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【PHOTO】チュウォン、チェ・ガンヒら「7級公務員」制作発表会に出席“期待してください!”
21日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)63Cityで開かれたMBC新水木ドラマ「7級公務員」の制作発表会で、出演者たちがフォトタイムを行なっている。ドラマ「7級公務員」は、悪縁が続いたキム・ソウォン(チェ・ガンヒ)とハン・ギルロ(チュウォン)が国家情報院の新入捜査官として再会し、互いの気持ちを知るようになり心を開くが、それぞれ異なる任務を担当することになり、ストーリーが始まる。愛と任務の間で葛藤する二人の主人公の姿が、愛以外、すべて嘘というフレーズと相まって視聴者の好奇心を高めている。国家情報院の新入捜査官たちのドタバタラブストーリーをはじめ、組織内の対立やエピソードを描いたドラマで、昨年11月に撮影が始まって以来、俳優たちは射撃、ワルツなどを学び、秘密捜査官として生まれ変わるために最善の努力を尽くしている。「7級公務員」は、「会いたい」の後番組で、韓国で23日の午後9時55分から放送が開始される。

「清潭洞アリス」チャ・スンジョ、彼はただ愛にこだわる純情男に過ぎないのか?
小さな価値を大切にする人間的な人、彼にとって愛の有効期限はない人が恋に落ちると、脳からフェニレチラミンという化学物質が分泌されるという。その物質は、人に精神的、肉体的な活力を与えるが、愛という感情と一緒に消えると知られている。愛の有効期限は6ヶ月という説がある。事実有無とは関係なく、人間の感情というのが永遠に持続されないことは誰でも知っていることであろう。チャ・スンジョ(パク・シフ)、今彼のハン・セギョン(ムン・グニョン)への愛が燃えている。彼はもっぱらドキドキする恍惚な気分のためあれだけ愛を唱えているのだろうか?違う。彼は愛、その根底にある相手に対する真摯な気持ち、信頼、そして条件ではなく人間そのものを包容してくれる、そんな人を探している。チャ・スンジョとハン・セギョンの愛は叶うだろうかこのドラマで金と地位を持っている人は、その集団で追求する価値観から離れようとしない。結婚において愛は最優先の考慮事項ではなく、徹底した階級意識は基本である。既得権と富、名誉が与えた甘さを満喫する彼らにとって、貧乏とはただの軽蔑の対象に過ぎない。彼らからマナー以上の人間に対する礼儀を探すのは容易ではない。ドラマは、彼らを非難する形式を取っていない。ただ、彼らが長い間身につけてきた暮らし方を黙々と見せるだけだ。それに対する価値判断は視聴者に任せている。チャ・スンジョもシン・インファ(キム・ユリ)も、子供の時から愛もビジネスと洗脳されて生きてきた。一生をそのように生きてきた人なら、敢えて道から外れた世界に足を踏み入れる理由はないだろう。チャ・スンジョは、その既得権の中でいくらでも安泰に人生を過ごすことのできる人だった。しかし、彼は愛至上主義者だ。愛の為に自身のすべてを捨てた前歴もある。たとえ、その無垢さのため結局愛する人を失ったとしてもだ。彼はその傷のため世去って精神科治療まで受けなければならなかった。ソ・ユンジュ(ソ・イヒョン)は、ハン・セギョンに「あなたが彼を騙そうしたことを知ると死ぬかも知れないから、絶対に話してはいけない」とまで話す。ここまでになると度が過ぎるという感じもある。30を過ぎた人が二言目には愛だなんて。ハン・セギョンは自身の愛を醜い愛だと認め、それにもかかわらず何もかもを投じてそれを守るために努力すると話す。しかし、その過程を見る視聴者はやきもきする。チャ・スンジョとハン・セギョン、二人が恋に落ちたのは明らかであるため、真実の雷管が爆発しないことを願うことになる。それが爆発した瞬間、すべてが終わってしまいそうだからだ。チャ・スンジョ愛至上主義者である前に、小さな価値を大切にできる人しかし、チャ・スンジョは少し差別化された人間像を見せている。愛が彼の人生の最も大きなモットーではあるが、彼は愛だけを求める人なのだろうか?違う。彼は人間に対する礼儀と信頼を最も重視する人だ。それは、彼が人に接する方法を見ればすぐに分かる。彼は地位によって、あるいは金や名誉によって人間を区別しない。ハン・セギョンの家族、周りの人々に対する彼の態度は、彼が持つ人間味をよく表している。条件によって自身の態度をあらかじめ決めておく典型的な俗物とは明らかに違う人だ。彼が単純に愛にだけ陥没している人間ではないということだ。チャ・スンジョは、高級ブランドバッグ会社の社長だが、手作業で作ったブレスレット1つを重宝する人だ。そのように小さい価値を重視する人が金に左右される世界と調和するのは容易ではない。彼は既得権にへつらうことなく、愛が排除された結婚を軽蔑する。実際に、真実な愛に何もかもを捨てたこともある。今の彼が愛がなければ死ぬかも知れないという評価を受けるのは、彼が世間知らずであるためではなく、それだけ彼が持った信念が強いためであろう。他のドラマや映画によく登場するシンデレラストーリーでは、あなたが貧乏でも愛しているといった類の設定が多い。しかし、チャ・スンジョがハン・セギョンを愛して、彼女の家族や友達に寛大なのはそのような意味を超えている。もし、シン・インファがハン・セギョンが持っている性質を持っていたとすれば、話はまた変わったのかも知れない。もとい、その前にソ・ユンジュがチャ・スンジョが追求してきた価値を支持した人物であったなら、別れることもなかっただろう。彼はやっと自身の人生観を理解してくれる人、ハン・セギョンに出会った。チャ・スンジョが全力で彼女を掴もうとする理由があるのだ。彼は、謙虚さや真実さがあるものなら何でも受け入れる準備ができている人、極小さな価値も大切にできる人だ。軽くて滑稽な行動を繰り返すが、彼に世間知らずの愛しか知らないという評価をするは正しくない。このドラマを白馬に乗った王子様チャ・スンジョとシンデレラハン・セギョンに関するストーリーだと単純に評価できないのは、そのためだ。ドラマは様々な角度から多様な階層の人々を眺望している。そもそもの企画意図だったいわゆる3放世代(お金がなく恋愛、結婚、出産の3つを放棄した世代)を描くことに対してはいい評価をし難い。しかし、人物たちが見せる人間味、そして彼らの性格、時には偽善的な行動を加減なく表現し、人生において大切なものが何かを物語ることに失敗したようには見えない。限度6ヶ月という愛の有効期限を越えてもチャ・スンジョ、ハン・セギョンの愛が続くことを私たちは信じている。愛の感情の根底にある信頼、人間に対する基本的な礼儀等が長らく彼らを守ってくれるはずであるためだ。

My name is ペ・ヌリ「恐れを知らないスーパーボールの登場」
いつまでも幼いと思っていた。取り憑かれると強い目つきで睨むが、ウォル(ハン・ガイン)とソル(ユン・スンア)の間を楽しく走り回る「太陽を抱く月」(MBC)のチャムシルを思い浮かべれば、ペ・ヌリをそのように想像するのも無理ではない。しかし、薄い二重まぶたも恥ずかしくないくらい大きな目を輝かせながら、「カツラをかぶるから耳が冷たくないです」とにこにこ笑う彼女の色白の顔の裏には、突拍子もないほどがっちりしたエネルギーが隠れていた。高校1年生だった2008年、ペ・ヌリは偶然受けたあるファッションブランドモデルのオーディションに「えい、何とかなる」と飛びかかる少女で、ケータイブランドCYON ロリポップのCMで、BIGBANGと異なる色を出せる新人だった。「太陽を抱く月」の巫女役を演じる時も、怖がることはなかった。「チャムシルは日頃は普通なのに、たまに取り付かれるじゃないですか。それで、単に友達といつもやっているシチュエーションドラマだと思いました」少女は大胆に演技に挑み、俳優になる準備のためにわずかな女子高生の思い出をあきらめた。しかし、演技が私の道だという力の入った覚悟はしなかった。その代わりに、「時間が解決してくれるだろうという考えだけを持って」少しずつ歩み出した。その間、ペ・ヌリは仮病を使って友達と遊んでいた少女から、「仕方なく使ったお金はできるだけ上手く活用しなくてはいけないと思って、絶対に大学の授業は抜けず」に、一人ではなく大勢で作る演技の面白さが分かっていった。外から見えるチャムシルの演技は、ぴょんぴょんと弾けるが、ペ・ヌリは「チャムシル役にキャスティングされた後、父と占い師を訪ねようともしたけれど、あまり深刻に近付きすぎてはいけないと思って、普段よりもがむしゃらに演技した」ほど、自分の仕事に対して真剣に近付く。「もし今まで私がやった演技が悪くなかったとしたら、それは実際の私に似ている役ばかりしているからです。今後もっと様々な役を演じるには、すぐに欲張らず、演技の勉強をすごく頑張らなければならないと思っています」ペ・ヌリの子供のような笑顔が、いつの間にか「名前よりキャラクターで残りたい」という頼もしい俳優の姿に見えてきた。My name isペ・ヌリ。父が世界のすべてを享受しろ(ヌリョラ)という意味で付けてくれたハングルの名前だ。以前はペチュ(白菜)、ヌロンイ(黄色いもの)みたいなニックネームがとても多くて嫌だったけど、周りの方々がいい名前だと言ってくれたので、今はそんな気がする(笑)1993年2月4日生まれ。この前の誕生日は幸い「太陽を抱く月」の撮影がなかった!だから家族と静かに過ごした。昔は誕生日にすごく気を遣ったけど、今はただ使えるプレゼントだけもらえれば良い(笑) 今回は私が必要なものを予めリストアップして、プレゼントをおねだりできる人たちだけに知らせた。もちろん、他の人たちからはただメールや手紙をもらえるだけでも嬉しい。幼いころは、スピーチ塾に通った。だから、スピーチ大会の写真も多い。そんなものに影響されたのか、舞台で歌って踊ることも好きだった。もちろん、幼いころまでだったけど。高校の時、唇にBBクリームを塗って仮病を使った。ハハハ(笑) そうして友達と出かけて食べたり遊んだりした。姉もかなり保守的で、私もその影響を受けたけど、悪いことは除いて自分なりの逃避を楽しんでいたと思う。正直、チャムシルの衣装が暗くて地味で初日はちょっとあれだった(笑) でも初めて撮影をしてモニターを見たら、とてもかわいく映っていた。キャラクターが確かに際立って、独特に見えてよかった。チャムシルが初めて憑かれるシーンのため、あまり眠れない状況で練習した。横になって「このアマ!」とかぶつぶつ言っていたら、隣で寝ていた姉はそれを寝言だと思ったみたい(笑)「ドリームハイ」シーズン1に出演した。もちろん、端役とみることもできるし、あまりにもたくさんのアイドルが出たので、出番が減ったのは事実。それでも、最初から最後まで出ているから、端役と考えずにひとつの出演作だと思って参加した。乗馬は少しの間習った。小さい頃、済州島(チェジュド)でたった一回だけ馬に乗ったことがあったけど、とても楽しかった記憶があって、気持ちよく運動するのを兼ねて始めた。でも、馬があまりにもきつい性格だった。あいつが私を甘く見ていたので、また挑戦してみたい気持ちはない。もちろん、演技のためなら本当に頑張りたい!すぐ飽きるタイプだ。髪の毛をいつも長く伸ばしていたら、すごくいらいらしてきた。それで、所属事務所に「前髪を作らせてほしい、カラーリングだけでもさせてほしい」とねだった。幸い「太陽を抱く月」で髪を染めて、カツラもかぶってとても満足している。今年はブラックにワンポイントもしくは、完全にカジュアルに。普段はこんなシンプルなファッションが好きだ。カジュアルなときはカラフルに着るけど、普段はパーカーをよく着る。自分の顔の中で目が一番のお気に入りだ。小さいころは目がすごく大きかった。ところが成長するにつれてだんだん小さくなった。コンプレックスとまではいかないけれど、きれいな二重の子たちがセルフショットを撮っているのを見るとうらやましくなる。でもまぁ、みんな私の目もきれいだと言うから、それも個性だし、気に入っている。毎朝新曲をひととおり聴く。ひとまず全部保存して、いい曲を選んでまた聴く。それで、最近出てきたアイドル歌手一人一人は知らないけど、歌は全部知っている。いつもバラードやダンスナンバーを問わずたくさん聴く方だ。最近はLYn先輩の「時間をさかのぼって」がすごく好き。「太陽を抱く月」のOST(オリジナル・サウンドトラック)だからってわけじゃない(笑)映画「角砂糖」が大好きだ。もともと悲しい映画はあまり好きじゃないけど、「角砂糖」はあんなに悲しいとは知らずに観た。私は本来くだらないプライドを持っていて、人前で泣くのが嫌いだけど、そうしたら涙が出なくなってきた。最近は演技をしているから、感情に任せて泣きたい時に泣くのも必要だと思う。いつも泣いてばかりは困るけど、演じるときに上手く泣ける人はうらやましい。ソン・イェジン先輩とコン・ヒョジン先輩がロールモデル。ソン・イェジン先輩は本当に清純だとしか思ってなかったけれど、映画「ファム・ファタール」を観て、「うわ!あれだ!」と思った。とてもカッコよかった。それから、MBC「個人の趣向」ではハツラツとしていて。本当に多彩な魅力を持っていると思う。コン・ヒョジン先輩は、先輩ならではのラブリーさがとてもいい。私も自然な演技をする時は、演技みたいじゃなくて、あんなふうに自然にやりたい。

「7級公務員」キム・ミンソ、韓服を脱いで国家情報院要員に変身
女優キム・ミンソが、韓服(ハンボク:韓国の伝統衣装)を脱いでイメージ変身を図った。MBC新水木ドラマ「7級公務員」(脚本:チョン・ソンイル、演出:キム・サンヒョブ)の制作陣は21日、劇中シン・ソンミを演じるキム・ミンソのスチール写真を公開した。写真の中のキム・ミンソは、これまで見せてきた女性らしい魅力の代わりに、気さくでボーイッシュな姿を披露している。長いストレートの髪を短く切って赤く染めたヘアスタイルとレザージャケットなどの外見から、演技変身に対する期待感を高めている。とりわけ、昨年MBCドラマ「太陽を抱く月」で、悲運の王妃ユン・ボギョンを演じた時とはまた違う姿を見せており、注目を集める。キム・ミンソが演じるシン・ソンミは、本心を気づかれないように強がり、完璧な姿をみせようとするが、実は弱い心を抱いている国家情報院の新入要員だ。キム・ミンソは女優にもかかわらず、撮影現場でスカイダイビング、カーレーシングなど、かなり危険なアクション撮影にも身を惜しまない演技を披露した。「7級公務員」の制作陣は、「キム・ミンソが『元々あんな人だったのか?』と思うほど、新しい姿を披露する予定だ。キム・ミンソはこれまでの冷たいイメージから脱し、演技スタイルにも大きな変化を与えるなど、たくさんの努力をしている。冷徹ながらもカリスマ性のあるシン・ソンミを上手く演じきることができると期待している。彼女の新しい演技変身を見守ってほしい」と語った。キム・ミンソの他にも、女優チェ・ガンヒ、チュウォンなどのキャスティングで話題を集めた「7級公務員」は、愛以外はすべてが嘘である国家情報院の新入要員が繰り広げるアクションロマンス。韓国で23日午後9時55から放送が始まる予定だ。

最終回目前の「清潭洞アリス」が「百年の遺産」の視聴率を追い抜く
SBS週末ドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」が最終回まで残り2話となった状況で、裏番組であるMBCドラマ「百年の遺産」の視聴率を追い抜いた。21日、視聴率調査会社ニールセン・メディアリサーチによると、20日に韓国で放送された「清潭洞アリス」は全国基準で14.4%を記録し、19日の放送(15%)より0.6%下落した。視聴率は少し下がったものの、同じ時間帯に放送された「百年の遺産」(13.9%)よりも0.5%高い視聴率になった。「清潭洞アリス」は12日の放送で14.4%を記録し、15.5%だった「百年の遺産」に遅れを取っていたが、再び逆転することになった。「清潭洞アリス」は27日の最終回まで2話だけを残している状況。今の勢いで、週末ドラマの視聴率1位を守り続けられるか、関心が集まっている。また、同日の同時間帯に放送されたKBS 2TV「ギャグコンサート」は20.6%で1位、KBS 1TV 「大王の夢」は12.2%となった。

「宮」原作作家の新作「サロンH」がドラマ化決定
2006年MBCで放送され人気を集めた「宮」の原作者パク・ソヒ作家の新作がドラマになる。ドラマの制作会社カーテンコールメディアは21日、報道資料を通じて「パク・ソヒ作家のウェブ漫画『サロンH』のドラマ版権の契約を結んだ」とし「韓国市場はもちろん、海外市場でも強い競争力を持てる作品」と期待を示した。「サロンH」は美容とビューティーを素材にした専門漫画で「宮」のパク・ソヒ作家がウェブ連載する漫画だ。主人公のヒョンガンがビューディー業界に足を踏み入れてから、骨身を削る努力の末にスターデザイナーとして成長して行く過程を描いている。同作品は既に韓国コンテンツ振興院の優秀漫画グローバルプロジェクト韓流支援作品に選定された状態だ。カーテンコールメディアは「マイ・プリンセス」「ミス・リプリー」「階伯(ケベク)」「7級公務員」などを制作したドラマ制作会社だ。

「野王」クォン・サンウ vs 東方神起 ユンホ、異なる魅力の両極ファッションが話題
SBSドラマ「野王」のクォン・サンウと東方神起ユンホのファションが関心を集めている。クォン・サンウは韓国で14日に放送された第1話から、圧倒的なオーラで視聴者を魅了した。特に大統領府を家宅捜査するシーンでは、白いシャツと黒いネクタイ、そしてダークグレーのスーツでシックかつ洗練されたスタイルを完璧に着こなした。一方、温室で育った財閥の御曹司を演じているユンホは、クォン・サンウのクラシックなスーツとは対照的なブラックのシンプルなハーフコートを選択した。ユンホが選択したブラックのコートは、後ろの開きのラインのカラーがポイントで、クォン・サンウとはまた違ったセンスのある御曹司スタイルを強調した。メーカーの関係者は「今シーズンの男性スーツは、クラシックなカラーと素材に、シンプルなフィット感を活かした、フレンチシックスタイルが流行るだろう」と予測した。

【ドラマレビュー】「会いたい」カン・ヒョンジュンとイ・スヨンの結末が違った理由
※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が伝えようとしたメッセージ「癒しは復讐ではなく、愛だ」「私、ジョンウのことをたくさん憎んだの。悔しいのに怒りをぶつけるところがないから『復讐しなきゃ』と。そしてジョンウに意地悪したりもしたじゃない。でもジョンウがたくさん愛してくれるから、憎しみも全部消えてしまったの。傷も癒されて」MBC「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の中のイ・スヨン(ユン・ウネ)の台詞だ。この台詞ほど、ドラマの核心を抑えている言葉もないだろう。17日に放送終了した「会いたい」で、どんでん返しはなかった。勧善懲悪のメッセージを伝えた平凡な結末だった。「会いたい」はオーソドックスなロマンスから逃れ、社会的メッセージを伝えるとしてスタートしたが、ドラマの半ばから相次ぐ殺人事件で流れがおかしくなり、挙句の果てに「ありきたりの復讐劇だった」との酷評を受けるに至った。しかし、このドラマが「ありきたりの復讐劇」だったとの意見には、完全には同意できない。「会いたい」が語ろうとしたのは、復讐ではなく、愛だったからだ。傷を癒すには「復讐」しかないのだろうか。このドラマの主人公のイ・スヨ(ユン・ウネ)ンとカン・ヒョンジュン(イ・スンホ)は、いずれも傷を抱いて生きて行くキャラクターだった。ある意味では、2人とも傷を持っているので、お互いに支え合いながら暮らすことが出来たかも知れない。そして2人は韓国に戻り、それぞれハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)とハン・テジュン(ハン・ジニ)への復讐を試みる。しかし結果は天と地ほどの差だった。イ・スヨンはハン・ジョンウとの結婚に成功したのに対し、カン・ヒョンジュンは腹違いの兄ハン・テジュンと並んで監獄行きとなった。何故このような差が出来たのか。その理由は「愛」ではないだろうか。ハン・ジョンウはイ・スヨンの足にある、父親のせいで出来た傷跡を見ながら「まだ痛むの?」と訊く。幼いイ・スヨンはその傷跡を常に隠し、心を痛めていた。物理的苦痛より、精神的苦痛のほうが大きかったためだ。これを知ったハン・ジョンウはイ・スヨンの傷跡を自身の手で覆いながら「これで痛まないだろう?見えないから」と、おまじないを掛ける。「さ~消えたぞ。悪い記憶。これからまた作れば良いのさ、良い記憶を」と話す。このシーンこそ、傷は復讐ではなく、誰かを包み込むときに癒されることを表している。もうスヨンは痛がらない。「この傷跡を見ると、父から逃げていた記憶よりも、今のようにジョンウが私の足の甲を覆ってくれた記憶を思い出すの」との言葉で、傷が癒されたことがはっきりした。このように幼いころ、自身を捨てた裏切りに囚われ、ハン・ジョンウを苦しめていたイ・スヨンは、ハン・ジョンウの変わらぬ愛により癒された。非道で残酷な殺人事件が発生するたび、韓国社会では「死刑に処するべきだ」との声が高まる。「彼らも同じ目に遭わせる必要がある」と主張する。簡単に言って「復讐しよう」とのことだ。しかし復讐して、何かが変わるだろうか。法律を利用している点が違うだけで、受けただけ返すという意味では「会いたい」のカン・ヒョンジュンと同じく思える。しばらくの痛快さは味わえるかもしれないが、それが残った者の傷を包み込めるかは疑問である。何もかも愛で包み込もうというわけではない。「会いたい」は、妥当な処罰は受けるべきだが、本当に傷を癒すのは復讐ではなく「愛」というメッセージをはっきりと伝えた。ドラマの完成度から来る物足りなさにも関わらず「会いたい」の意味を探すのであれば、これだろう。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント

「大風水」1話減らして35話で来月7日に放送終了
SBS水木ドラマ「大風水」(脚本:ナム・ソンニョン、パク・サンヒ、演出:イ・ヨンソク、ナム・ゴン)が1話を減らして、35話で放送を終える。SBSドラマ局の関係者は、18日にマイデイリーとの電話インタビューで「『大風水』は従来の36話ではない、35で放送を終えることを決定した」と伝えた。「大風水」は当初36部作で企画されていたが、去年12月19日にあった第18代大統領選挙の放送のため、1話分の放送が無くなった。後続作である「その冬、風が吹く」の最初の放送日を2月13日で確定しながら、1話を減らして終えるか2話を連続放送するか論議した結果、1話を減らして2月7日に35話で放送を終える決定をした。「大風水」は、朝鮮建国の発端となった威化島(ウィファド)で回軍を描く2幕に入りながら、イ・ソンゲが君王に変わっていく姿に助力者チサンの興味津々な知略が加わって、視聴者の注目を集めている。

【ドラマレビュー】「会いたい」最終回、視聴者が求めていたのはそれではなかった
※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が残したもの現実のスヨンの癒しはこれからだどんでん返しはなかった。ジョンウ(JYJ ユチョン)はスヨン(ユン・ウネ)の変わりにヒョンジュン(ユ・スンホ)が撃った銃に撃たれ、ヒョンジュンもまた警察が撃った銃で倒れた。二人とも意識を失った。先に意識を取り戻したのはジョンウだった。ジョンウとスヨンは、約束通り初雪の降る日に、2人だけの結婚式を挙げ、さらに愛し合うことを約束した。その後目覚めたヒョンジュンは記憶を失い、重刑を言い渡された。少なくとも、見た目にはハッピーエンドだった。「会いたい」の結末で見られた、いくつかの惜しいポイント性的犯罪の被害者を主人公に掲げたロマンスドラマMBC「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)が最終回を迎えた。懸念していた悲劇はなかったが、脚本家は最後まで優しくなかった。倉庫に連れて来られたスヨンに、14年前の悲惨な事件を記憶させることで、再び恐怖の記憶を注ぎ込んだのである。ジョンウとスヨンを離すためのヒョンジュンの計略だったとは言え、性的犯罪の被害者の癒しを掲げたドラマが、最終回で再びその傷に触れるべきだったのかは疑問だ。つまり、してはいけないことだった。更に結末でのヒョンジュンもまた、もう1人の被害者であることを強調したという点で、なぜあえてヒョンジュンをサイコパスの連続殺人犯に描写したのかも分からない。この日ジョンウとスヨンは子どもの頃を思い返しながら、「もしヒョンジュンも共に公園で出会い、幸せな少年時代を送っていれば、どうだっただろうか」との想像した。ヒョンジュンもまた親世代の歪んだ欲望がもたらした被害者であることを間接的に伝え、ヒョンジュンの悪行を理解させる心理的な免罪簿を与えたのである。その結果銃に撃たれた後、全ての記憶を失って学習能力さえも失ったヒョンジュンの姿を見ながら、視聴者は「かわいそう」という反応を見せている。多くの人を殺した連続殺人犯に送る同情にしてはやり過ぎた感がある。脚本家がヒョンジュンというキャラクターのバランスを取れなかったという点、それにも関わらずユ・スンホの演技は見事すぎたと言う点は、このドラマにおいて最後まで残念なポイントとして残る。ジョンウはまたどうか。14年間スヨンを待ち続けて結婚というゴールに至ったが、最後まで父とは和解できなかった。ドラマの唯一の悪役とも言えるハン・テジュンが、一夜にして生まれ変わることも可笑しいが、ジョンウにとってもう一つの傷と言える父の存在が、変わらず待たなければならない対象として残るべきだったのかは、最後まで疑問だ。世の中の全てのスヨンの癒しはこれから最も大きい問題はやはり、性的犯罪の被害者の癒しが、きちんと行われなかったというところにある。癒しを諦め復讐にこだわることによって、社会的ロマンスというアイデンティティを、自ら壊してしまったことまでは理解しても、いきなり「10ヶ月後」という字幕で時間を飛ばしてしまったのは、制作スタッフの無責任に近い。10ヶ月後のスヨンとジョンウは、すべての悪い記憶から自由になったように見え、満面の笑みを浮かべ、お互いへの信頼と愛で傷を癒したように見えた。10ヶ月という長い歳月の間、何があったかは分からない。しかし視聴者が本当に観たかったのは、癒しが行われたその10ヶ月ではなかっただろうか。しかし、残念に思う必要はない。傷は魔法で癒されるわけではない。時には時間を必要とし、信頼が前提とされるべきで、愛の力で待たなければならない。そして最初から満足するわけにはいかない。「会いたい」は終わったが、現実の中のスヨンとジョンウは依然として苦痛の時間の中で身悶えている。彼らの心身を慰める慰めの歌は、これからでも始まるべきだ。制作スタッフは「会いたい」を通じておよそのリズムだけを提供した。これからそのリズムにメロディを乗せ、歌詞を書くのは我々の仕事だ。スヨンとジョンウを忘れず、彼らが癒され再び生きる理由を作ることこそが、11.6%の最終視聴率が持つ意味ではないだろうか。現実のスヨンとジョンウが頑張ることを、そして再び立ち直ることを心から願いたい。

「会いたい」ストーリーは残念でも俳優の演技は輝いた
※この記事にはドラマ「会いたい」の結末に関する内容が含まれています。「会いたい」が、ハッピーエンドで幕を閉じた。17日の夜に韓国で放送されたMBC水木ドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の最終回で、ハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)はイ・スヨン(ユン・ウネ)を助けるために、彼女が14年前に拉致され、性的暴行にあった倉庫へ向かった。そこで怯えているイ・スヨンと、銃を持っているカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)と向き合った。拉致された時の記憶を失ったイ・スヨン。そんな彼女にカン・ヒョンジュンは、ハン・ジョンウが彼女を見捨てて一人で逃げたことを思い出させるために、彼らが拉致された倉庫を最後の場所に選び、イ・スヨンが当時の記憶を思い出すと、涙ながらに愛を求めた。だが、イ・スヨンが自分の気持ちを断ると、カン・ヒョンジュンは一緒に死のうと彼女に銃口を向けた。そんな彼を説得するハン・ジョンウ。すると、今度はハン・ジョンウに銃口を向けた。その時、二人の間に割って入ったイ・スヨンは、ハン・ジョンウに最後の挨拶をした後、カン・ヒョンジュンに近づき、銃口を握りしめ自分の胸に押し当てた。すると、カン・ヒョンジュンは後ずさりしながら引き金を引き、イ・スヨンに代わってハン・ジョンウが銃に撃たれ倒れた。すると、イ・スヨンは嗚咽しながらハン・ジョンウの状態だけを気にした。カン・ヒョンジュンは、そんなイ・スヨンの関心を得ようと、自分の頭に銃口を向けたが、彼女の関心を得ることはできず、警察の銃に撃たれて倒れた。幸いハン・ジョンウは10日後に目覚め、警察に復帰し、ハン・テジュン(ハン・ジニ)と継母のファン・ミラン(ト・ジウォン)とも仲直りした。だが、カン・ヒョンジュンは、銃に撃たれた時、多量に出血したことで学習障がい者となり、連続殺人犯として無期懲役を言い渡された。またハン・ジョンウとイ・スヨンは、約束どおり初雪が降る日に2人だけの結婚式を挙げ、初恋を叶えた。「会いたい」は、当初掲げた正統派恋愛ドラマとは異なり、青少年の拉致、性的暴行、連続殺人など、敏感な社会的問題を扱い、視聴者らに新鮮さを与えた。だが、回を重ねるごとに、行き過ぎた殺人犯の美化、男女主人公を治癒していく過程と、ロマンスの欠乏など、思わぬ方向に向かうストーリーで視聴者から非難の声が上がった。特に、あまりにも簡単にすべてを許し、仲直りする結末は少し残念だった。だが、俳優たちの演技は素晴らしかった。ハン・ジョンウを演じたユチョンは、コミカルな姿と真摯な姿を行き来ながら、バランスをとって上手く演じきった。アイドル出身演技者という偏見を破るかのように、一層深まった眼差しと安定した演技力でドラマを引っ張ったのはもちろんのこと、俳優としての地位をしっかりと固めた。イ・スヨンを演じたユン・ウネは、成熟した感情表現と涙の演技で、毎回視聴者の涙を誘った。誰がユン・ウネで、誰がイ・スヨンかであるかが分からないぐらいの繊細な演技を披露し、作品をするたびに浮上した演技力騒動をすっきり解消した。また、カン・ヒョンジュンを演じたユ・スンホは、子役というイメージを払拭するかのように、より成熟した感情演技を披露し、演技変身に成功した。「会いたい」の放送終了後に軍に入隊するユ・スンホ。除隊後、内的、外的に成熟しているユ・スンホの演技が早くも期待されている理由だ。他にも、ソン・オクスク、ハン・ジニ、オ・ジョンセなど、演技派俳優の演技もまた「会いたい」の人気の牽引役としての役割を果たした。「会いたい」の後番組としては、チェ・ガンヒ、チュウォン主演の、愛以外はすべてが嘘である国家情報院の新入要員が繰り広げるアクションロマンス「7級公務員」が23日午後9時55から放送される予定だ。

【ドラマレビュー】「チョンウチ」“コメディ名優”チャ・テヒョンをうまく活かせていない
「チョンウチ」理由ある不振KBS最高の期待作として挙げられた「チョンウチ」が予想外の不振に陥っている。視聴率14.9%(AGBニールセン・メディアリサーチの全国基準、以下同様)でスタートを切り、大ヒットの兆しが見えていた序盤とは違って、現在の視聴率はむしろ低くなり、12~13%台にとどまっている。裏番組が強いわけでもない。MBCの「会いたい」、SBSの「大風水」の視聴率も10%台前後を推移しているからである。つまり視聴率低迷の原因は作品にあるとのことだ。「チョンウチ」はなぜ期待に及ばない成績になったのだろうか。似合わない服を着ているチャ・テヒョン「チョンウチ」はどう見てもチャ・テヒョンの、チャ・テヒョンによる、チャ・テヒョンのためのドラマである。そのため、看板のチャ・テヒョンをどう活かせるかがこのドラマの勝敗を決めるカギとなる。しかしこれまで放送された「チョンウチ」を見ていると、チャ・テヒョンをうまく活かせているとは思えない。いや、もっと冷静に言うと、「チョンウチ」のチャ・テヒョンは似合わない服を無理やり着ているように不自然に見える。チャ・テヒョンは誰もが認める韓国最高のコメディ俳優である。彼の出演作の多くがコメディ映画であり、彼を代表する作品もコメディ色が非常に強い。例えば「猟奇的な彼女」「覆面ダルホ~演歌の花道~」「過速スキャンダル」「ハロー!?ゴースト」「風と共に去りぬ」などのコメディ映画は結構良い成績を上げたが、「僕の、世界の中心は、君だ。」「バカ」「奇跡のジョッキー」など他のジャンルの映画の成績は芳しくなかった。つまり観客がチャ・テヒョンに求めているのは思いっきり笑えるコメディなわけだ。しかし「チョンウチ」は現在このような視聴者のニーズを十分に満たしていない。「チョンウチ」のチャ・テヒョンは愛と友情の間で成長する孤独なヒーローである。これは視聴者が知っている愉快な俳優チャ・テヒョンのイメージとは全く合わない。俳優チャ・テヒョンとチョンウチキャラクターの違いがあまりにも大きいため、それを演じるチャ・テヒョンでさえ全体的に抑え気味の演技だけを貫いており、それがまた視聴者がドラマに夢中になりきれない理由になっている。もちろんチャ・テヒョンは素晴らしい俳優だ。独特な自身だけの色を持っており、演技力も抜群である。役作りだけではなく、劇を引っ張っていく力もスキルも十分持っている。しかし「チョンウチ」の制作陣がチャ・テヒョンを主人公に選んだのはミスだったと思う。いくら素晴らしい役者であっても表現しにくいキャラクターはあるはずだ。初恋の相手を忘れないロマンチストや不正な社会に怒りを感じるヒーローはチャ・テヒョンにあまり似合わない。それにもかかわらずチャ・テヒョンをキャスティングしたかったのであれば、制作陣は全体的な設定を彼に合わせて再構成すべきだった。チャ・テヒョンのような良い役者をせっかくキャスティングしておいて、彼の短所を目立たせるようなストーリーでは、視聴者が離れるのも当たり前のことである。チャ・テヒョンの強みが何なのかをきちんと把握して、スマートにそれを活用していれば、結果は今のものより遥かに良かっただろう。色々と残念なことである。分かりにくい世界観複雑で分かりにくい世界観も問題だ。「チョンウチ」はファンタジーと現実世界が融合した二重的な世界観に基づいている。問題はこれがうまく融合してないため、さらに紛らわしくなっていることだ。現実の権力争いに道士たちが巻き込まれるストーリー自体がそれほど自然でない上、現実とファンタジーがかぶることでドラマの本当のステージも分からなくなっている。このような世界観は視聴者に受け入れられにくい。途中から視聴しにくいところも問題である。世界観がこのように複雑になっていると、最初からドラマを見ていない視聴者はついていけない。世界観はなるべくシンプルに設定して、その代わりにキャラクターを立体的に作り、ストーリーを豊かにしていくのが、よりスマートなアプローチだろう。ファンタジードラマにまだ慣れていない視聴者にとって「チョンウチ」は想像以上に不親切なドラマである。演出を担当しているカン・イルス監督は、制作発表会で「従来のファンタジードラマの成績はあまりよくなかった。実はこのジャンルは定着しにくい環境に置かれているのが現実である」とし、「持続的なチャレンジの一環としてこの作品を企画した。結果にこだわらず最善を尽くしたい」と話していた。その彼にこちらから聞いてみたい。肩の力を少し抜いて、よりシンプルで分かりやすいプロットを描いてみることはできないかと。なぜ韓国のファンタジーの世界観は複雑すぎて何が何だか分からなくなるのだろう。不思議なことだ。視聴者を満足させなかったCG技術的な問題ではあるが、目の肥えた視聴者を満足させることのできなかったCGも弱点の一つである。空を飛びあらゆる不思議な術を駆使する道士たちをリアルに描くためにはレベルの高いCGが欠かせないが、「チョンウチ」の特殊効果は多少不自然で安っぽい。これでは作品の魅力も半減されるしかない。CG論争についてチャ・テヒョンは「『チョンウチ』に『トランスフォーマー』や『ロード・オブ・ザ・リング』のレベルを期待するのは無理」と話したが、それは卑怯な言い訳に過ぎない。作品は視聴者の目線を意識すべきであり、視聴者が作品のレベルに合わせて目線を調整するわけがないからである。結局どの作品もどんな状況であっても視聴者が満足できる方向を目指すべきである。もちろん生放送並みの撮影日程や撮影当日にその日の台本をもらうことが日常茶飯事である韓国ドラマ業界で、「チョンウチ」ほどのCGレベルも奇跡のようなことかもしれない。大変だろうが、作品のクオリティ向上に向け、もう少し頑張ってほしい。せっかくファンタジージャンルを選択したなら、技術的な面でも一歩前進してほしい「チョンウチ」最後の名誉回復はできるだろうか「チョンウチ」は全24話のうち、あと3分の1のみを残している。ファンタジードラマが誕生しにくい劣悪な環境の中で、「チョンウチ」が同時間帯1位をキープしていること励みになることである。しかしこれで満足してはいけない。前述した弱点をひとつずつ補って、視聴者確保に向けた取り組みを行わないと、真の成功とは言えないだろう。来週からはMBCの上半期における期待作のひとつ、ドラマ「7級公務員」が始まる。果たして「チョンウチ」は新しいドラマに立ち向かい、水木ドラマ首位をキープできるだろうか。全てが「チョンウチ」のこれからの選択にかかっている。




