、技術的な面でも一歩前進してほしい「チョンウチ」最後の名誉回復はできるだろうか「チョンウチ」は全24話のうち、あと3分の1のみを残している。ファンタジードラマが誕生しにくい劣悪な環境の中で、「チョンウチ」が同時間帯1位をキープしていること励みになることである。しかしこれで満足してはいけない。前述した弱点をひとつずつ補って、視聴者確保に向けた取り組みを行わないと、真の成功とは言えないだろう。来週からはMBCの上半期における期待作のひとつ、ドラマ「7級公務員」が始まる。果たして「チョンウチ」は新しいドラマに立ち向かい、水木ドラマ首位をキープできるだろうか。全てが「チョンウチ」のこれからの選択にかかっている。

    oh!my star
  • ソン・テヨン、KBS「最高です!スンシンちゃん」でドラマ復帰

    ソン・テヨン、KBS「最高です!スンシンちゃん」でドラマ復帰

    女優ソン・テヨンがドラマに復帰する。15日、業界関係者によると、ソン・テヨンはKBS 2TV新週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」(脚本:チョン・ユギョン、演出:ユン・ソンシク)に長女役として出演する。これは2009年に出演したSBSドラマ「二人の妻」以来4年ぶりのドラマ出演だ。2008年クォン・サンウと結婚して以来、育児に専念していたソン・テヨンは、韓国で15日放送されたSBS月火末ドラマ「野王」第2話で、ホストバーで働くハリュ(クォン・サンウ)の客としてサプライズ登場し、最近KBS Wの「ソン・テヨンのWショー!」でもメインMCを務めるなど、活発に活動している。「いとしのソヨン」の後番組として放送される「最高です!スンシンちゃん」は、父親の死をきっかけに思わぬ運命に巻き込まれるようになった母親と末っ子娘の幸せ探しと恋物語を描く。

    OSEN
  • チェ・ヨジン「お金の化身」に出演…カン・ジファン&ファン・ジョンウムと三角関係

    チェ・ヨジン「お金の化身」に出演…カン・ジファン&ファン・ジョンウムと三角関係

    女優チェ・ヨジンがSBS新週末ドラマ「お金の化身」に出演する。SBSの関係者は17日OSENとのインタビューで「チェ・ヨジンが『お金の化身』に出演することにした。劇中でイ・チャドン(カン・ジファン)の研修院同期であり、ポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)と三角関係を形成するチョン・ジフ役だ」と述べた。当初チョン・ジフ役には、女優イ・テイムが決定されていたが、映画のスケジュールのため降板することになった。この関係者は「チェ・ヨジンの『お金の化身』への合流は、今日決定したが、チョン・ジフ役が第3話の中盤から登場するだけに撮影には余裕があるほうだ」と述べた。「お金の化身」は、お金のために大切なものを失ったある男性を中心に、ロビー活動(私的な政治活動)、リベート、コネクション、そして不正に絡まった韓国社会の裏側を鋭いユーモアと風刺で描くドラマだ。現在放送中のSBSドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」の後続作として韓国で来月から放送が開始される。

    OSEN
  • 【ドラマレビュー】「ゆれながら咲く花」現実の学校をリアルに描写

    【ドラマレビュー】「ゆれながら咲く花」現実の学校をリアルに描写

    揺れ動く青春には決まった答えがないKBS 2TVドラマ「ゆれながら咲く花」にはピンク色の恋も世界を変えるヒーローもいない。ただ学校が世界の全てになった18歳の生徒たちがいる。彼らにとって学校は教育という偉大な教えを受けるところではなく、大学進学のために仕方なく通う一種の通過儀礼として認識されている。しかし大学進学にも勉強にも興味のない子にとって学校は、毎日出席をとられることで自分のいるべき場所にいると感じたり、自らの存在を認めてもらったりできる唯一の場所でもある。この時代が「ゆれながら咲く花」に熱狂する理由は、このドラマが大人と子供の欲望溢れる学校をそのまま表現しているからである。ここで繰り広げられるストーリーは誰かの過去、現在、そして未来である。学校では毎時限ごとに何かが発生する。1時間単位で数学、英語、文学等々の授業を受けるように、次から次へと起こる事件に、時には戸惑いを感じる。「今日も1日一所懸命勉強しているだろう」と安心していた親たちは、このドラマを不快に思うかもしれない。学校内にイルチャン(一番ケンカが強い子)、イチャン(2番目にケンカが強い子)など不良生徒が存在しているからだけではない。授業中ずっと居眠りをしたり、他の科目の教科書を開いて勉強している子、授業に全然ついていけずぼーっとしている子。最もショッキングな瞬間はそのような生徒たちに巻き込まれながら勉強している自分の子供の姿を見た時だろう。このドラマを表すキーワードは2つである。大学と友達。コ・ナムスン(イ・ジョンソク)とパク・フンス(キム・ウビン)による男の友情がドラマの序盤を引っ張っていたキーワードであったが、中盤以降からは2年2組の一人ひとりの問題にフォーカスを当てている。それぞれ少しずつ違いはあるが、生徒みんなが抱えている悩みは受験である。だがその多くは特別な理由があって大学に進学するわけではない。社会的に決まっているから誰もが大学を卒業しなければならなくなっている。そうでなければ負け犬に思われるため、みんな大学進学を希望する。クラスで30位の子もいわゆる良い大学に進みたいと話す。その中には家族の期待通り、合格が当たり前なS大に進学するために焦っているソン・ハギョン(パク・セヨン)もいる。平均3等級のナム・ギョンミン(ソ・ジウン)は内申等級、大学修学能力試験(略称は「修能」・日本でいう大学入試センター試験)の模擬テストの両方とも成績が良くないため、入学の条件を満たすために、論述大会に出ようとするが、それを反対したのはカン・セチャン先生(チェ・ダニエル)だった。「今更入試のために論述大会に出ようとしているのか、受験の準備は1年生の時からしないと駄目だ」という冷たい彼のセリフに、ナム・ギョンミンが言い返す。「先生は1年生の時から何になりたいのか決めていたんですか? そんなことをどうやってそんなに簡単に決められるんですか?」と。それに対するカン・セチャン先生の答えはいかにも現実的なものだった。「だから難しいものだ」。しかしカン・セチャンとは正反対の教育思想を持っているチョン・インジェ(チャン・ナラ)の答えは違う。「学校が人生の全てになってしまった子は、点数で人生全体を評価されていると感じます。点数が少しでも落ちると、その分自分も価値のない人間になったと考えるかもしれません」しかしこのドラマは学校と生徒の表現にあたって、チョン・インジェのように遠回しに表現しない。むしろできることとできないことが明確で、生徒に現実的に大学を選択して非現実的な希望は諦めることを薦めるカン・セチャン先生のように、あるがままを表現している。論述塾の人気講師出身のカン・セチャンは、父兄のすべての期待を背負って学校に来たが、修能型よりは内申等級型で、勉強のできる生徒に集中するよりは、みんなが参加できるような授業を続け、生徒から実力のない教師だと言われていた期間制教師(臨時職)チョン・インジェは自ら担任を辞めてしまう。子どもたちは、毎日のように登下校を送迎し、どこからかテストの予想問題まで探してくるキム・ミンギ(チェ・チャンヨプ)の母親のことを「ロード・オブ・ザ・リング」にちなんで旅の仲間の隊長と名付けて皮肉を言うが、自分にはいない教育ママな母親を持つキム・ミンギのことを羨ましがっている。なぜならそれも受験に役に立つからだ。大学を出ないといけないという社会構造のため、特別な理由もなく受験勉強を強いられている彼らにとって、誰も理由を教えてくれないまま、環境を変えるべきだというのは夢に過ぎない。それこそ残酷なのだ。これからどうなるのだろうか。論述大会の日、夕食の弁当を持ってきた母親とキム・ミンギの会話。母親の言うことはいつも一緒だ。「私は全部経験してきたことよ。この世の中にあなたを一人で出かけさせることはできない。私がドン底まで落ちても構わない。あなただけは怪我をしないようにちゃんと保護するからね」。10年ほど過ぎると分かるだろう。ロースクールを出て裁判官や検察官になると、きっと母親に感謝するであろう。しかし18年間母親から正解をもらってきたキム・ミンギの答えは違った。「お母さん、でも僕はその正解を望んでいません」。戦場に向かう子供の人間の盾になりたいという母親のことを、誰が非難できるであろうか。学校には5択問題の正解も論述テストの模範解答も存在するが、親や先生の知らない世界にいる子供たちの悩みが分かる人も答えも存在しない。なかなか分からない子供たちの本音のように、最終回まで残り3話の「ゆれながら咲く花」の結末も想像できない。ソン・ハギョンは志望していたS大に合格できるだろうか。なかなか成績が上がらないナム・ギョンミンの夢は叶うだろうか。コ・ナムスンとパク・フンスは無事卒業できるだろうか。上がらない成績や今の選択でこれからの人生が決まるという不安に悩まされるが、彼らには他の道がない。だから今日も学校に行く。

    oh!my star
  • 「会いたい」視聴率に大きな変動なく11.6%で幕を閉じる

    「会いたい」視聴率に大きな変動なく11.6%で幕を閉じる

    JYJユチョン、女優ユン・ウネ主演のMBCドラマ「会いたい」が、視聴率に大きな変化がないまま幕を閉じた。視聴率調査会社ニールセン・コリアの集計結果によると、韓国で17日に放送された「会いたい」の最終回は、11.6%(以下、全国基準)の視聴率を記録した。これは、前日の放送分10.6%より1.0%上昇した数値だが、水木ドラマ1位のKBS 2TVドラマ「チョンウチ」が記録した13.8%に続く2位だった。10%という2桁の視聴率付近を記録しているSBSドラマ「大風水」は、この日、再び10.2%の視聴率を記録した。「会いたい」の場合、ユチョン、ユン・ウネ、ユ・スンホなどの人気スターが大勢キャスティングされたにも関わらず、残念な視聴率での最終回となった。

    マイデイリー