drama
記事一覧

「会いたい」JYJ ユチョン&ユン・ウネの本格的なロマンスが始まるのか
ユン・ウネのガードがゆるくなり、JYJ ユチョンとのロマンスの兆しが見えてきた。韓国で13日の午後10時から放送されたMBCドラマ「会いたい」では、イ・スヨン(ユン・ウネ)が過去に自身を捨て逃げたと誤解していたハン・ジョンウ(ユチョン)への誤解を解き、再びロマンスが始まりそうな雰囲気となった。誤解が解かれ、ジョンウへの昔の気持ちがよみがえったスヨンとは違い、自身を見ると辛いと言われたジョンウは、スヨンに冷たく接し始めた。しかし表での冷たい態度とは裏腹に、二人はお互いに惹かれる心と愛で、視聴者の心を焦がした。特にジョンウは飲めない酒を飲みながら「君が悪い。飲むと君を思い出すじゃないか」としながらスヨンに会いたい気持ちを表し、スヨンも冷たく変わったジョンウに近づき声を掛けるなど、惹かれる心を隠せなかった。ドラマの後半にはスヨンとジョンウが偶然再会する場面があったが、眠ったジョンウを見ていたスヨンは、幼いころの楽しかった時間を回想しながら「会いたかったから」と本音を表したりもした。これで、これからスヨンとジョンウが再び以前の関係を回復するかに関心が集中し、スヨンを愛するヘリ(ユ・スンホ)との関係も注目を浴びている。

「会いたい」19日は選挙特別番組のため放送延期…20日は“1話だけ”
選挙開票の放送のため、MBCドラマ「会いたい」の19日の放送が延期となる。MBC番組編成の関係者は14日午前、マイデイリーの電話取材に対し「『会いたい』は選挙の当日、『選択2012』の放送のために放送が延期される。20日には通常通り放送される予定だ」と明かした。MBCは19日、第18代大統領選挙の開票放送「選択2012」を午後4時から放送する。これにより、19日に放送が予定されていた「会いたい」と「黄金漁場-ラジオスター」の放送が延期される。大統領選挙の翌日である20日は「会いたい」が通常通り放送されるが、2話連続放送はせずに1話だけ放送される予定だ。

「会いたい」の運命の4人、彼らは成長中
ロマンスと推理を絶妙に織り交ぜるドラマ、キャラクターたちの成長に期待ドラマ「会いたい」の4人の主人公は、それぞれ幼い頃の心の傷を抱えている。14年が経った今も、それは癒されずにいる。自身の中から、そして周りからの心理的・状況的恐怖が、今なお散在する。未だ謎のままの事件の中心に立っている4人の主人公たちについて調べてみた。ハン・ジョンウ、運命を開拓するアクティブなエネルギーの持ち主ほとんどのドラマにおいて、男性主人公たちはとても独立的だ。「会いたい」の場合も同じで、ハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)は父ハン・テジュン(ハン・ジニ)の影から逃れた。安定した未来が保障されていた生活を捨て、スヨンの母キム・ミョンヒ(ソン・オクスク)と一緒に暮らしていた。彼はキム・ミョンヒとキム刑事(チョン・グァンリョル)の娘キム・ウンジュ(チャン・ミイネ)、腹違いの妹ハン・アルム(イ・セヨン)にとって柱のような存在。イ・スヨン(ユン・ウネ)に対する罪悪感で14年間生きてきたが、3人と交流することで安定を取り戻すことができた。同僚の刑事との友情も彼の安定に役立った。彼には「クレイジーラビット」という逞しいニックネームがあるが、周りを明るくするエネルギーを持っている。イ・スヨンに対する罪悪感は、彼にとって最も大きな問題だ。また暴圧的な父に育てられた経験と拉致、周りの人の不幸な死などの経験をしたので、心に深い傷を負っている。しかし、彼は自身が罪悪感を持つようになった行為から逃げたり、合理化したりせず、堂々と運命に立ち向かって来た。今、イ・スヨンと再会した彼は、そのアクティブなエネルギーを発揮する機会を探すことになった。イ・スヨン、癒されなかった14年、克服する方法を探さなければ彼は14年をカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)に守られながら過ごした。不安な心理状態のイ・スヨンが、財力と強い所有欲の持ち主の彼に頼るしかなかったと考えられる。ハン・ジョンウへの恨みと世の中への恐怖など、悲惨な心理状態から逃れられる環境が整ってなかったためだ。イ・スヨンがパリから帰国するときに空港で見せた萎縮した姿は、現在の彼女の心理状態を物語っている。母に再会した場所でも、彼女には罪悪感と不安がそのまま残っていた。14年前に殺人犯に追われた父の被害者たちが襲い掛かったとき、謝りながら自責していた頃から一歩も踏み出せなかったのである。しかし、カン・ヒョンジュンから逃れたとしても、ハン・ジョンウとキム・ミョンヒの献身の後ろに隠れることを選ぶのではないかと懸念されるのも事実だ。不幸を自身の失敗だと思う傾向を克服する方法を学べなかったためだ。しかし、14年間受けられなかった全うな愛を通じて、少しずつ癒していくのが今の彼女には最善だと思われる。カン・ヒョンジュン、小屋で育てた復讐心、爆発力を得るこのドラマで自身への哀れみがもっとも強いキャラクターがカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)だ。無念の死を迎えた母(チャ・ファヨン)に対する復讐心は、彼のアイデンティティの構成に大いに影響を与えた。またお金が持つ影響力がどれほど大きいものかを幼い頃から心得たので、それを利用することにおいて迷いがない。またイ・スヨンと同じくらい、世の中への恐怖を持つ子供のような状態だ。復讐心を駆り立てた彼の財力とイ・スヨンという存在は、彼を支えた2本の柱だった。しかし、後者の変化の兆しに不安になり始めた。家庭と社会から拒まれた経験から疎外感を覚えた彼は、社会化されてない子供のような大人に成長した。彼は幼い頃、部屋に閉じ込められた際に火事を起こして脱出を試み、キム刑事の死にも関わっている。その他の様々な事件に、彼が関わっていると疑うのも無理ではない。問題を暴力的方法で解決することが日常化されたこと、憤りが積もった状態で色々なことに罪悪感を感じられないこと、いや、感じようとしないこと。まだ小屋に閉じ込められた子供のままの彼を助けるのは誰なのかを見守るのも楽しみだ。キム・ウンジュ、幼い頃に閉じ込められてしまったキャラクター、これからは火を付ける必要がある「会いたい」で一番残念なキャラクターだ。幼い頃の彼女は、一見お茶目で不良に見えるが、正義の味方で、人情のある父親の気質を受け継いだ少女だった。父の思わぬ死で心に傷を抱いているが、なぜか大人になってからはドラマでほぼ疎外されている。ドラマ全体に存在感をアピールしていたキム刑事の人間らしさを代替するのは、スヨンの母キム・ミョンヒの役割になった。イ・スヨンのいない14年間、一つの屋根の下で暮らしたハン・ジョンウとスヨンの母、そしてキム・ウンジュの間には、家族の情ができたのではないだろうか。しかし、母子のように見える二人に比べ、キム・ウンジュはよその人のように見えるばかりだ。キム・ウンジュは3人に比べ、比較的に健全な幼年時代を送った。このキャラクターが重要な理由は、その健やかさがドラマのバランスを維持するためだ。幼い頃の彼女を思い浮かべてみよう。ハン・ジョンウを初めて見た瞬間から好きになったが強要せず、最初はイ・スヨンを拒んだが、結局彼女を哀れに思い、受け入れたのではないか。父キム刑事の謎の死を究明するにおいて必要な装置として、このキャラクターに火をつけなければならない理由だ。

「ファミリー」にタイトルが変わったので、これからが始まりだ
KBS 2TV「ファミリー」月~金夜7時45分放送「黙ってファミリー」が「ファミリー」にタイトルを変えたことは、このドラマの変化をそのまま反映している。ひとまず黙って家族になることに力を注いだ作品が、今は、一つの家族になった登場人物の間で起きた出来事を語ろうとしているのだ。それだけエピソードは、優性と劣性で分かれていた二つの家族の差をなくすことに集中している。ヨル・ソクファン(アン・ソクファン)の前の義母だったクン・エジャ(ナム・ヌンミ)は、優性家族の母親であるナ・イルラン(ソヌ・ヨンニョ)と一緒に検定試験に挑戦するが、ナ・イルランが10点で、クン・エジャは20点を取った。それだけではない。ナ・イルランの浮気者の夫は、彼が残した優性家族の影を描き出しながら、最初から彼らの間で優性と劣性の境界がなかったことを見せている。ヨル・ウボン(チェ・ウシク)はウ・シネのことをお母さんと呼ぶ努力をし、ナ・イルランはヨル・マクボン(キム・ダンユル)の恋愛のために一緒にショッピングに出かける。優性と劣性の境界は消え、二つの家族はお互いに支え合い、不足した部分を満たす家族になり始めた。極端な設定ではあるが、最初から二つの家族を優性と劣性で分けたのは、二つの家族の団結という、結局は違う二つの集団が一つになることを効果的に表すことができた。一歩前へ踏み出すことでお互いの距離は縮まり、満たされる空間を与える。その次の役割を果たしている。お決まりのエピソードから抜け出し、人物を細かく構成して「ファミリー」だけのカラーを維持できるのかは依然として未知数だ。だが、二つの家族が一つになったという大きな枠を作りながら、「ファミリー」はまた違う絵を描ける余白を作り始めた。

キム・スヒョン、キム・ナムジュ、チャン・ドンゴン…地上波3局の演技大賞は果たして誰の手に?
2012年のお茶の間は、視聴者を笑わせ泣かせた、ずば抜けた演技力の俳優らが溢れ、これまで以上に楽しい一年だった。若い年齢にも関わらず抜群の演技力を見せ、視聴者らを驚かせた幼い俳優ら、今まで派手なスポットライトを浴びることはなかったが、2012年はまるで自分の服のような作品とキャラクターに出会い、新しく脚光を浴びた俳優も何人かいた。また、久しぶりにお茶の間に復帰しただけでも、視聴者をときめかせた俳優もたくさんいて、喜びに溢れた一年だった。MBC「太陽を抱く月」で女性の心を掴んだキム・スヒョンMBC「演技大賞」の主人公は、今年満24歳の若手俳優キム・スヒョンがもっとも有力だ。ドラマ「太陽を抱く月」で悲運の王イ・フォン役を演じて女性の心を奪い、全国に「太陽を抱く月」ブームを巻き起こした。愛する女性を失った王の悲惨な悲しみを見事に演じ、好評を得た。とりわけ、普段カリスマ性がありながらも謹厳な表情の持ち主だが、自身に訪れた悲劇の前では悲しく嗚咽するイ・フォンの姿は、キム・スヒョンが持つ演技力がどれほど素晴らしいものなのかを知らしめた。ドラマ「ゴールデンタイム」の俳優イ・ソンミンも素晴らしい演技力を見せた。韓国の外傷外科の現実の冷徹に描いた「ゴールデンタイム」が、今までの医療ドラマとは違ってラブラインがなくても視聴者の心を掴むことができたのは、チェ・インヒョクを演じたイ・ソンミンの存在感のおかげだった。これに先立ち、ドラマ「キング~Two Hearts」で慈愛に満ちた国王イ・ジェガンを演じたイ・ソンミンは「ゴールデンタイム」では患者の生命を自分の人生の最優先目標とした真の医者として登場し、視聴者らを泣かせた。他にも、8ヶ月に渡り撮影しながらも諦めず、全64作という大作を引っ張り大ヒットさせた「光と影」の俳優アン・ジェウク、デビュー以来初めてドラマ、それも時代劇に挑戦し、安定した演技力でドラマの人気を高めているドラマ「馬医」の俳優チョ・スンウも、大賞候補として名前が挙がっている。KBS「棚ぼたのあなた」のキム・ナムジュ&ユ・ジュンサンが有力候補今年KBSの一番大きな収益は、ドラマ「棚ぼたのあなた」だった。視聴率40%を突破し、国民ドラマと呼ばれることができたのは、家族愛を強調した「棚ぼたのあなた」の物語と、カン・ブジャ、チャン・ヨン、ユン・ヨジョン、ヤン・ジョンア、チョ・ユニ、オ・ヨンソなど、俳優らの好演のおかげだった。とりわけ夫婦として出演した女優キム・ナムジュと俳優ユ・ジュンサンは、実際の夫婦のようなリアルな演技を見せ、週末夜視聴者をテレビの前に釘付けにした。このため国民の夫婦キム・ナムジュ、ユ・ジュンサンの「演技大賞」の受賞可能性が一番高いわけだ。キム・ナムジュの場合、出演する作品が全て大ヒットした興行の女神らしく、今回の作品も大きく成功させただけに、大賞の主人公として遜色がないという評価を受けている。すでに多くの関係者の間でKBS「演技大賞」の第一候補として選ばれたキム・ナムジュは、2010年にもMBC「逆転の女王」で演技大賞を受賞した。だが、人気ドラマ「赤道の男」「カクシタル」「優しい男」の主演俳優オム・テウン、チュウォン、ソン・ジュンギも、KBSドラマの人気を引っ張った主役であるため、キム・ナムジュも安心しているわけにはいかない状況である。SBS、チャン・ドンゴンなのか?ソン・ヒョンジュなのか?SBSは「サラリーマン楚漢志」「屋根部屋のプリンス」「紳士の品格」「追跡者 THE CHASER」(以下「追跡者」)などのドラマが、視聴者から大きな愛を受けた。この作品の中で演技大賞の候補として名前が挙がっている俳優は「紳士の品格」のチャン・ドンゴンと「追跡者」のソン・ヒョンジュだ。「紳士の品格」は、俳優チャン・ドンゴン、キム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョクを前面に出し、中年の恋と哀歓をコミカルに描いた新しいスタイルのトレンディドラマだった。とりわけチャン・ドンゴンは、12年ぶりにドラマに復帰、コミカルな演技を見事にこなしドジンアリ(アリ:恋の病で寝込むこと)を誕生させた。「紳士の品格」が巻き起こした話題性があまりにも大きかったため、ブームの主人公であるチャン・ドンゴンの受賞を予想する意見が多い。「追跡者」のソン・ヒョンジュは、演技力の面では独歩の大賞候補である。ソン・ヒョンジュは「追跡者」で、刑事ペク・ホンソク役を演じ、娘を失った父の悲しみをリアルに演じた。ソン・ヒョンジュのリアルな演技は真の演技を求めていた視聴者に楽しさを与えた。また、ソン・ヒョンジュの演技は、現実味溢れる劇の展開、社会を批判する素材などと相まって、より注目を集めた。また、韓流スターやアイドルスターが一人もいなくても、真の演技力のみでドラマが成功できるということを証明した。このように、ソン・ヒョンジュの存在が与えた影響力のため、彼が必ず演技大賞を受賞すべきだという意見が相次いでいる。

「チョンウチ」チョン・ウチはどこ? ― Best or Worst
ストーリーみんなが何かを追っている。ヘリョン(ペク・ジンヒ)は傷跡がないチョン・ウチ(イ・チ:チャ・テヒョン)を実の兄ではないかと疑い裏調査を依頼し、宦官ソチル(イ・ジェヨン)一行は、巻き物とマ・スク(キム・ガプス)を探しながらもチョン・ウチが巻き物を盗んだ犯人ではないかと思いチョン・ウチの後を追う。マ・スクは病んでいるムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)を利用して、ホン・ギルドンが隠した宝の位置を把握する。しかし、ガンニム(イ・ヒジュン)はそんなムヨンを守ることができなくて苦しむ。結局、ガンニムは死んだと思ったチョン・ウチにムヨンを奪われてしまう。Best or WorstWorst:「チョンウチ」の問題点は、遅い展開ではない。主人公の感情を表現できないまま70分余りを満たした中身こそ、ドラマをドロ沼に陥らせた原因だ。チョン・ウチは、マ・スクとガンニムが宝を、ソチルとソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン)がマ・スクを探す間、初回から続けてきた単純な捜査だけを繰り返したり、時々道術を使って事件を探るだけだった。そして、すべての登場人物の行動を無理やり説明することに多くの時間を費やした。またチョン・ウチが反撃を試みた場面は「マ・スクが巻き物を盗んだのか?ドゥンゲ(シン・スンファン)はどこにいるのだ?」のように独り言をつぶやきながら推理する方式も過度に圧縮したシーンだった。ガンニムには除去対象であって、ソチルとソ・チャンフィにとって巻き物を盗んだ容疑者であるチョン・ウチは、すべての事件の中心にいる。だが、なかなか劇を引っ張って行くチャンスが回ってこない。この過程でチョン・ウチの欲望と感情がだんだん薄れていくのは当たり前のことだ。そんな理由で、再び出会ったムヨンのことを切なる思いで探していたチョン・ウチの声は何の波動もなく、ムヨンを脱出させる場面も爆発的な効果はなかった。一刻も早くチョン・ウチにマ・スクの黒い考えとソ・チャンフィの不安な目つきを見守ること以外に劇の主導権を取り、感情を吹き込む必要がある。仲間たちとおしゃべりするポイント― どう考えても一人できない時は(簡単ではないだろうが)呪文を覚えよう。オドイルグァンジ!!!― 他の人の才能を奪いたい時は(鳥肌がたつけど)叫ぼう。ネハップアシン!!!― 誰かを操りたいのなら(覚えにくいが)ガプス翁を真似してみよう。ヨクサチョンジョパチョンウンジジオクトジュ、ヨルサチョンジョパチョンウンジジオクトジュ、ヨルサチョンウンジジオクトジュ

JYJ ユチョン主演「会いたい」が「チョンウチ」おさえ、水木ドラマ視聴率1位を維持
MBCドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)が、視聴率が小幅上昇し水木ドラマ1位を維持した。13日午前視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計によると、前日韓国で放送された「会いたい」は全国基準11.7%の視聴率を記録した。これは前回の放送(11.5%)より0.2%上昇した数値で、2回連続同時間帯1位となった。先週1位の座を奪われたKBS 2TV「チョンウチ」は11.0%の視聴率で「会いたい」に続き同時間帯2位となり、SBS「大風水」は視聴率8.0%で3位に留まった。この日「会いたい」では、暴行犯殺人の容疑者となった掃除員(キム・ミギョン)が、自分の娘を暴行した加害者に最後の復讐を加え警察に捕まる姿が流れた。

「野王」クォン・サンウ&スエ、初撮影“いい予感がする”
クォン・サンウとスエが、SBS新月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ、原作:パク・イングォン)の初の撮影を終え、「いい感じだ」と感想を述べた。クォン・サンウとスエは12日、ソウル新水(シンス)洞にある西江(ソガン)大学校の正門で初の野外ロケを行った。スタートを切ったのはスエで、劇中でチュ・ダヘに扮した彼女は家庭の事情で大学に進学できず、家庭教師でもできないのか調べるため大学の新入生である友達を探しに行くシーンを撮影した。クォン・サンウの初撮影はその日の午後、ソウル近郊で行われた。ハリュ役を演じるクォン・サンウは、市外バスに乗って白黒のサイコロを触るシーンを撮影した。サイコロは、保育園で一緒に育ったダヘがくれた思い出のもので、クォン・サンウはこの日、手の平にサイコロを乗せて想念に浸る演技に突入した。「レディプレジデント~大物」以来2年ぶりにドラマに復帰したクォン・サンウは「再び戻ってきたという事実にまだ実感はわかないが、ドラマのヒットに関してはいい予感がする」と気持ちよいスタートを予告した。演出を担当したチョ・ヨングァンプロデューサーは「いい台本と立派なキャスティングを基に最高の作品を作る」と意気込んだ。

タイトル論難の「黙ってファミリー」…結局「ファミリー」に変更
KBS 2TVのシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「黙ってファミリー」が、「ファミリー」にタイトルを変えて、新たにスタートする。「ファミリー」は、韓国で7日に放送されたラストシーンで流れた、シム・ジホの「タイトルが変わりました。それでも変わらず応援してくれますよね?」というセリフに続いて、「これからは『ファミリー』と書いて『ダクペ』と読みます」という字幕を放送した。「黙ってファミリー」は、放送が始まってから低俗な表現である「黙って」が公営放送の公共性と品格を阻害するという理由で放送通信委員会から指摘を受けてきた。「黙ってファミリー」の制作会社は、「『黙って』が俗語ではなく、現代を反映する言葉だという意味で使用した」と釈明したが、論難は続いた。結局、制作会社は放送通信委員会の指摘を受け入れ、7日に「タイトルから『黙って』を取った『ファミリー』に変更した」と明かした。「黙ってファミリー」は、10日の放送分から「ファミリー」に変更して放送される。

「チョンウチ」チャ・テヒョンの喜怒哀楽“スーパーヒーロー30パターン”公開
チャ・テヒョンの喜怒哀楽が込められたスーパーヒーロー30パターンが公開された。チャ・テヒョンは、KBS 2TV水木ドラマ「チョンウチ」(脚本:チョ・ミョンジュ、演出:カン・イルス)で迷魂術にかかった元彼女ホン・ムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)を救うためにガンニム(イ・ヒジュン)と張り合っている。チャ・テヒョンはずうずうしいイ・チとカリスマ性溢れるチョン・ウチの姿以外にも、間抜けな本物のイ・チ、ソン・ドンイル演じるボングに入れ替わったイ・チなど様々なチョン・ウチに変身するなど、毎回与えられたキャラクターに自然に溶け込んだ姿で特別な反応を得ている。ともすると暗い内容になりがちな道術活劇というジャンルが、チャ・テヒョンによって新鮮で楽しみを与え続けているという評価を受けている。特にチャ・テヒョンは、スーパーヒーロー30パターンを通して様々な表情と溢れる魅力をそのまま披露している。「チョンウチ」第1話で、一瞬人間から鶏に変わる姿をコミカルに演じたことをはじめ、毎回状況に合う表情と仕草で見る人を惹き付けている。また、笑うシーンでは微笑んだり、大笑いしたり、胸を打ちながら笑ったり、明るく大きく笑ったり、右側の口の端だけを上げたりするなど、何十種類にもなる笑いの種類を公開した。それだけでなく、悲しみ、驚き、真摯さ、痛み、悩み、目つきのカリスマなど喜怒哀楽を表情だけで上手く表現しながら爆発的な反応を得ている。劇中イ・チが間の抜けたふりをし、いたずらと自慢に満ちた姿を見せ、周りの人たちを無防備な状態にさせながらも、チョン・ウチに変身して180度急変する姿もそのひとつである。あるスタッフは、様々な姿を自然に演じ分けるチャ・テヒョンの姿に対して「毎回披露している表情だけでも100万種類を超えそうだ」と賞賛した。制作会社であるチョロクベムメディアの関係者は、「チャ・テヒョンは、様々な才能と魅力で『チョンウチ』の完成度を高めている。確かにチャ・テヒョンだったから可能なキャラクターだったと思う。まだ始まったばかりに過ぎない。本格的に始動するチャ・テヒョンの大活躍を期待してほしい」と伝えた。

チェ・ガンヒ&チュウォン「7級公務員」の初めての出会いで“太白山を溶かす”
チェ・ガンヒとチュウォンが、MBCの新しい水木ドラマ「7級公務員」で熱演を繰り広げた。台本読み後に初めて再会したチェ・ガンヒとチュウォンは、今月5日から4日間に渡り太白(テベク)山にあるレーシングサーキットで行われた撮影で、主人公の2人が出会うシーンを撮影した。この撮影では、新車をかけたレースに参加したギルロ(チュウォン)と、ひょんなことからギルロの車に乗って一緒にレースに参加することになったソウォン(チェ・ガンヒ)の姿がカメラに収められた。チェ・ガンヒはものすごいスピードで走る車の中で怯えながら、ギルロの疾走を止めるために悲鳴と悪口、そして標準語と方言などを撒き散らすソウォンの姿を生き生きを演じた。一方でチュウォンは、見ていろとばかりにソウォンを無視して、無我の境地で実力発揮のみに熱を上げる図々しいギルロを表現した。撮影が行われたレーシングサーキットは、用意された数十台の自動車と数十人のスタッフでいっぱいになった。それだけでなく、レースシーンを表現するためのセットや小道具が大量に投入されて、大規模の撮影となった。しかし激しい雪と強風により、セットなどが風に飛ばされるハプニングがたびたび起こり、難しい撮影となったが、それにも関わらず、チェ・ガンヒとチュウォンは終始一貫して明るい表情と愉快な笑いで、作品に対する覚悟を見せたという。 チェ・ガンヒは、「ギルロ役のチュウォンさんをはじめ、多くのスタッフたちが吹雪のためにとても苦労した。しかし、苦労した甲斐もあって面白いシーンになったようで、楽しみにしている」とコメントした。「7級公務員」は、国家情報院の新人要員のどたばたロマンスをはじめ、組織内の葛藤とエピソードを描く作品で、チェ・ガンヒ、チュウォン、2PMのチャンソン、キム・ミンソなどの俳優が出演する。映画「7級公務員」の原作者である脚本家チョン・ソンイルとドラマ「トンイ」と「ロイヤルファミリー」を共同演出したキム・サンヒョプ監督が手を組む。MBC水木ドラマ「7級公務員」は、「会いたい」の後続として、2013年1月に放送がスタートする予定だ。

【ドラマレビュー】「馬医」展開をたるませる要素とは?
活気ある展開のために、事件の乱発よりは専門性を活かす方向へMBCドラマ「馬医」で、毎回の事件はクライマックスで絶頂に達し、次の回で解決される。十分予測できる手順だが、これまでは比較的多彩な事件が起きている。そして、ペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)が人医に成長していくにつれ、その規模も次第に大きくなる傾向にある。問題は編集だ。事件の展開を見せる上で一定の順番ができたのだ。ペク・クァンヒョンが事件を解決したら、獣医のコ・ジュマン(イ・スンジェ)とカン・ジニョン(イ・ヨウォン)が、その次は飲食店ムギョタンバンの人々、最終的にチュ・ギベ(イ・ヒド)、ジャボン(アン・サンテ)に知られる形だ。合間にスパイスとして恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)や内医院(李朝時代に宮中の医薬をつかさどった官庁)、スクフィ姫などの反応が流れる。「馬医」で起こる事件は、以前から解決可能なものとみなされる。張り詰めたような緊張感を作らなければならないが、毎回平易な編集で相当部分、その点数をなくしているのだ。画面構成も単調極まりない。そのため、恵民署の病床は窮屈で、ムギョタンバンは常にごちゃごちゃしているし、各人物の行動半径もそれほど大きくなく見える。まるでカメラはいつも同じ位置に固定され、事件と人物だけ毎回変わっているような気がするほどだ。次第に立体感をなくしていく人物たちしかし、最大の問題は各登場人物が日増しに平面的なキャラクターとして固着化されつつあることだ。善悪が克明に区分され、つまらない気がするのだ。ドラマでは稀に悪役が脚光を浴びることがあるが、人間的な魅力を基に挑発において視聴者から共感されるべき十分な理由を提供するケースがそうだ。「馬医」では主にイ・ミョンファン(ソン・チャンミン)を中心に事件が起こる。自分の身分を隠し、ただひたすら出世だけを考える人物として描かれ、人間的な苦悩はもちろん、どのことにおいても一抹の憐憫さえ全く表さず、立体的な悪役になり得ないでいる。また、左議政(官職の一つ)チョン・ソンジョ(キム・チャンワン)は、ただイ・ミョンファンに振り回されているだけで、時代の勢力下としての面貌と品位が全く感じられない。スクフィ姫は、人間的に成熟する過程を見せられないでいる。主観が明確な人物ではあるが、終始自分勝手で無策な行動ばかりを続けている。序盤はペク・クァンヒョンの周辺を多彩にする人物の一人だったが、進展しない関係の繰り返しで、いまや蛇足の感じまでする始末だ。そのため、周辺人物も一緒に輝きを失いつつある。ペク・クァンヒョンは色んな逆境の末、もはやチョン・ソンジョの寡婦の嫁ソ・ウンソ(チョ・ボア)を尋ね弄んだという濡れ衣まで着せられた。事件が劇的でなく、無理な設定だと感じるのは、これまでの内容でペク・クァンヒョンとソ・ウンソ、そしてカン・ジニョンの3人の間に張り詰めた緊張感と微妙な感情が作り上げられていなかったためだ。「馬医」は特定の職業を描くドラマだ。朝鮮時代に馬医から人医へ、また御医(オイ:王の主治医)へと抜擢される主人公の一生は、それだけで波瀾万丈である。これまで脚光を浴びたエピソードは、ほとんど彼が専門性を生かして活躍した時だった。無理な事件を乱発するよりは、そこにポイントをおいた方がドラマの活気を生かす上で良き選択になると思われる。




