新人ガールズグループApple.B「ずっと一緒に活動したくて、電話番号の下四桁も同じにしました」
写真=(左から) ヒョンミン、ユジ、ユリム、サンディ、ハウン
日本のアニメ漫画「ONE PIECE」には、食べると特殊な能力が使えるようになる“悪魔の実”が登場する。ゴムゴムの実、メラメラの実のようにさまざまな能力の特徴を盛り込んだ実の名前は、「ONE PIECE」を見るもう一つの楽しみだ。
8月初め、“爽やか爽やかの実”でも食べたかのようなガールズグループが音楽界に挑戦状を出した。チーム名はApple.B(アップルビー)、デビュー曲のタイトルは、「ウチュチュ」だ。聞いただけでも可愛らしい名前だ。Apple.Bは“爽やか爽やかの実”だけでなく、“歌歌の実”や“ダンスダンスの実”も欲しがった。ただ可愛く見えることにとどまらず、実力のあるガールズグループとして認められたいという願望を明らかにした。10asiaを訪ねて来たApple.Bに会った。
ユリム:お馴染みのフルーツでありながら、爽やか、甘いなどさまざまなイメージを持つ林檎のように、親しみやすくさまざまな姿を見せたいという意味を込めました。お気に入りの名前です。聞くだけで可愛く爽やかな印象です。
――デビュー曲「ウチュチュ」はどんな曲なのですか?
サンディ:好きな異性に堂々と率直に告白をする歌です。必ずしも男性が先に女性に告白すべきというのはないじゃないですか。堂々と気持ちを告白する女性の心を、明るく軽快に私たちApple.Bにしかないセンスで歌いました。
ハウン:ウチュチュという歌詞に合わせてお尻をポンポンと叩いて唇をつき出すダンスがポイントです。ウチュチュというタイトルだけ聞くと、ただ可愛い曲のように思えますが、思ったより激しくてダイナミックです(笑)
――デビューステージに上がった瞬間はどんな気持ちでしたか?
ユジ:SBS MTV「THE SHOW」の晋州(チンジュ) 特集が私たちのデビューステージでした。残念ながら雨が降っていました。雨の降るステージで公演をしたのは初めてでした。リハーサルをする時ヒョンミンは滑って、雰囲気にもなかなか慣れなかったです。それでも自分たちなりに練習した甲斐もあり、無事に終えられました。
ヒョンミン:絶対滑ってはいけないと繰り返し考えました。一生懸命やりました。初のステージを控えて震えたりときめいたりさまざまな感情が入り交ざりましたが、私たちの順序を終えてステージを降りて来る時は、爽快で胸がいっぱいでした。
ユリム:現場に1万2000人の方が集まっていました。私たちはオープニングステージを引き受けましたが、新人なので私たちを知らない方が多かったはずなのに、一生懸命呼応していただき嬉しかったです。1節目が終わった後にスタンディング席の観客の皆さんが徐々に近くに感じられて、もっと頑張って歌いました。
――ユジは「K-POPスター2」の出演からなんと4年が過ぎました。長い間デビューを待っていたでしょう。
ユジ:本当に時間が早く過ぎていきました。周りでデビューする「K-POPスター」の同期を見ながら羨ましく感じていました。今でも連絡を取り合い応援してくれます。辛い時もありましたし、酷くスランプに陥った事もありましたが、家族がいつも信じてくれて積極的に支援してくれたので耐えられました。
――サンディは外国に住んでいたと聞きました。
サンディ:カナダのバンクーバー出身です。最初からカナダで生まれ育ったわけではなく、7歳の頃に移民しました。中学3年生の時に練習生となり、夏休みに韓国に行ったり来たりしていました。高1の時、両親と一緒に韓国に来ました。お姉さんとお兄さんはまだカナダにいて、Apple.Bの広報大使をしています。私よりもApple.Bのデビューを待っていました(笑)
写真=(左から) ヒョンミン、ユジ、ユリム、サンディ、ハウン
――末っ子のヒョンミンはデビュー前、混成グループPaxchildの歌にフィーチャリングで参加しました。デビュー前から実力を見出す人がいたということになりますね?ヒョンミン:デビュー前に良いチャンスが来て、緊張しながらもワクワクしていました。歌唱力を認められたようで嬉しかったです。私は小さい頃から歌うことが好きでした。小学校6年生の時から歌手を夢見ていました。青少年歌謡祭に何度も出場して、大賞をもらいました。
――チームのダンスを担当するメンバーは誰ですか?
ユジ:私とハウンです。私はアーバンダンスに自信があり、ハウンはポッピンが上手です。2人とも全く違うジャンルのダンスが好きなので、その中間地点を見つけるのに大変でした(笑) 普段外国のダンサーの映像や、有名なダンス大会の映像をYouTubeで検索して見ます。ダンスは知れば知るほど面白いです。
ハウン:小学校の時からダンスが好きで、友達と公演もして大会にも出ました。キャスティングもダンス大会で受けました。そうするうちにだんだん歌も好きになり始め、本格的に練習生生活を始めました。
――練習生生活をしながら一番大変だった事は何ですか?
ユリム:練習生生活をする約2年4ヶ月の間、ソウルと実家をずっと行き来しました。移動時間が長すぎて疲れた時もありました。諦めたいと思った時はいつもこれまで投資した時間がもったいないと思いながら堪えました。そんな時、力になった歌はイ・ハイ先輩の「BREATHE」でした。“あなたのため息、その深さは計り知れないけど大丈夫 私が抱きしめてあげる 本当にお疲れ様”という歌詞にとても励まされました。
――デビューの夢を成し遂げました。目標は何ですか?
ヒョンミン:バラエティに出演したいです。ホットなバラエティ番組「知ってるお兄さん」に出演したいですし、アイドル必須のバラエティ「週刊アイドル」にも出演したいです。バラエティに出演すればステージの上では披露できない私たちの隠れた魅力を存分に見せられると思うからです。
――どんなガールズグループとして記憶されたいと思っていますか?
ハウン:“ビーグル美”(ビーグル犬のように活発でやんちゃな愛らしさがあること) という言葉を、最近たくさん使いますが、私たちには”プードル美“があります。皆正直で気さくで、義理もあります。ずっと一緒にApple.Bで活動しようという考えで、電話番号の下4桁も同じ番号に合わせました。親近感のある魅力で皆さんに近づくガールズグループになりたいです。
ユジ:皆個性がはっきりしています。多彩な魅力が一つに合わさって良い相乗効果を出していると信じています。一つのジャンルに限らず、全てのジャンルをこなせるチームになるのが目標です。新人賞を目標に頑張って活動します。
サンディ:実力のあるガールズグループという言葉を聞きたいです。どんなコンセプトでも、Apple.Bにしかない音楽の色があると認められたいです。また10年、20年、ずっと活動するガールズグループとして記憶されたいです。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代、写真 : チョ・ジュンウォン
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