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  • 「会いたい」ドラマが背けるトラウマの影

    「会いたい」ドラマが背けるトラウマの影

    MBC水木ドラマ「会いたい」第14話 夜9時55分放送カン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)に傷ついた手首を隠し、涙を流すイ・スヨン(ユン・ウネ)にハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)はこう言う。「もう一度、君を泣かせたら、僕は君のことを待たないから。僕が君を迎えに行くから」この台詞は、「会いたい」の劇中で何度も繰り返される歌「魔法の城」(東方神起)の物語であることを再確認させてくれた。暗闇の洞窟に閉じ込められた姫を助ける騎士の物語だ。この上ない恋愛物語の原形は「会いたい」を支えている哀切な初恋の神話を固めてくれた。殺人犯の娘イ・スヨンの名前を呼んでくれた唯一の恋人ハン・ジョンウは、14年の懺悔の時間を送り、もう一度イ・スヨンを助けるために騎士になった。それなら、再びこの質問に戻るしかない。その恋愛物語の危機が、必ずしも残酷な児童性的虐待でなければならなかったのかという質問に、もちろん「会いたい」は、イ・スヨンのような児童性的虐待の被害者家族の復讐物語を通じ、加害者に対する怒りを引き起こすことで、この質問に関して忠実に答えようとした。しかし、それよりも重要な被害者たちのトラウマに対するアプローチ方法は、断片的で、上辺だけだったということが問題だった。恋愛構図が本格化されながら、この問題点が明らかになった。イ・スヨンの心の傷は受動的に助けを待つヒロインの悲恋物語として描かれておらず、彼女にとって加害者でありながら助けてくれた人、両面的な性格を同時に持つ2人の男性主人公との複雑な関係も、三角関係の構図の中で単純な構図になってしまった。イ・スヨンの心の傷と男性主人公との関係を繊細にアプローチしていたのなら、カン・ヒョンジュンの強引なキスやその状況を抜け出し、ハン・ジョンウから慰められるというような恋愛ドラマのお決まりのシーンは、使うべきではなかった。最終回まで残り6話となっている物語の中で、彼女がどう乗り越えていくのかは分からないが、少なくとも今まで見せてくれたこの作品の質問に対する答えが不十分であることは明らかになった。

    10Asia
  • 「会いたい」JYJ ユチョン、熱血刑事の本能を発揮

    「会いたい」JYJ ユチョン、熱血刑事の本能を発揮

    MBC水木ドラマ「会いたい」で、JYJのユチョンの熱血刑事本能が復活した。26日に韓国で放送された「会いたい」第14話は、カン・サンチョル殺害事件を捜査するハン・ジョンウ(ユチョン)の活躍ぶりが描かれた。ジョンウは、カン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)が依頼した借名口座の調査のためにジェギョン療養院を訪れたが、目の前で起きたサンチョルの死亡に困惑する。続いて、サンチョルの洋服の中から発見された家族写真やジェギョン療養院の聞き込み捜査に行った当日、犯行が行われた点などをもとに、犯人が自身を狙ったことを察知し、本格的な捜査に取り掛かった。ジョンウは実際に、自身がこの事件とかかわれば捜査から除外されることを知っていたにもかかわらず、事件現場の記憶を思い出しながら捜査を行った。そして、サンチョルの死体解剖の結果、墜落死ではなく溺死であることが判明した。これとともに、湿ったタオルにより窒息死したカン・サンドゥク(パク・ソヌ)の死を思い浮かべ、2つの事件が関連していることに気づく。この日、ジョンウはサンドゥクが死んだ当時、イ・スヨン(ユン・ウネ)と掃除人(キム・ミギョン)など、自身と縁が深い人物が有力な容疑者として取り上げられると感情は揺れていたが、落ち着いた様子を見せた。彼は、自身に起きた一連の事件が1つの延長線上にあるかも知れないと推察した。ジョンウは、小さいことも見逃さず目利きが効き、しぶとい執念で事件を解決してゆき視聴者の注目を浴びた。ジョンウは劇中、クレイジーラビットというニックネームのように、捜査において誰より強い熱意と執念を見せた。ジョンウが14年前から続いてきた事件の真実を明かすことができるのか注目されている「会いたい」は、韓国で27日午後9時55分に第15話が放送される。

    OSEN
  • 「紳士の品格」が「2012 SBS演技大賞」ベストカップル賞部門に最多ノミネート

    「紳士の品格」が「2012 SBS演技大賞」ベストカップル賞部門に最多ノミネート

    韓国で8月に最終回を迎えたSBS週末ドラマ「紳士の品格」が、「2012 SBS演技大賞」(以下「演技大賞」)のベストカップル賞部門で最多の候補を輩出した。最近「演技大賞」ベストカップル賞の候補が発表されたが、「紳士の品格」では3組のカップルがノミネートされた。主演を務めたチャン・ドンゴン、キム・ハヌルをはじめ、メアリ(ユン・ジニ)ブームを巻き起こしたキム・ミンジョン&ユン・ジニカップル、清潭(チョンダム)魔女キャラクターを誕生させたイ・ジョンヒョク&キム・ジョンナンカップルがその主人公である。「紳士の品格」の次にたくさんの候補を出したドラマは、意外にも社会性の強い「追跡者 THE CHASER」であった。同ドラマでヤクザと刑事として活躍したチョ・ジェユン&パク・ヒョジュカップルと、検事&記事カップルとして活躍したリュ・スンス&コ・ジュニカップルがそれぞれノミネートされた。唯一の男同士カップルも目を引く。主人公は、水木ドラマ「ファントム」のクァク・ドウォン&ソ・ジソブカップル。放送当時、サイバー捜査隊のチーム長と刑事役に扮し、犯人を捕まえるため熱い頭脳戦を繰り広げたことはもちろん、小競り合いをする姿で笑いを誘ったことで「演技大賞」にノミネートされた。この他にも衝撃的な結末を迎えた「ファッション王」のユ・アイン&シン・セギョン、フレッシュな印象を与えた「花ざかりの君たちへ」のSHINeeミンホ&f(x)ソルリ、タイムスリップブームを起こした「屋根部屋のプリンス」のJYJユチョン&ハン・ジミン、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる)ドラマという評価を受けながらも、初々しい印象を与え続けた「蒼のピアニスト」のチュ・ジフン&チン・セヨン、シンデレラファンタジーの典型である「わが愛しの蝶々夫人」のパク・ヨンウ&ヨム・ジョンア、会社員の哀歓を愉快に描いた「サラリーマン楚漢志」のイ・ボムス&チョン・リョウォンカップルがそれぞれベストカップル賞にノミネートされた。「独占中継!2012 SBS演技大賞」2012/12/31 (月) 21:30~26:00今年のSBS演技大賞が見れるのは女性チャンネル♪LaLa TVだけ!CS放送 女性チャンネル♪LaLa TVで放送決定!【LaLa TVにてキャンペーン実施中】女性チャンネル♪LaLa TV公式Facebookでは今年韓国SBSで放送された韓国ドラマのポストカード(本国ポスターデザイン)を抽選で100名様にプレゼント!詳しくはこちらまで ⇒ LaLa TV公式Facebook

    OSEN
  • 「私たち結婚できるかな?」率直な結婚生活の裏話で好評…“視聴率3%台目前”

    「私たち結婚できるかな?」率直な結婚生活の裏話で好評…“視聴率3%台目前”

    JTBC月火ドラマ 「私たち結婚できるかな?」が視聴率3%を目前にしている。26日、視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計結果によると、韓国で25日に放送された「私たち結婚できるかな?」(脚本:ハ・ミョンヒ、演出:キム・ユンチョル)の第18話は、全国基準で(全国有料放送)2.818%を記録した。これは第17話で記録した1.646%に比べ、1.172%上昇したものである。第18回は首都圏有料世帯基準で平均視聴率2.9%(広告を除く)、最高視聴率は3.3%を記録した。JTBCのある関係者は「リアルな離婚訴訟の過程に共感する女性視聴者からの電話が視聴者審議室に殺到した。このままいけば、最終回は4%台にまで上るのでは」と述べた。この日の放送では離婚調停中のドヒョン(キム・ソンミン)とヘジン(チョン・エヨン)が、子供の親権のための児童心理調査に入った中、二人の息子テウォン(ファン・ジェヒョン)は親の離婚を悲しんで涙を流した。 しかし最後の調停委員会でドヒョンは「本当に離婚しますか?」という調停委員の質問に「いいえ、したくありません」と答え、どんでん返しを暗示した。「私たち結婚できるかな?」の離婚調停過程は、リアルでドラマチックな構成で視聴者から注目されている。ネットユーザは「普段他人事のようだった離婚が、自分のことになるかもしれないと考えるようになった」「弱者のヘジンがかわいそう」などの反応を見せている。

    OSEN
  • 【ドラマレビュー】自己矛盾に陥った「ドラマの帝王」“突破口が必要”

    【ドラマレビュー】自己矛盾に陥った「ドラマの帝王」“突破口が必要”

    SBS月火ドラマ「ドラマの帝王」が解くべき課題ドラマがドラマを語るのは、決して容易なことではない。それはつまり、自己批判であると同時に、厳しい基準を求めるためである。例えば、PPL(Product Placement:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)を批判するドラマが、PPLなしに制作されるのはほとんど不可能であり、ありきたりな恋愛ドラマや通俗的な設定を拒否すると堂々と主張したドラマも、よく見ると従来のドラマの限界をそのまま含んでいる場合がほとんどである。これは、現在「ドラマの帝王」が直面した現実でもある。ドラマ初期にギリギリに書き上げた台本や、ほぼ生放送のように行われる撮影現場、PPL、編成権を巡る運動など、同種業界に対する鋭い視線をブラックコメディで描いた「ドラマの帝王」は、彼らが批判していたところにおいて同じ基準で評価される位置に立たされている。問題は、残念ながらその評価があまり良いとは言えないことである。もちろん、「ドラマの帝王」も彼らが批判していた韓国のドラマ制作システムの中で作られているため、仕方がない部分もある。例えば、度の過ぎたPPLや、後半になるにつれストーリーが恋愛に集中する傾向がそれである。しかし、このような細かい部分は、実は大きな問題ではない。より根本的な問題は、残り3話となる「ドラマの帝王」が自己矛盾に陥って、ジタバタしているように見えるということである。陳腐な偶然の連続「ドラマの帝王」でさえ?まず、24日に韓国で放送された第15話を見てみよう。何より残念なのは、このドラマのメインといえるアンソニー・キム(キム・ミョンミン)とイ・ゴウン(チョン・リョウォン)の恋愛が偶然に依存し過ぎている点だ。二人の間の恋愛を本格的に告げたパプチャ(ご飯車)のエピソードだけを見ても、山中で道に迷い、自動車のエンジンが止まり、結局二人の体温に依存して夜を過ごした設定は、陳腐なあまりにこじつけの感じさえある。アンソニー・キムが、ソン・ミナ(オ・ジウン)の紹介で大手企業の投資を受けるようになった日の状況もそうだ。よりにもよって、アンソニー・キムが約束の場所に向かっていたその時間にイ・ゴウン脚本家が風邪で倒れ、更には自動車に乗って病院に向かっている途中で理由もなく道路が渋滞する。結局、投資は水の泡になってしまう。「世界にどんなバカ者が愛のために成功を諦めるのか」と叱っていたアンソニー・キムが、イ・ゴウン脚本家のために投資を諦めたことを見せるための設定だろうが、偶然に頼りすぎている。そのためだろうか。この日の放送では、イ・ゴウン脚本家のために投資を諦めたアンソニー・キムやアンソニー・キムに片思いを抱いて気苦労をするイ・ゴウン脚本家よりは、撮影現場で言い争っていたソン・ミナとカン・ヒョンミン(SUPER JUNIOR シウォン)が遥かに目立っていた。思うに、今後カン・ヒョンミンがソン・ミナを好きになって、二人の間にも新しい恋が始まりそうだが、偶然が続かなかったという点で、彼らの恋愛の方がより自然に感じられる。恋愛を強調すれば、そもそもの企画意図とは違って、ドラマが変な方向へと行ってしまうと指摘していた「ドラマの帝王」が、結局は後半でアンソニー・キムとイ・ゴウン脚本家の恋愛に集中して力を無くしたのではないだろうか? これこそが自己矛盾に陥ったこのドラマが解くべき最初の課題である。これだけではない。放送の最後でアンソニー・キムに起きた異変の前触れは、このドラマが持つ自己矛盾をさらに際立たせる。この日、アンソニー・キムは、運転していた途中、急に視界が無くなり、大きな事故を起こすところであった。瞬間的に目が見えなくなったのである。医師はアンソニー・キムが服用しているうつ病治療薬の副作用だと説明したが、予告編を見ると遺伝である可能性が高いように見える。なぜなら、目が見えない母親の前で、アンソニー・キムの視界がまた暗くなったためである。ご存知のとおり、記憶喪失と不治の病は韓国ドラマで頻繁に登場する題材だ。「ドラマの帝王」も記憶喪失を1つのエピソードとして取り上げ、笑いものにしたことがある。しかし、今になってアンソニー・キムに失明という病気を与えるなんて。記憶喪失と不治の病は異なるから関係ないとでも言いたいのだろうか? それとも「ドラマの帝王」は彼らが批判していたありきたりの設定を踏襲しようとしているのだろうか? これが自己矛盾に陥ったこのドラマが解くべき2つ目の課題である。自身の感情を表現するアンソニー・キムはいつ見られるだろうか?もちろん、突破口はいくらでもある。アンソニー・キムにとって、母親と同じ症状が現れただけで、まだ彼が失明するという確証はない。そのため、アンソニー・キムのこの症状を題材に、いくらでも他のストーリーを作ることができる。例えば、うつ病の治療薬を止めてこそ回復できるという診断を受ければ、今後アンソニー・キムはうつ病の薬を止めるために、より率直に自身の感情を表現することになるだろう。自身の本当の姿を隠して、一度も本音をそのまま表現したことがないために生じたうつ病である。だとすれば、逆に好きなら好きだと、嫌なら嫌だと率直に思いを表すことで、うつ病を治療し、また薬も止めることができる。もし、アンソニー・キムが自身の本音に正直になれば、イ・ゴウン脚本家との恋愛も、今よりずっと自然に展開できると思われる。アンソニー・キムの性格上、本音をそのまま表現するのが容易なことではないだろうが、失明を避けるためなら、いくらでも蓋然性のあるストーリーに発展させていくことができる。慣れないようで、乗り気でない姿で自身の感情を表現するアンソニー・キムの姿は想像するだけでも楽しい。例え、視聴率で苦戦しているとはいえ、「ドラマの帝王」が自己矛盾を克服し、完成度の高いドラマとして記憶されることを期待したい。

    oh!my star
  • 【ドラマレビュー】「ドラマの帝王」SUPER JUNIOR シウォン…“クソ俳優”を演じるのは大変?

    【ドラマレビュー】「ドラマの帝王」SUPER JUNIOR シウォン…“クソ俳優”を演じるのは大変?

    授賞式を控え、時宜にかなった足演技への戒め2012年の芸能界を説明するうえで、外してはならないキーワードが一つある。それはクソ俳優だ。このクソ俳優という単語は、10月KBS 2TV「キム・スンウの乗勝長駆(スンスンチャング)」に出演した中堅俳優パク・グンヒョンが言及した言葉だ。彼は、撮影現場でネームバリューだけを信じてスターとして振る舞う俳優たちをこう表現したのだ。共演しに来たなら他の俳優と付き合う必要があるのに、あるスターたちはただ涙を流すことしかできないくせに、まるでものすごい演技でもしているかのように思い違いをしているということだった。クソ俳優と同じく、足演技(演技が下手という意味)も今年を盛り上げたキーワードかと思われる。プロの演技者でない、アーティストや芸能人、アイドルスターのドラマ出演が増え、多くのスターが演技力で悪評され、不正確な発声、ぎこちない演技などをまとめて視聴者は彼らに足演技という不名誉を与えた。クソ俳優と足演技が今年とりわけ多く言及された理由は、それだけドラマを見る視聴者の目が高くなり、限られたスター俳優でなく作品性で勝負するドラマも多く制作されたためである。また、これからはドラマ制作現場と俳優たちが自らこのような問題意識に共感し、俳優にとってもっとも重要なのは演技力だという事実が改めて注目されている。パク・グンヒョンのクソ俳優発言に俳優ユン・サンヒョンは、自分が過去クソ俳優だったこと、演技の準備ができていない状態でドラマの主演になり苦労した話を率直に打ち明け大きな反響を呼んだ。今は韓流スターとして注目されている彼だが、もし彼が自分の足りないところに気づかず学ぼうとする姿勢を持たなかったならば、彼は依然としてクソ俳優と足演技というタイトルを持って生きていたかもしれない。そのような意味で、25日放送された「ドラマの帝王」は依然としてスター意識だけを持ってちゃんとした演技に対する考えもなしに生きている俳優たちにとって、良き忠告になっただろう。この日SUPER JUNIORのシウォンが演じるカン・ヒョンミンは、初めて自身の演技について客観的な評価を聞き、大きなショックを受けた。ハンサムな外見だけで人気を引き起こし、韓流スターという栄誉まで持っているカン・ヒョンミンの周りには、彼の人気を信じ甘いことだけを話す人しかいなかった。そのせいで彼は、自身の演技を振り返る時間を持ったこともなく、また足りないものが何かも分からないまま過ごしていた。まさにクソ俳優だったのである。しかしこの日、彼は「正直ルックスはまあまあいい線いっていますが、演技はできないと思います」という新米マネージャーの正直な告白と、ネットでの非難コメント、市民との会話を通じて初めて自身の演技力に疑問を抱く。さらに、年末の演技大賞を狙いインパクトあるシーンを撮りたいがためにシナリオの修正を依頼し、アンソニー・キムに厳しく忠告されてから初めて俳優として自覚する姿を見せた。この日アンソニー・キムは、演技より受賞に気を取られているカン・ヒョンミンに「お前の台本分析は小学生レベルで、お前の演技は天下一の足演技だ。これから無駄なことは言わずに、台本が出たら一言残らず覚えるようにしろ」と怒鳴りつけた。細かい感情の表現や状況にふさわしい演技を要求するのではなく、ただ台本を覚えることだけでもしっかりしろという言葉にカン・ヒョンミンはショックを受け、撮影しながらそのショックを引きずり、NGを出し続けた。結局彼は、それまであんなにも嫌っていたソン・ミナのもとを訪れ、悩みを相談するまでに至る。普段の明るいイメージとは違い、彼は「僕はそんなに演技が下手ですか。ソン・ミナさんから見ても僕の演技はそんなに下手ですか。女優として正直に答えてください」と真剣に尋ねる。これにソン・ミナは、「自分の演技力についてなにかしら努力したことがある?自分の短所について知っていることはあるの?」と聞き返した。続いてソン・ミナは、自分はまだ発音が気になって毎日1時間ボールペンを口に加えて発音の練習をしていることを話し、自分の限界を自分で感じなければ直せないとアドバイスする。最高のトップスターと言えるソン・ミナさえも毎日演技のために時間を費やし努力していることは、カン・ヒョンミンにとって少なくとも刺激になり、彼は心から自分を振り返る時間を持つことになった。 普段はCM、お金、イメージ作りにだけ気を使っていたトップスターカン・ヒョンミンが、初めて俳優として自分の現在の位置を自覚する瞬間だった。おそらくカン・ヒョンミンは、これからプライドなど考えずより良い演技のために低姿勢で学ぼうと努力する本当の演技者に生まれ変わるだろう。その過程でソン・ミナと繰り広げる甘いロマンスは、ドラマのもう一つのビタミンになるはずだ。もしかするとこの日、カン・ヒョンミンはクソ俳優から抜け出す第1歩を踏み出したのかもしれない。俳優であれ歌手であれ誰であれ、誰でも足りないところはあるはずだ。しかし、自分が足りないことを知っている人とそうでない人は、天地の差だ。前者は発展する可能性が高いが、後者は永遠にその場にとどまるしかないからだ。もし、自分の人気だけを信じて、あるいはルックスだけを信じて今年の年末授賞式で大きな賞を期待している俳優がいるのなら、この日「ドラマの帝王」が伝えたメッセージを忘れないでほしい。人気より、受賞より重要なのは、自分の限界を認め努力する意志を持つことだ。そういうわけで、「カン・ヒョンミンさん!あなたはこれ以上クソ俳優ではありませんよ」

    oh!my star
  • 【ドラマレビュー】「学校」と「ゆれながら咲く花」…もっとも変わったのは教師だ

    【ドラマレビュー】「学校」と「ゆれながら咲く花」…もっとも変わったのは教師だ

    13年ぶりに再開された「ゆれながら咲く花」教師に見る教育現場KBSドラマ「学校」シリーズの5作品目にあたる「ゆれながら咲く花」が良い反応を得ている。1999年に放送された「学校1」に続き、13年ぶりに月火ミニシリーズとして編成された「ゆれながら咲く花」は、シーズン1の演出を担当したイ・ミンホンプロデューサーがメガホンを取った作品でもある。そのため、「学校1」と「ゆれながら咲く花」の違いも自然に比較されるが、2つの作品でもっとも変わったのは教師の姿だ。 教師と生徒、水平的な関係に「学校1」と「ゆれながら咲く花」の教師は、3つの点で明確な違いを示している。1つ目は、生徒と教師の関係だ。「学校1」で教師は、典型的な大人のキャラクターだった。生徒との葛藤がなくはなかったが、基本的に彼らは生徒から尊敬され、それなりの権威を持つ存在として登場していた。そのため「学校1」の教師は、大半が生徒間の葛藤を調整し、仲裁するポジションを貫いている。反対に、「ゆれながら咲く花」の教師は生徒から大人として尊重される立場ではない。生徒はしばしば教師に反抗し挑戦的であり、教師を同等な位置へと引き下ろす。「ゆれながら咲く花」は、師匠が消えて職員だけ増えている現実を鋭く掴んでいると同時に、生徒と生徒の葛藤と同じように生徒と教師間の葛藤も真剣に描いている。劇中の担任の教師チョン・インジェ(チャン・ナラ)と問題児のオ・ジョンホ(クァク・ジョンウク)がもみ合ったり、パク・フンス(キム・ウビン)とオム・デウン(オム・ヒョソプ)の心理戦がそれだ。「ゆれながら咲く花」は、垂直的な関係だった教師と生徒が、13年の歳月の中で水平的な関係に再構築されつつあることを示唆している。ただ重要なことは、このような時代的な変化の中でも教師がそれなりの権威を取り戻し、生徒が教師を認める相互尊重の過程が必ず必要だということだ。「ゆれながら咲く花」が注目すべき部分もここだ。この過程をどのように描くかによって、作品の成敗が左右される。教師と教師、その中に潜んでいる垂直関係2つ目に、教師と教師の関係がある。「学校1」で教師たちの関係はとても水平的だった。お互いに敬語を使うのはもちろん、経歴が長い、または職位が高いからといって高圧的になることもなかった。教師対教師として相手を尊重し、人格的に接する姿は、私たちがよく知っている教師集団特有の平等さをよく表していた。しかし、「ゆれながら咲く花」は違う。校長のイム・ジョンス(パク・ヘミ)は学校内で絶対的な権力を振り回す絶対者として描かれ、教頭のウ・スチョル(イ・ハンウィ)は校長には頭が上がらないが一般教師には怒鳴りまくるキャラクターとして描かれているのだ。主人公のチョン・インジェがいつクビになるかわからない契約職員の教師として登場するなどは、「学校1」にはなかった設定だ。教師集の内部事情には徹底的に無関心だった「学校1」とは違い、「ゆれながら咲く花」は教師間の垂直関係をより深く描写している。「ゆれながら咲く花」の学校は単なる空間的な舞台ではなく、現実の不条理と葛藤がそのまま再現される一つの圧縮された社会であり、教師たちは強者と弱者、支配者と非支配者に区分けされ、徹底的に権力に順応する小市民的な傾向をそのまま表している。特に、校長と契約職員の関係を、雇い主対労働者に再解釈する試みは、相当斬新なものになっている。劇中で校長のイム・ジョンスは、自分に逆らう契約職員のチョン・インジェに対して露骨に解雇の脅迫をすることをためらわない。このシーンは、実際に学校の現場で垂直的な権力関係と不合理的な階級構造が公然として定着していることを端的に示している。「ゆれながら咲く花」の根底に、水平関係として包み込まれている教師集団への冷笑と非正規職である労働者への憐憫が強く見られるのも、このような現実が理由となっている。教師と父兄、深まる葛藤の溝3つ目は、教師と父兄の関係である。「師の影を踏むべからず」は、すでに死語となった。「学校1」と違い「ゆれながら咲く花」で父兄は子供の教育の一次的な主体として、学校と事あるたびに対立する。ミンギの母(キム・ナウン)が担任教師のチョン・インジェを露骨に無視したり、学校のテストについて問題を提起する姿は、13年前の「学校1」では見られなかった姿だった。発言権が弱くなりつつある教師と違い、父兄の意見表明はさらに積極的かつ攻撃的に変わっているのだ。問題はこのような過程の中で教師と父兄の間に葛藤の溝が深まり、不信と誤解も膨らんでいることだ。父兄は父兄で、教師は教師で傷つく中、最大の被害を被っているのは、その間に挟まれている生徒である。「ゆれながら咲く花」は、このような状況に対して「果たして誰のための対立か」という質問を大胆にも投げかけている。究極的にこの作品は、教師と父兄が和解し協力することで教育のパートナーとして成長するよう促している。このように「ゆれながら咲く花」は、教師の変化した姿を通じて今日の学校の現場を生々しく描写している。残念なのは、「学校1」が放送された13年前より教師の権威は墜落し、教育環境は劣悪になり、父兄との関係は悪化したという事実だ。果たして「ゆれながら咲く花」は、この暗澹(あんたん)な現実の中で希望のメッセージを発信することができるだろうか。もしそれができるならば、教師はどのような役割を果たすことになるだろうか。「ゆれながら咲く花」が描く次のストーリーに期待してみる。

    oh!my star
  • 「会いたい」JYJ ユチョン、撮影現場でホワイトクリスマスを満喫

    「会いたい」JYJ ユチョン、撮影現場でホワイトクリスマスを満喫

    JYJのユチョンが、MBCドラマ「会いたい」の撮影現場でホワイトクリスマスを過ごした。ユチョンの所属事務所であるC-JeSエンターテインメントが、クリスマスにも普段と変わらず行われた「会いたい」撮影現場のスチール写真を公開した。公開された写真には、「会いたい」のイ・ジェドン監督を始め、スタッフたちと降り注ぐ雪を見つめながら微笑むユチョンの姿が写っている。ユチョンの所属事務所の関係者は、「今回のクリスマスも、『会いたい』の撮影は続けて行われた。クリスマス当日も深夜まで続く野外撮影の中、雪が降り始めるとユチョンもしばらく撮影を中断してホワイトクリスマスを楽しんだ」と、撮影現場の雰囲気を伝えた。この関係者はさらに、「クリスマスも忘れるほど大変な徹夜での撮影で、ホワイトクリスマスだったため俳優とスタッフたちにとって特別な思い出になった」とし、「ユチョンも子供のように喜び、大型のクリスマスツリーと写真を撮り、スタッフたちと雪合戦をするなど、ホワイトクリスマスを楽しんだ」と話した。本格的に展開されるハン・ジョンウ(ユチョン)とイ・スヨン(ユン・ウネ)のロマンスで興味を引いている「会いたい」は、毎週水曜日と木曜日の午後9時55分に放送される。

    マイデイリー
  • 「大風水」第二幕が始まる…新たなキャラクターも登場

    「大風水」第二幕が始まる…新たなキャラクターも登場

    SBSドラマ「大風水」(脚本:ナム・ソンニョン、パク・サンヒ、演出:イ・ヨンソク、ナム・ゴン)が、本格的なストーリーを繰り広げる第二幕をスタートする。「大風水」の第23話からは、無学(ムハク)大師(アン・ギルガン)から教えを受けたジサン(チソン)が、慧眼な助っ人としてイ・ソンゲ(チ・ジニ)を本格的に手助けすることになる。風水を見る神眼(シンアン)である父ドンリュン(チェ・ジェウン)の跡継ぎになり、ジサンがその力を発揮する。イ・ソンゲは、最高の助っ人ジサンと共に、高麗最強の権力者であるイ・インイム(チョ・ミンギ)と立ち向かう。中でもイ・ソンゲの成長とリーダーシップを発揮する姿は第二幕の見所である。また、時代の流れと共に王ウ(高麗王)、チョン・ドジョン、イ・バンウォンなど、歴史の中で重要な役割を果たした人物たちが多数登場する予定で、ストーリーも変化を見せる予定だ。ドラマの関係者は「『大風水』の前半はジサンとイ・ソンゲなど、登場人物たちの成長に関する話を描いてきたが、これから繰り広げられる第二幕は、それぞれの人物が自分たちの力を発揮する本格的なストーリーだ。今まで苦労してきた人物たちが、自分たちの力を精一杯に活用することで、より興味深いストーリーが描かれる」と期待感を伝えた。本格的に、イ・ソンゲを王として推戴するための動きが明らかになる「大風水」は、韓国で27日夜9時55分に放送される。

    マイデイリー
  • 「ドラマの帝王」SUPER JUNIOR シウォン、演技力批判を受け俳優として悩み始める

    「ドラマの帝王」SUPER JUNIOR シウォン、演技力批判を受け俳優として悩み始める

    SUPER JUNIOR シウォンが、自分の演技が下手だということに気づいた。韓国で25日の夜に放送されたSBS月火ドラマ「ドラマの帝王」(脚本:チャン・ハンジュン、イ・ジヒョ、演出:ホン・ソンチャン)でカン・ヒョンミン(シウォン)は、演技大賞を受賞するためにイ・ゴウン(チョン・リョウォン)にドラマ「京城の朝」の台本の修正を要求した。すると、アンソニー・キム(キム・ミョンミン)はカン・ヒョンミンに、「それをお前が演じられると思うのか? たまたま運が良くてここまで来たお前が、演技もヘタクソなお前が、そのキャラクターを演じられると思うのか? 台本分析は幼稚園児レベルで、自分の演技が足演技(演技が下手という意味)であることさえ知らない天下一のアホ。台本ができあがったら、台本に書かれた言葉を一字一句逃さずに読め。また、脚本家のイ・ゴウンさんに会いに行って台本の修正を依頼すればただではすまない」と、脅しをかけた。自分の演技が下手だということを認めずに、「京城の朝」の視聴率1位はすべて自分のおかげだと思っていたカン・ヒョンミン。彼は、自分についての記事に書かれていた演技力批判のコメントを見て衝撃を受け、数時間同じシーンでNGを出し続けた。カン・ヒョンミンはソン・ミナ(オ・ジウン)に、「僕の演技はそんなに下手ですか? ソン・ミナさんから見ても僕の演技はそんなにだめですか? 俳優として正直に答えてください」と聞いた。するとソン・ミナは、「私にまでそれを聞くということは、本人もそう思っているからじゃないの? 演技を上手くするために努力したことはあるの? 自分の短所が何か分かっているの?」と聞き返した。ソン・ミナは続けて、「私は発音をよくするために、新人の時から毎日1時間以上、子供がハングルを習うように、ボールペンを口にくわえながら鏡を見て練習をした。自分で問題を理解しないと直せない。よく考えて見なさい」とアドバイスし、カン・ヒョンミンはやっと俳優として真剣に悩み始めた。外見だけを信じ、ひたすらお金のことだけを考えるカン・ヒョンミンが、真の俳優として生まれ変わることができるかに、注目が集まっている。

    マイデイリー
  • 「会いたい」JYJ ユチョン“ユ・スンホからユン・ウネを取り戻す”と決意

    「会いたい」JYJ ユチョン“ユ・スンホからユン・ウネを取り戻す”と決意

    ハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)が、カン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)からイ・スヨン(ユン・ウネ)を取り戻す決意を見せた。MBCドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)の制作陣は、公式サイトを通じて「会いたい」第14話の予告映像を公開した。公開された予告映像では、イ・スヨンがハン・ジョンウを恋しく思っていることに気付いたカン・ヒョンジュンが、だんだんさらに冷たい姿を見せる。「カン・ヒョンジュンの側を離れられない」と自身を拒絶したが、それでもカン・ヒョンジュンの側で辛そうにするイ・スヨンの姿を見守るハン・ジョンウも、複雑な気持ちを隠すことができない。予告映像の最後で、ハン・ジョンウは結局「お前が来るまで待たない。俺がお前を迎えに行くから」と、イ・スヨンを取り戻す決意を見せた。韓国で20日に放送された「会いたい」第13話で、ハン・ジョンウは子供の頃のイ・スヨンとの思い出が詰まった公園で「お前が好きだ。イ・スヨン、お前が好きだ」と告白するが、イ・スヨンは「カン・ヒョンジュンは14年間私の唯一の家族で、友達だった。私たちはいつか結婚すると思う。カン・ヒョンジュンを一人で置いては来れない」と、別れを告げていた。イ・スヨンの拒絶にも、自身の気持ちを諦めないというハン・ジョンウの強い決意により、ドラマは新たな局面を迎えるのかどうか注目が集まっている。「会いたい」第14話は、韓国で26日午後9時55分から放送される。※この動画はPCサイトのみの対応となります。

    マイデイリー
  • 【ドラマレビュー】「会いたい」切ない三角関係が織り成すラブストーリー

    【ドラマレビュー】「会いたい」切ない三角関係が織り成すラブストーリー

    地上波テレビ局の恋愛ドラマとしては初めて性的暴行犯罪を題材にしたMBC水木ドラマ「会いたい」。スリラー要素が強い実験的な試みで話題を集めた。しかし、恋愛ドラマを掲げているにもかかわらず、登場人物のつらい過去やかかわった事件解決を中心に展開しているため、多数の視聴者の関心を引くような恋愛要素が弱いとの指摘もある。他の恋愛ドラマとは違う「会いたい」を高く評価する見方もあるが、多くのドラマ視聴者が好むジャンルが恋愛ドラマであるだけに、恋愛要素を強める必要がある。幸い、12月20日に放送された第13話では、徐々に互いに惹かれあうハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)とイ・スヨン(ユン・ウネ)、そしてスヨンを引き止めようとするヘリ(ユ・スンホ)の怒りを描き、本格的な三角関係の始まりを告げた。どんな恋愛ドラマであっても三角関係は切ない。これまでスヨンに切ない思いを抱いていたのはジョンウだ。14年前、ひどい犯罪の被害者だったスヨンは当時そばにいたジョンウに嫌われて逃げられたと誤解していた。それでスヨンはジョンウのしつこい告白を冷たく断ってきた。しかしジョンウが14年間、自分のことを探し回ったことや彼の本当の気持ちを知り、スヨンはだんだんジョンウに惹かれていく。だが、スヨンは新しい恋のためにヘリのそばを離れるわけにはいかない。ヘリにとってスヨンは恋人であり、14年間互いを頼って生きてきた唯一の友だちであり家族だ。そのヘリがスヨンに自分のそばを離れないでと涙を流す。すでにスヨンの心はヘリではなく、ジョンウに惹かれているが、スヨンはジョンウを忘れようとする。ジョンウは14年ぶりに見つけたスヨンを手放すわけにはいかない。スヨンにはヘリという婚約者がいて、いざとなったら韓国を離れるかもしれない。そのためジョンウは自分の気持ちを隠し、スヨンのそばにいるために友だちになる決心をする。 だんだんとジョンウに心を開くスヨン。彼女の変化でこれまでの三角関係から大きく変わった彼らの恋の末路は悲劇だ。すれ違う三人の恋も悲しい。小さい頃、スヨンを失いたくないために、殺人も躊躇わなかったヘリはナム取締役を介して、ジョンウに「スヨンを見つけ出すと、君が大変なことになるかもしれない」と警告のメッセージを送ったことがある。しかし「会いたい」は単に男女間の心の葛藤や状況設定を超え、悪縁につながるしかない背景を一目瞭然に見せている。 スヨンを取り巻く恋の争奪戦を繰り広げるほか、ジョンウとヘリはジョンウの父親ハン・テジュン(ハン・ジニ)を取り巻く宿敵関係を形成する。過去腹違いの兄テジュンにいじめられ足まで不自由になったヘリは復讐のため、テジュン、ジョンウ親子に計画的に近づく。第13話で過去ジョンウとスヨンを暴行したカン・サンチョルの殺人を仕掛けたヘリは、前もってテジュンをカン・サンチョル殺害容疑者に仕立てる準備を整えた。そして偶然カン・サンチョルの殺害を目撃したジョンウは父親が犯した罪を断罪することを願う。 ヘリの独白通り、ヘリだけではなくジョンウ、スヨンを奈落の底に落とした張本人はテジュンである。それでジョンウは御曹司の地位も諦めて、家を出て警察になった。スヨンは14年が過ぎてもその日の悪夢を簡単に忘れられない。昔からテジュンへの復讐を計画してきたヘリが、徐々にテジュンの首を絞め始める。そしてジョンウが自分の父親を断罪することで、復讐をだんだん強化していく。しかし実の父親のように育ててくれたキム刑事(チョン・グァンリョル)の死を知ったスヨンは、キム刑事を殺した犯人を捜すため、思い出したくないひどい過去を思い出そうとする。運命のいたずらなのか、キム刑事を死に至らせた人物はヘリである。始まったばかりのヘリのテジュン、ジョンウ親子に対する復讐や、キム刑事を殺した犯人を知ってしまったスヨン。だんだんと燃え上がる三人の恋で多少弱かった恋愛の要素が強くなった「会いたい」だが、恋愛以外にも三人の運命を翻弄していくスリラーと推理でサスペンスの要素を忘れていない。すれ違う恋だけでもつらいのに、親の世代の悪縁と大人の貪欲で互いに銃を向けることになるジョンウやスヨン、ヘリ。これまでの設定だけでも悲劇が予想される可愛そうな青春男女の恋が耐えられないほどの切ないものにならないことを祈るだけである。

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