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  • 【ドラマレビュー】「7級公務員」ここは国家情報院なのか“国家情報高校”なのか

    【ドラマレビュー】「7級公務員」ここは国家情報院なのか“国家情報高校”なのか

    情けない青春の在り来たりなストーリー展開、前作の限界を乗り越えられるのか前作「会いたい」とは違い、放送スタートから順調に視聴率を上げているMBC「7級公務員」(演出:キム・サンヒョプ、オ・ヒョンジョン、脚本:チョン・ソンイル)の成功は、深刻なテーマや真面目なアプローチより、愉快・痛快・爽快なストーリーが今の大衆の好みであることを物語っている。しかし、高い視聴率がすなわち良いドラマを意味するわけではない。「7級公務員」も同じだ。より良いドラマになるためには、いくつか見直すところがあるように思える。情けない青春たち、みっともなさ過ぎだ「7級公務員」は、既にお見合いで悪縁を結んだ、ジェームズ・ボンドのようなスパイを夢見るハン・ギルロ(チュウォン)と、88万ウォン世代(88万ウォン(約6万9千円)世代:韓国で平均給与額が88万ウォンである大卒の非正規雇用者を示す)の就職の苦痛を味わったキム・ソウォン(チェ・ガンヒ)が、国家情報院で遭遇しながら起こるエピソードを描いたドラマだ。そのため当然ドラマは、2人が国家情報院で集まり1年間訓練を受けるところから始まる。しかし、ハン・ギルロとキム・ソウォンをはじめ、国家情報院に集まった人物たちは、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」に集まった高校生よりもみっともない。高等教育を受けたはずの大人なのにだ。初めて訓練地に向かうバスで遭遇したキム・ソウォンとハン・ギルロが見せた行動は、大人というよりは、気に入らなければまず喧嘩してみる、幼稚園児のようだった。そしてそのようなハプニングは、引き続きドラマをリードする。訓練の途中列に並び走る時も、2人は隊列から離れてしまい罰を受け、一緒に並びたくないとの理由だけで、保安宣誓の時もお互いに神経質な態度を取る。更に、2人はお見合いの席で起きた偶発の事故についても、一度もきちんと説明しようとせずに、「二度と会わないようにしよう」との覚書を書き、その場をしのぐだけだ。「ゆれながら咲く花」で仲が悪かったコ・ナムスン(イ・ジョンソク)とパク・フンス(キム・ウビン)もしなかった行動だ。2人だけではない。難しい試験に合格したという女性エージェントたちは、群がり格好いい男性の観察に夢中になる。キム・ソウォンに怒鳴るシン・ソンミ(キム・ミンソ)は学校の不良顔負けで、キム・プンオン(ソン・ジニョン)はキム・ソウォンとハン・ギルロを笑いながらからかうだけだ。常に目を見開いているコン・ドハ(2PM チャンソン)以外は、ここは国家情報院の訓練場ではなく国家情報高校のクラスと言っても過言ではないほどだ。もちろん制作スタッフは、このような情けない青春が訓練を受け、立派な国家情報院のエージェントに生まれ変わるということを表現しようとしたのだろう。しかし、ただ変化を待ちながら大目に見てあげるには、いつでもどこでもみっともない姿ばかりを見せる彼らが情けないだけだ。陳腐と新鮮の妙なハーモニー「7級公務員」のストーリーを導いていく力は、国家情報院のエージェントに生まれ変わる人物たちと、チェ・ウヒョク(オム・テウン)を巡るスパイ作戦にあるだろう。「7級公務員」が新鮮に受け入れられるかも知れない理由も、公式的にスパイになれる国家情報院エージェントの世界を描いているという点にある。また同僚を失った訓育官キム・ウォンソク(アン・ネサン)の過去を通じて出た、チェ・ウヒョクの存在感だけでも、これから侮れない展開が繰り広げられるだろうと期待させる。しかし、いざドラマを埋めていく要素は陳腐だということが心配だ。2人の主人公をはじめ、不本意に国家情報院に就職した娘を後押しするキム・ソウォンの親や、車を駄目にした息子を誤解し、家出までさせたハン・ギルロの親まで。このドラマでは相手の話には全く耳を傾けず、むしろその不通の状況を引っ張る。つまり、ただドラマの進行のために、ドラマの人物たちは自身の立場を一方的に強要することを繰り返す。それによりドラマは事件を作り、ストーリーを展開させるのである。よって全体的には面白そうなドラマが、各エピソードになると、その次の状況があまりにも目に見えてしまう。これはコン・ドハのトラウマを説明する部分や、第2話でキム・ソウォンが嘘探知機をクリアする部分でも共通して見られる。「7級公務員」を執筆しているチョン・ソンイル作家の前作で、このドラマに最も似ているのは「逃亡者 PLAN B」だ。ゆるく見える主人公のキャラクターだとか、騙し騙されるスパイ戦が繰り広げられることだとか、同じく華やかなキャスティングと興味津々なストーリーで話題を集めながらスタートしたという点からだ。しかし「逃亡者 PLAN B」は蓋然性の乏しいストーリー展開で成功はしなかった。その過去が「7級公務員」に示唆することは大きい。「7級公務員」が在り来たりなエピソードの限界を克服し、結局成功するのか、期待してみたい。

    oh!my star
  • 最終回目前「清潭洞アリス」自己最高視聴率を更新!“2人の恋の結末は?”

    最終回目前「清潭洞アリス」自己最高視聴率を更新!“2人の恋の結末は?”

    最終回を控えているSBSドラマ「清潭洞アリス」が自己最高視聴率を更新した。27日、韓国の視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、韓国で26日に放送された「清潭洞アリス」第15話は、全国基準で15.6%を記録し、20日に放送された第14話(14.4%)より1.2%上昇した。これは、これまでの同ドラマの自己最高視聴率である、5日に放送された第9話(15.2%)より0.4%上昇した数値だ。「清潭洞アリス」は27日、第16話を最後に幕を閉じる予定だ。これまで誤解の中でも愛を育ててきたセギョン(ムン・グニョン)とスンジョ(パク・シフ)の2人が結ばれるのかどうかに関心が集まっている。一方、この日放送されたMBC「百年の遺産」が18.8%を記録し、同時間帯で1位となり、KBS「大王の夢」は12.6%を記録した。

    OSEN
  • 「清潭洞アリス」パク・シフ、深刻な表情…結末は?

    「清潭洞アリス」パク・シフ、深刻な表情…結末は?

    SBS「清潭洞アリス」でパク・シフが深刻な表情をしている。先週放送された「清潭洞アリス」では、本当の愛だと信じたセギョン(ムン・グニョン)が自分を騙したことを知ったスンジョ(パク・シフ)が、現実逃避するためフランスへ行くと心を決めた。セギョンが空港でスンジョを引き止め、正面突破することにした二人の運命に視聴者たちの注目が集まっている中、パク・シフの深刻な表情の写真が公開され、一層好奇心を高めている。写真の中でパク・シフは、夜景を後にしたまま切なくて悲しい表情で何かを見つめている。写真を見たネットユーザーは「スンジョにこれ以上の悲しみは無いといいな」「表情だけで胸が痛い」「『清潭洞アリス』今週で終わりだなんて信じられない」「深刻な表情でもパク・シフの顎のラインが最高!」「ハッピーエンドにしてほしいな」などのコメントを残した。放送終了まで2話を残したSBS「清潭洞アリス」は、土日夜9時55分に韓国で放送される。

    OSEN
  • 「IRIS 2」2次予告映像を公開…息つく暇もない緊張感!

    「IRIS 2」2次予告映像を公開…息つく暇もない緊張感!

    「IRIS 2」が2次予告映像を公開した。KBS 2TV新水木ドラマ「IRIS 2」は25日予告ホームページを通じて2次予告映像を公開した。独歩的なスケールと華麗なビジュアルで視線を圧倒した1次予告に続いて、今回の映像では緊迫した状況下での俳優たちのドラマがインパクトたっぷりに描かれ、期待感をさらに高めている。真に迫る音楽と共に見せられる俳優たちの熱演と悲壮な覚悟まで感じられる雰囲気は、より激しくなる陰謀とIRISの正体を突き止めるための過酷な対決を予告している。特に、国家安全局の要員カップルとして登場するチャン・ヒョクとイ・ダヘの幸せな一時と対照される絶対絶命の瞬間の連続は、スリリングな戦慄を与えてくれる。「IRIS 2」の関係者は「今回の作品ではより繊細で多様になったアクションと緻密な対決構図、じれったいロマンスで堅固なストーリーを構成したため、視聴者の目と耳はもちろん心まで魅了する作品になるだろう」と自信を見せた。「IRIS 2」はチャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムス、オ・ヨンス、キム・ヨンチョル、BEAST ユン・ドゥジュン、イム・スヒャン、MBLAQ イ・ジュンなどの華麗なキャスティングで、爆発的な期待を集めている。「チョンウチ」の後続として2月13日に韓国で初放送される予定だ。

    マイデイリー
  • チェ・ウシク「TEN」シーズン2出演を確定…“愛嬌担当”が帰って来る

    チェ・ウシク「TEN」シーズン2出演を確定…“愛嬌担当”が帰って来る

    俳優チェ・ウシクが、OCNドラマ「特殊事件専門担当班TEN」(以下「TEN」)シーズン2への出演を確定した。チェ・ウシクの所属事務所は25日、「チェ・ウシクが『TEN』シーズン1に続きシーズン2にも出演することに決めた」と発表した。これでチェ・ウシクは、チュ・サンウク、チョ・アンなどともう一度タッグを組み、熱血新米刑事パク・ミンホ役で視聴者の前に姿を表す予定だ。彼は「TEN」シーズン1で正義感溢れる短気な新米刑事パク・ミンホ役を演じ、各エピソードで体を張る捜査を披露した。早くから愛嬌担当毛穴失踪男(肌がすべすべの意味)などのニックネームで呼ばれ、お姉さんファンたちの心をくすぐった彼は、ネットユーザーたちから新人らしくない演技で「大物になりそう」と言われており、この期待に沿った演技で活躍し好評を博している。所属事務所は「SBSドラマ『屋根部屋のプリンス』のト・チサン、KBS 2TVシットコム『ファミリー』のヨル・ウボンに続きまた違う姿で皆さんの前に立つ俳優チェ・ウシクの姿を期待していただきたい」と伝えた。チェ・ウシクは現在映画「シークレット・ミッション」を撮影しており、同映画は2013年下半期公開される予定だ。

    OSEN
  • 2回の放送で視聴率1位となった「7級公務員」…主演・助演俳優に注目

    2回の放送で視聴率1位となった「7級公務員」…主演・助演俳優に注目

    MBC水木ドラマ「7級公務員」が放送がスタートして2回で二桁の視聴率を記録し、同時間帯の視聴率1位を記録した。韓国で24日放送された第2話は、14.5%(AGBニールセン・メディアリサーチの全国基準)の視聴率を記録した。第2話では、国家情報院の新入要員の初出勤の姿が描かれ、それぞれの役柄が本格的にその性格を表し始めた。7級公務員試験に合格したソウォン(チェ・ガンヒ)とギルロ(チュウォン)が再会して揉め、周りから睨まれ、ドハ(2PM チャンソン)は過去の傷を持っている人物として描かれた。ここにパク・スヨン(イ・エル)は女性らしさをアピールし、劇中のストーリーに立体感を与える役柄として登場した。「7級公務員」がスタートしたばかりだという点と他のテレビ局のドラマが後半に差し掛かっているという点で、今後「7級公務員」の独走態勢が続く可能性がある。ドラマというジャンルの特性上、視聴者の忠誠心が高いためだ。24日放送された「7級公務員」は愉快な雰囲気の中で幅広い年代層の視聴者が共感できるストーリーを導き出す戦略を取った。出演する俳優たちも愉快な役柄をぞんぶんに作り上げている最中だ。多少リアル感は落ちても、立場や環境などがそれぞれ異なる人物たちが集まり、視聴者に今後のストーリーに期待感を与える上で十分であるように見えた。チェ・ガンヒ、チュウォンカップルが重心を取ることも大事だが、劇の前半でイ・エル、チャンソン、キム・ミンソなどの活躍がさらに重要なように見える。それぞれ女性らしさと男性らしさ、そして朗らかな要員のキャラクターを代表しているだけに、対立構図をより明確にするように貢献しなければならないためだ。滑り出しは好調だ。前作の「会いたい」の後続として、全く異なる雰囲気とコンセプトで始まっただけに「7級公務員」がどのような意味や楽しさを与えるか注目したい。

    oh!my star
  • 「ゆれながら咲く花」キム・ヨンチュン“えーん、だまされた!”

    「ゆれながら咲く花」キム・ヨンチュン“えーん、だまされた!”

    たった一瞬も彼を疑ったことがない。KBS「ゆれながら咲く花」で学校内の様々なニュースを収集し、授業時間でも休みの時間でも大きな声でしゃべってふざけるピョン・ギドクが、キム・ヨンチュンの素顔だと信じた。インタビューの前、写真撮影に必要な服について「かっこいいものを準備する」とメッセージを送ってきたり、撮影が始まってすぐ股の間から顔を出したりしゃがんだり両手を高く上げながら次から次へとやんちゃな表情を見せる彼のポーズは、その心証をさらに固くしてくれた。用意しておいた飲み物を見て「わあ、チョコミルクティー! 僕の大好物です!」と純粋に叫ぶキム・ヨンチュンの姿を見た時には、その心証を心の中で確信に変えていた。しかし、彼の答え一つでこれまで考えていた全てのことが壊れてしまった。「本を読むことが大好きで、たくさん読んでいます。『孔子』『論語』のような本をよく読みます。人間としての道理や人柄に関して書かれた本だからです。『孫子兵法』も好きです。このような本に書かれている文章はすべて名言で、人生にたくさん役に立つと思います」チュン・ドラゴンがピョン・ギドクになるまでかなり真面目な彼の表情をゆっくり見つめながら、その真偽を疑う必要も、彼の本当の姿に関してもう一度、推理を始める必要もない。偶然、チャンスが来て関心がなかった演技を始めるようになり、「ゆれながら咲く花」の撮影に入る前、「うまくできなかったり、言われていることが理解できなくて撮影現場に危害を与えることがあったらクビになる」といった覚書まで書かなければならなかったキム・ヨンチュンが、ピョン・ギドクとして生き残った過程、その中にヒントがあるからだ。「遅刻した罰として詩を吟じる時、台本にはソン・ハギョン(パク・セヨン)に吟じてあげるのではなく僕一人で吟じることになっていました。でも、台本を読んでいる間、ソン・ハギョンが女性主人公なので、彼女が好きだという風に設定したら僕の出番も確保できるし、面白いんじゃないかなと思いました。それで、リハーサルの時、その様にやってみました」にこにこと優しく笑う顔の後ろに隠れているキツネのような賢さに驚いたが、答え終えた彼は何ともなかったようにサンドイッチを手に取って「僕、これ少し食べてから話しますね」と言ってまた笑う。でも、もう一度、騙されてはいけない。視聴者たちの目に留まるため、ドラマの中で制服の上着を逆に着て、自分が演じる役について「僕が輝く必要はなく、所々、情報だけ伝え、画面の前を通り過ぎる時、ルーズにしなければ大丈夫」と判断したのも彼自身だからだ。テレビで生き残る方法についての彼の分析と訓練はバラエティから始まった。高校の頃、全校生徒を笑わせることに没頭し、「こういう仕事をしたい」と思ったキム・ヨンチュンが、2008年SBS公採(公開採用)ギャグマンに合格し、以後、MBC「無限に挑戦」の「ドル+I(おかしい人)コンテスト」で「えーん、だまされた!」を連発しながら、チュン・ドラゴンとして知られるまでは、偶然より必然がより大きく作用した。「バラエティ番組をよくモニタリングします。番組にはコンセプトが必要だということが分かっているので、『ドル+Iコンテスト』にも無条件に出るより、チュン・ドラゴンという名前を作って出たんです」続けて「全国ドル+I 連合」は持続的な活動を行っているのかと聞いたら、彼は「いや、それはイベントでしたよ」と「無限に挑戦」がアイテムを作る方法に対する自分なりの考えをきちんと説明する。すなわち、キム・ヨンチュンが習得した放送の知恵とは、ノウハウと書いて深い関心と悩みと読むものである。複雑に結ばれたリボンを自分で解くことができなかったら、まるでプレゼントボックスのようなチャンスが来てもそれを掴むことができなかったと思う。「頑張って、誰もが分かる人になりたいです」「幸いにも、僕の運はいい曲線を描いていると思います」 今までそのグラフの縦軸を決めてきたのが彼自身ということを分かっていないのか、彼は安堵のため息をつく。そして、より早く、遠く、高く行きたいと思いっきり欲張ってもいい今、彼は仕事を着実にすることが一番重要だと話す。「所属事務所がないので、『ゆれながら咲く花』が終わったら仕事がなかったらどうしようと不安です。今年は、お金をあまり稼げなくても、着実に仕事ができるようにしてくれる会社に必ず出会いたいと思います。頑張って、誰もが分かる人になりたいと思っていますが、そのためには仕事を続けなければならないという前提がつきますから」多くの人々が目の前の成功ばかりを追って逃していること、すなわち、長く残る人が強い人になれるということを彼は分かっていた。こうなっては、彼の賢明さを疑うことなどできない。今まで私たちを本当によく騙してきた。

    10Asia
  • 【ドラマレビュー】「野王」&「清潭洞アリス」“シンデレラストーリー”を再構築する方法

    【ドラマレビュー】「野王」&「清潭洞アリス」“シンデレラストーリー”を再構築する方法

    SBS「野王」現実のシンデレラは欲望を隠さない貧乏だが心優しいヒロインが、ハンサムでお金持ちの男性に出会う物語の構図は、ドラマでよく見てきたパターンだ。既に数多くのラブコメディやメロドラマで、このようなシンデレラストーリーを借用しており、韓国社会においてシンデレラストーリーは、その月並みさとはまた別に、依然として大衆性を確保できる最も容易な方法であることに間違いない。しかし、いつからかこのシンデレラは、私達が知っていた童話の中の話ではなく、変形された姿でドラマに登場し始めた。最も大きな衝撃を与えたのはやはり、韓国で放送中のドラマ「清潭洞(チョンダムドン)アリス」でのヒロイン、ハン・セギョン(ムン・グニョン)のように、男の財力を見て近づく、能動的シンデレラタイプである。か弱く心優しいだけだったこれまでのシンデレラのイメージを、俗物的なキャラクターとして覆したのだ。現実は童話とは異なり、醜いことを見せてくれるこのようなシンデレラタイプは、ドラマの中に自身を投影して満足を追求する視聴者にとって、快く感じられないというのが事実だ。ましてや夫と娘を捨てて、王子様探しに旅立つ「野王」のチュ・ダヘ(スエ)のキャラクターは、そのような不快感を超えて、見る人を苛立たせるまでに至る。それでは、最近ドラマはなぜシンデレラストーリーの物語をこのように冷たく再解釈するのだろうか。身分向上への欲望を隠さないシンデレラ「清潭洞アリス」のハン・セギョンと「野王」のチュ・ダヘには、いくつかの共通点がある。自分に与えられた不遇な環境にもかかわらず、熱心に努力して能力を伸ばした点だ。しかし、現実は彼女たちに依然として冷たく、結局ハン・セギョンとチュ・ダヘは二人共王子様を利用してこのうんざりする現実から抜けだそうとする。違いがあるとすれば、ハン・セギョンの場合、欲望と愛が共存している反面、チュ・ダヘの場合は、愛より欲望の方が大きいことだ。ハリュ(クォン・サンウ)がいなければ「野王」は、貧しいヒロインのチュ・ダヘが財閥の御曹司に出会い、身分向上を達成するという典型的なシンデレラストーリーの構造を持っている。童話の中の王子様がそうだったように、ペク・ドフン(東方神起 ユンホ)はチュ・ダヘに一目惚れして、結婚まで申し込む。童話とドラマは大きく違わないように見える。しかし、童話の中にシンデレラが王子様のプロポーズを受け入れた理由が出てこない反面、「野王」はチュ・ダヘの欲望をあえて隠そうとしない。彼女は、ペク・ドフンが御曹司だという点を最も気に入った。そして、その欲望を「清潭洞アリス」のハン・セギョンのように、あえて醜い愛と名付けることもしない。徹底的に現実から抜け出すための手段、身分向上を達成したい欲望が描かれるだけだ。現実には継母にどれほど差別されても黙々と仕事をこなす、か弱く、心優しいシンデレラは存在しない。だからこそ、チュ・ダヘがペク・ドフンの姉であるペク・ドギョン(キム・ソンリョン)から一方的に解雇されるシーンは、印象深い。自分が持つ能力だけでは身分向上できないと感じたその瞬間、シンデレラは欲望に駆られた怪物に生まれ変わる。王子様に出会うための、誰かの犠牲と献身面白いのは、現実のシンデレラは、童話のように王子様に会えるチャンスがなかなかないところにある。もしかしたら、王宮でのパーティーにさえ行けば良かった童話の中のシンデレラは、新世界への進入を塞ぐ障壁が低かったのかも知れない。しかし、現実はどうか。二極化が社会の葛藤を促し、政治家は一人残らず民生を叫ぶほど、王子様が住んでいる世界とシンデレラが足をついている世界では、天と地ほどの格差が広がっている。シンデレラには、王子様に会うことのできる機会自体ないのだ。だから、ハリュというキャラクターが存在する。ハリュの盲目的な犠牲と献身のおかげで、チュ・ダヘは王子様が住んでいる世界を束の間ではあるが見物することができ、ついに王子様に会うことのできるチャンスを掴むことができた。韓国で22日に放送された「野王」第4話で、チュ・ダヘはそのようなハリュを徹底的に利用した。彼女は会社から追い出されてから、ペク・ドフンについてアメリカ留学へ向かい、そのようなチュ・ダヘを援助するためにハリュは辞めていたホストクラブでまた働き始めた。チュ・ダヘは、ハリュが自分の学費を工面しようとホストクラブで働き、最近辞めていたことまで知っていたにもかかわらず、彼をまた暗闇の世界へと駆り出した。ただひたすら、自分の欲望のためにだ。童話の中では、シンデレラを気の毒に思い、かぼちゃの馬車とドレスをプレゼントしてくれる優しい魔法使いが登場するが、現実には魔法使いはいない。ハリュのように、親や兄弟、または夫や妻の一方的な献身と犠牲が伴うだけだ。王子様とシンデレラは、末永く幸せに暮らしただろうか?童話の中のシンデレラは、ガラスの靴を持ってきた王子様と結婚し、幸せに暮らしたが、「野王」の物語は、チュ・ダヘとペク・ドフンの結婚以降からが本番だ。チュ・ダヘは自分の欲望に忠実に従っただけだが、そう片付けるにはあまりにも多くの人を傷つけた。自分のために身を捧げたハリュを裏切り、娘までも知らないふりをした。身分向上は達成したが、本当にこれで、彼女が幸せになれるだろうかという疑念が生じる。それに、チュ・ダヘの裏切りによるハリュの復讐が本格的に始まろうとしている。もう一度シンデレラの方程式が崩れるのだ。どのような紆余曲折があっても、王子様と結婚したら幸せに暮らすのがシンデレラの役割のはずなのに、ドラマは手段を選ばず欲望を叶えるのが、果たして幸せへの近道かという質問を投げかける。童話の中には出てこない、「そして、二人は末永く幸せに暮らしました」の部分を再解釈するのだ。このように「野王」は、チュ・ダヘというキャラクターを通じて、欲望に忠実な魔法使いではない誰かの献身を足場にして王子様に近づく、決して幸せなだけでは済まないシンデレラを掲げている。私たちの知っていたシンデレラストーリーとは、明らかに異なる展開だ。そのなかで現実を見出す楽しさ、それが愛と復讐、そして裏切りが混合するこの憂鬱なドラマを楽しむ、もう一つの鑑賞ポイントとなるだろう。

    oh!my star
  • ドラマ「7級公務員」千里の道も就職から

    ドラマ「7級公務員」千里の道も就職から

    ストーリー夜9時55分放送 MBC新水木ドラマ「7級公務員」 第1話教育ローンを借りアルバイトをしてそれを返すことを繰り返した末 、かろうじて卒業を控えた就職準備性のソウォン(チェ・ガンヒ)は、手当てを受け取るため結婚情報会社のお見合いの席に出る。そして、そこで母に背中を押されて出たお金持ちの息子ギルロ(チュウォン)に出会う。ギルロは自分にまったく関心を見せないソウォンに興味を感じ、レーシングの対決に彼女を連れて行く。だが、試合の途中、ソウォンがショックを起こし、ギルロは賭けをしていたその試合で負けて車を失ってしまう。お互いに対し最悪の記憶を抱いたまま別れた2人は、国家情報院の7級公務員の公開採用の面接会場で再会する。レビューしっかりして生活力が強い女と大人げないように見えるけど可愛い男。「7級公務員」のこの基本構図は、チェ・ガンヒの前作であるSBS「ボスを守れ」をはじめとする多くのラブコメディの典型から大きく外れない。そして、このようなジャンルの特性を考えたら、人生において共通点がほとんどないソウォンとギルロが、それぞれ違う目的を持って出たお見合いの席や国家情報院の面接会場で相次いで出会うという偶然や感情の流れがあまり自然でなくても、それは大した問題に見えない。負けず嫌いの2人の男女の争いや、「ユ・グァンスンは女史ではなく烈士だ」とか「(大統領や国会議員は)季節が変わる度に市場を回りながらトッポキやスンデを食べて一票くださいと物乞いをしなければならない」というように社会像を風刺した台詞、ソウォンが人がまったくいない寂しい道路から抜け出すため、中華料理屋の配達員を活用するエピソードなどを通じて、全体的なキャラクターの生々しさが素早く構築されたおかげだ。しかし、ソウォンとギルロがまだ国家情報院の所属でない状況で、生計型諜報公務員のキム・ウォンソク(アン・ネサン)の哀歓、過去に行った作戦に対するトラウマ、訓育官の席をめぐった職員たちの対立、産業スパイチェ・ウヒョク(オム・テウン)の帰国など、様々な階層の事件を並べることでストーリーが散漫になり、緩急のペースコントロール能力が足りない演出は集中力を落とした。そのような理由で比較的に無難だった第1話よりも、ソウォンとギルロの国家情報院への入城編が本格的に繰り広げられる第2話で、よりはっきりとした個性や興味深い方向性を示さなければならない。仲間たちとおしゃべりするポイント― スパイを警察に通報する時の電話番号は111、スパイ通報に対する謝礼金は非課税の対象となる。― お見合いの席でソファに足をのっけたまま、イヤホンをしてタブレットPCを見ながら勉強するというハン・ギルロを見て腹が立ったお姉さんたち、「ジャガイモの友だちは恋愛をする」を読んだ最悪な人の思い出を共有してみましょう。―かっこよく生きたくて国家情報院に入りたいというハン・ギルロさん。いらっしゃい、正社員は初めてでしょう?

    10Asia
  • ジェヒ「チャン・オクチョン」でキム・テヒの初恋相手に

    ジェヒ「チャン・オクチョン」でキム・テヒの初恋相手に

    俳優のジェヒがSBS新月火ドラマ「チャン・オクチョン」(脚本:チェ・ジョンミ、演出:プ・ソンチョル)に出演する。ジェヒの所属事務所は24日、ジェヒが同ドラマに出演し、ヒョン・チス役を演じると明かした。チョン・チスは、チャン・オクチョンの初恋相手で、中国で大金を稼いで朝鮮に戻り最高の富豪と呼ばれる人物だ。チャン・オクチョンの強力な支援者で、彼女のためには全てを捧げるロマンチックなキャラクターである。現在チャン・オクチョンに女優のキム・テヒが、粛宗役にユ・アインがそれぞれキャスティングされている中、ジェヒは彼らと三角関係を形成し対立の中心となる。同ドラマは、チャン・オクチョンが朝鮮最高のファッションデザイナーであったとの設定を中心に、女性と芸術家としての人生を描くドラマだ。ここに針房(衣類や寝具を作るところ)と補艶署(化粧品を作るところ)などを背景に朝鮮の美しい色を描いていく計画だ。「チャン・オクチョン」は、現在放送中のSBS月火ドラマ「野王」の後続ドラマで、4月から韓国で放送される。

    OSEN
  • 「その冬、風が吹く」Apink チョン・ウンジ、チョ・インソン&キム・ボムのファンに謝罪?

    「その冬、風が吹く」Apink チョン・ウンジ、チョ・インソン&キム・ボムのファンに謝罪?

    Apink チョン・ウンジが、ドラマで共演する俳優チョ・インソンとキム・ボムのファンに謝罪(?)した。23日午後、SBS公式Twitterには、新水木ドラマ「その冬、風が吹く」に出演するチョン・ウンジとキム・ボムのインタビュー映像が掲載された。公開された映像でキム・ボムは、劇中で相手役として登場するチョン・ウンジについて、「ドラマの中だけでなく、実際にも、たくさん面倒をみてあげたいと思わせる。少しでも先輩として、多く手助けできるように努力している」と、後輩に対する愛情を見せた。これに対しチョン・ウンジは、「女性だから幸せ」としながら、「チョ・インソン兄さんとキム・ボム兄さんのファンの皆さんに謝罪したい。ドラマでは、二人の兄さんたちを、水やご飯を見るように見るが、チョン・ウンジとしては絶対にそんなことはないので、恨まないでください」と話した。彼らが出演するドラマ「その冬、風が吹く」は、韓国で来月13日午後9時55分から放送がスタートする。

    マイデイリー
  • チョン・ソグォン「IRIS 2」の切り札として出演

    チョン・ソグォン「IRIS 2」の切り札として出演

    俳優のチョン・ソグォンがKBS 2TV水木ドラマ「IRIS 2」の切り札として投入される。チョン・ソグォンはドラマでNSSの局長でミスター・ブラックから支持を受けるアイリスの二重スパイペク・サン局長(キム・ヨンチョル)の若き時代を演じる。チョン・ソグォンはNSSとアイリスに絡んだ要注意人物として働くペク・サンの過去を通じて、彼が二重スパイにならざるを得なかった秘密を公開する予定であり、18日に仁川(インチョン)のある公園で既に撮影を終えている。チョン・ソグォンの所属事務所の関係者は「韓国を代表するスパイドラマに参加することになり、光栄だ。出番は多くはないが、『IRIS』シリーズの重要人物の過去を示す重要なシーンであるだけに、良い演技で力を加えたい」と感想を述べた。チョン・ソグォンは22日、SBSバラエティー番組「ジャングルの法則」の撮影のため、ニュージランドに出国しており、約3週間の撮影を終えて帰国する予定だ。チョン・ソグォンはその後、映画「N.L.L.-延坪(ヨンピョン)海戦」の撮影を続ける予定だ。

    OSEN