容疑者S
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韓国映画界で注目を浴びるR-18映画「悪いやつら」から「後宮の秘密」まで“中間決算”
今年公開された青少年観覧不可映画の兆しが尋常ではない。比較的限られた観客層を保有するしかない運命にも関わらず、その力を誇示しているのだ。最近、興行成績が目立つ作品はキム・デスン監督の映画「後宮の秘密」(以下、「後宮の秘密」)だ。公開翌日である6日の興行ランキングで1位を記録した。その後、家族客が押し寄せる週末(10日)「マダガスカル3」に1位の座を奪われたのを除けば、常に興行ランキング1位の座を守っている。特に410万人の観客を動員し、恋愛映画の部門で史上最高の興行記録を立てた「建築学概論」を追いかけている「僕の妻のすべて」、ハリウッド映画「マダガスカル3」、「プロメテウス」との競争で党等と優位になった結果であるためより意味深い。このようなR-18等級映画の興行のきっかけとなった作品は2月2日公開したユン・ジョンビン監督の映画「悪いやつら」だ。16万5000人というオープニングスコアを記録し長期興行に突入、今年初めて最短期間400万人の観客を突破し観客数460万人を超えた。「悪いやつら」の後を継ぎ「容疑者S」、「ウンギョ」、「蜜の味 テイスト オブ マネー」、「後宮の秘密」など続いているR-18等級映画の系譜が形成されている。キム・ヒョンジュン監督の「容疑者S」は不倫を待つ男という映画のタイトルでも分かるようにエロチシズムを極大化させた。これと共に痴情捜査劇というジャンルでスリルを加えた。今回の映画でパク・シヨンはピュアからセクシーまで様々な魅力を発散し、韓国型ファム・ファタール(魔性の女)女優の地位を確立、パク・ヒスン、イ・ガンスなどと共に観客動員数120万人を突破した。チョン・ジウ監督の「ウンギョ」は新人俳優キム・ゴウンの破格的な露出と70代老人に変身したパク・ヘイル、嫉妬するキム・ムヨルの演技などで話題となった。この映画で最も話題になったのは俳優3人の情事シーンだ。公開当時キム・ゴウンの露出が連日話題となり、どこに行っても露出に関する話が相次いだ。こういうことと俳優3人の熱演などが加われて、全国130万人を超える観客を動員した。イム・サンス監督の「蜜の味 テイスト オブ マネー」は韓国の最上流層の裏話を扱ったことや北米地域の配給会社IFC Filmsの代表の絶賛などで話題となった。IFC Filmsの代表Jonathan Sehringは「『蜜の味 テイスト オブ マネー』は彼(イム・サンス)の映画の中で最も退廃的で官能的な作品だ」と評価した。今回の映画が猥褻と芸術の間のきわどい綱渡りの中、芸術の方に偏ったことを示す。また、「第65回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門の出品作というタイトルまで付き、120万人に近い観客の関心を集めた。これらの映画の中最も早い興行スピードを誇った作品は「悪いやつら」だ。100万人観客の突破を基準とした時、「悪いやつら」は公開して4日で100万人を超えた。「後宮の秘密」は公開して6日後に100万人観客を突破しその後を継いだ。最短期間の100万人突破ではないが、オープニングスコアだけは今年公開した韓国映画、今まで青少年観覧不可等級の韓国映画の中で最高(27万1319人)を記録した。そのほかにも「ウンギョ」と「蜜の味 テイスト オブ マネー」は公開12日後、「容疑者S」は公開17日後100万観客を超えた。これらの作品の最終的なスコアはまだ推定できない。「後宮の秘密」が5日前夜公開後、今まで観客を集めているためだ。何より今後公開される予定である期待作が「後宮の秘密」との競争を予告している。コ・ヒョンジョン主演の初の商業映画「ミスGO」とキム・ユンソク、キム・ヘス、イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョン、キム・ヘスク、オ・ダルス、キム・スヒョン、イム・ダルハ、イ・シンジェ、ズングクサンなど韓国と中国を代表する俳優達が出演する「10人の泥棒たち」など15才未満観覧不可の映画がR-18映画「後宮の秘密」と競争する予定だ。
パク・シヨン「優しい男」への出演が確定!
女優のパク・シヨンが、ドラマ「優しい男」への出演を決めた。パク・シヨンの関係者は30日、マイデイリーとの電話取材で「パク・シヨンが、KBSの新ドラマ『優しい男』に出演を決めた。まだ詳しい内容は決めてないが、来週の脚本家との打ち合わせで、本格的な準備に入る予定だ」と話した。制作会社側も「台本がとても良い。パク・シヨンさんにシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を楽しく読んでもらったし、とてもやってみたかった役だと喜んでもらった。パク・シヨンさんの出演で、作品への期待がより高まった」と伝えた。KBS「カクシタル」の後続作品として、8月に放送予定である「優しい男」は、sidusHQが制作に務め、KBS「サンドゥ、学校へ行こう!」「ごめん、愛してる」、MBC「ありがとうございます」、SBS「クリスマスに雪は降るの?」などを手がけたイ・ギョンヒ脚本家の新作で、注目を集めた。パク・シヨン以外に、先立ち、ソン・ジュンギ、ムン・チェウォン、イ・グァンスなどが共演する。「優しい男」は、愛する女性に裏切られた男が復讐のため、他の女性を利用するというエピソードを描く恋愛ドラマである。ドラマのカン・マル(ソン・ジュンギ)は、記憶喪失症にかかってしまったウンギ(ムン・チェウォン)の記憶を操って、自分の人生を駄目にした女ハン・ジェヒに復讐するが、パク・シヨンは、ソン・ジュンギを裏切るハン・ジェヒ役を務める。特に、パク・シヨンはSBS「コーヒーハウス(2010)」以来、2年ぶりのドラマ復帰であり、多くの期待を集めている。最近では映画「容疑者S(不倫を待つ男)」の、大胆なヌードが話題となった。
「容疑者S」「ウンギョ」…R指定映画の中間決算
韓国の女優が、どんどん大胆になっている。最近相次いで公開されたR指定映画では、露出度の高いシーンが盛り込まれ注目が集まっている。最近、熱いバトルを繰り広げている映画は、キム・ヒョンジュン監督の「容疑者S(不倫を待つ男)」とチョン・ジウ監督の「ウンギョ」だ。「容疑者S」でのパク・シヨンは「氷の微笑」のシャロン・ストーン、「ウンギョ」でのキム・ゴウンは「ラスト、コーション」のタン・ウェイをそれぞれ連想させる。パク・シヨンは、殺人事件の被害者の妻で事件のただ一人の目撃者スジンを演じ、清純なイメージからセクシーなイメージまで様々な魅力を披露した。キム・ヒョンジュン監督が「この映画は、私が学生時代に観た映画『氷の微笑』へのオマージュ」と称したように果敢にヌードを披露している。男を誘惑するような神秘的な微笑み、メリハリのあるボティー、体当たりの演技で映画の中心人物を演じ、これまで途絶えていた韓国のファム・ファタール(魔性の女性)の座に君臨し、女優パク・シヨンに再び注目が集まった。キム・ゴウンは、偉大な詩人に憧れる17歳の少女ウンギョ役を爽やかに演じた。映画初出演のキム・ゴウンは、パク・ヘイル、キム・ムヨルらと対等な演技を披露した。それだけでなく露出度の高いラブシーンにも果敢に挑戦し、登場人物の関係を繊細に表現した。また、様々なキャラクターを演じられる顔立ちで、露出度の高い演技にも関わらず下品に感じさせない独特な魅力を兼ね備えており、韓国映画界で大注目の新人として関心が集まっている。二人はそれぞれの映画で、露出度の高いシーンを演じたという共通点がある。映画が公開される前からこの二作品は話題となり、公開後にはR指定のライバル作品として接戦を繰り広げている。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、この二作品の映画の興行成績は同じレベルだという。10日、「容疑者S」が122万3,999人の観客を動員し、「ウンギョ」が112万6,864人の観客を動員している。興行スピードの面では、「ウンギョ」が速い。100万人の観客を基準にした場合、「容疑者S」が公開(4月11日)17日目に100万人の観客を突破したが、「ウンギョ」の場合は公開(4月25日)12日目に100万人を突破している。だが、「ウンギョ」もおちおちしていられない。公開1ヶ月となる「容疑者S」の興行成績ランキングが子供の日以降上昇しているうえに、この二作品よりさらに露出シーンが多いとされる「蜜の味 テイスト オブ マネー」と「後宮の秘密」が公開を控えているからだ。17日にベールを脱いだイム・サンス監督の「蜜の味 テイスト オブ マネー」は、ユン・ヨジョンとキム・ガンウのラブシーン、お金という刺激的なテーマ、財閥の隠された裏側を描いたという点、イム・サンス監督のカンヌ国際映画祭受賞の有無などで連日話題となっていた。キム・デスン監督の「後宮の秘密」は、狂気のラブシーンを前面に打ち出し、濃厚な官能映画であることを強調している。6月6日の公開だが、映画の熱気同様、公開作も熱い。
映画「容疑者S」定まらないジャンルとは?
調和の成せない要素たちアドリブが良かったという評価の意味は「建築学概論」が2012年春を強打して以来、韓国映画としては初めて「建築学概論」を抜いた映画が「容疑者S(不倫を待つ男)」である。「容疑者S」は不倫を待つ男という意味で、不倫専門刑事が偶然殺人事件に巻き込まれるという設定を軸に展開される物語だ。 広報では、パク・シヨンという女優のセクシーさを前面に出しているが、この映画の最大の魅力はスリラーまたは推理劇だ。つまり、無実なのに事件に巻き込まれた刑事が、どのようにして犯人を探すかが最も重要なポイントになるはずである。しかし、映画の広報ではパク・シヨンという女優のセクシーさだけを強調していた。 観客としては、まるで学校に行ったらいきなりテストを受けさせられるような当惑さに似たものを感じたであろう。もちろん映画が基本的に公開しているシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を見れば予想出来ないわけではないが、いざ知らせなければならない本質は隠しておいて、観客を集めるための素材だけ浮き彫りにした気がする。次に「容疑者S」にはキム・ジョンテ、イ・グァンスのような、主演ではないにしろ期待出来る人物たちが登場している。観客からは、「パク・ヒスンやキム・ジョンテのような俳優のアドリブで映画が面白かった」という評価もあった。彼らのアドリブが映画のあちこちに存在し、観客を楽しませたという点は否定出来ない。しかし、そのような役割はあくまでも劇の展開と調和されなければならない。例えるならば、彼らのアドリブは、綺麗だが洋服とは似合わない宝石をつけている感じなのだ。 なぜなら、この映画の本質は観客に本当の犯人が誰なのか推理させ、監督と観客が互いの頭脳で戦うようにしなければならないのだが、(アドリブなどの)コミカルな要素により、観客に推理しなければならないという基本的な考えまで忘れさせているためだ。真の助演とは、「建築学概論」のナプトゥク(チョ・ジョンソク)のように、劇の展開にも役立ち、さらに楽しさを与える必要がある。 推理という面から見れば、最初から犯人が誰かと悩みながら観た観客なら、どう考えても犯人は一人しかいない。なぜなら、映画に登場する人物の中で犯人になり得る人物はたった一人しかいないからだ。それなら観客に、どうして、またはどうやって犯人が殺人を犯したか推理させなければならないが、劇の展開だけではそのような推理は事実上不可能だ。 結局は映画の後半で犯人の説明を聞いて疑問が解かれる。犯人は決まりきっており、予想もつかなかったどんでん返しがあるわけでもなく、映画はスリラーまたは推理を基本構造にしてはいるものの、この時点で観客に興奮を与えられないのだ。 基本的な展開でも、映画が終わってからも犯人がなぜ必ず殺人を犯さなければならなかったのかについては説得力が弱く、男性主人公の本当のキャラクターもなんだか曖昧だ。最初は惨めな女たらしの刑事のようだが、物語が進むにつれて純情派にも見える。 結局この映画は、推理、コミック、セクシーという色々な要素をただミックスしただけのように見える。ビビンパはまずい食べ物ではないが、各材料を適切な割合で入れなければならない。その黄金比率を超えて一部の材料を入れ過ぎると、おいしいビビンパは作れないのだ。 「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。-編集者コメント
Vol.1 ― 女優たちの逆襲… “韓国映画界に女優は不在”は過去の話
今年の上半期を見ると、韓国映画界に女優は不在というのは過去の話になったようだ。最近公開された映画「ハナ~奇跡の46日間~」のペ・ドゥナ(33)、「ウンギョ」のキム・ゴウン(21)をはじめ、「容疑者S(不倫を待つ男)」のパク・シヨン(33)、「建築学概論」のハン・ガイン(30)とmiss Aのスジ(19)、「火車」のキム・ミニ(30)、『GABI / ガビ-国境の愛-』のキム・ソヨン(32)など、異色な作品での女優たちの活躍が熱い。中でも特に「ウンギョ」のキム・ゴウンと「建築学概論」のスジを除いた他の女優たちには、再発見という共通点がある。アラサー世代の彼女たちは、これまで見せてきたイメージとは違う姿でそれ以上のものをスクリーンで見せつけ、好評を得た。中には、20代のころに演技力に対してバッシングを受けていた女優もいたが、それを払拭することに成功し、女優として再び高い評価を得た。また、彼女たちは皆、今春久々にスクリーンへ復帰したという点でも注目を引く。ペ・ドゥナの場合、2006年の映画「グエムル-漢江の怪物-」以降、しばらく韓国映画界から離れていた。日本や韓国ドラマを通じて活躍してきた彼女は、「ハナ~奇跡の46日間~」で北朝鮮の卓球選手リ・ブンヒ役で強い存在感を見せ、さすがペ・ドゥナと絶賛を浴びた。「容疑者S」のパク・シヨンは、結婚後初めての作品で露出度の高い演技に挑戦。R指定のこの映画で彼女は、観客動員数100万人突破を記録した。演技の部分でも「神秘的な小悪魔役を安定した演技でみせた」と評価された。「建築学概論」のハン・ガインも久しぶりのスクリーン復帰だった。2004年の「マルチュク青春通り」で女子高生役で登場した彼女は、「建築学概論」ではアラフォーバツイチ女性として登場し、8年という歳月を感じさせた。そしてこれまで演じたキャリアの分だけ成長もみせている。初恋の女の子というイメージはそのままに、バツイチ女性の複雑な心理を繊細に表現しているという部分でも好評を得ている。「火車」のキム・ミニは、モデル出身でテレビドラマで女優として活動しはじめ、これまで演技力に対してバッシングを受けてきた。だが、ひたむきに演技のキャリアを積んできた彼女は、「火車」で事件の鍵を握り、様々な顔を持つ女性ソニョン役の演技が認められ、絶賛された。「キム・ミニの、キム・ミニのための『火車」だ」と言われるほど高く評価された。「GABI / ガビ-国境の愛-」のキム・ソヨンも久しぶりとなる映画出演だった。彼女は、子役タレント時代に映画「チェンジ」に出演しているが、事実上、映画は初挑戦だったと言える。主人公ターニャを演じたキム・ソヨンは、劇中、珈琲、ロシア語、乗馬、アクションなど、演技のために様々な分野を身に付けなければならなかった。デビュー18年目という長いキャリアを持つ彼女は、「GABI / ガビ-国境の愛-」が映画デビュー作で、初めての時代劇でもあった。様々な挑戦をしたスクリーンデビューに「これまでキム・ソヨンをキャスティングしなかった監督は職務放棄だ」とささやかれるほどだった。今春公開の映画では、様々なジャンルの作品に個性豊かな女優たちが存在感を発揮している。彼女たちの後に続いて、「僕の妻のすべて」のイム・スジョン、「蜜の味 テイスト オブ マネー」のキム・ヒョジン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョンらも劇場に足を運ぶ人々の評価を待っている。夏へと続く女優たちの好演が、待ち遠しい。
Vol.2 ― パク・シヨン「最初『容疑者S』のシナリオに露出シーンはなかった」
ドラマ「ザ・スリングショット~男の物語~」、クァク・キョンテク監督の映画「愛 サラン」、キム・ヒョンジュン監督の映画「容疑者S(不倫を待つ男)」。女優パク・シヨンが出演したこの三つの作品には共通点がある。ドラマ「ザ・スリングショット~男の物語~」では、テンプロ(上位10%という意味で、高級キャバクラのことを指す)のホステスを連想させる色気のある女性を演じた。映画「愛 サラン」では、社会的影響力を持つ大物の愛人ミジュを演じ、さらに公開を控えている映画「容疑者S(不倫を待つ男)」では、神秘的な魅力のセクシーな未亡人を演じた。この3人の人物の共通点は、セクシーだが、同時に純粋な面を併せ持っていることだ。「ドラマ『ザ・スリングショット~男の物語~』では、水商売から始まりお金で世界を牛耳るまでになる女性を演じました。強烈なキャラクターだったんです。そういえば、私はこれまでキャンディ(漫画キャンディ・キャンディの主人公、お転婆な少女の意味)や大学生のような純粋な役を演じたことがないですね」デビューした当時から抜群の美貌で注目を集めたからだろうか。彼女には男性のロマンとも言えるセクシーで純粋なイメージが定着したようだ。「そうですね。そうかもしれませんね。でも、男性のロマンといえば、清楚な感じの長い髪の女性ではないですか?」女優パク・シヨンの性格は上記の3人の人物と正反対である。そのため映画「容疑者S(不倫を待つ男)」のスジンを演じるために、監督の親友である精神科医に数回会うこととなった。「私の性格はスジンと正反対です。それに変態夫のせいでトラウマができてしまったスジンという人物を理解しようとしても、それを聞ける人も周りにいませんでした。普通にあることではないですから。なので、監督の親友である精神科医の方に会っていろんな話を聞いてもらいました。スジンというキャラクターについては何もわかりませんでしたが、いろんな話を聞いてもらって、スジンのトラウマを理解して撮影に臨むことができました」パク・シヨンは、本作で肌を露出するシーンがある。今回が初めてであるが、避けてきた部分でもあった。始めは「女性の香り」というタイトルだった「容疑者S(不倫を待つ男)」のシナリオにはラブシーンはなかった。撮影の途中にラブシーンが加わって監督と揉めたこともあった。「これまで露出したことは一度もなかったので、コンテを見て本当に驚きました。シナリオには『キスする』しか書かれてなかったんです。どうしてひと言も言わずにこのシーンを入れたのか監督に聞きました。私はなるべくなら揉め事を避ける性格ですが、それでもすぐには納得がいかなかったので。とは言え撮影は始まっていたし、私自身が出演しようと決めたので、揉めるよりは話し合ってお互いの意見を合わようという考えに至りました。そのシーンを撮影するまでに1ヶ月という時間を要し、1ヶ月もの間、話し合いを続けました。細かなところまで話し合ったので、スムーズに撮影ができたと思います」まだ、次回出演する作品を決めていないという彼女は「これからは他の女優さんたちと共演してみたいです」と語った。「デビュー作もそうだったし、これまで出演してきたドラマや映画で他の女優さんが相手役だったことがないんですよ。相手はいつも男優さんでした。劇中、女性が出ても自身の役とは関係のない女性ばかりでした。映画「女優たち」や「マイ・ブラック・ミニドレス」のように女性たちばかり出てくる映画に出演してみたいです」パク・シヨンが主演を務めた映画「容疑者S(不倫を待つ男)」は4月11日に公開された。
Vol.1 ― パク・シヨン「ガールズグループでのデビューを提案された」
女優パク・シヨン(33)がガールズグループとしてデビューする提案を受けたことがあると明かした。彼女は29日にソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェで行われたインタビューで「女優デビューした頃、ガールズグループの提案を受けたことがある。でも、ダンスは上手いとは程遠いし、大きくなってからは歌が上手だなんて思ったことは一度もないので、悩む必要などなかった」と語った。彼女は1990年、第2回KBS創作童謡祭での受賞経験もある。このことについて「あまりにも昔のこと。今は上手ではない。子供の頃は上手だったらしい。でも、その才能を生かせなかった」と恥ずかしそうに語った。2000年、ミスコリアに選出され芸能界デビューしたが、本格的に女優として活動し、自身の顔を知らせたのは27歳の頃だった。彼女は「一般的に芸能人は10代後半または20代前半にデビューして有名人として生きて行くけれど、私はデビューも遅かったし、顔を知らせたのも遅かったので、20代のころは友達と一緒に遊びに行ったり、トッポギも食べに行ったり、自由な生活を送っていた。私は20代に楽しく自由を満喫することが出来たので、残念に思うことはない。残念に思うことがあるとしたら、『今』だと答えればいい」と20代の楽しい思い出を語った。パク・シヨンは結婚後の復帰作である映画「容疑者S(不倫を待つ男)」の公開を控えている。夫が殺害され、その事件に巻き込まれてしまう未亡人役を演じる彼女は「台本を読んで出演を決めた当時は、未亡人であることと新婚であることを結びつけて考えなかった。ただ『面白い作品だな。この役は演じてみたい』と思って出演を決めた」と言いつつ「インタビューでこういう質問を多くの方に受けて、こういう考え方もあるんだと改めて感じた」と語った。映画「容疑者S」は4月11日に公開された。
韓国映画市場、R-19映画でもう一度跳躍できるのか?
史上最大の市場を形成した韓国映画界は再び跳躍することができるだろうか?2012年1~3月期の韓国映画市場は市場最高水準を記録した。映画振興委員会が9日に発表した「韓国映画産業決算報告書」によると、1~3月期の観客動員数は4069万2834人で、前年同期の3433万8850人に比べ、およそ28.2%増加した。観客動員数と売り上げが上昇し、韓国映画のシェアも60.8%に達した。これは市場最高水準で、韓国映画が映画市場全体の拡大をもたらしたため、韓国映画の最盛期だと言えるだろう。このように最大の規模に成長した韓国映画市場がR-19指定を受けた映画の公開によって再び跳躍できるのか、注目が集まっている。R-19指定を受けたことを前面に出し、いい行興成績を記録しているのがキム・ヒョンジュン監督の手掛けた映画「容疑者S(不倫を待つ男)」である。「容疑者S」は公開前からR-19指定の映画だということを広報し、多くの観客の好奇心をくすぐった。キム・ヒョンジュン監督が「氷の微笑」のオマージュだと述べたように劇中のパク・シヨンはシャロン・ストーンを装い、セクシーな魅力を発散する。既に公開前から露出の度合いが話題となり、観客の期待に応えるかのように劇場をさらに盛り上げた。さらに殺人事件の犯人を追うスリル溢れるストーリーはもちろん、劇中の人物のコミカルな姿は観客の足を映画館へ運ばせている。注目を集めているもう一つの映画は、26日に公開される「ウンギョ」(監督:チョン・ジウ)である。映画「ウンギョ」は衝撃的な素材さで注目を集め、R-19指定映画への期待はさらに高まった。天才だが若さを失った詩人、師の天才的な才能に尊敬と劣等感を同時に感じる若い弟子、不安定な17歳のみずみずしい女子高生ウンギョの、得ることができないものを得ようとして巻き起こる嫉妬と愛を描いただけで話題を呼んだ。これに関連して映画の原作小説「ウンギョ」を書いたパク・ボムシン作家は「『ウンギョ』は命の有限性に対する存在論的悲しみと限りない欲求を描いた小説だ。ただの不倫の話ではない。誤解はしないでほしい」と語り、さらに映画への好奇心をくすぐった。小説でウンギョは永遠の処女の象徴である。社会的にタブー視される処女ウンギョへの老詩人と彼の弟子の欲望が映画ではどうように描かれているのか、期待が寄せられている。このため、まだ映画が公開されていないにも関わらず、ウンギョを演じた新人女優キム・ゴウンにも注目が集まっている。最後にこの2作品よりさらにエロチックな映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」(監督:イム・サンス)が5月に公開される。映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」は、映画「浮気な家族」「ハウスメイド」を手掛けたイム・サンス監督がメガホンを取った。お金、若い肉体、貪欲、権力などの刺激的な題材を扱っているだけで観客にインパクトを与える。5日に審議で保留されて公開出来なかった「R-19指定版予告編」を公開し、キム・ヒョジンの滑らかな美脚と真っ赤な色が調和した予告ポスター、キム・ガンウの若さを貪るユン・ヨジョンのセクシーな姿のスチールカットなどは、視覚的に観客の潜在された欲望をくすぐり、反響を呼んだ。「貪欲、それ以上」というキャッチコピーでセクシュアル映画の公開を予感させる映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」が、反響以上の関心を集められるのか、注目されている。
「容疑者S」 パク・シヨンの挑発的な海外向けポスターを公開
映画「容疑者S(不倫を待つ男)」(監督キム・ヒョンジュン)の海外向けポスターが公開された。12日午前に公開された映画「容疑者S」の海外向けポスターは、英語タイトル「The Scent(香り)」に合わせて韓国のポスターよりさらにミステリアスな雰囲気が感じられるように制作され、パク・シヨンのセクシーな姿は注目を浴びた。また、露出度の高い衣装でセクシーなポーズを取っている、パク・シヨンの滑らかなボディラインと挑発的な眼差しはさらに視線を引き付ける。「A woman in mystery」というキャッチコピーのように何を考えているのか分からない妙な微笑はパク・シヨン演じるスジンというキャラクターへの好奇心をくすぐっている。またパク・シヨンの後ろで手錠を持ってまま見つめているパク・ヒスンの姿は「A man in jeopardy」というキャッチコピーとマッチしてさらにミステリアスさが感じられる。配給会社ショーボックスの関係者は「5月にカンヌ映画祭に併催して行われるカンヌ・フィルム・マーケットで公開する予定だ」と映画「容疑者S」の海外進出について述べた。11日に公開された映画「容疑者S」は、公開初日約10万人の観客を動員し、興行成績3位となった。
チュ・サンウク、ドラマ&映画で大活躍
俳優チュ・サンウクがドラマと映画で大活躍している。チュ・サンウクは現在、MBC週末ドラマ「神々の晩餐」でしっかりもののようで抜けているチェ・ジェハ役を演じている。また映画の「容疑者S(不倫を待つ男)」では融通の効かないハン・ギロ刑事役を演じる。チュ・サンウクは、いわゆる「室長」のキャラクターから脱して多様な演技を披露しており、ドラマや映画で大活躍している。チュ・サンウクは、演技でのイメージチェンジのため、台本を一生懸命分析したという。キャラクターに限界のない俳優になるために、様々なキャラクターに挑戦している俳優チュ・サンウクの次のステップが注目される。チュ・サンウクとソン・ユリの恋愛模様が進み始めた「神々の晩餐」は土日午後9時50分に放送され、パク・ヒスン、パク・シヨン主演の「容疑者S(不倫を待つ男)」は韓国で4月11日から公開される。
「容疑者S」パク・ヒスン“僕も露出は大変だったのに…”
「パク・シヨンとのベッドシーン、恥ずかしくて大変で、アタフタした」「容疑者S(不倫を待つ男)」の主演パク・ヒスンが、パク・シヨンとのベッドシーンの撮影について話した。3日の午後2時、ソウル東大門(トンデムン)MEGABOXで、映画「容疑者S」の試写会と記者懇談会が開かれた。パク・ヒスン、パク・シヨン、キム・ジョンテ、イ・グァンスなど主演俳優とキム・ヒョンジュン監督が出席した。パク・ヒスンは「僕も露出演技があったし、恥ずかしいシーンがあってアタフタしていたのに、誰も質問をしてくれない」と話し、会場からは爆笑の渦が巻き起こった。劇中でファム・ファタールであるキム・スジン(パク・シヨン)の誘惑に駆られる不倫専門刑事(カン・ソヌ)役を演じるパク・ヒスンは、魅力的なパク・シヨンと過激なベッドシーンを披露して関心を集めた。パク・ヒスンは「台本をもらって、まずはタイトルに惹かれた」としながら「『不倫を待つ男』というタイトルが不倫をしようと待っているのかどうか気になった」と話した。また「台本が1つのトーンでは演じられないようになっている」と話し「真面目なスリラーだけに偏ると面白くないだろうと思って、キム・ジョンテ、イ・ハニ、イ・グァンスなどの俳優ともコミカルなところはちゃんと生かそうと努力した」と述べた。映画「容疑者S(不倫を待つ男)」は、不倫の現場を突き止めようとして謎の殺人事件に巻き込まれる、不倫専門刑事の孤軍奮闘を描いた作品である。青少年観覧不可の等級で、4月11日に公開される。
「容疑者S」ファム・ファタール演じるパク・シヨン、米女優シャロン・ストーンをオマージュ
「露出のことで、パク・シヨンと口論もあった」「容疑者S(不倫を待つ男)」でファム・ファタール(Femme fatale:フランス語で魔性の女の意)を演じるパク・シヨンのキャラクターがアメリカ映画「氷の微笑」のシャロン・ストーンのオマージュだったことが分かった。3日の午後2時、ソウル東大門(トンデムン)MEGABOXで、映画「容疑者S」の試写会と記者懇談会が開かれた。パク・ヒスン、パク・シヨン、キム・ジョンテ、イ・グァンスなど主演俳優とキム・ヒョンジュン監督が出席した。映画でキム・スジン役を演じるパク・シヨンは、全裸での露出演技に加え、パク・ヒスンと濃厚なベッドシーンを撮影し、注目されている。これについて、キム・ヒョンジュン監督とパク・シヨンは、取材陣から多くの質問を受けた。キム・ヒョンジュン監督は「この映画の始まりがファム・ファタールにあり、実際この映画は、僕が学生時代に観た『氷の微笑』のオマージュでもある」と話し「『氷の微笑』のシャロン・ストーンのパターンをそのまま踏襲するファム・ファタールではないが、ファム・ファタールの肉体的な誘惑が必至だと思った」と語った。また「そのような誘惑に一人の男が左右されるので、露出も必要だと説得した」と話し「パク・シヨンさんに絵コンテを見せ、相談を重ねた。口論もあったが、現場ではプロらしく円滑に撮影が行われた」と付け加えた。パク・シヨンは「最初シナリオをいただいて読んだ時は、こんな過激なシーンがあるとは思わなかった」と話し「撮影中に絵コンテを見て、実はプレッシャーも感じた。これまで露出シーンがなかったので厳しい面もあったけれど、監督やヒスンさんと色々話し合いながら撮影した」と伝えた。映画「容疑者S」は、不倫の現場を突き止めようとして謎の殺人事件に巻き込まれる、不倫専門刑事の孤軍奮闘を描いた作品。青少年観覧不可等級で、韓国で4月11日公開される。