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JYJ ユチョン主演「会いたい」が「チョンウチ」おさえ、水木ドラマ視聴率1位を維持
MBCドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン)が、視聴率が小幅上昇し水木ドラマ1位を維持した。13日午前視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計によると、前日韓国で放送された「会いたい」は全国基準11.7%の視聴率を記録した。これは前回の放送(11.5%)より0.2%上昇した数値で、2回連続同時間帯1位となった。先週1位の座を奪われたKBS 2TV「チョンウチ」は11.0%の視聴率で「会いたい」に続き同時間帯2位となり、SBS「大風水」は視聴率8.0%で3位に留まった。この日「会いたい」では、暴行犯殺人の容疑者となった掃除員(キム・ミギョン)が、自分の娘を暴行した加害者に最後の復讐を加え警察に捕まる姿が流れた。

「野王」クォン・サンウ&スエ、初撮影“いい予感がする”
クォン・サンウとスエが、SBS新月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ、原作:パク・イングォン)の初の撮影を終え、「いい感じだ」と感想を述べた。クォン・サンウとスエは12日、ソウル新水(シンス)洞にある西江(ソガン)大学校の正門で初の野外ロケを行った。スタートを切ったのはスエで、劇中でチュ・ダヘに扮した彼女は家庭の事情で大学に進学できず、家庭教師でもできないのか調べるため大学の新入生である友達を探しに行くシーンを撮影した。クォン・サンウの初撮影はその日の午後、ソウル近郊で行われた。ハリュ役を演じるクォン・サンウは、市外バスに乗って白黒のサイコロを触るシーンを撮影した。サイコロは、保育園で一緒に育ったダヘがくれた思い出のもので、クォン・サンウはこの日、手の平にサイコロを乗せて想念に浸る演技に突入した。「レディプレジデント~大物」以来2年ぶりにドラマに復帰したクォン・サンウは「再び戻ってきたという事実にまだ実感はわかないが、ドラマのヒットに関してはいい予感がする」と気持ちよいスタートを予告した。演出を担当したチョ・ヨングァンプロデューサーは「いい台本と立派なキャスティングを基に最高の作品を作る」と意気込んだ。

タイトル論難の「黙ってファミリー」…結局「ファミリー」に変更
KBS 2TVのシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「黙ってファミリー」が、「ファミリー」にタイトルを変えて、新たにスタートする。「ファミリー」は、韓国で7日に放送されたラストシーンで流れた、シム・ジホの「タイトルが変わりました。それでも変わらず応援してくれますよね?」というセリフに続いて、「これからは『ファミリー』と書いて『ダクペ』と読みます」という字幕を放送した。「黙ってファミリー」は、放送が始まってから低俗な表現である「黙って」が公営放送の公共性と品格を阻害するという理由で放送通信委員会から指摘を受けてきた。「黙ってファミリー」の制作会社は、「『黙って』が俗語ではなく、現代を反映する言葉だという意味で使用した」と釈明したが、論難は続いた。結局、制作会社は放送通信委員会の指摘を受け入れ、7日に「タイトルから『黙って』を取った『ファミリー』に変更した」と明かした。「黙ってファミリー」は、10日の放送分から「ファミリー」に変更して放送される。

「チョンウチ」チャ・テヒョンの喜怒哀楽“スーパーヒーロー30パターン”公開
チャ・テヒョンの喜怒哀楽が込められたスーパーヒーロー30パターンが公開された。チャ・テヒョンは、KBS 2TV水木ドラマ「チョンウチ」(脚本:チョ・ミョンジュ、演出:カン・イルス)で迷魂術にかかった元彼女ホン・ムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)を救うためにガンニム(イ・ヒジュン)と張り合っている。チャ・テヒョンはずうずうしいイ・チとカリスマ性溢れるチョン・ウチの姿以外にも、間抜けな本物のイ・チ、ソン・ドンイル演じるボングに入れ替わったイ・チなど様々なチョン・ウチに変身するなど、毎回与えられたキャラクターに自然に溶け込んだ姿で特別な反応を得ている。ともすると暗い内容になりがちな道術活劇というジャンルが、チャ・テヒョンによって新鮮で楽しみを与え続けているという評価を受けている。特にチャ・テヒョンは、スーパーヒーロー30パターンを通して様々な表情と溢れる魅力をそのまま披露している。「チョンウチ」第1話で、一瞬人間から鶏に変わる姿をコミカルに演じたことをはじめ、毎回状況に合う表情と仕草で見る人を惹き付けている。また、笑うシーンでは微笑んだり、大笑いしたり、胸を打ちながら笑ったり、明るく大きく笑ったり、右側の口の端だけを上げたりするなど、何十種類にもなる笑いの種類を公開した。それだけでなく、悲しみ、驚き、真摯さ、痛み、悩み、目つきのカリスマなど喜怒哀楽を表情だけで上手く表現しながら爆発的な反応を得ている。劇中イ・チが間の抜けたふりをし、いたずらと自慢に満ちた姿を見せ、周りの人たちを無防備な状態にさせながらも、チョン・ウチに変身して180度急変する姿もそのひとつである。あるスタッフは、様々な姿を自然に演じ分けるチャ・テヒョンの姿に対して「毎回披露している表情だけでも100万種類を超えそうだ」と賞賛した。制作会社であるチョロクベムメディアの関係者は、「チャ・テヒョンは、様々な才能と魅力で『チョンウチ』の完成度を高めている。確かにチャ・テヒョンだったから可能なキャラクターだったと思う。まだ始まったばかりに過ぎない。本格的に始動するチャ・テヒョンの大活躍を期待してほしい」と伝えた。

チェ・ガンヒ&チュウォン「7級公務員」の初めての出会いで“太白山を溶かす”
チェ・ガンヒとチュウォンが、MBCの新しい水木ドラマ「7級公務員」で熱演を繰り広げた。台本読み後に初めて再会したチェ・ガンヒとチュウォンは、今月5日から4日間に渡り太白(テベク)山にあるレーシングサーキットで行われた撮影で、主人公の2人が出会うシーンを撮影した。この撮影では、新車をかけたレースに参加したギルロ(チュウォン)と、ひょんなことからギルロの車に乗って一緒にレースに参加することになったソウォン(チェ・ガンヒ)の姿がカメラに収められた。チェ・ガンヒはものすごいスピードで走る車の中で怯えながら、ギルロの疾走を止めるために悲鳴と悪口、そして標準語と方言などを撒き散らすソウォンの姿を生き生きを演じた。一方でチュウォンは、見ていろとばかりにソウォンを無視して、無我の境地で実力発揮のみに熱を上げる図々しいギルロを表現した。撮影が行われたレーシングサーキットは、用意された数十台の自動車と数十人のスタッフでいっぱいになった。それだけでなく、レースシーンを表現するためのセットや小道具が大量に投入されて、大規模の撮影となった。しかし激しい雪と強風により、セットなどが風に飛ばされるハプニングがたびたび起こり、難しい撮影となったが、それにも関わらず、チェ・ガンヒとチュウォンは終始一貫して明るい表情と愉快な笑いで、作品に対する覚悟を見せたという。 チェ・ガンヒは、「ギルロ役のチュウォンさんをはじめ、多くのスタッフたちが吹雪のためにとても苦労した。しかし、苦労した甲斐もあって面白いシーンになったようで、楽しみにしている」とコメントした。「7級公務員」は、国家情報院の新人要員のどたばたロマンスをはじめ、組織内の葛藤とエピソードを描く作品で、チェ・ガンヒ、チュウォン、2PMのチャンソン、キム・ミンソなどの俳優が出演する。映画「7級公務員」の原作者である脚本家チョン・ソンイルとドラマ「トンイ」と「ロイヤルファミリー」を共同演出したキム・サンヒョプ監督が手を組む。MBC水木ドラマ「7級公務員」は、「会いたい」の後続として、2013年1月に放送がスタートする予定だ。

【ドラマレビュー】「馬医」展開をたるませる要素とは?
活気ある展開のために、事件の乱発よりは専門性を活かす方向へMBCドラマ「馬医」で、毎回の事件はクライマックスで絶頂に達し、次の回で解決される。十分予測できる手順だが、これまでは比較的多彩な事件が起きている。そして、ペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)が人医に成長していくにつれ、その規模も次第に大きくなる傾向にある。問題は編集だ。事件の展開を見せる上で一定の順番ができたのだ。ペク・クァンヒョンが事件を解決したら、獣医のコ・ジュマン(イ・スンジェ)とカン・ジニョン(イ・ヨウォン)が、その次は飲食店ムギョタンバンの人々、最終的にチュ・ギベ(イ・ヒド)、ジャボン(アン・サンテ)に知られる形だ。合間にスパイスとして恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)や内医院(李朝時代に宮中の医薬をつかさどった官庁)、スクフィ姫などの反応が流れる。「馬医」で起こる事件は、以前から解決可能なものとみなされる。張り詰めたような緊張感を作らなければならないが、毎回平易な編集で相当部分、その点数をなくしているのだ。画面構成も単調極まりない。そのため、恵民署の病床は窮屈で、ムギョタンバンは常にごちゃごちゃしているし、各人物の行動半径もそれほど大きくなく見える。まるでカメラはいつも同じ位置に固定され、事件と人物だけ毎回変わっているような気がするほどだ。次第に立体感をなくしていく人物たちしかし、最大の問題は各登場人物が日増しに平面的なキャラクターとして固着化されつつあることだ。善悪が克明に区分され、つまらない気がするのだ。ドラマでは稀に悪役が脚光を浴びることがあるが、人間的な魅力を基に挑発において視聴者から共感されるべき十分な理由を提供するケースがそうだ。「馬医」では主にイ・ミョンファン(ソン・チャンミン)を中心に事件が起こる。自分の身分を隠し、ただひたすら出世だけを考える人物として描かれ、人間的な苦悩はもちろん、どのことにおいても一抹の憐憫さえ全く表さず、立体的な悪役になり得ないでいる。また、左議政(官職の一つ)チョン・ソンジョ(キム・チャンワン)は、ただイ・ミョンファンに振り回されているだけで、時代の勢力下としての面貌と品位が全く感じられない。スクフィ姫は、人間的に成熟する過程を見せられないでいる。主観が明確な人物ではあるが、終始自分勝手で無策な行動ばかりを続けている。序盤はペク・クァンヒョンの周辺を多彩にする人物の一人だったが、進展しない関係の繰り返しで、いまや蛇足の感じまでする始末だ。そのため、周辺人物も一緒に輝きを失いつつある。ペク・クァンヒョンは色んな逆境の末、もはやチョン・ソンジョの寡婦の嫁ソ・ウンソ(チョ・ボア)を尋ね弄んだという濡れ衣まで着せられた。事件が劇的でなく、無理な設定だと感じるのは、これまでの内容でペク・クァンヒョンとソ・ウンソ、そしてカン・ジニョンの3人の間に張り詰めた緊張感と微妙な感情が作り上げられていなかったためだ。「馬医」は特定の職業を描くドラマだ。朝鮮時代に馬医から人医へ、また御医(オイ:王の主治医)へと抜擢される主人公の一生は、それだけで波瀾万丈である。これまで脚光を浴びたエピソードは、ほとんど彼が専門性を生かして活躍した時だった。無理な事件を乱発するよりは、そこにポイントをおいた方がドラマの活気を生かす上で良き選択になると思われる。

クォン・サンウ、スエ、東方神起 ユンホ「野王」の放送スタートを控え“ファイト”
SBSの新しい月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ、原作:パク・イングォン)の出演者たちが、放送スタートを控え作品成功のため、意気投合した。12日「野王」の制作会社ベルディメディアは「野王」のポスター撮影中に撮ったクォン・サンウ、スエ、東方神起 ユンホ、キム・ソンリョン、コ・ジュニの写真を公開した。「野王」の制作スタッフは10日の午前8時から10時までSBSタンヒョン制作センタースタジオで、ポスター撮影及びタイトル・予告映像の撮影を行った。今回の撮影は、作品コンセプトに合わせ、白黒の強烈なコントラストをベースに行われた。クォン・サンウは黒のスーツ姿に、復讐を誓う悲しい眼差しで、スエは優雅なドレスに野望に満ちた表情でポーズを取った。またカリスマと優しさが共存するキャラクターのユンホは、優しい笑顔と共に男性らしい魅力をアピールした。この他に、火のような情熱と冷徹な理性の持ち主キム・ソンリョル、クォン・サンウとのコンビプレイが楽しみのコ・ジュニが、ドラマの役に見合うドレス姿で強烈な印象を残した。特にこの日の現場には2億ウォンに至る超高速カメラが使われた。1秒当たり22万枚まで撮影できるこのカメラは、俳優の些細な表情変化と、拳銃を撮る手の動作などをディテールまで捉え、予告映像のクォリティを高めたという。

「チョンウチ」チャ・テヒョン&AFTERSCHOOL ユイ、イヤホンカップル誕生
俳優チャ・テヒョンとユイが、イヤホンを分け合うカップルに浮上した。チャ・テヒョンとユイは、KBS 2TV水木ドラマ「チョンウチ」(脚本:チョ・ミョンジュ、演出:カン・イルス)で、過去に熱く愛し合った栗島(ユルド)国の恋人チョン・ウチとホン・ムヨンを演じている。チョン・ウチは死んだと思っていたホン・ムヨンが朝鮮で生きているということ、マ・スク(キム・ガプス)の迷魂術によって操られていることを知り、愛するムヨンを救うために闘魂を燃やしている。そんな中、チャ・テヒョンとユイの仲睦まじい姿が公開され、注目を集めている。二人は普段からお互いにいたずらをしたり、真面目に演技の呼吸を合わせたりするなど、完璧なチームワークを見せている。先月29日に行われた撮影でも、2人は和気藹々とした姿を見せた。チャ・テヒョンとユイは身を切るような寒さにも関わらず、厚いジャンパーやカイロ、ミニストーブに頼りながら、二人で「チョンウチ」の放送を見ていた。チャ・テヒョンとユイは、面白いシーンが出る度に大笑いし、お互いの姿が出る度に微笑みながらチェックしあうなど、心温まる姿を見せた。2人の仲良い姿を見たあるスタッフは、「チャ・テヒョンはもともと後輩俳優たちによく気を配る人だ。ユイもまた礼儀正しく、チャ・テヒョンをよく慕っている。毎回撮影現場で2人の仲睦まじい姿を見るだけで自然に笑みがこぼれる」と語った。制作会社であるチョロクベムメディアの関係者は、「チャ・テヒョンとユイは、『チョンウチ』のお笑い担当だ。2人が一緒に出演する日には笑いが途切れない。茶目っ気たっぷりのチャ・テヒョンと、よく笑うユイが出会ったのだから、常に賑やかにならざるを得ない。毎日楽しく愉快に撮影しているので、たくさんの応援と関心をお願いしたい」と伝えた。

パク・シフ「清潭洞アリス」撮影現場にケータリングカーをプレゼント
俳優パク・シフが、SBS週末ドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」(脚本:キム・ジウン、キム・ジンヒ、演出:チョ・スウォン、シン・スンウ)のスタッフのためにケータリングカーをプレゼントした。SBSによると、パク・シフは11日に昆池岩(コンジアム)セット場で行われた「清潭洞アリス」の撮影の間に、餃子やスンデ、トッポッキ、おでんなど約100人分の軽食が用意されたケータリングカーをスタッフにプレゼントし、スタッフを喜ばせた。この日の体感温度は氷点下10度で、夕食の時間帯に合わせて、パク・シフはスタッフと共に食事をしながら現場の雰囲気を和ませた。パク・シフのケータリングカー提供は、今回が初めてではない。これまで彼は、自身が出演した作品の撮影現場では、必ずケータリングカーを用意し、軽食でチームワークを築き上げることに役立てている。ドラマの関係者は、「パク・シフが用意したケータリングカーのおかげで、寒い冬に体を温める事ができた。撮影現場にいた皆が心から感謝したし、暖かい心遣いでよりおいしく食べる事ができた」と付け加えた。

ソンジュン「『美男<イケメン>バンド』でカッコつけることが出来て良かった」
冬が過ぎ、また再び訪れた冬。KBS「ホワイトクリスマス」の冷静な天才チェ・チフンは、tvN「美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート」(以下「美男<イケメン>バンド」)で、友情と恋に命をかけるクォン・ジヒョクになった。そして、1年で冷静と情熱の両極端を行き来する2人の人物を演じたソンジュンも変わり始めた。「人にたくさん会ったわけではないから、よく分かりません。こうしてインタビューされるなんて、想像もできなかったです」と言っていた無表情な少年はもういない。その代わり、インタビューの途中「写真撮影は携帯でいいですよね?」と冗談を言ったり、撮影中ずっと眉をひそめてふざけた表情を作ってみせる、大胆な表情の若者が目の前に立っていた。たゆみなく流れる時間の中で、予想出来なかった姿に成長したソンジュンは「演技への意欲がすごく大きくなりました。いずれは、演技の神様になります」と話す。まだ23歳、それにも関わらず、どこでも強い存在感を放つ彼に会った。話を聞いていると、彼のまた違う顔に出会う次の冬が早くも待ち遠しくなった。―「美男<イケメン>バンド」はバンド眼球浄化のメンバーたちがお互いの垣根を抜け出し、それぞれの人生を始めるというところで終わった。ソンジュン:ある意味では、結局大人になっていく少年たちの話だ。少しほろ苦い結末だと思うかもしれないけれど、気に入っている。その方がもっと現実的だから。自分たちが作った小さな世界でいつまでも一緒にバンドをやっていくわけにはいかないと思う。それぞれが望む道を選択することが正しいと思っていたから、結末に心残りはない。ただ、数ヶ月間、一日に1~2時間しか寝ずに撮影したので、未だジヒョクを完全に手放せていないみたいだ。「ロックの基本精神は葛藤」―しかし、制作会社オ!ボーイプロジェクトのパク・ソンへ代表の話によると、最初に依頼が来た当時はこの役に気乗りしていなかったそうだが(笑) ソンジュン:僕が?うーん事実だ(笑) 最初はイケメンの話だというから、抵抗感があった。実は、リアリティのある作品をやりたいとすごく思っていた。御曹司や訳もなくカッコつけること、イケメンなどは幻想のような感じがして、あまり惹かれなかった。でも、実際にシナリオを読んでみたら、予想していた話とは全然違った。僕がロックの基本精神だと信じていることが、今回の作品に盛り込まれていたのだ。若者たちがお互い戦い合って反抗するような、葛藤みたいなこと。―もともとギターを学んでいた分、ロックスターへのロマンがあったと聞いた。バンドのメンバー役を演じて間接的に満足したのではないか。ソンジュン:そうだ。幼い頃はジャズピアニストになりたかったけれど、高校生の時にロックミュージックを聴いて、それから大好きになり、ロックバンドを組む夢を持った。今回も練習しながらヒョンジェ兄さんに「兄さん!俺たち本当に良いと思わない?本気でバンドやってもいいと思うけど」と言った(笑) すごく楽しくてワクワクした。映画「私は公務員だ」(ク・ジャホン監督)でも似たような役を演じている。そのため、他の出演者よりも楽器の練習をたくさんしてから「美男<イケメン>バンド」の撮影に合流したので、気持ちに少し余裕があった。もちろん、未だにギターがすごく上手いという訳ではない。―眼球浄化のメンバーたちと、音楽についての話もたくさんしたそうだが。ソンジュン:その通りだ。ヒョンジェ兄さんもいるし、ユ・ミンギュ兄さんもそれとなく様々な音楽を聴く方だから、最近どんな音楽を聴いているのか、お互いに話し合いながら過ごした。「あぁ、この人はこんな音楽で、こんなことを感じているんだ」と思った。イ・クォン監督もマッドソウルチャイルドというグループで音楽活動をしているけれど、撮影スケジュール自体が厳しすぎて、監督と音楽の話をする時間まではなかった。―主にどんな音楽を聴いているのか。ソンジュン:前はカサビアンやジェットのような現代のイギリスのバンドが好きだったけれど、この頃はもうちょっと古いバンドの音楽もよく聴いている。最近は友達に「お前、ドアーズ聴いてみたか?」と聞かれて、「何、それ?」と言いながら聴いてみたけれど、音楽がとても良かった。「アラバマ・ソング」とか。カニエ・ウェストのようなヒップホップ歌手の曲も聴いている。エミネムに夢中になっていた中学生以来、久しぶりに(笑) 1つの曲を最初から最後まで聴き通すわけではない。曲を早送りして聴く方だ。ヒップホップもビートが不思議に思えると、「あ、このビート不思議だな」と思って、聴いたら早送りしてしまうし。そういうふうに聴きながら、僕が望む感情をずっと保ち続けることが好きだ。1つの曲にハマってしまうと、それを数百回も聴くことがあるけれど、今回の作品を撮影している時はレディオヘッドの「フェイク・プラスチック・ツリーズ」を200回位は聴いたと思う。その他には、何度も勉強するように音楽を聴く。「この曲にはギターがこう使われたんだ」というように。―音楽に関心が高い分、「違反横断」や「Wake Up」などの歌を自ら歌ったのは、特別な経験だったと思う。ソンジュン:レコーディングをする前、知り合いから発声などの基本的な部分についてのレッスンを少し受けた。実際にレコーディングする時は、1曲当り4~6時間ほどかかったけれど、別に何も感じなかった。でも、後になって音楽サイトで自分の名前を検索したら、歌がパッと出てきて本当に不思議な気持ちだった。「あぁ思ったより(声が)良かった。マイクのおかげなんだ」とも思ったし(笑) 今は新人だから演技に集中すべきだろうけど、いずれはイ・ミンギ兄さんみたいにアルバムを出してみたい。「血が出るほど戦うハードボイルドなアクションをやってみたい」―実は、「美男<イケメン>バンド」はバンド以外にも男のロマンを満足させるところが多い作品だった。演技にかこつけて思い切り見栄を張ることも出来たはずだが(笑) ソンジュン:すごくケンカしてカッコつけることが出来て良かった。例えば、ジヒョクが「おい!100人でも1000人でもかかって来い!」と言うシーンとか(笑) 実際には、いくら僕が「おい!俺はクォン・ジヒョクだ!」と言ったって、相手は「あいつ何言ってるんだ?」としか言わないだろうけど、作品では全て受け入れてもらえるから。でも、アクションシーンは事前に合わせてから撮影に臨んでも、合わなくて怪我をする時もあった。僕は拳が飛んでくると、なるべく目の前に来るまで避けないようにするけど、タイミングが合わないと本当に殴られる。いや、もしかしてわざとだったのかな?(笑)―もうちょっと本格的なアクションを見せたいという意欲も湧いたのか。ソンジュン:当たり前だ。男ならみんな同じだと思う。特に、ブルース・リーのアクションを見て、憧れながら育った男たちなら!ドニー・イェンのアクションも大好きだ。銃を撃つ作品をやってみたいとも思っている。血が出るほど戦って、お互い殺し合うハードボイルドなもの。彼らならではの文化が読み取れる作品だったらなおさらだ。ヤクザもヤクザならではの文化があるものだから。―色々なことを見せられるという点で、クォン・ジヒョクが魅力的に感じたのかも知れないが、一方ではデビューして1年位しか経っていない新人として、プレッシャーも大きかったと思う。ソンジュン:2話まではイ・ミンギ兄さんがいて、そんなにプレッシャーは感じなかった。兄さんが中心を取ってくれて、僕は兄さんの演技に対してリアクションだけすれば良かった。でも、ミンギ兄さんが抜けた3話からはジヒョクに負荷がかかった。スアとの恋愛、眼球浄化との義理、実の母親との愛憎関係みたいなもの。それに、イ・クォン監督やパク・ソンへ代表は本当に何の指示もしてくれなかった。2人とも僕のことを信じ過ぎていたのだ(笑) そのおかげで、本来僕が持っている能力の120%ほど上手く出来ることもあったけど。―それでは、自身の演技についての満足度はどれくらいなのか。ソンジュン:100点満点なら20~30点程度。実質的な主人公だから、もっと上手くやらなければならなかったのに、戸惑ったところが多かった。いくら強がってもジヒョクはまだ幼い10代の若者に過ぎず、実際の僕はジヒョクほど若くない。自分の目線で判断しようとするから、ジヒョクの行動や考え方の面で理解出来ないことが多かった。あ、それでも上手くやったと感じる場面もあった。そんな時は一人で「そう、お前はクォン・ジヒョクだ!よくやった!」と元気を出した(笑) さすがよくやった、という感じじゃなくて、意外とよくやった、という感じというか。うーんさっき満足度を20~30点だと言ったけれど、50点に修正する(笑) ―何より、以前のインタビューで話していたように、心理的に孤立した学生時代を送った人が、厚い友情や義理に生きていく人物をどれほど理解出来たのかと気になっていた。ソンジュン:理解というよりはただ自分のことをすっかり忘れようとした。学校生活についての楽しい思い出がある訳でもなく、友達と親しく過ごした訳でもないけれど、だからといってジヒョクを僕みたいな人物で表現する訳にはいかないと思った。「ホワイトクリスマス」のチェ・チフンが冷たい人物だったら、クォン・ジヒョクは熱い人物で、ドラマが終わった後もそんな部分が残っていて、自然に態度や性格が少し変わったことはある。「Twitterはただの愛嬌、一種のファンサービス」―新人だが、萎縮しないという印象は変わっていない。それが出来る力はどこから出てくるのか。ソンジュン:あ、すごく重要で難しい話だ(笑) (しばらく考えて)素直さだと思う。何をやってもなるべく素直になろうとしている。ただありのままの姿を見せようと思っているから、萎縮していないように見えるようだ。でも、実は僕も他の新人たちと同じだ。本当にすごく緊張したり、分からないことが多いから落ち込んだりもする。とにかく、世の中にはすごく多くの俳優たちがいて、僕も結局その人たちと競争しなければならないその中の一人だけれど、素直さを強みとして打ち出せると思う。―そのため、心ならずも誤解されることもあると思う。ソンジュン:すごくたくさん誤解されている。生意気に見えるかもしれないとも思っている。僕は正直になろうとしているけれど、人の見方というものはそれぞれ違うので、そんな視線で見る人々がいることも十分理解出来る。でも、パク・ソンへ代表はただ僕のことをあまりにもよく理解している(笑) ―誤解を防ぐための意識的な努力が必要だと感じるのか。芸能界で、特に新人が仕事をするためには、もうちょっと積極的になって、愛想よく行動しないといけない時もあるはずだが。ソンジュン:意識半分、無意識半分だと思う。「ホワイトクリスマス」の時は初めての演技だったので、何が何だか分からなかったし、SBS「私に嘘をついてみて」に出演してから演技的な部分だけでなく、態度的な部分についてもたくさん考えるようになった。その後、今回の作品を通じて「演技を続けてもいい」という確信が出来て、もう少し積極的に行動しようともした。以前は演技で何かを見せようと努力していた。でも、今回は僕が感じることをただそのまま伝えようとした。「僕は今こんな話をしています」と。それがちゃんと伝わっているのが自分の目に見える瞬間があった。小さい頃から寂しすぎて、他の人々と交流したいという気持ちがあったけれど、演技で解消している。―最近のTwitterでの交流も、その方法の一つになるのではないか(笑) ソンジュン:Twitterは何もかも見えるから、プライベートな話をする場ではないと思う。Cyworldのミニホームページと違って、僕のダイアリーみたいに書く訳には行かない。もちろん、すぐ反応が来るのは不思議だ。本当に、単純にただ「本番死守(ドラマなどを録画ではなく、リアリタイムで観ること)してください」と書き込んだだけなのに、「お兄さん~なんだかんだ」と返事が来るのを見ると、「おお~何だろう?」となる(笑) もちろん、全部は見ていられないので、時間があるときに確認している。すごく鋭い質問を送ってくれる方々もいて一つひとつ返事をしたいけれど、一人の方に返事するとみんなにしなければならないから、公平に誰にもしていない。だから、Twitterはただの愛嬌、一種のファンサービスレベルだと考えればいい。―そうやって人々に愛される芸能人として、これからもこなさなければならないことがあるはずだ。例えば、ファンミーティングの場合は、一人でいることが好きな性格でも、自分のために集まった人々を楽しませなければならないから。ソンジュン:あ、去年、ファンミーティングを1回やったけれど、とても恥ずかしくて大変で、汗がダラダラ流れていた。「このまま出て行っちゃう?どうしよう?」という気持ちだった。ファンミーティングは思ったより長かった。ほぼ2時間程度?その時間をどうやって埋めればいいかすごく悩んで、ギターを弾きながら歌った。何気ないふりをして上手く演じた。ある意味では、ファンたちにしか見せられない戯れだとも言える。今度またファンミーティングをしたら、その時は本当に頑張りたい。何をすればいいだろう。踊った方がいいかな、それとも詩を書いて読んであげだ方がいいかな(笑)

「ゆれながら咲く花」イ・ジョンソク、守ってあげたい温かい反抗児役が“好評”
俳優イ・ジョンソクがKBS 2TVの月火ドラマ「ゆれながら咲く花」で、守ってあげたい反抗児のコ・ナムスン役を演じ、好評を得ている。イ・ジョンソクは回を重ねるごとにコ・ナムスンのキャラクターの魅力を目立たせ、視聴者を魅了しているためだ。イ・ジョンソクが「ゆれながら咲く花」で演じるコ・ナムスンは、回りに興味がなさそうに見えるが、さりげない温かい心遣いで思わぬ感動を与えたり、11日の放送では暴力サークルのリーダーだったりといった衝撃的な過去が暴かれるなど、知れば知るほど驚く意外な姿で、彼が抱いている話に対する好奇心を刺激している。よろずやのバイト中にも、酔っ払った父を迎えに交番に出入りするコ・ナムスンは、教室では寝不足を補うばかりの忙しい日々を過ごしているが、大人たちの棘のある言葉に傷つかないよう、友達の耳を塞ぐ温かな手と、理不尽な学校の方針に異議を申し立てる口を持っている、望ましい反抗児役だという評価だ。コ・ナムスンは今までのドラマで描かれた典型的な反抗児役とは違い、愛情の欠乏により伝えられない心に対する哀れみを呼び起こすのはもちろん、同時代を生きていく平凡な学生の心情を代弁するかのような繊細な台詞で共感を得ており、視聴者から好評を受けている。ここにイ・ジョンソクの心のこもった感情表現は、キャラクターの色をはっきりさせることに繋がり、コ・ナムスンの閉じた唇と悲しげな眼差しに隠された彼のエピソードへの関心が高まっている。ネットユーザーは「コ・ナムスンという名前のせいか、さらに親しみを感じる」「コ・ナムスンの母になった気分で視聴している」「イ・ジョンソクの演技力の成長が目立つ」「たまに心を揺さぶるコ・ナムスンこそが本物の玉ねぎ男」などとの反応を見せている。第4話の放送では、パク・フンス(キム・ウビン)とオ・ジョンホ(クァク・ジョンウク)との喧嘩に巻き込まれたコ・ナムスンが、憤りを抑えられず、夢中になってジョンホを殴っていたが、警察のサイレンの音に驚いた状態でエンディングを迎えており、今後彼らの話がどのように展開されるかが期待される。

「花より男子」チョン・ギサン監督、ドラマ「江南スタイル」の演出を手掛ける
ドラマ「江南(カンナム)スタイル」(仮題)の演出家が、チョン・ギサン監督に決定した。12日午前、「江南スタイル」の制作会社であるアチーブグループDN側は、「KBS 2TVドラマ『花より男子~Boys Over Flowers~』のチョン・ギサン監督が、数多くのラブコールの中で次回作をドラマ『江南スタイル』に決定した」と明かした。チョン・ギサン監督は「花より男子~Boys Over Flowers~」でイ・ミンホ、キム・ヒョンジュンなどをスターダムにのし上げながら影響力を証明した。1985年、KBS公開採用で入社したチョン監督は、ペ・ヨンジュンのデビュー作であるKBS 2TVドラマ「愛の挨拶」をはじめ、KBS 2TVドラマ「ボディガード」「快傑春香(かいけつチュンヒャン)」SBSドラマ「マイガール」などを演出した。最近は、SHINeeのミンホ、f(x)のソルリが主演を務めたSBSドラマ「花ざかりの君たちへ(原作:花ざかりの君たちへ)」を通して特有の映像美を見せた。ドラマ「江南スタイル」は、ウェブ漫画「ファッションキング」を原作にしたドラマで、平凡で消極的な性格の主人公がファッションに目覚めることになり、ファッション王になるために挑戦する内容を扱っている。現在、キャスティングを検討している段階で、来年上半期の放送を目標にして来年1月に撮影に突入する予定である。アチーブグループDNのチョン・スンウ代表は「最高の人気ウェブ漫画である『ファッションキング』の原作に、トレンディドラマのミダスの手と呼ばれるチョン・ギサン監督が演出を務めることで、韓国での成功はもちろん新しいトレンドの新韓流ドラマが作られることを確信しており、ドラマの制作準備に拍車をかけている」と伝えた。




