イ・ジョンジェ
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チョン・ウソン、親友イ・ジョンジェとご近所さんに
俳優のチョン・ウソンとイ・ジョンジェが同じマンションに住むことになった。不動産業界によるとチョン・ウソンは先ごろ、ソウル市江南区三成洞の新築最高級マンション「LaTERRASSE」を購入した。同業界が24日までに伝えた。マンションは16階建てで総戸数が18戸、価格は40~50億ウォン(約3億4000万~4億2500万円)。チョン・ウソンの同い年で親友のイ・ジョンジェが先に購入し話題になっていた。チョン・ウソンはセキュリティーとインテリアが気に入り購入を決めたとされる。最先端の防犯カメラ(CCTV)が設置されており、不審者が立ち入るとマンション内に常駐する警備員に通報される。プライバシー保護のためエレベーターが各世帯に1台設置されている。インテリアも最高級クラスのものが採用され、天井は一般の高級マンションより高い2.8メートル。総戸数の半分以上がメゾネットタイプになっている。多くの芸能人が三成洞に住むのは、高いセキュリティーを備えた高級マンションが多いためだと不動産関係者は説明する。銅雀区黒石洞に住んでいたチャン・ドンゴンとコ・ソヨン夫妻も、セキュリティーの問題で三成洞の高級マンションに引っ越した。江南区清潭洞に密集する高級マンションも、ソン・ユナやソン・スンホン、チェ・ジウをはじめ多くの有名芸能人が住んでいることで知られる。
少女時代 ソヒョンからイ・ジョンジェまで…スヌープ・ドッグの訪韓コンサートに参加
ヒップホップの伝説と呼ばれるスヌープ・ドッグの訪韓公演に韓国のトップスターらが参加した。8日に韓国で放送されたSBS「SBSテレビ芸能」では4日午後、ソウル松坡(ソンパ)区芳夷洞(バンイドン)オリンピック公園で開かれたスヌープ・ドッグの訪韓コンサート「Unite all Originals Live with Snoop Dogg」のソウル公演を観覧した韓流アイドルたちの姿が公開された。この日、ヒップホップグループLeessang(リッサン)のケリ、俳優イ・ジョンジェ、Wonder Girlsのユビンとヘリム、miss Aのミン、少女時代のソヒョン、女優ナム・ギュリ、歌手ウン・ジウォン、SUPER JUNIORのウニョク、SHINeeのミンホ、Raspberry Fieldのソイなどが観覧し公演を楽しんだ。特にスヌープ・ドッグは2NE1とコラボステージを披露するなど多彩なステージを披露し、ヒップホップのファンを熱狂させた。
「10人の泥棒たち」特報映像&ポスター完成!2週間限定上映“全席指定”チケット6/1(土)一斉発売
香港を始めとするアジア全域でも大ヒットを飛ばし、全米をはじめ世界を熱狂の渦に巻き込んだ、アジア最高峰のトリック・エンターテインメント大作「10人の泥棒たち」が、ついに6月22日(土)日本に上陸する。「10人の泥棒たち」は、「グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-」(2006)が達成した韓国映画の観客動員記録を塗り替え、昨年、ついに6年ぶりに韓国映画史上1位を記録! 公開1日目で史上最多のオープニングスコアを樹立し、公開3日目で100万人を突破、66日目で1300万人、そして70日目で韓国映画史上最高の観客動員数を更新した。今回、公開を控え、本作「10人の泥棒たち」の特報映像と、劇場ポスターが初解禁となった。また、2週間限定での公開となることが発表。全上映回の<全席指定>チケットが6月1日(土)より発売となることが明らかになった。コンサートや演劇を観るような新しい興行形態は、配給元ライブ・ビューイング・ジャパンならではの取り組みであり、業界初となる。詳細はオフィシャルWEBサイトにて、上映館情報と共に決まり次第発表される予定。世界に1つしかない幻のダイアモンド〝太陽の涙〟を争奪するため集められた野心を抱える10人の男女。3つの恋愛が交差した巧妙な脚本が作品の深みを増し、予期せぬ展開へと観客を魅了していく――。曲者揃いのキャラクター、練に練られた緻密なストーリーを彩るように、華麗な生身のワイアーアクション、怒涛の銃撃シーンなど、ソウル、香港、マカオ、釜山と大都市を渡りながら、ダイナミックな本物のライブ・アクションが繰り広げられていく。10人の泥棒たちには、伝説の泥棒であり作戦の指揮を執るマカオ・パクに「チェイサー」のキム・ユンソク、マカオ・パクとの過去を持つ美貌の金庫破りペプシに「風林高」のキム・ヘス、韓国チームのボス、ポパイに「イルマーレ」のイ・ジョンジェ、色香で男たちを魅了していくイェニコールに「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン、中国チームのリーダー、チェンに「エグザイル/絆」のサイモン・ヤム、演技派の熟女泥棒チューインガムに「冬のソナタ」のキム・ヘスク、小心者のアンドリューに「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、新入りのザンパノに、大ブレイク中のキム・スヒョン、中国チームの冷淡な金庫破りジュリーに「The EYE【アイ】」のアンジェリカ・リー、クールなガンマン、ジョニーに名優エリック・ツァンの息子でもあるデレク・ツァンがそれぞれ扮している。今のアジアのショウビズ界を牽引する豪華キャスティングが実現した。撮影は、韓国、香港、マカオで壮大なロケを敢行。マカオにあるアジア最大の本格的カジノリゾートであるシティ・オブ・ドリームスが全面協力し、実在するカジノリゾートをふんだんに使用したリアリティ溢れる映像の迫力、古い裏通りと最先端の建物が共存する都市・香港と、昼の静けさと夜の華々しさを兼ね備えたマカオの魅力が余すところなく収められている。一つの目標のために集まったものの、生き方も目的も異なる10人。色香で落とし、演技で騙し、精密な技で金庫を破る。泥棒のプロフェッショナルたちが魅せる華麗なる盗みのテクニックは手に汗握る。果たして、最後に太陽の涙を握りしめるのは一体誰なのか!??「10人の泥棒たち」公開情報6月22日(土)より、TOHOシネマズ 渋谷ほか 全国2週間限定公開!【全上映<全席指定>チケット6/1(土)より発売開始】オフィシャルWEBサイト:http://10dorobo.jp/配給:ライブ・ビューイング・ジャパン(C) 2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND CAPTER FILE ALL RIGHTS RESERVED.
イ・ジョンジェ、自閉症の兄から借金を抱えた過去まで…辛い時期を語る
イ・ジョンジェが自閉症を患っている兄に対する率直な心境と、生活が苦しかった時期などについて率直に語った。イ・ジョンジェは、15日に韓国で放送されたSBSバラエティ番組「ヒーリングキャンプ~楽しいではないか~」(以下「ヒーリングキャンプ」)に出演し、これまで俳優として生きてきて固まった上品なイメージを脱ぎ捨て、人間イ・ジョンジェの人生について淡々と語った。この日イ・ジョンジェは、自閉症を患っている兄について口を開いた。彼は「自閉症を患っている兄がいる。生活に余裕がなかったため、両親が大変だった」と明かした。続いて、「子供の頃から兄の世話をしなければならないという責任感があった。迷惑だとは思わないが、やはり不便なこともあった。一人じゃ何もできない兄のために食事を用意し、家を出てしまった兄をあちこち探し回った。兄の代わりに僕が長男の役割をしなければならなかった。家事を手伝う娘の役割までしなければならなかったからだ。でも、そのおかげで早く物心が付いた」と語った。イ・ジョンジェの告白はまだまだ続く。イ・ジョンジェは通貨危機の当時、辛い時期を過ごしたことについて語った。彼は「CM出演料と映画出演料も支給してもらっていない状況で所属事務所が倒産してしまった。母が貯めておいたお金でアパートと商店を買ったものの、残りの契約金を払えなくなった。そのため借金が発生した」と語った。続いて彼は、「所属事務所が払うべき税金もすべて僕が支払わなければならなくなった。母は借金を返済するためにヤミ金からお金を借り、その利子まで返済しなければならなかった」と明かした。これまで口下手で、話すことがあまりなかったという理由で「ヒーリングキャンプ」の出演を控えてきたイ・ジョンジェは、「僕は視聴者を癒やすために出演したというよりは、僕が『ヒーリングキャンプ』に出演して癒やしてもらうために出演した。そうやって僕の俳優として人生を振り返り、もっと良い作品を通じて俳優として観客の心を癒やしてあげたい」と伝えた。
「新しき世界」パク・ミンジョンプロデューサー“イ・ジョンジェの再発見”を確信
「先輩、待ってください。参りました!」パク・ミンジョンプロデューサーは映画「新しき世界」の1次編集版を見て、俳優イ・ジョンジェにこんな言葉を残した。イ・ジョンジェが演じたイ・ジャソンは、犯罪組織にスパイとして入ってきた警察官だ。彼はほとんどのシーンで感情を隠さなければならなかった。イ・ジョンジェは「立っている」「苦悩に満ちる」などと表現されたシナリオを徹底的に分析し、イ・ジャソンとして生まれ変わった。一日中立ったままで撮影が終わる日には「今日もまた立っていただけでしたね」という冗談を言われたりもした。しかし、編集版で彼の正確な計算が明らかになり、パク・ミンジョンプロデューサーは「イ・ジョンジェの再発見」という確信が持てたという。「新しき世界」で最も大変だったのは緩急のコントロールだった。完成版の順番通りに撮影していたわけではなかったので、紛らわしい時もあった。撮影序盤、カン課長(チェ・ミンシク)とチョン・チョン(ファン・ジョンミン)の心理戦を撮影したと明らかにしたパク・ミンジョンプロデューサーは「ジャソンが一人でいるシーンを後で撮ったが、『これって正しいのかな』と心配で非常に気をもんだ」と打ち明けた。実際に深みのある内面の演技をこなさなければならなかったイ・ジョンジェは、日に日に痩せていったという。パク・ミンジョンプロデューサーは「(イ・ジョンジェ先輩が)ストレスをたくさん受けたはず。吹き出物が出来たりもしていた。ポストプロダクション(撮影後の作業の総称)で消すこともできたが、ナチュラルな姿が良くてそのままにしておいた」と説明した。特別だったスタッフ試写会「家族から非難免除権もらった」チェ・ミンシクとファン・ジョンミン、イ・ジョンジェなどの錚々たる俳優たちが一同に介するのは容易なことではない。これは観客だけではなくパク・ミンジョンプロデューサーにとっても同じだった。主役3人とも第1案でキャスティングが決まり「これって現実?」と思ったという。おかげでプレッシャーも大きかった。パク・ミンジョンプロデューサーは「3人を1つのスクリーンで見る日がまたいつ来るか分からないと思ってとてもドキドキした。『今回はどのように準備したのだろうか』と見るのが楽しかった」と当時を振り返った。彼らの演技はプロだったが、日常は素朴なものだった。パク・ミンジョンプロデューサーは「俳優、スタッフが集まると久しぶりに家族に会うようだった。特に3人の俳優は3兄弟みたいだった。伯父と叔父、結婚できなかった叔父」と例えた。「まず一番上の兄が一人明らかだと思う。先輩は後輩に見せるべき姿を見せ、後輩は先輩の気持ちに応えようとした。チェ・ミンシク先輩は現場の一番年下のスタッフの名前と故郷まで覚えて毎日名前を呼んであげたりしていた。ミスをしても後ろで悪口を言うのではなく励ます雰囲気だった。家族のような雰囲気の中、私たちが作る映画という感じで、クランクアップした日に『後10回撮りたい』と言うほどだった(笑)」「新しき世界」でそんな家族のために特別なイベントを準備した。映画「ダンシング・クィーン」でスタッフ試写会を経験したファン・ジョンミンの提案によってVIP試写会の時にスタッフ館を別途設けたのだ。1つの上映館にスタッフと家族が全員集まり、ステージ挨拶を終えた俳優たちもスタッフ館で映画を見た。映画が終わり、俳優たちはスタッフたちをステージに呼んで紹介し、家族にも挨拶した。これまで「一体何をして歩き回っているのか」と不満だった家族の反応もがらりと変わった。パク・ミンジョンプロデューサーは「両親も反応ががらりと変わった。今後3年間は叱られない非難免除権をもらったということ」と話し微笑んだ。女優への接し方に悩む監督「60歳を過ぎても現場で働きたい」「ARAHAN」(2004)のスクリプター演出部として映画との縁を結んだパク・ミンジョンプロデューサーは、その後「りんご」「いかさま師~タチャ」「チョン・ウチ 時空道士」「生き残るための3つの取引」「悪いやつら」を経て「新しき世界」で初の監督を務めた。女性監督だが恋愛よりはアクションと犯罪に興味を覚えた彼女は、主に兄貴と呼ぶ男性俳優たちと仕事をしてきた。「新しき世界」にソン・ジヒョがキャスティングされた時、制作部のスタッフと「女優にどう対応していいか」と悩み女優カスタマイズド用の天使の形Tバー(俳優が立って演技する場所を表示する道具)を作ったが、結局緊張して一度も出せなかったという。映画にハマってはや10年。いつもマイナスだった通帳はやっと0ウォンになり、同年代の女性の同僚はいないが、60歳を過ぎても現場にいたいという気持ちには変わりがない。先が見えない時もあるが、後輩たちに「頑張れば何かにはなっている」という希望を与えたくて歯を食いしばって我慢しているというのが彼女の説明だ。制作会社、投資会社を立ち上げるよりは現場で走りながら映画を完成させ、そうやって一本一本積み重ね、韓国映画の歴史を作りたいという。「もどかしい時もある。スタッフの人件費や働く環境を改善したいけど、そう考えながらも新しく契約の話をする時に正当な金額を示せない現実がいつも辛い。依然として交通費がなくて現場に来れないスタッフもいるから。私も昨年から初めて貯金というのを始めたが、映画業界は構造そのものがそういうふうになっているよう。このような現実的な問題は結局夢を諦めさせる。商業映画をして資本主義社会で生きているが、少なくとも希望が消えることがないように少しでも変えていければと思う」
【PHOTO】イ・ジョンジェ「新しき世界」のインタビューで見せた“漂う紳士の香り”
映画「新しき世界」に出演した俳優イ・ジョンジェが、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで、OSENとのインタビューを行った。「新しき世界」は、韓国最大の犯罪組織であるゴールドムーンに潜入した刑事、そして彼をめぐる警察と組織という男性同士の陰謀、義理、裏切りのドラマを描いた作品だ。新人警官の頃、カン課長(チェ・ミンシク)にスカウトされ、韓国最大の犯罪組織ゴールドムーンに潜入し、8年間警察の身分を隠して活動しながら、カン課長とチョン・チョン(ファン・ジョンミン)の危険な境界線に立つイ・ジャソン役を演じたイ・ジョンジェは、嵐のように吹き荒れる激情を、不気味なほど穏やかな演技で表現した。今回の映画を通じてイ・ジョンジェは、実力派俳優チェ・ミンシクとファン・ジョンミンの間で自身ならではのカラーをはっきり示したという評価を得ている。
「新しき世界」イ・ジョンジェ“どれだけキャラクターにはまっているかが重要”
人々は映画「新しき世界」(監督:パク・フンジョン)を通じて俳優イ・ジョンジェを見直すことになるだろう。実力派俳優チェ・ミンシクやファン・ジョンミンの間でも自身のカラーをはっきりとアピールしたイ・ジョンジェは、水の中で自由に泳ぐ一匹の魚のようだった。新人の頃、カン課長(チェ・ミンシク)にスカウトされ、韓国最大の犯罪組織ゴールドムーンに潜入してから8年間、警察の身分を隠して活動しながら、カン課長とチョン・チョン(ファン・ジョンミン)の間の危険な境界線に立つジャソンを演じたイ・ジョンジェは、嵐のように吹き荒れる激情を、不気味なほど穏やかな演技で表現した。イ・ジョンジェの演技を見ていると、自然に感心してしまい、「何であんなにも演技が上手なのか」という反応が自然に出る。しかし、イ・ジョンジェは謙虚だった。「実は他の作品よりも、この作品ではたくさん助けられました。チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン先輩だけでなく、カメラ監督にもたくさん助けて頂きました。照明によって顔の影が変わり、違う表情になりますが、そういった部分で僕の演技を目立たせる環境を作って頂きました。ジャソンの心理的な葛藤を表現するレベルについても監督とたくさん話し合いました。色々な面で助けていただきました」犠牲を要求する警察と血よりも濃い義理を見せる組織の間を、ギリギリなところで行き来するジャソンのキャラクターにおいて最も重要なのは、感情を抑えることよりも調和だった。「僕の感情を抑えることより、調和に焦点を合わせるために努力しました。組員に自身の身分をばらすまいとする演技の時は自然に抑えて演じたり、怒りがおさまらず狂いそうな感情を観客にアピールしたり、チョン・チョンには平然を装い隠す演技をしなければいけませんでした。それぞれの複合的な感情を調和させなければいけませんでした」「新しき世界」は確かにタフな男の世界を描いたノワール映画だが、イ・ジョンジェは映画で頻繁に出てくる刀一本手にしたことがない。それが残念だと言えば残念なところだろう。映画ではジャソンの体の動きより感情の変化が重要であったため、イ・ジョンジェはアクションの面で一歩引いている。「男性俳優たちは、体を使う演技へのロマンがあるじゃないですか。殴るシーンであれ、走るシーンであれ、体で見せることをしたかったのですが、それができず多少もどかしい部分がありました。主に感情を静かに伝えなければならなかったので、ロマンス映画を撮っているようだと言いました(笑) ジャソンの状況に見合う感情表現の限界を少しでも超えることは許されないからです。チェ・ミンシク先輩やファン・ジョンミン先輩の派手な演技は、僕のような静かな演技と相性が良いと思います」もう一つ残念な点があるとすれば、それはロマンスだ。映画にはジャソンと同棲する女性が登場するものの、二人の間にはいかなる微妙な感情も感じられない。イ・ジョンジェは「新しき世界」で徹底して愛という感情を排除した。この点を残念に思う気持ちを示してはいるものの、そのようなシーンがなかったからこそ、「新しき世界」はさらにしっかりとした作品になった。「残念でした。ロマンスと言うには曖昧なところがありますが、同棲している女性はジャソンの可哀相なイメージをアピールする役割のキャラクターです。同棲する女性と一緒に登場するシーンがいくつかありましたが、ジャソンがさらに可哀相に見え、映画が全体的に暗くて重く見えそうだとの理由ですべて省かれました。ロマンスと言えるシーンがなくなり、映画にさらなる集中力が生まれました。むしろ映画的には良かったと思います」イ・ジョンジェは「新しき世界」で、2010年演じた「ハウスメイド」での紳士的な姿と鋭く自己中心的な二重の性格を持っている男や、昨年「10人の泥棒たち」で演じた図々しいポパイを思い出せないほど、見事にジャソンを演じて見せた。ジャソンがイ・ジョンジェで、イ・ジョンジェがジャソンだった。特に劇中でイ・ジョンジェが怒りを爆発させるシーンを、顔だけで表現する姿は絶品だ。物を壊したり、叫んだりせず、顔の微妙な震えで怒りを表現した表情演技は、彼の演技人生で最高とも言えるシーンだった。表情が生きているとは、このようなことではないだろうか。「どうでしょう。そのシーンについてたくさん言われるので、家でシャワーを浴びながらしてみたのですが、できませんでした(笑) 『あの時は、どうしてできたのだろう』と思いました。僕は演技をする時、本当に集中します。僕がキャラクターを信じなければ、他の人も信じてくれないからです。演技の教科書の、自分が先に感じてこそ、相手も感じるという基本のように、まず自分が感じなければなりません。どれだけキャラクターにはまっているかが重要です」彼ならではのカリスマ性を土台に、ジャソンの感情の些細な部分まで捉えて表現したイ・ジョンジェ。彼が観客の胸を満たしてくれることを確信した。
イ・ジョンジェ「BIGBANGのT.O.Pと趣味が同じ…友達のようだ」
俳優イ・ジョンジェが意外な人脈を公開し、注目を浴びた。イ・ジョンジェは最近、あるファッションマガジンとのインタビューで、「BIGBANGのT.O.Pとは趣味が似ていて、友達のように思える」と語った。彼はこの日「T.O.Pと話していて、好きなことや趣味、興味のあることが似ていて、まるで友達のように感じた」とし、「自分が40歳だということを、まだあまり意識できていない」と伝えた。続いて映画「新しき世界」で、俳優チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと共演したことに関しては「彼らと一緒に撮影ができたことだけで、良い思い出として長く記憶に残りそうだ」と伝えた。また、劇中のキャラクターについて「映画でのキャラクターが、警察の勢力と犯罪組織の間で葛藤する人物だったので、感情表現がとても難しかった」と付け加えた。インタビューと共に行われたグラビア撮影でイ・ジョンジェは、様々なコンセプトの衣装を着こなし、周囲を感心させたという。
「新しき世界」イ・ジョンジェ“ここで終わりかと思いましたが…”
映画「新しき世界」(監督:パク・フンジョン、制作:サナイピクチャーズ、配給:NEW)は、俳優イ・ジョンジェの分岐点となる作品である。ロングテイクとクローズアップシーンで、俳優に終始緊張感を持たせる映画「新しき世界」。同映画でイ・ジョンジェは、韓国最大の犯罪組織に潜入捜査する警察官ジャソンを演じる。ジャソンは、警察としてのアイデンティティと犯罪組織ゴールドムーンの一員として8年間生きてきた自分の中で迷い続ける人物だ。誰かに触れられただけで敏感に反応するジャンソンの魂は、イ・ジョンジェによって結構完璧な姿で描かれ、イ・ジョンジェではない人がジャソンを演じるということは、想像しにくいぐらいだった。代替不可能という言葉が似合う俳優との出会いだった。おそらく、このように考えたのは、先輩であるチェ・ミンシクが先だったであろう。「悪魔を見た」からチェ・ミンシクと縁のあったパク・フンジョン監督が渡したシナリオのジャソンに出会ったチェ・ミンシクは、イ・ジョンジェを思い出し彼に電話をかけた。それから始まった。「本当に嬉しかったです。大好きな先輩でしたし、演技では独歩的な存在ですから、そういう方から直接キャスティングの話がきたので、それは後輩として自慢できるくらい気分の良いことでした。でも、同時に恐かったです。『チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと僕が共演?それに犯罪映画?』という考えがあったのも事実です」特に、ファン・ジョンミンの演じるチョン・チョンは、臨場感を持ったキャラクターである。一方、そのようなチョン・チョンとずっと一緒にいるジャソンは、決して表には出せない不安感が人生のすべてになってしまった人物である。演技的な表現は、むしろ後者の方が難しく感じられる。「悩みました。比べられ、『僕の演技はここで終わるのではないか』という考えまでするほどでした。僕の存在感というものが感じられなかったらどうしようと思っていましたが、撮影が始まったらすべての悩みは不要だったことが分かりました。今回の映画は、むしろ二人の先輩から助けられた映画になったし、仲間との絆というものをとても深く感じることができた現場となりました。元々映画というものは、誰か一人だけが優れていても成功できないものだと思います。共同作業なのです。だからこそ、俳優たちも相手の動きや感情をとても敏感に観察して、お互い役に立つ演技をしなければいけません。僕も二人の先輩と共演しながらチェ・ミンシク先輩を威圧的に見せるために、また恐ろしい人物として表現できるように、僕のできることは何かと悩んだように、二人の先輩たちもどうすればジャソンの不安を一緒に表現できるか考えていたと思います」イ・ジョンジェは「毎回すべての仕事に全力で取り組んでいましたが、特に今回の『新しき世界』は、僕にとって意味のある作品です。先輩とスタッフから助けられた作品です」とし、「新しき世界」が俳優イ・ジョンジェの分岐点となる映画であると認めた。そして、残ったのは観客動員数だ。彼は「僕の好みはややこしいものですが、観客のものもややこしそうですね。感情を赤裸々に表現してからストーリーを描いていく映画が人気を得たりする時もあれば、少しずつ隠れていたストーリーを出していくような、『新しき世界』のような映画もご覧いただければ面白く感じていただけると思うのですがどうなるかは本当に分かりません」と話した。イ・ジョンジェの新世界を発見できる同映画は、韓国で21日に公開される。
“同性愛暴露論争”イ・ジョンジェ、一人に責任を問うべき問題なのか?
イ・ジョンジェ論争、小説のような記事を書いた編集者の責任はないのかまず、俳優イ・ジョンジェのファッションマガジン「VOGUE」のインタビュー内容を見てみる必要がある。「僕はYにそろそろゲイは辞めろ、十分になんじゃないかと引き止めましたが、容易ではありませんでした。彼はそのように不便に生まれたわけです。僕も色々な経験をしてきましたが、デビューした時はゲイのマネージャーのため、デマにより気苦労もしました。出世のために寝たという噂が広がったんです。今は大抵のことではびくともしません。今は映画界の勤勉で逞しい男たちと暮らしながら、演技とは何かに対する答えを探しています」「VOGUE」オンライン版で確認できるこのインタビューのタイトルは「ハードボイルドマン」だ。映画「新しき世界」の公開を控えたインタビューで「VOGUE」は、上記の発言の前に「先日愛する友人Yを天国へ見送りました」というイ・ジョンジェの言葉とともに、「ファッション業界や芸能界で縦横無尽に活躍するクリエイティブなゲイだったYは、自殺でその人生を終えた」という編集者の親切な説明も添えた。そして、このインタビュー内容は、SNSを通じて広まった。続いて「イ・ジョンジェが20年来の友人だったウ・ジョンワンにそのような発言をした」という趣旨で記事化され、さらに論争が広がっている。ネットの一部では、性的少数者に関する蔑みや故人に対するアウティング(他人の性的指向や性同一性について、本人の同意なしに暴露する行為のこと)として受け止められ、イ・ジョンジェに対する非難が続いている。実は、すべてのインタビューは、全体の流れから理解されなければならない。このインタビュー記事は、映画「新しき世界」のイ・ジョンジェの演技と役割と人生を取り扱い、「実際に彼はファッションソサイエティで多くのブラザーたちと成長してきた。ゲイとマッチョのいずれも彼を愛した。彼は彼ら皆に寛大で社交的であり、彼らは彼に新しい経験と友情を分けてくれた」と書いている。全体の流れから見ると、記事を書いた編集者は「新しき世界」という映画のマッチョ性(男らしさ)とこれに反する概念としてゲイを採用し、俳優チョン・ウソンやウ・ジョンワンとの関係と友情を言及する形で記事を展開している。いつものように編集者の主観が強く反映されたのだ。その渦中に登場したのが友人Yだった。イ・ジョンジェの最愛の友人を利用したのは誰か2009年、ある俳優が「韓国が嫌い」という発言で議論されたことがある。ある映画月刊誌のインタビュー内容のうち、「韓国が嫌い」という発言がネットメディアを通じて引用符付きのタイトルで記事化され、論争が巻き起こったのである。数ページに渡る一問一答の内容の中で、とりわけ扇情的なあの文章だけが問題となったのだ。結局、担当編集者が報道資料を出して積極的に釈明したが、その俳優のイメージは大きく落ちるしかなかった。今回のイ・ジョンジェのインタビュー論争は、このような過去を思い出させる。しかし、脈絡は明らかに違う。「VOGUE」のインタビューは、すでに編集者が友人Yを名指しすることですでに論争を孕んでいると見てもいいだろう。もし、インタビュー形式が一問一答であったなら、非難の強度はさらに大きくなったのかも知れない。しかし、読者たちは編集者のエッセイに近いこのインタビュー記事がどのように進行され、またどのような流れの中でイ・ジョンジェがあのような発言をしたか分からない。編集者とイ・ジョンジェ本人だけが知っている真実だ。イ・ジョンジェが友人Yをどう表現し、どのような趣旨で言及したのかは分からない。しかし、インタビューですでに故人になった20年来の友人を、しかも性的少数者(と正確にはアウティングされていない)であった知人について言及した時、これを適切な文と脈絡で綴るのはインタビューアーである担当編集者の役割だ。友人Yと直接的な表現を避けながら、誰のことなのか推測できる説明とイ・ジョンジェの発言を引用符に入れて全体のインタビュー記事の文脈の中に入れ込んだことは、繊細さを越え、顔を合わせたインタビュー対象者に対する配慮がとんでもないほど足りなかったことが見て取れる。また、一問一答のインタビューではなく、写真集を兼ねたフィーチャー記事であればなおさらだ。もちろん、「ゲイという性的アイデンティティが果たして止められるものなのか」とイ・ジョンジェに反論することはできる。そしてこの発言が問題になるなら、その責任も本人がとって当たり前だ。しかし、活字化されたインタビュー内容だけを見るとアウティングに対する論争の責任を、イ・ジョンジェにだけ負わせることは、容易だが公正だとは思えない。趣旨や脈絡に対する説明のない引用符付き記事が生む弊害は、もう呆れるほど経験しているではないか。
同性愛カミングアウト論議に「VOGUE」側、公式立場を明かす“イ・ジョンジェに対する誤解、残念だ”
ファッションマガジン「VOGUE」が、公式立場を明かした。「VOGUE KOREA」は16日、公式Twitterを通じて「俳優イ・ジョンジェ氏が『VOGUE』とのインタビューによって誤解を受けていることについて、残念に思います」とコメントした。さらに「イ・ジョンジェ氏と(故)ウ・ジョンファン氏は特別な友情を交わした関係で、心から故人の人生に胸を痛めていた心情が、間違った解釈で伝わらないことを願います」とし、「これ以上、公人たちが事実から離れた虚偽の記事やコメントで被害を受けないことを願います」と伝えた。イ・ジョンジェは最近、ファッションマガジン「VOGUE」2月号でのインタビューで、「先日、愛する友人Yを天国へ見送った。僕はYに、そろそろゲイは辞めろ、十分なんじゃないかと止めたが、容易ではなかった」と話し、論議を醸した。
【映画レビュー】「新しき世界」チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェの3人を見るだけで!
ノワールの教科書パク・フンジョン監督の映画「新しき世界」で3人が引き受けた役割映画「新しき世界」がマスコミに初公開された後、専門家からの好評が殺到している。チェ・ミンシクとファン・ジョンミンという代表的な実力派俳優と、ビジュアルにおいては10年以上、チョン・ウソンと肩を並べ、数多くの女性の憧れとなったイ・ジョンジェの組合せという事実だけで、観客と専門家の両方から期待された。公開された「新しき世界」は、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェの演技のキャリアとビジュアル、演技の組合せが自然に相乗効果を出し、注目を浴びた。配慮のチェ・ミンシクチェ・ミンシクは映画で、韓国最大のヤクザ組織に警察イ・ジャソン(イ・ジョンジェ)を組員として潜り込ませ、数年間にわたって彼を利用して情報を得る刑事カン課長役を演じた。ベテラン刑事であるだけに、凄腕の人物だ。しかし、チェ・ミンシクはカン課長を演じながら、主にイ・ジョンジェとのコンビプレイで自身のオーラを前面に出すよりは底に敷くことで、イ・ジョンジェの呼吸を活かした。チェ・ミンシクの配慮のお陰で「情事」「太陽はない」「イルマーレ」「オー!ブラザーズ」など、ロマンス映画または、コメディ映画で1990年代に人気を博したイ・ジョンジェにとって、「新しき世界」はターニングポイントになる作品となった。狂気のファン・ジョンミン映画「甘い人生」でイ・ビョンホンに向かって卑劣な笑みを浮かべながらナイフを振り回していたファン・ジョンミンを覚えている人が多い。その時のファン・ジョンミンは、主演イ・ビョンホンに負けない殺伐とした存在感で、長く観客の脳裏に残り続けた。ファン・ジョンミンが昨年成功した映画「ダンシング・クィーン」に、お人よしの弁護士として出演したことに続き、今年は映画「新しき世界」を通じて、180度変わった強烈な姿で戻って来た。映画「甘い人生」よりいっそう義理堅く芯の強い男でありながらも、極限の状況で爆発的な狂気が露になるヤクザとして出演した。ヤクザに扮し、自身と数年間一緒にヤクザをして来たイ・ジョンジェを本当の弟のように可愛がり、強い義理を見せるが、自身の利益に反する勢力に対しては狂気の目を向け、本音をむき出しにする。中心のイ・ジョンジェ本人自らもチェ・ミンシクとファン・ジョンミンの間でどう生き残るべきか心配したというイ・ジョンジェは、映画「新しき世界」を通じて新たな転換期を迎えたと言っても過言ではない。警察側から自身を統制する刑事チェ・ミンシクに足を引っ張られ、険しいヤクザの世界でスパイとして生きていくしかない殺伐さ。ここに自身への限りない義理を見せている兄貴のようなヤクザ、ファン・ジョンミン。その間で葛藤するイ・ジョンジェを見ていると、観客さえも冷や汗が出るほどだ。イ・ジョンジェは2時間と言う映画の上映時間を通して、自身の中心をきちんと守り、状況ごとの微妙な感情を観客に見事に伝えた。警察としての任務を任されているが、次第に非情になる男たちの世界で、仕方なく自身も生き残るしかないということを悟って行く役割を見事に演じた。荒々しく吹き出す狂気はなかったが、エリート警察またはヤクザのようなイメージで映画の中心をうまくキャッチした。一言コメント:映画「新しき世界」は、3人の俳優の演技の組合せと、それぞれの演技のトーンをじっくり観察するだけでも、見事なノワールの教科書のような感動を伝える。