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JYJ ジェジュン、ファンと一緒に過ごす誕生日“韓日ファンミーティング開催”
JYJ ジェジュンが韓国と日本のファンと誕生日を過ごす。所属事務所C-JeSエンターテインメントは、ジェジュンが来る1月26日の誕生日を迎えソウル蚕室室内体育館で「2015 KIM JAE JOONG J-PARTY IN SEOUL」を開催すると16日明らかにした。ジェジュンはこれに先立ち、1月21日、22日の2日間、日本の横浜アリーナでもバースデーファンミーティングを開催する。また、ジェジュンは、韓国で来年1月から放送されるKBS 2TV新金曜ドラマ「スパイ」にも出演する。
「ビッグマッチ」イ・ジョンジェ“BoAさんと恋愛の設定?映画がだらけていただろう”
彼はひたすら走った。転んでもまた起き上がって走った。イ・ジョンジェは、そうやって映画「ビッグマッチ」の愚直なファイターチェ・イクホになっていった。新しい映画「暗殺」(仮題)の撮影中に会ったため、イ・ジョンジェはぐっと痩せていた。役柄のために体重を15kgも減量した状態だった。41歳という年齢にもかかわらず、疲れを知らない情熱だ。「『ビッグマッチ』を選択した理由ですか?今じゃないと二度とできないと思ったからです。実は、劇中のチェ・イクホの年齢は、高くても30代前半だったと思います。それを知りながらも、僕が無理にやると言い張ったのです。40代半ばの格闘家はあまりいないじゃないですか。エネルギーに溢れて、生きいきとした人物をもっと遅くなる前に演じてみたかったんです」「シン・ハギュンの声が憎たらしかった」チェ・イクホが四方八方に走り回る理由は、拉致された兄チェ・ヨンホ(イ・ソンミン)を救うためだ。人の命を担保にして高額の賭け金が動くサバイバルゲームを設計したエース(シン・ハギュン)の計略だ。兄を救うためにチェ・イクホは、次々と自身に与えられる難関を乗り越えなければならない。深刻になりすぎたり、泣かせ話にならないように、チェ・ホ監督はそれぞれの人物にユーモアを与えた。「普通の男性なら格好良いアクションをしたがるものでしょう。でも、今回は格好良いながらも、ユーモアも求めなければなりませんでした。荒っぽいアクションの中で、些細な笑いを入れたのもそんな理由からです。エースがあんなとんでもないゲームをリードしながら、顔は出さずに声だけで指示をするじゃないですか。シン・ハギュンさんがあまりにも上手で憎たらしかったですね。途中でカットしてほしかったシーンもありましたが、シン・ハギュンさんが先にレコーディングを終えて帰ってしまっていたので、僕はそれに合わせて演技をしなければいけませんでした(笑)」イ・ジョンジェが理解したチェ・イクホは、愚直ながらも笑顔を失わない肯定的な男だ。既存のキャラクターとはまた異なっている。イ・ジョンジェは「シン・ハギュンさんが本当にうまくやってくれたし、僕も新しいカラーの人物にチャレンジする楽しさがあった。スラップスティック(体を張って笑わせるコメディ)も研究して、なるべく重たくないアクションを披露しようとした」と説明した。映画でチェ・イクホの敵のようで助力者の役割もした謎の人物スギョン役を演じたBoAについてもコメントした。観客としては二人の恋愛関係も期待したいものだが、かなり淡白な関係だったという。イ・ジョンジェは「BoAさんと恋愛の設定を入れることについてスタッフの反対が激しかった。二人の恋愛まで描こうとしたら、映画がだらけていたと思う」と述べた。チョン・ウソンも心配したアクションイ・ジョンジェは、撮影直前に同僚俳優チョン・ウソンが自身のことを心から心配していたというエピソードを伝えた。「ビッグマッチ」の撮影開始前からイ・ジョンジェの体調が良くないことを知っていたチョン・ウソンは、「体調が良くてもアクションの撮影中に怪我をすることが日常茶飯事なのに、最初から怪我をした状態で始めるのは見当違いだ」とアドバイスしたという。「チョン・ウソンさんはやらないほうが良いとアドバイスをくれました。小さな負傷はたくさんありました。頭、指、足首、腰などを少しずつ痛めていました。最近は男らしいアクションシーンが入ったシナリオが多くて、アクションそのものを避けることはできないと思います。『ビッグマッチ』はその中でもアクションの強度が一番高かったです。それでも見てくださる方が見づらくないように構成されているので大丈夫だと思います」話が出たついでに続けていった。チョン・ウソンと共に1990年代に青春スターとして一世風靡した彼だ。遠い存在だった二人も、最近になって様々なキャラクターの演技を披露し、人々との距離を縮めている。40歳を超えた今、イ・ジョンジェはどんな姿勢で演技に臨んでいるのだろうか。「30代後半から40代後半までの男性役のオファーが多いのは事実です。それで、最近は出演のオファーが多くなっているようにも思います。主に、シリアスなジャンルの映画が多いですが、僕は相変わらずシナリオの完成度を一番重要視しています。もちろん、変身に対する意欲もあります。「ハウスメイド」(2010年)から「10人の泥棒たち」(2012年)、「新世界」(2012年)、「観相師」(2013年)を見ると、少しずつ僕が異なる姿を見せようとしたのが分かると思います。恋愛映画ですか?常に待っていますが、最近はなかなかありませんね。僕にオファーがないだけかもしれませんが(笑)年をとって思うことですが、人々に距離感のある俳優だと思ってほしくありません。やはりそれもキャラクターを通じてお見せするしかないと思います。いわゆる壊れるキャラクターをお見せすれば、身近に感じていただけるのではないでしょうか。ただ、相変わらず観客がイ・ジョンジェという人間に求める姿もあるので、バランスを取ることが大事でしょう」「僕はイメージの消耗を心配しない」同時に彼は大胆だった。チョン・ウソンは最近OhmyStarとのインタビューで明かしたように、イメージの消耗を最小限に抑えたがるタイプだ。イ・ジョンジェはその逆だった。様々な広告やバラエティ番組に頻繁に登場するのを見ても分かる。自身がもつ魅力を様々なメディアにアピールしようというのがイ・ジョンジェのやり方だった。「俳優たち同士でも分かれます。自身のイメージを消耗してはならないという方もいて、自身のイメージを注ぎ込める時に注ぎ込む方もいます。僕は後者だと思います。もちろん、今後気が変わるかもしれませんが、僕はもっぱら観客や僕を見てくださる方々が僕の演技の源です。褒められたくて、もっとお見せしたいという欲が出ると思います。やればやるほど難しいのが演技です。その分責任感も大きくなりますし。良い結果を出すべきだという責任は、僕が背負うべき一生の宿題なのでしょう」
2014年を賑わせたアーティストたちを選定!少女時代を離脱したジェシカから加入したKARA ヨンジまで
【2014年末決算】2014年を輝かせた楽曲「Some」からこの世を去った歌手シン・ヘチョルさんまで2014年を締めくくる12月を迎え、今年一年間の各分野を簡単にまとめるという趣旨で「今年の賞」を選定した。他の授賞式のように権威+賞金+賞牌もないが、軽い気持ちで今年の音楽界を振り返ってみたいと思う。/記者今年のシングル:「Some」(SISTAR ソユ×ジョンギゴ)最近開催されたMelOn Music AwardではBIGBANGのSOLに押され、惜しくも受賞を逃したが、今年のステディーセラーとして十分に取り上げられる楽曲だ。最近の恋愛トレンドを反映した歌詞、易しいメロディで人気を集めた「Some」を2014年を輝かせた歌として言及しても全く問題ないと思う。今年の作曲家・プロデュースチーム:イダンヨプチャギ10年ぶりに帰ってきたgod、Girl's Day、Apink、そして様々な議論の中で活動を再開したMCモンまでその中心にはプロデュースチームのイダンヨプチャギ(二段横蹴り)がいた。今年の愛唱曲:「Let It Go」上半期、韓国でも大ヒットしたアニメ「アナと雪の女王」ブームは音楽界にも影響した。多数の歌手がテーマ曲「Let It Go」を自身のスタイルで歌い、YouTubeにアップロードするほど、この曲は彼らにとっても愛唱曲になった。今年の企画会社:FNCエンターテインメント従来BIG3(SM・YG・JYP)に代表されていた芸能(音楽)プロダクションの間で着実に勢力を広げてきた。CNBLUE、AOA、FTISLANDなど、人気グループのほかにも役者、お笑い芸人などを次々と迎え入れ、存在感をアピールした一年だった。(4日にKOSDAQ(コスダック:韓国の証券市場)進出)今年の法定紛争:SM vs EXO クリス、ルハン元東方神起のメンバーで構成されたJYJ、SUPER JUNIOR ハンギョンとの訴訟事件などいつの間にか忘れかけていた頃、SMは今年もう一度契約紛争に巻き込まれた。しかも、昨年ホットなグループに浮上したEXOのメンバー2人との法的争いであったため、他の訴訟より話題を集めた。MCモンが音楽界に帰ってきたものすごいアンチファンたちと一緒に今年の一本勝負:MCモン vs アンチファン兵役逃れの疑惑で活動を中止していたMCモンが戻ってきた。ものすごいストリーミング回数と同じく、アンチファンや彼のことを嫌うネットユーザーのレスも爆発的に増えた。今年の帰還:キム・チュジャソ・テジ、TOY、キム・ドンリュルなど、1990年代のスターたちが次々と活動を再開する中、1960~70年代の人気歌手キム・チュザのカムバックは衝撃的だった。しかし、アルバム発売やカムバック公演後、活動がうやむやになってしまった。今年のプロジェクトグループ:Big Byung(MBC every1『ヒット製造機』)自称勇敢なイダンヨプチャギ(お笑いタレントチョン・ヒョンドン&歌手Defconn)の主導の下、BTOBのソンジェ、GOT7のジャクソン、VIXXのエン&ヒョクの4人のアイドルで構成されたグループで、たった1回の公式活動(「週刊アイドル」出演) で終わらせるには期待を超える魅力があった。(12月、シーズン2に戻る予定)今年の衣装:Pritzナチスを連想させる衣装で議論を巻き起こしたグループPritz。しかし「知らなかった」という解明で済ませるにはとんでもないコンセプトの衣装だった。世の中には触れてはいけないものがある。今年の離脱:少女時代 ジェシカ「私はこれ以上少女(時代)ではありません」今年の活動中止:f(x)のソルリDynamic DuoのCHOIZAとのスキャンダルによるグループ活動の中止で話題を集めたが、出演した映画「ファッションキング」のプロモーションで3ヶ月ぶりに公の場に姿を表した。今年の新メンバー:KARA ヨンジ(たとえバラエティ番組ではあるが)デビューから半年も経たない新人芸能人らしくない覇気は彼女への偏見を吹き飛ばしてくれた。今年のMIP(Most Improved Player:実力向上):AOA当初、彼女たちが登場したときのコンセプトは少女バンドCNBLUEのガールズグループバージョンだった。しかし、今は?グループの方向性についてはファンの間で議論もあるが、とにかく今の位置まで上り詰めたことだけは評価に値する。今年の愛嬌:Girl's Day ヘリ(MBC「本物の男」)一瞬の愛嬌のおかげで、彼女は一躍数々のテレビ番組やCMでひっぱりだこになった。これは「本物の男」の制作陣、所属事務所、本人も予想できなかった結果だ。今年の公演:「無限ドリームMBC」パク・ミョンスの「梧桐島(オドンド)ライブ」と肩を並べる大惨事。MBCの新ビルへの移転を祝う特集ショーで、平日午後に生放送で行われた同イベントは音響の環境がよくなかったため、歌唱力を認められるベテラン歌手さえ歌いにくい状況だった上、パフォーマンス中心のアイドル歌手たちに1980年代の楽曲を歌わせるなど急造された企画で、同日の公演を見た観客の間で不満の声が上がった。彼らの生半可な歌の実力を責める前、番組の企画が緻密に行われなかったことがより大きな問題だった。今年の別れ:シン・ヘチョルこれ以上何が言えるだろうか。もう一度故人の冥福を祈る。
B.A.Pの訴訟問題、裏で誰かが操作している…?事務所が“背後勢力”を主張(公式発表全文)
B.A.Pと専属契約効力の不存在確認訴訟を繰り広げることになったTSエンターテインメント(以下TS)は、「B.A.Pを有利な条件で獲得するために世論を助長する背後勢力が存在するという信憑性のある情報提供を受けることになった。背後勢力の存在を徹底的に把握し、強固な措置を取り、確認できればすぐに厳重な責任を問う」とし、「背後勢力説」を主張した。5日、TSは「休息期間に入ったB.A.Pから、1月の授賞式から活動を再開するという意思を確認し、来年のスケジュールを計画していたが、11月27日、メディアの記事を介して急に訴訟に関連したニュースに接することになった」と、これまでマスコミに報じられた収益配分と契約問題などに関する公式立場を明らかにした。まず、「3年間で100億ウォン台の売上高を上げたが、1人当たり約1800万ウォンしか受け取れなかった」というB.A.Pの主張についてTSは「2014年初めに損益分岐点を超えた」とし、「損益分岐点を超えた時点から収益と費用が大幅に広がったことから、B.A.Pは幾何級数的な収益を得ることになった。2014年の下半期だけ見ても、南米ツアーと日本ツアーと中国のイベントを予定通りこなした場合、計6億ウォンの精算を予想していた」と釈明した。また、アルバム/音源/MD収益の分配率は1対9(TS:B.A.P、以下同じ)であり、公演/広告/イベント収益の分配率は5:5で策定したことについても、「(B.A.Pが)二度のワールドツアーを成功裏に終えK-POPアーティストとして堂々と位置づけられ、収益構図と平均収益の分配率も変わっている」とし、「これは成果に対するアーティストの寄与度を収益構造に反映しようとする目的に忠実に達成したものであり、将来的には公演やイベント、広告などが主になり、6:4の平均収益の分配率が予想されていた」と主張した。また、契約期間の問題とメンバーとのコミュニケーションについては「すべての公正取引委員会の標準契約書を基にしたものであり、これを具体化した内容が追加されている」とし、「TSは違法行為をしておらず、B.A.Pにいかなる不当や強圧的な待遇をしたことがない」と反論した。これと共にTSは「B.A.Pのメンバーが今からでも望むことを虚心坦懐に話しながら、デビューの頃に共に目標とした夢に向かってもう一度心を引き締めてほしい」とし、「しかし、継続的なコミュニケーションの試みにもかかわらずメンバーたちが変わらず会話を遮断し、法的解決したい場合は、当社もメンバーたちの意思を尊重して法廷で決定的な解決策を模索したい」と今後の対応を示唆した。これに先立ちB.A.Pは、所属事務所TSを相手に不当な収益分配および処置などを問題視して専属契約効力の不存在確認訴訟を提起している。以下はTSエンターテインメントの公式発表全文である。こんにちは、TSエンターテインメントです。まず、思いがけない知らせで当社に愛情を持って見守ってくださった方々にご心配をおかけしたことについて深くお詫び申し上げます。TSエンターテインメントは2008年に設立された後、7年間にわたってUntouchable、Secret、B.A.Pなどのアーティストを輩出し、現在も新人グループのデビューを控えています。K-POPが世界文化の一つの流れと位置づけられ、当社も自社アーティストたちの能力を育て、世界に紹介すると共に成長することを目標としてきました。B.A.Pは当社が初めて披露する野心的な初の男性アイドルグループであり、彼らに対する投資と準備は、他社と比べて遅れを取らないほどに莫大でした。幸いにも才能と努力を兼ね備えた6人のB.A.Pメンバーたちも頑張ってくれたおかげで、B.A.Pは2度に渡ってワールドツアーを行うほどのK-POPアーティストとして頭角を現すようになりました。共に頑張って息を合わせて走ってきた中で、10月になってメンバーたちが休みたいという意思を担当マネージャーを通じて知らせました。当社はその意見を尊重し、南米ツアーや日本ツアーなどのすべてのスケジュールを全面的にキャンセルし、メンバーたちに長期間の休暇を与えました。これにメンバーたちは宿所や実家、そして海外を行き来して再充電の時間を過ごしながら、持続的に事務所と連絡を取っていました。そして、1月の授賞式から活動を再開するという意思を確認し、来年のスケジュールを計画していた時、11月27日にあるメディアの記事を通じて突然訴訟に関するニュースを聞きました。訴状が提出された11月26日当日の午後まで、当社の社員たちと連絡して日常的な会話をしていたため、27日に出た訴訟に関する記者は当社としては大きな衝撃でした。当社は速やかに担当マネージャーを通じてメンバーに連絡しようとしましたが、連絡が取れませんでした。続いて、メンバーたちの両親とも連絡を取ろうとしました。連絡がついた一部のメンバーの両親たちは、訴状を提出したことが事実であると確認してくれました。そして「弁護士と話してください」と要請されました。これに当社は訴状を受けた後に正確な状況が確認できると考えて、訴状が到着するのを待っていました。そんな中、当社は訴状を受ける前にもかかわらず、少数のメディアを通じて持続的に一方的な論点が主張されていることに疑問を抱くようになりました。2014年に入って損益分岐点を超え、大きな収益創出を目前にしていたB.A.Pだったため、このような状況がより深刻に映りました。そして遂にB.A.Pと当社との契約関係を悪化させ、B.A.Pを有利な条件で迎え入れるため、世論を扇ぎたてている背後勢力があるという信憑性のある情報を提供されました。これにより当社は今後、背後勢力の存在を徹底的に把握し、強力な措置を取るつもりです。確認でき次第、業界の商道徳に反し、ひいてはK-POPの地位を落とす行為をしたことに対する厳重な責任を問うつもりです。事実上、当社には訴状が今日も正式に届いていません。確認した結果、訴訟を提起した法務法人が印紙代を誤って出したため、裁判所から補正命令を受けたことが確認されました。そのため当社には訴状は届いてませんが、公式立場を出すために、すでに受理された訴状の内容を裁判所に閲覧申請し、検討しました。その中でマスコミで最も議論となっている論点について立場を申し上げたいと思います。【論点1】3年間で100億ウォン(約10億円)の売上、1人当たり1,780万ウォン(約191万円)TS側約2年で損益分岐点に到達。2014年下半期の合計精算金額2億8千500万ウォン(約3千74万円)予想スケジュールを正常に消化した場合、2014年下半期の合計精算金額は6億ウォン(約6千400万円)予想B.A.Pに対する投資は練習生の時から始まっており、大きな費用が本格的に投入されたのは2011年の下半期で、リーダーバン・ヨングクのシングル「I Remember」とBANG&ZELOとのユニット曲「Never Give Up」のアルバム製作費用からです。上記のグラフが示す通り、2013年まで費用が収益よりも大きくなります。これは当面の収益の代わりに投資を選択し、「音楽で地球征服」というB.A.Pメンバーの夢と事務所の共通の目標を達成することに邁進したからです。このような大胆な投資のおかげでB.A.Pは次世代K-POPアーティストとして地位を固めることができ、デビューして約2年で2014年初旬に損益分岐点を超え、業界で注目すべき成果を上げることができました。損益分岐点を越えた時点から、収益と費用の差が大幅に広がって、B.A.Pは幾何級数的な収益を生み出すことになります。2014年の下半期(7~12月)は南米ツアーと日本ツアー、中国のイベントを予定通り消化していた場合、合計6億円の精算金を予想していました。しかし、残念ながらスケジュールのキャンセルによって2014年の下半期の精算金額は合計2億8千5百万ウォンになると予想されます。そして2015年には活動の程度により、B.A.Pの合計精算金額は1次精算金の約15倍に達する18億ウォン(1億9千万円)になることを推定していました。【論点2】収益配分率は1(B.A.P):9(TS)?TS側契約期間内の平均収益配分率は4(B.A.P):6(TS)を予想収益配分率の説明に先立ち、弊社が精算する過程について説明したいと思います。弊社は契約書に基づき、6ヶ月ごとに精算を行っています。精算方法はB.A.Pと関連して発生するすべての売り上げからB.A.Pのために使われた投資金を差し引きます。そして、残りの純利益を売り上げの分類に応じて分け、再びアーティストとの収益配分率に応じて配分します。分類別にそれぞれの費用を差し引くのではなく、このように全体の金額を基準に先に費用を差し引く理由は、宿所、車、食費、レッスン代、講習、文化生活、運動、マッサージ、医療費、T-moneyなど、いずれか特定の分類から差し引くことが難しい費用があるからです。公演/広告/イベント(5:5)などとは違い、アルバム/音源/MD(1:9)の収益配分率が低い理由は、前者が出演料に比べてかかる費用が少なく、外部業者を使用する時に発生する費用が共同費用として処理されるのに対し、後者の場合は外部業者を使うこともありますが、事務所内の関連した専門職員(コンテンツ企画/デザイン/制作、映像、MD企画/制作/営業、ファンのマーケティングなど)の人件費が共同費用に含まれず、アーティストと収益配分した後、事務所が自主的に支払わなければならないためです。2014年上半期に精算されたB.A.Pの収益配分率は、デビュー初期の認知度の確保のため、音源やアルバムを通じたアルバムのプロモーションが主な部分だったので低く測定されています。その後、多くの人の努力により、2回のワールドツアーを盛況のうちに開催し、K-POPアーティストとして堂々と位置づけられて、収益創出の構図と平均収益配分率が変わっています。これはメンバーたちと弊社が意図したことで、成果へのアーティストの貢献度を収益構造に反映させようとする目的を忠実に達成したものであり、今後は公演やイベント、広告などが主な収益になることで、4(B.A.P):6(TS)の平均収益配分率が予想されていました。【論点3】奴隷契約?TS側公正取引委員会の標準契約書と同一の内容+具体化一部メディアを通じて奴隷契約に関して言及された内容は、すべて公正取引委員会の標準契約書を基に作成したものであり、これを具体化した内容が追加されています。また、契約期間に関しては公正取引委員会の標準契約書の条項を見ると、契約期間は7年を基準に「長期の海外活動のため、海外のマネジメントとの契約締結およびその契約を履行するために必要な場合」や「その他の正当な理由で長期間契約が維持される必要がある場合」には「書面での合意」のもとに延長することが可能です。弊社は契約期間を「アルバム(単独、グループとして発売されるデジタルアルバム、フルアルバム)などが最初に発売される日を基準にして7年間」と定めました。メンバーたちは2011年3月、6月、9月にそれぞれ専属契約を締結し、リーダーバン・ヨングク君とZELO君の場合はB.A.Pとしての活動の前にソロやユニット活動を先に始めたため、メンバー全員の契約終了時期は異なります。【論点4】信頼の問題TS側コミュニケーションの問題今年7月に精算が完了した後も、B.A.Pのメンバーたちは特別な意見もなく、スケジュールを進めてきました。しかし、9月中旬以降に突然行方をくらますなど感情的な突発行動を見せ、番組出演や約束されていたスケジュールの履行に支障をきたしました。それでも弊社は放送局や関係者に謝罪を繰り返し、了解を求めてメンバーたちを保護しようと努力しました。また、弊社は担当マネージャーチーム長や役員を通じてB.A.Pのメンバーたちが経験している心的な部分について注意を傾け、対話を通じて根本的な解決を模索しようとしました。そこでメンバーたちの「休みたい」という意思を尊重し、10月23日に「公式活動を最小限に抑える」ことに合意して南米ツアーと日本ツアーをすべてキャンセルし、年末まで十分な休息を取れるように措置しました。その後も、B.A.Pのメンバーたちは弊社の職員たちと持続的にコミュニケーションを取りながら宿所で生活し、病院に同行したり、一緒に食事をするなど、普段と変わらない様子を見せていたため、弊社はメンバーたちが気楽に休息を取りながら次の活動を準備していると信じて待っていました。そして、冒頭にも言及した通り、来年1月から活動を再開したいという意思を受け取り、来年の計画を準備していたところ、このような突然の知らせに接することになったのです。主な論点に対する弊社の公式的な回答はここまでであり、弊社は他にも訴状で提起しているすべての問題について何も隠さず詳細な資料を裁判所に提出し、事実と真実をすべて明白に明かすつもりです。明らかなことは、TSエンターテインメントは違法行為をしておらず、B.A.Pに不当で強圧的な待遇もしたことがありません。TSエンターテインメントの社訓は「正直、誠実、謙虚」です。ひょっとすると、当面の収益よりもメンバーたちにとってより快適で温かいもう一つの居場所を作って、彼らの優れた才能に相応しい環境を作ることに一層気を配ろうとした意図が間違った形で伝わったのかもしれません。メンバーたちの傷ついた心を先に察することができていなかったとすれば、これも弊社の実務経験の不足から来た試行錯誤であります。最後に、TSエンターテインメントはB.A.Pのメンバーたちが今からでも望みを虚心坦懐に話し、デビュー当初に一緒に目標した夢に向かってもう一度心を引き締めてくれることを願っています。しかし、持続的なコミュニケーションの試みにもメンバーたちが依然として会話を遮断して法律的に解決することを望むのなら、弊社もメンバーたちの意思を尊重し、裁判所で確実な解決策を探したいと思います。多くの方々にご心配をおかけした点についてもう一度深く謝罪申し上げます。このすべてのことが円満に解決できるよう最善を尽くして努力します。
新ボーカルグループMIOがデビュー!8eight ベク・チャンがフィーチャリング参加
新ボーカルグループMIO(ミオ)がデビューする。所属事務所のSOURCE MUSICは、MIOが5日正午、音楽配信サイトを通じて1stシングル「家を買わなければならない」を公開したと明かした。MIOがプロデュースし、作曲家WONDER KIDが編曲した同曲には、8eightのベク・チャンがラップでフィーチャリングに参加した。「家を買わなければならない」は若者たちに送る癒しのメッセージを収めた楽曲だ。所属事務所は「MIOだけがお聞かせできる音楽を引き続き披露する予定だ」と伝えた。
「アトリエの春、昼下がりの裸婦」パク・ヨンウ“苦しい生活の手段だった演技、今は…”
「自分のために引きこもった時間、寂しさを感じる間もありませんでした」早い展開と没入度の高い映画が主流の韓国映画の雰囲気とは多少異なる映画「アトリエの春、昼下がりの裸婦」は、確かに存在する意味を考えてみたい作品だ。俳優パク・ヨンウがその「アトリエの春、昼下がりの裸婦」と似ているというと大げさな表現になるだろうか。約1年前に撮影した作品が、適切な配給会社が見つからず、公開できないのではないかと心配する時期があった。パク・ヨンウとしては、2012年に既に1本の作品が撮影直前に制作が頓挫する経験をしたため、十分理解できる悩みだ。幸い「アトリエの春、昼下がりの裸婦」の配給を担当する会社が見つかり、先月20日に公開し上映されている。地道にキャリアを積んできた彼も、このようなことを経験する。楽な道を選ぶこともできるはずだが、妥協しない性格のせいかもしれない。「アトリエの春、昼下がりの裸婦」で1960年代を背景に、中風を患う1人の著名な彫刻家ジュングの人生を表現しようと決心したことも、良い成績やキャラクターのイメージチェンジを狙う前に「何故か面白く、美しい作品だと思ったから」だった。「『アトリエの春、昼下がりの裸婦』は人間の感情に対するヒドゥンキャッチ」「いくら時代が変わり、科学が発展しても変わらないものがあります。その一つが道徳、もう一つが良心です。教育を通じてこれらが強くなったりもしますが、しかし、生まれ持ったものだと思います。僕はそう信じます。『アトリエの春、昼下がりの裸婦』でそれを発見できると思います。良い性格、もしくは、感情というべきでしょうか」彼は、最近出演したSBS「ゴハン行こうよ♥」に映画を例えた。「料理研究家のイム・ジホ先生が一緒に出演したが、その方は調味料を全く入れずに料理するため、料理から苦い味がする」としてから、「苦いが、おかしなことに料理が美味しい。このように、人生の苦さに共感すると、甘さも感じられるのではないだろうか」と述べた。中風を患うジュングを物心両面で見守る妻のジョンスク(キム・ソヒョン)と、貧困と暴力に苦しめられ、挙句の果てにジュングのヌードモデルになるミンギョン(イ・ユヨン)は正直なところ、もどかしく、不幸な人生だとも考えられるが、ジュングを中心にまた違う人生の意味を探して行く人物だ。パク・ヨンウの言葉のように、一方では苦い人生を経験するが、共感していると人生の本当の味を感じさせるキャラクターであるとのことだ。パク・ヨンウは、共に出演したキム・ソヒョンについて「(ドラマで強烈な役柄を演じてきたため) 偏見があったことは事実だが、むしろ、だからこそさらに大きく感情をやり取りすることが出来た」と述べた。新人イ・ユヨンについても「出来るだけ配慮しようとした」としながら撮影について語った。「偏見がむしろポジティブな効果を生み出し、キム・ソヒョンさんと共演するとき(夫婦としての切ない)感情がより大きくなりました。確かに、彼女に新しい姿があって、今までその機会を得られなかっただけなのです。イ・ユヨンさんは今までどのような経験をしてきたかは知りませんが、確かに新人でまだ若いため、優しくしようと努力しました。それでも厳しい撮影だったと思います。観客の方々がジュングとジョンソク、そしてミンギョンを通じてどのような感情を発見するのかが気になります。下手すると痴情劇に流れる可能性もありますが、3人の間で友情と愛の感情が行き来しながら関係が発展するからです。感情のヒドゥンキャッチと考えていただければ、より楽しく鑑賞できると思います」休みらしい休みを楽しんだパク・ヨンウ「寂しさを感じる時間がなかった」「アトリエの春、昼下がりの裸婦」以来パク・ヨンウは「人生の態度が多少変わった」と述べた。映画の全般的な雰囲気のようにパク・ヨンウも静かにその当時を過ごし、その後約7ヶ月間、完全に自身のための時間を送った。趣味だったドラムも本格的に習い、読みたい本も読み、地道に運動もした。「周りには、僕が連絡をしないので引きこもったと思われるほどでした。心配される方々もいました。昔だったら友だちと疎遠になることを心配して、人々に忘れられることを心配して、関係を逃してしまうことを心配して、わざとでも飲み会に参加したりしていたと思います。もちろん、それが意味のない時間ではありませんが、僕だけのための時間が必要だということが分かりました。リフレッシュはこのようにするものだと分かりました。寂しさを感じる時間がありませんでした。本当に(笑)」時事教養とバラエティの性格を両方とも持つ「ゴハン行こうよ♥」に出演したことも変化の延長線だったのだろうか。パク・ヨンウは「依然としてそのような番組に出演することは演技よりも大変ですが、するのであれば気取らず、僕が感じるままに表現しようとした」と述べた。約10年前、あるバラエティ番組に出演した経験を思い浮かべながら彼は「昔の僕だったら出来るだけ放送局が求めることに合わせようとしたはず」と付け加えた。「ゴハン行こうよ♥」でパク・ヨンウは、今まで自身が抱いていた演技に対する考えを述べた。「20代では演技が苦しみで、30代には生活の手段で、今は楽しみ」との趣旨だった。パク・ヨンウは、その言葉の本当の意味をより詳しく説明した。「いつまでも演技をしながら楽にいられるとは思いません。ただ、今楽しみ始めた初期段階ということです。良く言うと、30代は情熱を注ぎました。情熱を注いででも、変わらなさそうなことまで変えようとしていたと思います。今や頑張ったところで変わらないことは放っておこうと心がけています。僕に出来る部分からやり甲斐を探そうということです。そこで、楽しむことにおいてはスタート段階ということです。もちろん、それが崩れ落ちるかもしれないでしょう。ただし、その返しも確かにあるはずなので、より成長するはずです」「アトリエの春、昼下がりの裸婦」以来パク・ヨンウは、2部作のTVドラマ「こいつ」に出演した。十分自信を見せ、抱負を語っても良さそうだが、パク・ヨンウは「あえて」との言葉を付け加えた。「これから楽しく演技をする出発点で、視聴者に敢えて見ていただきたいと言える作品です。『アトリエの春、昼下がりの裸婦』もそうですし、その後のドラマもです。演技を始めて以来、20年間悩んだことがどんどん具体化しています。何らかの願いがあって、確実なテーマがあれば(粘り強く)悩むことも大きな意味があると思います」2年前にパク・ヨンウは「愛においてだけは大人になりたくない」と、「演技においては、マンネリにならない」というテーマを本誌とのインタビューで語ったことがある。その悩みは依然として有効で、彼の言葉通り、より具体化している。それだけ彼は、誠実に人生を埋めながら生きていた。
チ・ヨンソク「SUPER JUNIOR ドンヘと喧嘩するシーン、頭に来てNGになったことも」
※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。今年の頭、映画「神が贈った人」で知的障がい者のヨンソク役を演じ、イエスの仮面をかぶって焼身するなど、強烈な演技を披露した俳優チ・ヨンソク(31)。映画で安定感のある演技力をアピールしてから、複数の芸能事務所からラブコールが続き、新しい所属事務所に移籍した彼は、SBSドラマ「大切に育てた娘 ハナ」にもキャスティングされ、テレビドラマでも活躍するなど、忙しい日々を過ごしてきた。そのような彼が、今年オムニバス映画「レディアクション 4つの青春」の「噂」編で戻ってきた。「『神が送った人』の後、ドラマ『大切に育てた娘 ハナ』を6ヶ月ほど撮影した。チェ・ジェソン先輩の秘書の役で撮影を続け、その間に『噂』の撮影も行った」「神が送った人」で強烈なインパクトを残しただけに、その後日談が気になった。チ・ヨンソクは「実は、あまりにも強烈な役だったので、、両親にはあまり気に入ってもらえなかった。しかし、オーディションなどに行くと、良かったと言ってくださる映画関係者の方が多かった」と伝えた。教え子と噂の先生の役「犯人のような、そうでないような感じを出そうと」映画「噂」でチ・ヨンソクは、演劇部の先生役を演じた。映画でジョンウ(SUPER JUNIOR ドンヘ)の彼女ヘリのセックス動画の噂に関連し、犯人として疑われる人物でもある。「映画で女子高生のヘリと何か関係がありそうな手がかりを与える人物を演じた。教室でドンヘが生徒会長に当選した状況で『喜ぶだろうな。ヘリが』と言う台詞は、現場で思いついたものだ。どこか、セックス動画の噂の犯人のような、そうでないような感じを出したかった」自身の彼女のセックス動画が出回っているとの噂に困惑し、理性を失ったジョンウは、あげくの果てに彼女が属している演劇部の先生に食いかかり、殴り合いをすることになる。「ドンヘが食いかかってくるシーンで、いきなり頭に来て、自分が先生の役を演じていることも忘れて一緒に汚い言葉で罵りながら撮った。NGが出た。監督が笑いながら『何してるんだよ。君は先生だぞ』とおっしゃった。しばらく理性を失い、先生であることを忘れ、やりすぎてしまったようだ。自分でもこれは違うなと思い、撮影し直した」チ・ヨンソクは「地上の魚たち」「休日」「神が送った人」「噂」など、キム・ジンム監督の作品に出演し、祥明(サンミョン)大学に在学していた頃から現在まで10年近く一緒に仕事をしている。「監督は商業映画監督としてのデビューを控えていて、僕もこれからより精力的に活動する俳優にならなければならない。人気の役者になり、人気の監督になった時、芸術への渇望、芸術映画、独立映画などを思う存分作ることができる制作会社を立ち上げたいという夢がある。今も会うといつも『このような映画はどうか』『あのような映画はどうか』と話しながらストレスを解消している」184cmの高い身長に、温かく優しい笑顔を持っている俳優チ・ヨンソクは、いつもカッコイイ役よりも、庶民的な役に愛着を持っていた。「『君は僕の運命』『男が愛するとき』のファン・ジョンミン先輩の演技は非常に素晴らしかった。僕はファン・ジョンミン先輩のような俳優になることが夢だ。そして、庶民的な役もたくさん演じてみたい。カッコつける演技にはまだ違和感がある。感情表現が大げさすぎずかつ心の中の感情をそのまま伝えられる、そのような俳優になりたい」
シン・デチョル「将来、韓国の音楽は絶滅するのでは?」
「正しいことをするのに、何故勇気が必要なのですか?」今年8月の光化門(グァンファムン)。旅客船セウォル号沈没事故に関連したキャンドル集会文化祭の舞台で、数万人の人々を感動させた、韓国を代表するロックバンド「シナウィ」のリーダーシン・デチョル。今年1年間の彼の行動は印象的だ。11月11日、韓国の理不尽な音源流通構造に問題を提起し、準備してきた「バルン(正しい)音源共同組合」を発足させたシン・デチョルと電話でインタビューを行った。―セウォル号、最近はシン・ヘチョル氏の医療事故(に対する問題提起)、そして今回のバルン音源共同組合まで。このように腹をくくって抵抗する理由は?シン・デチョル:腹をくくるも何も。腹をくくったことはない。常識的な話をしているだけだ。私は闘士ではないのだが。目に見えるのにどうして黙っていられるのか? (しばらく沈黙) いや、どうすればこれが抵抗に見えるのか。―それでも、直接行動に移す人は多くない。シン・デチョル:甲(地位が高いもの)の横暴の度が過ぎているため、このように流れるしかない。世の中の1%の甲の利益を最大化するために、残りの99%の犠牲に目をつぶらなければならない社会になるしかないなんて。正直、国は、政府は、国民に仕えるべきなのではないか。しかし、そうではなく。病院も一緒だ。どうして、顧客は我々なのに、ほとんどの病院が(訴訟のような紛争で)勝つのか。「韓国大衆音楽の市場が大きくなったというが何故我々は依然として苦しいのか」―バルン音源共同組合の場合、理事長になって共同組合を立ち上げた。その理由は何か?シン・デチョル:同じ理由から始まった。音楽は我々が作るのに、何故MelOnやBugs!のように(音楽配信サービスや流通を行う)プラットフォームが絶対的権力を握るようになり、何故我々が、彼らの顔色を窺わなければならないのか。韓国の大衆音楽が飛躍的な成長と発展を成し遂げ、全体的なパイが大きくなったことは、誰もが知っている。しかし、何故創作者たちは、依然として苦しい状況にいるのか。彼らが作った音楽コンテンツが市場で消費されることで収益が生じ、それが次の作品の制作に使われる好循環構造になるべきだが、そうではないためだ。むしろ、収益のほとんどが音楽配信サービスや流通市場に偏っている不均衡により、音楽を生産すればするほど借金だけが増える悪循環の末、創作者たちは結局心が折れてしまう。たまに、こう考えるときがある。もしかすると未来に我々は「昔は韓国音楽があったが、何故最近はないのか」と、絶滅した韓国音楽を不思議に思う日が来るのではないだろうかと。そのような存在の危機から始めることにした。―存在の危機まで?シン・デチョル:音楽コンテンツが資本により、いわゆるお金になる特定のジャンルに偏り、自己複製に追われているのが実情だ。このように、お金になるコンテンツにニーズが偏る現象は、多様性を深刻に損なう。―お金になる音楽をするからといって、それが間違いだとは言えないのでは?シン・デチョル:まさに、それだ。お金になる音楽を制作すると、その音源でお金を稼がなければならない。しかし、そうでもないのが問題だ。韓流スターやK-POPスターたちは、創作の本質である音源からではなく、ほとんどが海外での売上げや公演で収益を稼ぐ。彼らさえも、音源だけで稼ぐ韓国での収益は事実上ないといっても良いほど微弱だとしているのであれば、他は言うまでもないのではないだろうか。韓国国内はさらに深刻だ。イベントをするためにアルバムをリリースする、逆の形が定着して久しい。―今後の活動計画は?シン・デチョル:戻る場所がない。既存の業界を怒らせた人に、バルン音源共同組合以外に戻る場所があるわけがない。今私にできることはこれだけだ。もちろん、難しいことで、差別化しなければ生き残りも難しいことをよく知っている。バルン音源共同組合は現在アプリを開発していて、来年上半期中にサービスを開始する予定だ。非常にユニークなサービスとプログラムも企画している。リリース前に総合的ブリーフィングを通じて別途発表する。現在、不足している部分が多い。たくさんの方々に加わっていただくほど、速度を向上させられる。
映像翻訳家ユン・ヘジンが語る、字幕に対する誤解「内容さえ伝えればいいですって?」
翻訳家ユン・ヘジン「字幕も映画、乙たちの活躍をお楽しみに」映画館のブロックバスターであれ、恋愛映画であれ、我々は字幕を通じて内容を理解する。映画が終わり登場する翻訳家の名前は無心に見過ごしがちだが、実は彼らによって映画の特徴が倍増される。外国語にそれなりに自信のあるシネフィル(Cinephile、映画愛好家)の中には、原語の台詞と翻訳を比較しながら間違ったところを指摘する人もいる。しかし、その中にニュートラルな批判はない。映画そのものの好き嫌いが分かれるため、翻訳にもまた、個々人の好みが強く反映されて客観的な批判はあり得ないとのことだ。「ラストベガス」「ローマでアモーレ」「ブルージャスミン」など、100本以上の海外映画を翻訳してきた翻訳家ユン・ヘジン氏が字幕について語った。「映画評論とは違い、映画翻訳は外国語が出来れば誰にでも出来ると思われがちだが、海外映画の翻訳もまた、数多くのマーケティング会議を通じて生み出された結果です!」内容さえ伝えればいい?「字幕も映画の一部です」「映画と英語が好きでたまらない」とする翻訳家ユン・ヘジンは、確かに尋常ではなかった。中学生の頃、友だちが遊んでいるときにディズニーアニメーション「ライオンキング」「美女と野獣」などを千回以上見ながら台詞を覚えていたという。映画マニアだった父の影響が大きかったため、生活においてそれを切り離すことが出来ず、大人になり自然に好きなことを職業にするようになった。2004年、OCNとCATCH ONなどのケーブル番組で米ドラマなどの翻訳を始め、2010年からは劇場の映画翻訳も兼ねている。彼女ならではの感性とユーモアで、主にラブコメやドラマ映画を手がけたという。特に、ウディ・アレン監督の作品と縁が深い。「台詞が多いウディ・アレン監督の作品の特性から、観客に言葉の面白さを出来るだけ極めて伝えたことが通じたと思います」としながら、翻訳家ユン・ヘジンは自身なりの営業秘密をひとつ公開した。「ケーブルの作品を手がける時は、誤訳や文法に気をつけましたが、劇場用の映画はどうしてもマーケティングが重要でした。観客の立場から求めることを読み取り、十分な会議を経て翻訳の方向性を決めます。最近担当したフランス映画「カラフル・ウェディングズ(原題:Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?)も、フランス語と英語のスクリプトを一緒に見ながら翻訳しましたが、マーケティングチームからは出来るだけ面白くして欲しいとの要請がありました。映像翻訳家は単純に内容を伝える人程度に思われていますが、実は字幕の効果と芸能性を熟知している人が翻訳家です。テレビの数多くのバラエティ番組で字幕を使う理由と一緒です。映画館でもそれを使おうとする傾向があるのです」言語感覚と担当する作品に対する理解度、観客の情緒など、考慮すべきことが多そうだった。ある意味では、映像翻訳そのものが一つのコンテンツである。翻訳家ユン・ヘジンは「それでも、字幕が単純な内容伝達を乗り越えることを嫌う方もいらっしゃる」と苦渋を吐露した。「映像翻訳に対し、狭い考え方を持ってらっしゃる方もそうですが、過度にマーケティング面だけにこだわることにも問題があります。一部の会社は、大げさにしてでも観客を集めるようにと要求しますが、正直、映画が良くないのに字幕で生かせと言われると力が抜けます」「甲ではなく、乙たちの愉快な反乱を夢見ています」人間同士にも縁があるように、翻訳家ユン・ヘジンは「翻訳をする時も、私の映画だと思われる作品がある」と強調した。「これは私のものだと感じた時、魔法のように来る映画がある」としながらユン翻訳家は、「ユー・アー・ノット・ユー」そして「美しい絵の崩壊」「ブルージャスミン」「カラフル・ウェディングズ」などもめぐりめぐって自分のもとに来たと説明した。「言及した作品は、映画的感性だけでは韓国の観客が慣れていないため、スパイスが必要です。それを、私が出来ると思いました。私は様々な流行語をたびたび使いますが、実は批判もされます(笑) イ・ミド先生をはじめ、現在はパク・ジフン、ソン・ジウォン、ホン・ジュヒなど様々な翻訳家の方々が活動されていますが、意訳で考えるとイ・ミド先生の頃がもっと多かったです。その代わり、悪口を和らげたり、台詞を物柔らかに翻訳していた頃です。最近はデジタル技術の変化により、字幕をどんどん短くする傾向にあります。また、英語が上手な人が多いため、翻訳家の英語の実力も多々批判の対象になります。悪口や俗語もほとんど正直に盛り込みます。SNSが発達したため、リアルタイムで観客の反応を気にすることが多いです」自身の仕事について、落ちついて勝つ自信を持って語っていた翻訳家ユン・ヘジンだったが「依然として韓国の映画市場において翻訳家は乙の中の乙」としながら「一部の輸入会社では、翻訳代金を約束した時まで支払わなかったりするため、専業として定着するには難しい構造」と惜しい気持ちを示した。そのため、ユン・ヘジンは新しい抱負を抱き挑戦を始めた。「JANE&YOU」という輸入会社を設立し、映画会社「ディシード」と手を組み「ある愛へと続く旅」を輸入して公開を推進した。ペネロペ・クルスが熱演したドラマジャンルの映画で、韓国で先月30日に公開されて上映中だ。「私もこの市場でそれなりに基盤を築いた方ですが、これだけ困難が多いことを見ると、他の翻訳家たちはもっと厳しいのが現実です。輸入会社と共に映像翻訳アカデミーを運営していますが、今まで積み上げたノウハウを人々に伝えたいです。翻訳される方は、物静かで一人でいることが好きな性向を持っていますが、同時に映画に対して誰よりも知識が豊富な方々だからです。私が強調することは、このような方々が現場に出てたくさん働いて欲しいということです。教え子たちも情熱を持って映画を輸入してシナリオも書けば、この業界を変えるにおいて大きな力になるのではないでしょうか。映画の輸入を始めたのも『なぜいつも乙なのか、直接することも可能ではないか』と思ったからです」彼女は、乙たちの活躍を夢見ていた。「ある愛へと続く旅」以来、翻訳家ユン・ヘジンが手がけた作品は邦画「猫侍」と「白ゆき姫殺人事件」などだ。着実に自身の仕事をしながら跳躍を準備していた。「外国映画を愛する観客へ」海外映画に接する観客に翻訳家ユン・ヘジンが伝えたいことがあった。字幕の重要性だった。「映画によって字幕が作品を押さえなければならない場合も、逆に生かすべき場合もある」とし、「観客の立場で字幕についてとりあえず批判する前に、映画の特性に対する判断からして頂きたい」と述べた。「観客の方々が海外映画を見ながら字幕の役割を考えてみることも、もう一つの楽しみになると思います。感性は活かしているのか、センスはどれくらいなのかを」
【映画レビュー】「明日へ」希望を見つけるのは観客の役目だ
重いテーマを美しく描いた映画正直な完成度を見せる「接続 ザ・コンタクト」「建築学概論」などの作品で作品性と商業性の調和を追求したと評価され、名声を得てきたミョンフィルムが今年注目したのは、韓国の雇用不安だった。「明日へ」は大型スーパーで働いていた職員たちが過度に悪化した労働環境に対抗し、会社を相手に一緒に戦う話を描いたドラマだ。まず、同映画は思ったより面白い。大型スーパーで女性職員を解雇する事件を重点的に扱い、しかも労働組合のストライキをかなり具体的に見せる「明日へ」について人々は「面白くなさそうだ」「見たくない」「居心地悪そうだ」と思ったはずだ。しかし「明日へ」の長所は大きく分けて2つあり、その一つ目は芸術性だ。映画が始まると、マートの職員たちが午前の打ち合わせをするシーンに続き、主人公たちが働く大型スーパーが登場するが、撮影セットであるにもかかわらず、きれいで非の打ちどころがない。実際のスーパーで撮影したものよりはリアルではないが、まさにその点が「明日へ」の芸術性を見せてくれる。芸術性は創造性と美しさを伴う必要がある。大型量販店のセットを作った「明日へ」制作陣の創造性は、そのセットで動く登場人物の体当たりの演技で具現された美しさと出会う。特に突然の解雇後、自分たちの空白を埋めるため投入された人々を登場人物らが追い払うすシーンは、韓国の雇用の現実を非常に明らかに見せてくれるもので、美しい感じさえする。「明日へ」の中の登場人物は個人の性格を強調されるより、共通の目的やストーリーに合致する方向に動く場合が多い。それでもヘミ(ムン・ジョンヒ)とソニ(ヨム・ジョンア)という2人の登場人物は印象的だ。「明日へ」の2番目の長所はその2人の人物を演じた女優たちの好演だ。特に、ヨム・ジョンアは比較的陳腐なソニというキャラクターで少なくとも2回の感動を与えた。息子のテヨン(EXO ディオ)に失業したことを知らせることができず、洗面台の前で涙を流すシーンはヨム・ジョンアが優れた女優であることを立証する証拠になると思う。また、ソニがテヨンの彼女に会い「あなたはお祖母さんにとても頼りになるだろう」と言うときのソニの表情を見ると、ヨム・ジョンアという女優から今まで経験した感動の絶頂を感じたと言っても過言ではない。この映画、特に若者たちに意味があるプ・ジヨン監督が演出し、ミョンフィルムが制作した「明日へ」。この映画の作品性、あるいは完成度は正直だ。2作目の長編映画を作ったプ・ジヨン監督としてはミョンフィルムという良い制作会社に出会い、難しい課題のような同映画をよく完成させた。プ・ジヨン監督の脚色能力も輝いた。この映画を見ると、ところどころキャラクターの非論理性が見られる。易しくてシンプルなストーリーと展開も残念だ。しかし、ある程度了承が可能な小さな部分だと思われる。何よりこの映画は10代と20代が見なければならない作品だと思う。すでに30代以上の世代は速やかに既成世代になる国が韓国だ。「明日へ」ほどではないが、雇用不安や不当な労働環境、釈然としない解雇などは韓国で職場に通ったことのある人なら経験したはずだ。特に「明日へ」のように非正規職の場合はなおさらそうだ。ところで、そのような現実は最近に限った話なのだろうか。いや、数十年前からそうだった。これは何を意味するのだろうか。韓国の労働環境を変えることより働き先の確保への心配が大きい人が多数を占める現実は、昔も今もさほど変わってないことを意味する。それなら、このような現実は未来にも続くのだろうか?それは分からない。そうなるかもしれないし、そうでないかもしれない。「明日へ」の制作陣が映画の結末で対立していたヘミとソニを共同体化したことは連帯の必要性への主張ではあるが、希望的な未来への強要ではない。この映画の結末で希望を見つけるのは観客の役目だ。そして、より希望に満ちた未来を作ることに貢献できる人々はディオを見るため「明日へ」を見に行き、「映画、超悲しい」という短い感想を残す若いEXOのファンになるかもしれない。既成世代の仲間入りを果たせば、現実を変えるよりは現実に適応しようとする。後ほど既成世代になる若い彼らが、それでも絶望的でない「明日へ」を見ながらなんであれ気づくことに意味があるという話だ。
「明日へ」プ・ジヨン監督“描いたのは、洗練された資本の暴力”
プ・ジヨン監督「私たちの共感力を考えながら作った」映画「明日へ」で忘れてはならない主体がいる。労働者、特に法律や制度の保護から相対的に疎外されている非正規労働者である。興味深いのは、この作品が韓国で実際に起きた労働者の痛みを題材にしながらも商業映画としての形式を取っているところである。しかも、女性労働者である。プ・ジヨン監督がこれまで韓国映画であまり取り扱われたことのない女性集団のストーリーに挑戦したのは色々な意味で我々には幸運ではないだろうか。ソウル国際女性映画祭、東京国際女性映画祭等に女性を題材にした作品を出品し、一貫した歩みを見せてきた彼女である。制作会社ミョンフィルムが「明日へ」のメガホンを取る監督を探していた時、これまで商業映画を演出した経験のなかったプ・ジヨン監督に出会えたのも、女性労働者の問題をうまく表現できる人物であることを見抜いたためである。大手スーパーマーケットという場所で生まれた女性たちの連帯、それが「明日へ」の力表面的にはスーパーマーケットの非正規労働者の闘争であるため、2007年ELANDのHomever事態を連想しやすいが、プ・ジヨン監督の言うとおり、映画はより幅広い労働問題を描こうとした。脚色と取材を並行した1年間、プ・ジヨン監督は6人の非正規労働者に対するインタビューを始め、ドキュメンタリー、ニュースや様々なルポ記事を研究した。その過程で彼女自身も覚醒させられた。「私も社会問題に対する関心度は、一般市民並みでした。取材そのものが私には勉強の過程でした。最低賃金問題、そしてなぜ以前のようにストライキが力を発揮できなくなったか疑問に思いました。ストライキは即ち法律で保証された労働者の権利ですが、今は権利ではないようになってしまっています。暴力を加える主体たちは次第に洗練化されています。利害関係にない人同士で戦わせていますから。労働者同士、正社員と契約社員が対立する現実を残念に思いました。そして、『明日へ』が男性たちの闘争ストーリーだったら、敢えて私がすることはなかったと思います。この題材は、実は誰がやってもできるものじゃないですか。この映画を通じて女性のリーダーシップを発見できるといいますが、リーダーシップというものまで必要なのでしょうか。一緒に働いて暮らしていくためには、お互いの絆と仲間意識が重要であって、リーダーになることがそこまで重要なのかは疑問です」プ・ジヨン監督は「撮影現場でリーダーになったこともなく、俳優とスタッフたちと協力したかった」とし、自身の心構えを伝えた。自らも集団で前に立つ人を見る時、首を傾げてしまうという。人間に対する彼女だけの信条が感じられた。労働は守りながら権利は教えてくれない社会、誰が責任を負うべきかそのためか、「明日へ」は弱者と強者を描写しながら、単純な対立構図に陥らなかった。会社から突然解雇通知を受けた労働者たちがどのように連帯していき、その過程でどんな困難があって、危機を乗り越えていったかに注目した。「一緒に連帯した人同士の対立がもっと悲しくないでしょうか?それが結局はシステムが引き起こすものですから」とプ・ジヨン監督は説明した。ここで、別の観点から映画を見られるようにするキャラクターがいる。EXO ディオが担当するテヨンとキム・ガンウが演じるドンジュンという人物である。テヨンはスーパーマーケットの労働者として生計を立てていく母ソニ(ヨム・ジョンア)に反抗して、コンビニのバイトをしながら感じた弱者の経験によって母を理解できるようになる。ドンジュンは、大手スーパーマーケットの正社員で明るい将来が保証されていたが、連帯する非正規労働者から目を背けることができず、彼らと行動を共にする。「より深く描きたかった人物が多いですが、その中でドンジュンについてあまり表現できなくて残念です。非正規労働者をリードして労組委員長になりましたが、混乱した状況に直面するじゃないですか。その後、彼はどんな生き方をしたか、私も気になります。その部分はおそらくウェブ漫画『錐』でヒントを得られるかも知れませんね(笑)テヨンを通じて母子関係を描きましたが、結局青少年も成長して労働者になりますから知っておかなければなりません。でも、韓国の子どもたちは労働者の権利、法律に明示された権利を誰から教わっていますか?学校で教えてあげるべきですが、果たして韓国社会ではそれをきちんと教えてあげているか疑問です」共感力不在の社会「聞いてあげる成熟さが必要」時に、我々は形式的な客観主義に陥る時がある。いわゆる甲と乙と称される強者と弱者の対立の中で、乙が問題を提起した分だけ甲の立場も考えなければならないといったものである。この考え方に対してプ・ジヨン監督は「乙は即ち力がなく弱い人々ではないか、彼らを駄々をこねる人呼ばわりするのは非常に気に障る」と一喝した。市民として、また経済活動をする女性として彼女が感じたことが「明日へ」に相当部分反映されていた。「誰かには甲である人が、また誰かには乙になる場合があります。甲と乙は常に変わるという意味です。女性として私を始め多くの人々がこの社会の中で諦めることは諦めて生きています。『明日へ』でもそのように諦めることを当然だと考えて生きていた人々が登場します。実存する女性に対して深く考えなければなりません。個人の犠牲や仕事を分けて考えるべきで、社会的な議論も必要です。個人の暮らしも維持しながら、一緒に幸せにならなければいけません。「明日へ」で興味深いところは、非正規のレジ係が生計のために戦いを始めますが、結局は自分自身を発見してチャンスを得るということです。キム・ヨンエ先生が演じた清掃員スンレが『掃除して20年ぶりに初めて声を出す!』と叫ぶじゃないですか。皮肉なことです。不当な解雇に対抗しながら生涯で初めて自分の声を出すということがです」共感と交流をありきたりの設定だと考えてはいけない。映画人であると同時に母でもあるプ・ジヨン監督も「子供を育てながら自分の共感力指数を考える。子供が保護者の共感なしでは生きていけない存在であるように、社会の弱者の話を聞かせてあげて共感するだけで、大きな変化が生じると確信している」と述べた。「社会で誰かは不幸なのに、私たちだけ幸せなのはあまりよろしくありません。問題はその乖離が段々大きくなっていることです。非正規問題、密陽(ミリャン)送電塔問題、4大河川問題が起きていても、自分の人生で精一杯で余裕がないと聞き流してしまいます。耳を傾けて聞くことからが大事だと思います」「明日へ」の公開直前までプ・ジヨン監督が心配していたことがある。映画の配給状況だった。大手企業の資本ではなく、市民たちの心を集めて投資を行い、中小制作者が制作した作品である。劇場チェーン店を持つ大手企業が自社が投資した映画を上映する現実で、「明日へ」はかなり善戦している。監督が心配していた配給という最後の山を越えて「明日へ」は観客に会っていた。
「偉大な誕生」から3年…チョ・ヒョンウがシャープになって戻ってきた
デビューアルバム発売「Someone I Know」で活動2011年、MBC「スターオーディション 偉大な誕生」(以下「偉大な誕生」)で初めてチョ・ヒョンウを見た人なら、3年ぶりにデビューしたこの男の姿が見慣れないかもしれない。番組ではひたすら純粋で大人しく見えるイケメン大学生のようだったが、デビューアルバム「HIM」のイメージにはシャープな印象と冷たい眼差しが込められているためだ。番組で見せた姿にも人間チョ・ヒョンウが込められていたはずだが、彼が考えている自分はデビューアルバムのイメージのように何だか鋭い面があり、冷たい感じもある人だった。これまで不本意ながらかなり誤解されてきたため、完全に自身を見せることのできる今、この瞬間を待ってきた。長い間待った末に、完全な始まりにたどり着くまでに丸3年がかかった。「焦りがなかったと言ったら嘘になるだろう。最初にオーディション番組を終えたときはすぐに関心が冷めてしまうのではないかと思い、焦りもあったけれど、ゆっくりと準備しながら考えてみたらそうでもなかった。学業にも欲があったし、(「偉大な誕生」当時、メンター(良き指導者)だった)、シン・スンフン先輩を見ながら時間をかけて本当に信頼できる素敵な方々にお会いしたいと思って時間を置いた。長い目で見ていきたかった」最初と最後に自作曲を収録レコーディング期間がかなり長かった「いつデビューするのか」という質問は数え切れないほど聞いたが、チョ・ヒョンウは環境が整うまで待ち続けた。「よく遊んだ」わけだが、このような話を聞く度に辛くなかった理由として「自らが人生を放置したり無駄使いしていると思っていなかったためだ」と語った。曲を作って共に音楽をした同僚たちと録音した結果が、先行公開曲「Rain On Me」である。デビューを準備する間、チョ・ヒョンウは音楽的にやりたいことを少しずつやっていき、それはデビューアルバムにそのまま盛り込まれた。「今回のアルバムは自作曲から始まり、自作曲で終わる。『花を咲かせる気持ちで』からCDでしか聴けない『同行』まで、全て僕が作った楽曲だ。タイトル曲『Someone I Know』は作曲家イ・ミンスと作詞家キム・イナが作ってくれた楽曲だ。長い間僕を見ているうちに何だか寂しくて冷たい面を見つけたようだ。そんな感じが溶け込まれていると思う。『Someone I Know』のフィーチャリングはキム・イェリムさんがした。たくさん悩んだが、特有の寂しい雰囲気を生かせる声としては最高だった」チョ・ヒョンウのデビューアルバムには、この他にも新人作曲家イ・ソンミンと共にした「ある日ふと」、G.gorillaがプレゼントした「天国です」などが収録された。チョ・ヒョンウは「天国です」について「歌いにくい曲だったけれど、聴きながら『名曲だ』と思い、感謝した。個人的にはこの頃の音楽市場では見られない曲だと思う」と自負した。プロデュースを担当したイ・ミンスはチョ・ヒョンウのため職人精神を発揮した。チョ・ヒョンウは「録音期間が長かった。おかげで音楽観が深まった」と伝えた。「音楽は僕の人生時間が経っても続けていくつもりだ」思春期の頃、イギリス留学に行ってそこの音楽をたくさん聴いた少年は、その後バンドを結成して活動を始めた。そんなふうに音楽は少年の人生に浸透し、彼は今、歌手チョ・ヒョンウとしてスタートラインに立った。28歳というデビューするには決して早くない年だが、彼は「究極に長生きするミュージシャンになりたい」とし「一つの特色を持って長く音楽を続ける人になりたい」と希望を明かした。チョ・ヒョンウの一番大きな関心事は「一生音楽を続けるためにはどうすればいいだろうか?」である。「これからデビューするが、学業を諦めることも容易ではなくて両立した。音楽はずっと一緒に歩いて行くものだと思う。学校(延世大学)の同窓会でTHE CLASSICのキム・グァンジン先輩に会ってたくさんアドバイスしてもらった。音楽をするには、自分だけの特色があるべきだ。いい仲間や先輩、後輩ミュージシャンと共にしながら長く続けていくことが面白い。僕は時間が経っても音楽を続けていく人になりたい」過去のチョ・ヒョンウは「どんな歌を歌えば人々に喜ばれるだろうか」を悩んだが、今のチョ・ヒョンウは少しずつ自分のものを探し続けている。そうだとして、大衆性も諦めることはない。「結果にプレッシャーを感じるより、楽しく活動している」と意気込んだ彼は「機会があれば小劇場で公演したい。これまで喉が渇いていた」と言った。一層気楽になったチョ・ヒョンウは人々に良い音楽を聴かせ、良い感じを伝えるアーティストになる準備を終えた。チョ・ヒョンウ、「偉大な誕生」の同期であるLADIES' CODE リセさんについて語る誰もがそうだっただろうが、チョ・ヒョンウも9月、ガールズグループLADIES' CODEの交通事故を聞き、大変驚いた。LADIES' CODE のメンバーリセさんは、チョ・ヒョンウと「偉大な誕生」に一緒に出演し、縁を結んだ。チョ・ヒョンウは「(リセさんの死去に)大変驚いた」と切り出した。彼は「(リセさんとは)プライベートでもたくさん会った。最後に会った時も最後まで飲み会に残るメンバーの一人だった」と伝えた。チョ・ヒョンウはリセさんについて「思ったより率直で虚心坦懐に話す友人だった。もっと長く見守り、仲良くなり、皆で長く続けていきたいと思った」と言った。LADIES' CODEの交通事故が起きた9月3日は、チョ・ヒョンウの先行公開曲「Rain On Me」が仕上がった日でもあった。チョ・ヒョンウは「(この曲を)雨の日に書き、作業する度に雨がたくさん降っていた」とし「歌をすべて作ってモニタリングする時も雨がたくさん降っていたので『こんな感じ、いいな』と思い、雨音を録音して入れた」と当時を振り返った。「雨が降りすぎて帰り道に一緒に作業した人々に『気をつけて帰ってください』と言ったのに」と残念がっていたチョ・ヒョンウは「(リセは)同僚の中で最も優しくて、一番頑張っていた子だ。嫌いになれない人だった。まだ実感が沸かない。ただ、遠くに行っているような感じだ。良い人だったから良いところに行っただろうと思う」と付け加えた。