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「IRIS 2」イ・ボムス、3枚のパスポート写真を公開“本当に同じ人?“
KBS 2TV水木ドラマ「IRIS 2」のイ・ボムスが、全く別人のようなフェイスオフパスポート写真を公開し、視線を引いた。「IRIS 2」側は4日午前、劇中で世界をステージにスパイ活動をしていた北朝鮮の前要員ユ・ジュンウォン役で、ドラマが展開するにつれカメレオンのような魅力を見せているイ・ボムスのパスポート写真3枚を公開した。3枚のパスポート写真の中のイ・ボムスは、ドラマの序盤カンボジアで賭博に明け暮れていた、だらしないユ・ジュンウォンの姿、そしてこれとは反対な冷静でスマートな姿や、8対2に分けたヘアスタイルと涼しい目元が印象に残る姿で、同じ人とはどうやっても思えないほど、全く別人の顔をしている。何より、ドラマでボヘミアンとカリスマ性溢れるテロリストを行き来する演技を披露し賛辞を受けているイ・ボムスは、その熱演と同じくらいに、スタイルはもちろん眼差しから人相までも一変したような姿で、人々を感心させている。このように千の顔を持つイ・ボムスのまだ明かされていないミステリアスな背景と正体が3枚のパスポート写真から暗示されており、今週放送される第7話と第8話で明らかにされる彼の正体が、衝撃的な展開を予告している。ドラマ「IRIS 2」のある関係者は、「今週の放送ではユ・ジュンウォンの隠された衝撃的な正体が明らかになる。まだ多くの隠されたストーリーがある中、千の顔で優れた演技を披露しているイ・ボムスの異色な熱演を期待して欲しい」と自信を示した。先日の第6話の放送で、消えたチョン・ユゴン(チャン・ヒョク)を探そうと走り回るチ・スヨン(イ・ダヘ)の姿と、日本で全くの別人として生きているチョン・ユゴンの姿が流れ、新しい局面を示唆したドラマ「IRIS 2」第7話は、韓国で6日夜10時に放送される。

Vol.2 ― 韓国ドラマの55年、姑 vs 嫁の変遷史
1990年代:旧世代の姑 vs 新世代の嫁1990年代に入り、ドラマで繰り広げられる嫁姑問題が従来とは多少違ってきた。MBCの「愛が何だ」(1991)は、亭主関白で保守的な家に嫁いだ新世代の嫁の日常をユーモラスに描き、歴代最高平均視聴率である59.6%を記録した。このような設定は従順で犠牲となる従来の嫁像を全く違う目線で描いたものであり、当時としては型破りな新しい試みだった。姑も厳しくて怖い性格ではなく亭主関白な夫を持つ弱々しい女性として描写された。キム・ヘジャが姑のヨ・スンジャ役を、ハ・ヒラが嫁のパク・ジウン役を演じ、同作でキム・ヘジャはMBC演技大賞を手に入れた。同作を機に韓国ドラマはそれまで続いていたマンネリ化した姑と嫁の関係から抜け出し、様々な嫁姑の関係を表現するようになった。KBS週末ドラマ「風呂場の男達」(1995)がその一つで、同作は「愛が何だ」から一歩前進し、旧世代の姑と新世代の嫁の葛藤を本格的に扱った。「風呂場の男達」でX世代の典型、スギョン役のキム・ヒソンは、姑のチョン・ヨンソクに堂々と言いたいことを言う明るい嫁を演じて、中高年世代に大きな衝撃を与えた。劇中キム・ヒソンは説教する姑に「それはお義母さんの考えです、私の考えは違います」という台詞をよく口にし、時代の変化を実感させた。このようなキム・ヒソンの行動に対し、当時視聴者の間で意見が分かれ論争になったという。SBS「味をお見せします」(1999)のカン・ソンヨンも自己主張の強い嫁役で人気を博した。裏番組のMBC「ホジュン ~宮廷医官への道~」の空前のヒットにもかかわらず、2桁の視聴率を記録した「味をお見せします」の人気の秘訣は、嫁のカン・ソンヨンと姑のチョン・ヨンソクの気力の戦いだった。一部では非現実的な設定で歪曲した家庭像を描いているとの批判もあったが、放送終了まで数多くの話題を生み出し、視聴者の関心を集めた。もちろん昔からの怖い姑と可哀想な嫁の設定が姿を消したわけではない。むしろさらに極端で刺激的に変化し、視聴者を満足させた。SBS朝ドラマ「冬鳥」(1992)は俗物的な二重人格者の姑パン・ヒョジョンと彼女にひどくいじめられる嫁キム・ドヨンの嫁姑問題をテーマとし、朝のドラマとしては異例の48.2%という驚くべき視聴率をたたき出した。同作はそれから15年後の2007年、MBC週末ドラマとしてリメイクされ、姑役はパク・ウォンスクが、嫁役はパク・ソニョンが熱演した。1992年のパン・ヒョジョンが情け容赦ない、金だけに目が暗んだ冷血な役柄だったなら、2007年のパク・ウォンスクは少しコミカルな設定を加えて、精神分裂に近いほどの二重人格的性格をリアルに演じ評価された。しかしリメイク版は残念なことに視聴率が芳しくなかった。1999年のKBS「伝説の故郷-烈女門」はその年放送された「伝説の故郷」のシリーズの中で最も注目された。烈女門(夫に死に別れても、節を守る女が美徳とされ、そうした貞女を「烈女」と呼び、その行いを表彰して建てられた門)をもらうため、若い年で未亡人になった嫁を殺害する非情な姑と死霊になってその家に復讐する嫁のストーリーを描いた同作は、しっかりとしたキャラクターやキャストの好演で注目された。特に姑役のパン・ヒョジョンの厳しくて冷たい演技は視聴者をヒヤッとさせた。2000年代:多様化されたドラマの中の嫁姑問題2000年代のドラマは様々な性格を持つ姑と嫁で多様化したストーリーを作ろうとした。SBS「火花」(2000)のカン・ブジャは存在自体が威圧的な姑のキャラクターで視聴者の目を釘付けにした。ひどい嫁いびりをするわけではないが、嫁への陰険な無視や嫌悪感を表現し、それまでとは違うタイプの嫁いびりを見せたのである。大衆文化評論家のチョ・ミンジュンは、自身のコラム(総合編成チャンネルの救世主キム・スヒョン脚本家のミステリー)で「愛情のない結婚生活と、冷酷な姑カン・ブジャの顔色をうかがう日々で、やつれていった主人公イ・ヨンエが友人のチャン・ソヒに電話でその辛さを話すシーンだったが、涙声で話している最中、突然姑が現れる。僕を含め当時ドラマを見ていた視聴者はそのシーンを見て腰を抜かしてしまった(と証言した)。すなわち『火花』で描写していた夫の実家の情景はまるでホラー映画だったのだ」と語った。それから11年後の2011年には、MBC「ロイヤルファミリー」のキム・ヨンエがカン・ブジャよりさらに冷たく恐ろしい姑を演じた。平凡な家柄出身の嫁ヨム・ジョンアの名前すら呼ばず、最後には死に至らせる姑のキャラクターを演じたキム・ヨンエは「あれ、片付けて」というインパクトのある台詞で世間の話題になった。厳しいだけではなく、残酷な性格の姑が多く登場したのも特徴的である。視聴者が刺激に慣れてしまったため、刺激的な設定やキャラクターがさらに横行している。マクチャンドラマ(非現実的で無理やり作った感じのするドラマ)論争が起こったのもそのためである。KBS「好きだからしょうがない」(2000)、SBS「糟糠の妻クラブ」(2007)のキム・ヘスク、KBS「君は僕の運命」(2008)のヤン・グムソク、SBS「妻の誘惑」のクム・ボラ、MBC「きらきら光る」(2011)のキム・ジヨンなどがそのようなケースである。これに対し嫁姑の対立や和解を人間的に描いた作品もたくさんあった。KBS「母さんに角が生えた」(2008)、SBS「美しき人生」(2010)、KBS「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」(2011)、KBS「いとしのソヨン」(2012)、JTBC「限りない愛」などは姑と嫁が女性としてお互いを理解していく温かいストーリーを展開した。1990年代に登場した自己主張の強い嫁のキャラクターも進化しつつある。KBS週末ドラマ「ヨメ全盛時代」(2007)のイ・スギョン、KBS週末ドラマ「棚ぼたのあなた」(2012)のキム・ナムジュなどは夫の家族に堂々と言いたいことを言う嫁のキャラクターで高い人気を博した。特にキム・ナムジュはシーワールド(夫の実家)という新語を誕生させ、女性視聴者の絶大な支持を獲得し、姑役のユン・ヨジョンも人間的ながらも世俗的な姑のキャラクターをうまく演じ好評された。キム・ナムジュは同作で2012年のKBS演技大賞を受賞した。注目すべき点は姑を社会的弱者と見るドラマも目立って増えたことである。急激な社会変化と核家族化により、年長者の存在感が弱まり、一人暮らしの高齢者が増加する社会現象がドラマに反映されているのである。晩年に一人ぼっちになった姑キム・ヨンオクと彼女の世話をする嫁コ・ドゥシムの交流を描いたMBCベスト劇場「悪縁」(2002)、認知症の老人を登場させたKBS「花よりも美しく」(2004)などは、姑への哀れな気持ちを表現している。特にKBSシットコム「オールドミスダイアリー」(2004)は、嫁が姑をビンタするエピソードが放送され論争を巻き起こした。これは嫁と姑の関係が逆転していることを極端に見せたと同時に、巷で噂されている嫁いびりの実態が何なのか見せた衝撃的なシーンだった。韓国ドラマが記録した55年の嫁姑問題厳しくて怖かった姑はもはや強力な権威を持つ絶対的な強者ではなく、嫁もまた無条件に犠牲になる従順な被害者ではない。このように変わりつつある時代に合わせ韓国ドラマの中の嫁姑問題は、55年の歳月と同じように様々な姿に変化し進化を見せており、依然として視聴者に愛されるテーマとして残っている。現実で嫁姑問題がなくならない限り、ドラマの中の嫁姑問題も続くだろう。韓国ドラマのこれからの課題は、マンネリ化している嫁姑問題というテーマをどうやって再解釈し、新たに表現するかである。論争を巻き起こすほどの刺激的な展開ではなく、人間と人間が互いに理解しあって癒していく過程を美しく描くための努力がこれまで以上に必要なのではないだろうか。

Vol.1 ― 韓国ドラマの55年、姑 vs 嫁の変遷史
韓国ドラマが記録した嫁姑問題の歴史最近人気を集めているSBS「野王」やMBC「オ・ジャリョンが行く」「百年の遺産」などの共通点の一つは、姑と嫁の間の対立を描いていることだ。古臭いテーマだが、嫁姑問題は依然としてドラマのヒットに欠かせない定番のテーマである。ではこれまで韓国ドラマでは嫁姑問題はどう描写されてきたのだろうか。1960~70年代 : 厳しい姑 vs 従順な嫁1960~70年代のドラマは、保守的な社会を反映するかのように厳しく、怖い姑と従順な嫁の犠牲が強調された。1964年、家族の日常生活を描いた「家庭劇場」や、視聴者が解決しにくい人生においての問題をドラマ化した「私の場合」など、初期の韓国ドラマをはじめ、TBC「お嬢さん」、KBS「旅路」などがまさにそうだった。特に1970年3月に放送が始まったTBC連続ドラマ「お嬢さん」の驚異的な人気は、その後放送された同ジャンルのドラマに大きな影響を与えた。「お嬢さん」が驚異的な人気を得た大きな理由は、姑のひどい嫁いびりや抑圧、様々な苦境を黙々と乗り越えていく女性の姿が、世代を問わず視聴者から大きな共感を得たからである。同作の大ヒットで当時TBCは、KBS、MBCとの連続ドラマ戦争で優位を占めただけではなく、放送局の知名度も高めることができた。同作は1997年にKBSでイ・ウンギョン主演の「お嬢様」でリメイクされた。TBCの成功に刺激を受けたKBSは1972年、ヨングブームを巻き起こしたドラマ「旅路」を放送し、嫁姑問題を扱ったドラマの新しい歴史の1ページを書いた。純粋で従順な主人公のテ・ヒョンシルと彼女を悪辣にいじめた姑役のパク・ジュアの演技が見事だった「旅路」は、女性視聴者の涙を誘い、爆発的な人気を得た。以降KBSは1973年にも似たような雰囲気の「波」を製作し、大ヒットを飛ばした。1972年にはMBCも、後妻に入った女性が、前妻の子供からの冷遇とひどい嫁いびりを克服し、存在感を取り戻すという内容の連続ドラマ「継母」で大成功を収めた。言葉のマジシャンと呼ばれるキム・スヒョン脚本家の出世作である同作で、継母役には当代の美人女優チョン・ヤンジャが、姑役にはチョン・ヘソンが、娘役にはユン・ヨジョンなどがキャスティングされ熱演した。当初チョン・ヘソンは主人公の継母役にキャスティングされていたが、演出を担当したパク・チョル監督がチョン・ヤンジャを積極的に薦め、突然姑役に交替されてしまった。このエピソードについて女優ユン・ヨジョンはこう話している。「継母役をチョン・ヤンジャさんに取られて落ち込んでいた30歳チョン・ヘソンさんは、自身初となった老人役の姑役をあまりにも見事に演じきっていて、私たちはみんなとても感心した。今も彼女は時々『私、あの時幼かったのにお婆さん役、よく演じたわよね』と話している。その度に私は『そうよ。本当にとてもとてもよく演じていたよ』と話す」(「キム・スヒョンのドラマについて」の「彼女とのこの28年間の付き合い」から)前述したドラマの他にも姑役ヨ・ウンゲの台詞、「よくもやってくれたわね」という流行語を誕生させたKBS「馬夫」(1975年)、キム・ヨンリムが典型的な悪辣な姑を演じたMBC「後悔します」(1977年)も高い人気を博した作品である。このように1960~70年代の多くのドラマは、厳しい姑の下で家庭の平和を守るために自分を犠牲にする従順な嫁の姿を描き、多くの視聴者から支持を得た。1980年代 : 時代劇が表現した嫁姑問題嫁姑問題がヒットの主な要素として使われたことで、1980年代には時代背景が現代のドラマだけではなく、時代劇でも姑と嫁の対立を扱うようになった。その代表的な作品が1984年のMBC「朝鮮王朝五百年-雪中梅」(脚本:シン・ボンスン、演出:イ・ビョンフン、以下「雪中梅」)である。同作は追尊王の徳宗の妃で成宗(ソンジョン)の母、昭惠王后(ソヘワンフ)韓氏の一代記を取り扱った時代劇だ。昭惠王后韓氏は、仁粹大妃(インステビ)という名称で知られている。「雪中梅」のクライマックスはやはり姑の仁粹大妃と嫁の廃妃尹氏の葛藤がピークに達した時であり、結局仁粹大妃は嫁に賜薬(サヤク:毒薬)を飲ませたことで、血腥い燕山君(ヨンサングン)時代の登場を予告する。当時仁粹大妃役はコ・ドゥシムが、廃妃尹氏役はイ・ギソンが演じた。「雪中梅」以降、仁粹大妃が登場した時代劇の多くは、この嫁姑問題を劇的な高揚感を増幅させるヒットポイントとして活用している。これまでKBS「韓明澮(ハン・ミョンフェ) ~朝鮮王朝を導いた天才策士~」(1994年)のキム・ヨンランとチャン・ソヒ、KBS「王と妃」(1999年)のチェ・シラとキム・ソンリョン、SBS「王と私」(2007年)のチョン・インファとク・ヘソン、JTBC「インス大妃」(2011年)のチェ・シラとチョン・へビンなどがそれぞれ仁粹大妃役と廃妃尹氏役を演じた。特に「王と妃」のチェ・シラとキム・ソンリョンは、ヒステリックな姑と自己主張の強い嫁をリアルに演じ、視聴者から絶大な支持を得た。同作でチェ・シラは1999年の「KBS演技大賞」を受賞し、12年後の2011年にはJTBCの「インス大妃」でもう一度仁粹大妃役を演じた。必ずヒットするテーマといわれる張禧嬪(チャン・ヒビン)も嫁姑問題と無縁ではない。朝鮮時代第18代王の顯宗(ヒョンジョン)の妃で粛宗(スクチョン)の母、明聖王后(ミョンソンワンフ)金氏がその主人公である。彼女は死ぬまで張禧嬪を南人派の間者とみなし、王宮から追い出すなど張禧嬪にだけはとても厳しかった。結局張禧嬪は、姑の明聖王后が亡くなるまで6年間王宮の外で暮らしたという。MBC「朝鮮王朝五百年-仁顕王后(インヒョンワンフ)」(脚本:シン・ボンスン、演出:イ・ビョンフン、1988年)は、明聖大妃と張禧嬪の嫁姑問題にフォーカスを当てた最初の作品で、明聖王后役はキム・ヘスクが、張禧嬪役はチョン・インファが演じた。それ以降張禧嬪は何度もドラマ化されており、SBS「妖婦 張禧嬪」(1995年)ではキョン・ミリとチョン・ソンギョンが、KBS「チャン・ヒビン」(2002年)ではキム・ヨンエとキム・ヘスがそれぞれ明聖王后役とチャン・オクチョン役で出演した。

「IRIS 2」第1話から放送事故の危機だった?撮影の裏側を公開
KBS水木ドラマ「IRIS 2」の裏側が公開される。3日、韓国で放送される「ドキュメンタリー3日間」では、公社創立40周年企画として、2009年の放送当時、最高視聴率39.9%を記録し、韓国型超大作ドラマの新しい幕を開けた「IRIS」の続編、「IRIS 2」の熱い制作現場を3日間取材した。念願の「IRIS 2」第1話の放送日、制作チームはもちろん、編集室や送出室は緊張感が高まっていた。より完成度の高いドラマを作るために力を入れた結果、第1話の制作が遅れてしまったのだ。ともすれば放送事故になりうる緊迫した状況の仲、制作陣は皆神経を研ぎ澄まし、一分一秒を争った。挙句の果てには、バイク便まで動員し、夜10時20分が過ぎてやっと半分に分割された2番目のテープが送出室に届いた。多くの人々が苦労し、放送が始まった「IRIS 2」の制作チームと、同じ時間に撮影を終えた俳優やスタッフらは、第1話の放送を見るために、ソウル汝矣島(ヨイド)のあるレストランに集まり、緊張した表情でモニターを見守った。一つのドラマが生まれるまで、休みなく力を注いできた彼らの情熱がそのまま感じられる時間だった。プロデューサー、脚本家、俳優だけでなく、制作、撮影、美術、武術、特殊効果、編集、音響など数十人の制作陣は、それぞれの場所で様々な役割を果たすが、多くの視聴者に楽しんでほしいという願いは同じだ。「IRIS 2」のピョ・ミンス監督は、「ドラマは喜怒哀楽だ。喜怒哀楽というのは『リアル』に近いということだ。ドラマで見せたい世界は、今みなさんが住んでいる世界と変わらない。最後は幸せになる」と語った。興味深いドラマ制作の現場に密着した72時間は、韓国で3日の夜10時55分から「ドキュメンタリー3日間」で見ることができる。

「オフィスの女王」ベテラン俳優からアイドルまで“最高のラインアップ”
KBS 2TV新月火ドラマ「オフィスの女王」にキム・ヘス、オ・ジホがそれぞれ男女主人公にキャスティングされた中、チョン・ユミ、イ・ヒジュン、チョン・ヘビン、チョグォン(2AM)、キム・ウンスなど、スター俳優らと名脇役が大勢キャスティングされ、最高のラインアップとなった。「オフィスの女王」は部長までもがたじろぐスーパー派遣社員ミス・キム(キム・へス)と、彼女を取り巻く会社員たちの仕事と恋愛を明るくコミカルなタッチで描く、本格ロマンチック生存コメディである。当初「帰ってきて、ミスキム」という仮題で知られたが、最近ドラマの内容と主題を一番よく反映した「オフィスの女王」に変更し、キャスティングを完了した。まず、チョン・ユミは低いスペックで志望した会社にすべて不合格になり、かろうじて契約社員になったチョン・ジュリに扮する。決定的な瞬間につい出てしまう方言が特技で、職場の上司のチャン・ギュジク(オ・ジホ)を片思いするキャラクターだ。俳優イ・ヒジュンは、オ・ジホが演じるチャン・ギュジクの入社同期で友達のム・ジョンハン役にキャスティングされた。ム・ジョンハンは言葉とは違って優しくて情にもろい人物でチャン・ギュジクと人柄、態度、価値観など、すべての面で対照的だ。KBS 2TV 「棚ぼたのあなた」で見せたイ・ヒジュンだけの独特なヒューマニズム演技が目立つと期待されている。ジャングル女戦士として気さくなイメージをアピールしたチョン・ヘビンは、同ドラマでオムチンタル(勉強が出来て性格もよく、何でも出来る完璧な人)クム・ビンナに変身する。家門、財力、ハイスペックの三拍子が揃った、羨みや妬みの眼差しを受ける新入社員だ。アイドルスター2AMのチョグォンは真面目な社員、ケ・ギョンウに扮し、初めて 正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)に挑戦する。礼儀正しい新入社員で、コミカルなイメージを捨てたチョグォンのイメージチェンジが期待される。ベテラン延期派俳優は幹部ラインアップを構築し、ドラマの完成度を高める。出世街道を歩んでいる人物でチャン・ギュジクを寵愛するファン・ガプトク部長には俳優のキム・ウンスが、ファン部長と入社同期だが万年課長であるコ・ジョンド課長役には俳優キム・ギチョンがキャスティングされた。キム・ナウンは老練なキャリアウーマン、ヨ・ジャンミ部長に扮する。これで「オフィスの女王」は最高の興行俳優、演技派のベテラン俳優、アイドルスターに至るまで、新旧が調和した最高のキャスティングを終え、韓国の誰もが共感するドラマになるための下絵を完成させた。KBSメディアとMI側は「よくできた脚本に基づいて最高の監督、スタッフ、俳優が一丸になっただけに、最高のドラマが誕生すると期待する」と自信を示し「会社員はもちろん、老若男女誰もが夢中になるドラマを作る」と抱負を語った。キャスティングを終えた「オフィスの女王」は、今週本格的な撮影に入る。

「大風水」チ・ジニ“空気が読めない無邪気なイ・ソンゲが好きでした”
先月初めに放送が終了したSBS水木ドラマ「大風水」(脚本:ナム・ソンニョン、パク・サンヒ、演出:イ・ヨンソク、ナム・ゴン)で、イ・ソンゲは魅力的な王だった。朝鮮を開国するまで、兵士を率いて戦地で最も先頭に立った勇猛な将軍であり、自身の信頼する者に対しては危険を冒してでも最後まで守り通そうとするなど、人間的にも組織のリーダーとしても周りの人を頷かせる傑出した偉人だった。イ・ソンゲをこのように魅了的な人物として演じたチ・ジニは、「一生懸命やったので、未練が残るというよりもすっきりしている」という言葉で作品を終えた感想を述べた。昨年10月に放送を開始する5ヶ月前から撮影を始め、10ヶ月間着ていたキャラクターの洋服を脱ぎ捨てた彼の後日談では、自身の役柄に対する愛情が色濃くにじみ出ていた。作品が悪かったらストレスを受けていただろう「作品の成績がよくないと、ストレスを受けないわけにはいきません。しかし重要なのは、作品自体が悪ければ終わってからも大変だったと思いますが、『大風水』はそんな作品ではなかったし、何よりイ・ヨンソク監督の意図に忠実に従ってきたため、心残りはありません。視聴率は元々予測できないものですし、一生懸命やってきたなら、成否にはあまりこだわらない方なので、今はすっきりした気持ちが大きいですね」チ・ジニを通じて作られたイ・ソンゲというキャラクターは、劇が展開される全35話の間でドラマチックな変化を経験する主人公だ。ドラマの初期に型破りな扮装と雰囲気で、これまで厳かな人物として刻印されてきたイ・ソンゲという歴史上の偉人に、生き生きとした雰囲気を与え、これは高麗末期の国運が傾いた状況を背景とする「大風水」の暗い雰囲気の中で、一筋の光のようだという評価まで得た。「まったく王になりそうにない人物を指導者として作っていく過程が『大風水』をやるうえで、一番楽しかったです。それが僕にとって『大風水』を選択した理由でもありました。特に、動物の骨と皮でできた兜は、とてもユニークだったのでかぶり続けたかったのですが、2回目には脱ぐことになり、どれだけ残念だったことか分かりません。どうしてもドラマが導師たちの活躍を描く作品だっただけに、イ・ソンゲの役柄にそれ以上の欲を出すことはできませんでした」イ・ソンゲのキャラクターに対するこのような描写は、歴史の中で約2年間、彼に関する記録がないことに着目したもので、これを埋めたのは制作陣とチ・ジニの無限の想像力だった。東北地方の豪族で、広い草原を走り回っただろう当時、真面目な武官の姿よりも野生的な気質のほうが強いのではないかと思い、動物の皮をかぶり、道楽に溺れて、くだらない冗談を並べるならず者として再誕生させたのが、チ・ジニが演じるイ・ソンゲというキャラクターだった。「後半になるにつれてイ・ソンゲは変わっていきますが、実は演技をする楽しさは、前半の野生的な面が強い時のほうがずっと大きかったです。人物の設定がこうなので、台詞を現代の流行語口調で言うこともできました。空気は読めなくても、無邪気で人間味の強いイ・ソンゲが好きでした」イ・ソンゲが高麗の現実を自覚し、新しい国の王になると誓う部分から役柄にも変化が訪れたが、ここには父親のようなチェ・ヨン将軍(ソン・ビョンホ)に対する切ない気持ちや、彼に従うウ・ヤスク、イ・ジランといった家族のような部下に対する義理など、イ・ソンゲというキャラクターの率直な魅力が強調され、「大風水」の荒れ果てた雰囲気に温かい情緒を吹き込んだ。「何も信頼できない状況で、たくさんの人々が命をかけて信頼してくれたのは、おそらくイ・ソンゲがそれだけ魅力的な人物だったからではないかと思います。ものすごいリーダシップを持っていたのではないかと思って調べてみたところ、イ・ソンゲは戦闘の際、決して後ろに下がることがなかったそうです。一番先頭に立って、一番最初に敵の将軍を打ち倒して兵士たちの士気を高め、それができなかった場合は、高く飛ぶ鳶でも打ち落とし、部下たちの気分を盛り上げるなど、人々をリードするパワーがあったのです」チソン、ソン・チャンウィ、キム・ソヨン、イ・ユンジから学んだ情熱とりわけ寒く、大雪も頻繁にあった今年の冬、チ・ジニが「大風水」全35話の道のりを頑張って渡ることができたのは、仲間の俳優たちの影響も大きかったという。地理風水の専門家としてイ・ソンゲの策士の役割を果たしたモク・チサン役のチソンを始め、深い恨みによりモク・チサン及びイ・ソンゲとことごとくぶつかったイ・ジョングン役のソン・チャンウィ、そしてヒロインに変身したパンヤ役のイ・ユンジ、ヘイン役のキム・ソヨンまで情熱的な俳優たちのオーラが彼を刺激した。「僕より年齢の若い俳優たちですが、色々なことを学びました。『大風水』はチームワークが特に良かったのですが、それは彼らの情熱のおかげです。そのため、隣で見守りながら刺激を受け、それがお互いの役に立ったと思います。終盤にはセットでの撮影が多く、僕たち同士で飲みに行く機会が何度かあり、その過程で親しくなりました。特に、チソンさんの場合、役柄上イ・ソンゲの助力者であるため、個人的にも自然と愛情を注ぐようになりました」そしてこれを通じて自らを省み、情熱を回復したのも「大風水」がもたらした収穫である。「若い人々だが、情熱が溢れていると同時に余裕のある態度を見せ、自らを省みるきっかけとなりました。人に迷惑をかけないように努力し、自己管理に徹底して悩む態度を見て、やはり人間は、誰にでも学ぶところがあることを改めて気付かされました。ひとまず、そのように考えるようになった自分自身については良かったと思っています。最近は止まれば淘汰されてしまう時代であって、役者として作品に対する態度や意志などが弱くなってはいけませんが、そんな自分を省みて情熱を持ち直したこと自体が成長だと思います」俳優でないチ・ジニは?チ・ジニは作品活動をしない時間には運動とレゴ作り、そして好きな人々と美味しい食べ物を食べながら過ごす。写真を撮ったり、二人の子どもの父親であるだけに息子と遊ぶことも自然派のチ・ジニが日常を過ごす方法の一つだ。「子どもと一緒に山に登りたいのですが、まだ寒いので出かけないでいます。少し暖かくなってきたら、実行に移す準備を整えています。写真は人にお見せできるほどのレベルではなく、子どもを撮るくらいです。デビュー前に約2年間フォトグラファーのアシスタントをしていましたが、どうすればうまく写真を撮れるのかよく分かりません。僕はそれよりも、写真を撮る前のカメラをいじる行為自体が好きです。家の表札もレゴで作るほど、何かを作るのが好きです。子どもと一緒に作って門の前にかけておきましたが、できるならドア全体を全部レゴで作りたいほど手を動かして、それを実際の生活に活用することが好きです」時折出演したバラエティ番組でおっちょこちょいキャラクターとして人気を得てきたことに関しては、責任感が影響したと答えた。「『ランニングマン』に2回出演しましたが、いずれも僕が優勝しました。当時、Leessang(リッサン)のケリさんが降板宣言の後、復帰して間もない頃で、代わりにレギュラーとして出演したいと話し、たくさんの方を笑わせた記憶があります。しかし、そんな僕の姿には実は笑わせなければならないというプレッシャーも影響しています。バラエティに出演した私のせいで番組が面白くないと言われるといけないので、少し大げさになります。でも『ランニングマン』は本当に楽しかったです。ユ・ジェソクさんをはじめ、メンバーの方々には本当によくして頂き、大好きなmiss A スジにも会えたので」

【ドラマレビュー】「その冬、風が吹く」オ・スを振り回している二人の女の“執着心”
「その冬、風が吹く」は、女の嫉妬に振り回されるオ・スの悲劇?SBS「その冬、風が吹く」は、一人の女の執着が男を奈落の底へ突き落とすドラマだ。刑務所を出たチン・ソラ(ソ・ヒョリム)の、オ・ス(チョ・インソン)への執着心が理由だった。一見オ・スも「野王」のハリュ(クォン・サンウ)のように、自分を破滅へ導いたファム・ファタール(魔性の女)に罪を償わせる甘い復讐を夢見ることが当たり前のように見える。しかしノ・ヒギョン脚本家は、復讐の矛先をチン・ソラ(ソ・ヒョリム)に向けるという戦略を選ばなかった。「その冬、風が吹く」が他のドラマのように復讐に焦点を合わせてはいないためだ。序盤だけ見れば、「その冬、風が吹く」はおかしいほどチン・ソラの存在感を表していない。復讐にこだわるドラマでないことの証明だ。そこで、オ・スの前途を遮っているのは、チン・ソラ以外にももう一人いる。それは、ムン・ヒソン(Apink チョン・ウンジ)だ。ムン・ヒソンのせいでオ・スは、自分がオ・ヨン(ソン・ヘギョ)の偽物の兄だということがバレそうになった。ムン・ヒソンが、お金を目的に近づいたのがオ・スだということをオ・ヨンに暴露したからだ。ムン・ヒソンは、女性の心を攻略するプロのオ・スが、利用対象のオ・ヨンに共感し、恋に落ちていることに気付く。オ・スが死んだヒジュ(キョン・スジン)の命日を忘れたことを知ったからだ。オ・ヨンのせいで死んだ姉がオ・スの記憶から忘れ去られることを望まない彼女は、オ・スを他の女性に奪われることに耐えられない。このような観点から見れば、「その冬、風が吹く」は女性の嫉妬に振り回されるオ・スの悲劇に圧縮できる。同時に劇中の人物が立てている計画は、すべて思うがままにはいかない。チン・ソラの計画通りオ・スは彼女に戻るのではなくオ・ヨンに魅了されており、姉が愛した男が姉を忘れることを望まないムン・ヒソンの偶発的な感情のせいで、オ・スのオ・ヨンへの計略は崩れつつある。ムン・ヒソンとチン・ソラの嫉妬が、オ・スの足かせとなっているのだ。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント

「馬医」イ・ビョンフン流時代劇は、なぜ期待ほど成功できないのか
イ・ビョンフン流時代劇が限界にぶつかった理由月火ドラマの視聴率戦争が、まさに佳境に入っている。MBC「馬医」とSBS「野王」が同時間帯1位の座をめぐってしのぎを削っているためだ。「馬医」が余裕でリードするという当初の予想とは裏腹に、復讐という強烈な題材を掲げた「野王」の勢いが、対立構図を揺るがしている。時代劇の達人イ・ビョンフン監督が演出し、トップスターのチョ・スンウを掲げた「馬医」は、なぜ期待ほどの成績を出せずにいるのだろうか。毒となってしまったイ・ビョンフン流時代劇トップスターチョ・スンウの初めてのドラマ出演作としても話題を集めた「馬医」は、イ・ビョンフン流時代劇のヒット神話を引き継ぐ作品として、内外から大きな注目を集めた。しかし、放送終了まで8話を残したこの時点で、「馬医」の勢いは依然として横ばい状態であり、なかなか20%台の視聴率を超えられないでいる。申し訳ない話だが、期待をはるかに下回る成績を記録していることだけは確かなようだ。言うまでもなく、イ・ビョンフン監督は素晴らしい演出者だ。1999年「ホジュン~宮廷医官への道~」で韓国時代劇の新しいページを切り開いただけでなく、2003年「宮廷女官チャングムの誓い」では類い稀なる能力を見せつけた。几帳面で細かい演出力と、現場を仕切るカリスマ性は、他の追随を許さないほどだ。問題は、彼の時代劇が15年の歳月を経て、次第に古くて月並みなものへと変質してきたことにある。「馬医」の限界は、まさにこの部分から始まるのだ。イ・ビョンフン流時代劇のストーリーのほとんどは、身分の低い主人公が色んな逆境と苦難を乗り越え、目標を達成するという典型的な英雄譚に基づいて作られる。「ホジュン~宮廷医官への道~」「商道-サンド-」「宮廷女官チャングムの誓い」「薯童謡(ソドンヨ)」「イ・サン」「トンイ」に至るまで、このようなパターンは変わらなかった。正確に言えば、人物と題材だけ変わっただけで、ストーリーの大きなあらすじは毎回二番煎じになったわけだ。視聴者がイ・ビョンフン監督の時代劇に飽きを感じる理由は、まさにここにある。さらに大きな問題は、似たような商品を出しているなら、最低でもデザインや包装くらいは変えなければならないが、それさえもままならなかったところにある。「馬医」は、これまで目にしてきたイ・ビョンフン流の英雄譚に、漢方医学や宮中の暗闘を加えた程度に留まっている。「ホジュン~宮廷医官への道~」と「宮廷女官チャングムの誓い」で、漢方医学と水刺間(スラガン:王の食事を作る台所)という新鮮な題材を取り上げたイ・ビョンフン監督が、「イ・サン」「トンイ」「馬医」を経ながら、古臭い政治的暗闘と陰謀だけに埋もれつつあるのは、残念極まりないことである。自分の役割を果たせていない脚本家も問題ここで注目すべき人物が、もう一人いる。それは、脚本家だ。ドラマは、脚本家の影響力が絶対的なジャンルだ。イ・ビョンフンはかつて、「朝鮮王朝500年」シリーズでシン・ボンスン脚本家とタッグを組み、「ホジュン~宮廷医官への道~」「商道-サンド-」ではチェ・ワンギュ、「宮廷女官チャングムの誓い」ではキム・ヨンヒョンとタッグを組んだ。3人とも現代最高のドラマ脚本家と言っても過言ではない。シン・ボンスンは、韓国最初の時代劇「国土万里」から「朝鮮王朝500年」シリーズ、「韓明澮(ハン・ミョンフェ)」などを手がけた脚本家で、韓国時代劇の生き証人だ。チェ・ワンギュは「ホジュン~宮廷医官への道~」「商道-サンド-」「朱蒙(チュモン)」など時代劇だけでなく、「総合病院」「オールイン 運命の愛」「光と影」など、ジャンルをまたがり大成功を収めたヒットメーカーで、キム・ヨンヒョンもやはり「宮廷女官チャングムの誓い」「薯童謡(ソドンヨ)」「善徳女王」「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」など大ヒット作を作り出した大物脚本家だ。しかし、キム・イヨン脚本家は、「イ・サン」「トンイ」「馬医」共に、貧弱なストーリーラインと踏ん張りのなさによって、確固たる勢いを作り出せずにいる。特に彼の作品は、主人公に大きすぎる比重を与えてしまい、周りの人物の個性があまり活かされないという弱点がある。現在の「馬医」でも、目につくのはただ一人ペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)だけだ。このような状況で、「ホジュン~宮廷医官への道~」のユ・ウィテ(イ・スンジェ)や「宮廷女官チャングムの誓い」のハン尚宮(ヤン・ミギョン)のような素敵な師匠の登場を期待するのは難しい。新しい題材をうまく活かしきれていないことも残念だ。「馬医」は、獣医という題材を扱う点で、「ホジュン~宮廷医官への道~」「宮廷女官チャングムの誓い」とは明白に差別化できていた。人間と動物との交流、そこから起こる色んなエピソードをドラマチックに描いたならば、きっと大きな呼応を得ていたはずだ。しかし、「馬医」は、これまでの時代劇のヒットパターンを繰り返しただけで、視聴者が期待する新しい絵を与えることはできなかった。これは以前「イ・サン」の図画署(トファソ:王室の画事を担当する官庁)、「トンイ」の剣契(コムゲ:賤民たちの秘密組織)が非常に新鮮な題材だったにも関わらず、メインストーリーの背景程度に留まり、その機能を失っていたことを思い浮かばせる。このように現在の「馬医」は、収拾しきれない様々な限界に直面したまま、足踏み状態が続いている。残念なのは、このドラマがイ・ビョンフン監督が直接演出する最後の作品になる可能性が高いということだ。時代劇の巨匠イ・ビョンフンは、果たして「馬医」をうまく締めくくり、有終の美を飾ることができるのだろうか。名誉ある退場を誰よりも切実に望んでいるであろう彼が、放送終了を1ヶ月前に控えたこのタイミングでどのような話を準備しているのか、また、競合作を抑え同時間帯1位の座を逃さずにいられるのか、気になるところである。

BEAST ユン・ドゥジュン、撮影現場で見せたキュートな表情に“視線集中”
BEASTのユン・ドゥジュンがキュートな魅了を発揮した。彼はKBS水木ドラマ「IRIS 2」でエリート要員のソ・ヒョヌを演じ、優しいカリスマ性を披露している。2日公開された撮影現場の写真で彼は、カメラを見つめていたずらっぽい表情を作ったり、天真爛漫な笑顔を見せている。制作陣によるとユン・ドゥジュンは先輩はもちろんスタッフにも丁寧に接する礼儀正しい行動で、称賛されているという。ある関係者は「ユン・ドゥジュンはハードな撮影スケジュールにもかかわらず、いつも笑顔で現場を元気づけている。いつも自分から周りの人を配慮する親切な性格で、俳優たちとの仲も良い」と語った。

【PREVIEW】「ザ・ウイルス」オム・ギジュンの単独主演、成功するだろうか?
OCN新金曜ドラマ「ザ・ウイルス」(脚本:イ・ミョンスク、演出:チェ・ヨンス)3月1日夜10時第1話放送地下鉄のプラットホーム、江南大路(カンナムデロ)、住宅街の路地。街のあちこちで突然人々が目から血を流して倒れていた。そして間もなく全員が死亡した。感染して3日以内に100%死亡する、生存率0%の正体不明のウイルスが急速に広がり始めたのだ。個人の生命はもちろん、社会全体を根元から揺るがす国家的な災難を防ぐために、班長イ・ミョンヒョン(オム・ギジュン)を筆頭とした特殊感染病危機対策班が全精力を投入して捜査に入った。そんな中、初めて感染した内部の人や患者がすべて死亡した華城(ファソン)のある病院で、生き残り脱出した生存者キム・インチョル(ヒョヌ)の存在を知ることになった。イ・ミョンヒョンと班のメンバーは彼を探し彼の抗体を用いてワクチンを作ろうと必死に取り組む。オム・ギジュンの単独主演、成功するだろうか?SBS「ファントム」、KBS 2TV「ドリームハイ」「彼らが生きる世界」で個性的なキャラクターを持つ脇役として登場したオム・ギジュンが「ザ・ウイルス」では、頭で考えるより先に行動する熱い心を持った熱血捜査班長の役で単独主演を務めることになった。イ・ミョンヒョンは亡くなった娘に対する痛みと切なさ、また純粋で無邪気な情熱と正義感などすべての面を備えた人物だ。そのため「ザ・ウイルス」でオム・ギジュンは豊かな感情演技と共に、デビュー以来、最もドラマチックな行動やアクションを披露する予定だ。「ただ視聴率のプレッシャーはあるけど、10%が目標」と明かしたオム・ギジュンは単独主演を務め、劇を担うことに心理的なプレッシャーはない。ただし「ファントム」と似ている捜査もののような特徴があるストーリーだが、今回は自分が捜査をする役だったので、演じてみたかった」と話し、役と自分のモチベーションが確かな状態なので、作品と配役に対する彼の確信に期待しても良いだろう。Wonder Girlsのラップ担当ユビンにハッカー役が似合うだろうか?アイドルグループのメンバーたちが第2の進出分野として演技に足を踏み入れることは、もはや異例なことではない。Wonder Girlsのユビンも「ザ・ウイルス」で女優への第1歩を踏み出した。有能なハッカー出身のIT専門家イ・ジュヨン役だ。イ・ミョンヒョンが特殊感染病危機対策班で実際に行動して動くボディならば、ジュヨンは彼の動きの下図を描き、方向を示してくれるブレインである。都会的で堂々としているユビンのイメージは、理性的で気さくな性格であり、外見的にはスモーキーメイクを好む劇中のイ・ジュヨン役とぴったり一致する。演技力がどうしても気になるのは事実だが、断言するのはまだ早い。チェ・ヨンス監督はユビンについて「心配する必要はない。良くやってくれている」と穏やかな表情で話してくれた。「実はパソコンをうまく使いこなせない」というユビンが自分と大きく違うIT専門家になるために「ゆっくりな話し方も直して、自然に見せようと努力した」と話した。ウイルスが題材の韓国型パニック映画、果たして面白いのだろうか?演出を務めたチェ・ヨンス監督は単純なパニック映画ではないことを再度強調した。「ウイルス感染によるパニック映画だが、災害という特徴だけではなく、捜査と推理を土台とした推理ものの性質が強い」。致死率100%の感染ウイルスを扱うドラマは災害の暴力性や悲惨な場面だけを描くことに留まらなかった。追跡と推理が次から次に起こるサスペンスが繰り広げられる映画なので、画面とストーリーのすべてをスピード感と緊迫感ある展開にする必要があるのはもちろんだ。これに対しチェ・ヨンス監督は、「孤軍奮闘する姿を映すために、カメラワークや編集上でスピード感を出すように追って追われる演出をした」と語った。加えて「ウイルスと人間が生きる世界がかみ合うように描こうとしている」と話しているので、この二つの演出意図をこの作品で見ることができるなら、「ザ・ウイルス」はジャンル的な性質だけに埋もれず、ドラマチックなメッセージも伝えるジャンルものになることができるであろう。見守っています―メガネをかけないオム俳優の眼差し全10話「ザ・ウイルス」、3月1日夜10時大公開!―「美男<イケメン>ラーメン店」のイ・ギウ&パク・ミヌ&「パスタ~恋ができるまで~」のラ・スフェラのイケメン、ヒョヌのイケメン助演対決も楽しみです。―制作発表会で「ドラマOSTを本当に歌いたいですが、まだ良い知らせがないです」とOSTが歌いたいという意思を明かし、関係者側に公開でアピールしたユビン。ガールズグループとして活動して7年目になった今、マーケティングから広報まで自分でできます!

「その冬、風が吹く」順調に視聴率1位をキープ…「IRIS 2」「7級公務員」は激しい2位争い
SBS水木ドラマ「その冬、風が吹く」が水木ドラマ1位をキープしている中、MBC「7級公務員」とKBS 2TV「IRIS 2」の熾烈な2位争いが繰り広げられている。1日視聴率調査会社のニールセン・メディアリサーチによると、韓国で2月28日放送された「その冬、風が吹く」第7話は全国基準13.9%で視聴率1位をキープした。「7級公務員」第12話は10.6%で2位となり、「IRIS 2」第6話は10.1%で3位となった。これに先立ち、2月27日の放送で2位は「IRIS 2」だった。「IRIS 2」は第5話で10.1%で2位に上ったが、翌日再び3位に下がった。2月27日放送された第11話で10%を記録した「7級公務員」は0.6%ポイント上がり2位を奪還した。「その冬、風が吹く」が14日放送された第3話以来4週間連続1位をキープしている中、「IRIS 2」と「7級公務員」は追いつ追われつの激しい2位争いを繰り広げている。

「いとしのソヨン」最後の収録を終える…どんな姿だったのか?
KBS 2TV週末ドラマ「いとしのソヨン」が、最後の収録を終えた。KBSは28日、「いとしのソヨン」(脚本:ソ・ヒョンギョン、演出:ユ・ヒョンギ)の最後の収録での俳優たちの姿を公開した。「いとしのソヨン」の俳優たちと制作陣は、全50話の大長征を締めくくるセット収録の最後日に、KBS別館でユ・ヒョンギ監督から最後のOKサインが出ると、一斉に台本を投げ上げた。韓国で2012年9月15日に第1話の放送がスタートした「いとしのソヨン」は、猛暑と酷寒の天気をすべて経験しながら約6ヶ月間皆で一緒に苦労してきた。俳優たちと制作陣は、セット収録の最終日という名残惜しさで胸が一杯になったせいか、普段よりも上気した様子で撮影に臨んでいた。特に、最後の収録のラストシーンの撮影では、普段NGをあまり出さないことで知られているイ・ボヨンさえミスをしてNGを出し、またチェ・ユニョンもセリフを噛みながら可愛いNGを連発し、これを見ていたチョン・ホジンから「徹夜しよう」と笑い混じりに言われた。続いて、チェ・ユニョンとセリフのやりとりをしていたパク・ヘジンまでNGを出すと、チョン・ホジンは「夫婦一心同体だからNGも揃って出すのか」と愉快な冗談を言い、和気藹々とした雰囲気の中で最後の撮影が終了した。ユ・ヒョンギ監督はインタビューを通じて、「このような良い作品をこの上なく素晴らしい人たちと一緒に撮影することができて幸せだった。俳優たちが自分のキャラクターを期待以上にリアルに表現してくれた」と、俳優たちに対する称賛と感謝の気持ちを伝えた。視聴率50%を突破することができるか、高い注目を浴びている「いとしのソヨン」は、韓国で3月2日に最終回を控えている。





