SOL「BIGBANGとソロ、どちらも自分のカラーを持った僕自身だ」

SOLをただのBIGBANGのメンバーの1人として規定してしまってもいいのだろうか? 同じダンスを踊ってもグループ内で際立って目立つメンバーがいるが、SOLがそうである。SOLは2008年に初のソロアルバム「HOT」を通してBIGBANGとはまた違うスタイルの音楽を披露し、早くからソロ歌手として頭角を現した。リードボーカルであると同時に、ずば抜けたダンスの才能があるSOLは、BIGBANGのメンバーの中でもソロ歌手として特に優れた才能を見せる存在である。1人でもステージを圧倒するパワフルな歌やパフォーマンスは、ユ・スンジュンやRAIN(ピ)など男性ソロ歌手の系統を継承する基準を十分満たしており、現在のポップのトレンドを消化することにおいては先輩たちよりも優位であると言っても過言ではないほどだ。そんなSOLにとってBIGBANGとソロの違いは何だろうか。SOLは「BIGBANGのメンバーとしてもソロとしても僕自身であり続けるので、その違いはよく分からない」と語った。来年リリースされる2ndフルアルバムの公開を控え、最近先行公開曲である「RINGA LINGA」を発表したSOLと、ニューアルバムの発売を前にラウンドインタビューを行った。
―約3年ぶりのニューアルバムリリースを控えている。SOL:ゴールがすぐ目の前にあるようだ。「RINGA LINGA」を起点に、アルバムのリリースが間近に迫ってきた。本当に長い期間準備をしてきたので新しいアルバムへの愛着は格別だ。今はリリースを目の前にして清々しい気分だ。
―今年はV.IとG-DRAGONがそれぞれソロアルバムをリリースした。SOLのソロアルバムが一番最初に企画されたというのに、結果的には二人より後にリリースされることになったが。
SOL:ニューアルバム発表にあたって最適の時期を待っていた。実際にはアルバムを出す準備はかなり前に終えていたが、僕とヤン・ヒョンソク社長、そして事務所のスタッフたち皆が満足できる曲を吟味していた。時間が経つにつれ、自分がやろうとする音楽への情熱が強くなった。「RINGA LINGA」はアルバム発表のための扉を開いてくれた曲だ。1ヶ月半くらい前にレコーディングを行い、この曲を聞いた時、いよいよアルバムを発表する時が来たと感じた。この曲は一番最後にレコーディングをした曲だ。
―V.I、G-DRAGONそれぞれのソロアルバムが良い結果を出した。良い意味で競争したいという気持ちもあるのでは。
SOL:最近活動を終えたG-DRAGONはソロアルバムでも良い成果を収めたが、それは僕にとってプレッシャーにはならない。僕たちがソロ活動をする最終目標は、BIGBANGとは違う自分の姿を通してより多くのファンと会うためだ。競争するよりも僕の活動がBIGBANGにとってプラスになって欲しいという思いが大きい。
―今回が初めてのソロアルバムではないため気が楽な面もあるだろうが、プレッシャーになる面もありそうだ。
SOL:初めてだからプレッシャーになることと、初めてではないからプレッシャーになることは違う。初のソロアルバムは、それがソロとしての僕の第一印象になる為ただ最善を尽くすのみだったが、その後からは今まで披露した音楽の存在があるので更に深く悩まなければならない。過去のアルバムと今回のアルバムが音楽的に違い過ぎて人々からどう思われるか想像もつかない。結局は、僕が今一番やりたいことを最も良い形にして率直に披露することが答えだと思う。

SOL:時間が経つにつれ心境の変化があったし、音楽のテイストも以前より広がった。今回のアルバムではこれまでの姿とは少し違う音楽を見せたかった。もちろん、僕が元々持っていたカラーを更にグレードアップさせた音楽も収録されている。今は僕の様々な面を最大限披露する段階だと思う。
―心境の変化とは?
SOL:デビュー後、絶えず仕事があったため休む暇がなかった。僕は一度も音楽を仕事だと考えたことがなかったのに、ある時期から音楽が仕事のようになってしまった。そして僕は肝心の自分がやりたい音楽をやっているのだろうかと疑問に思い始めた。そうするうちにBIGBANGとしてワールドツアーを行いながら、そんな考えが少しずつ解けていく心境の変化を経験した。同時に僕がどのような音楽が本当に好きなのか気付くきっかけにもなった。だから世間の反応を気にするよりも自由に音楽を続けようと決心した。
―ニューアルバムでは具体的にどのようなジャンルの音楽がしたかったのか?
SOL:ジャンルだけでは説明が難しい部分ではある。以前はブラックミュージックのR&Bをベースにしていたとすれば、現在は僕の好みが広がったため、自然と多様なスタイルの音楽が出来るようになった。時間が経つにつれ、ジャンルに拘らずに音楽そのものが持つ感覚やサウンド、雰囲気に対する僕の好みが徐々に明確になってきているようだ。R&Bに加え、バラードやロック寄りの楽曲も新しいアルバムに収録されている。1stアルバムを制作した時は先にコンセプトを決めたが、2ndアルバムでは僕がその時に惹かれた音楽を1つずつ集めて構成した。
―アルバムの制作においてヤン・ヒョンソク代表が最も強調したことは?
SOL:社長も僕と同様に、従来の僕の姿から抜け出して欲しいという考えを持っていた。スタイル的な面においても新しい姿をアピールしようというのが最大の望みだった。

SOL:この曲はトラックを先にもらった曲だ。そのトラックは強いヒップホップで、その時僕が一番やりたいと思っていた音楽だった。社長から「この曲で素晴らしいパフォーマンスを披露して欲しい」と言われ、とても嬉しかった。スタジオに行くと常にG-DRAGONとTEDDY兄さんがいる。G-DRAGONが夜スタジオに来てトラックを聞き、「『RINGA LINGA』という昔の童謡をヒントにコンセプトにしたら良さそうだな」と言った。そこで僕はG-DRAGONに「君に全体的なアレンジをして欲しい」と提案し、2日間でレコーディングまで終えた。
―時間をたっぷり費やしただけに、今回のアルバムはSOLにとって大きな意味を持つだろう。
SOL:今回のアルバムは、これまでのアルバムの中で僕が参加した割合が一番高いアルバムだ。それと同時に、僕が今後どのような音楽をすべきか、どんな音楽が向いているのかを考えさせてくれたアルバムだと言える。歌手として、そしてアルバムを作るプロデューサーとしての立場から、今回のアルバム制作は僕の将来への土台になると信じている。
―SOLは韓国のグループ出身の中でも最も格好良いステージを披露すると言われているが、今回のパフォーマンスの特徴は?
SOL:以前のパフォーマンスは非常に細かく、歌詞に合わせて繊細に振り付けを行っていた。その時は“パフォーマンスはこうあるべきだ”という固定観念があったのでプレッシャーも大きかったが、今回のパフォーマンスは比較的自由な形だ。もちろん、その中には繊細に合わせなければならない部分もある。今回のパフォーマンスは自然に作られた。アメリカに行って振付師のParris Goebel (ReQuest Dance Crewのリーダー)に会い、一緒に振り付けのコンセプトを考え、完成するまでの過程が自然にできたからだ。パフォーマンスを作る上で無理をしているような箇所が一つもなかった。
―SOLはステージを縦横無尽に駆け巡る方だが、ステージが狭いと思ったことはあるのか?
SOL:狭いステージも好きだ。ステージが狭ければ狭いほどファンを近くに感じられるから。大きなステージも好きだが、正直言ってドーム公演の場合は大き過ぎて観客の反応を肌でなかなか感じ取れないことがある。実際には僕はどのステージも好きだ。そこが“ステージ”であり、すぐにでも歌を歌いダンスを踊れる空間でさえあればいい。

SOL:言葉で定義するのは難しい。良い音楽とは人の心を動かせる音楽だと思う。音楽ほどダイレクトに人の心を動かす媒体は他にないと思う。人の心を動かすには正直にならなければいけない。正直になるためには自分の中にある音楽、最も自分らしい部分を素直に表現しなければならない。
―SOL自身はそのような音楽をしてきたと思うのか?
SOL:まだそうだと言える段階ではないと思う。ようやく、そういう音楽を少しずつ出来るようになってきたと言える程度かな。
―以前、パク・ジニョンJYP代表プロデューサーが、最もプロデュースしてみたい韓国の男性歌手はSOLだと語ったことがある。
SOL:とても栄光だ。実際、僕はパク・ジニョン先輩がこれまでやってきた音楽が本当に大好きだ。「僕には彼女がいるのに」のようなソロ曲や、その前にプロデュースされた曲が特に好きだ。例えば、パク・ジユン先輩が歌っていたような曲もとても良かった。“韓国でもこんな音楽ができるのだな”と思った。
―BIGBANGのメンバーたちはチームとしてもソロとしても、自分の役割をちゃんと果たしている。
SOL:BIGBANGという支えがあるからこそ、ソロとしても上手くやっていける。BIGBANGとしてこれまで築いてきた歴史があり、BIGBANGのことが好きなファンたちがいる。もし僕たちがソロ活動だけ行っていたらプレッシャーが今より大きかったはずだ。だが、僕たちはBIGBANGという帰る家があるおかげで、ソロ活動にも更に自信を持ってやっていける。それがグループの大きな力だ。僕達にはBIGBANGとして成し遂げた成果があるので、ソロ活動がそれにマイナスにならないように気を使っている。
―BIGBANGのメンバーとしての個性があり、ソロとしての個性も持っているだろうが、それぞれ音楽的目標に違いはあるのか?
SOL:4~5年前は違いもあった。僕のソロでの音楽性がBIGBANGの音楽性とは異なり、BIGBANGでは出来なかったことがソロでは存分に発揮できたため、意欲も大きかった。しかし、ある時期からその区分が全くなくなった。BIGBANGのメンバーとソロ、どちらにしても僕は僕自身といて存在できるということを時間が経つにつれ学んだ。今はどんな音楽をやったとしても僕のカラーを入れられることが出来るという自信も持てた。だから今はBIGBANGのメンバーとしての個性とソロとしての個性が大きく異なるとはあまり思わない。
―G-DRAGONとV.Iのニューアルバムをリリース前に全て聞いたと思うが、自分に欲しいと思った曲はなかったのか? SOLが参加した曲もある。
SOL:多かった。「隣の芝は青い」ということわざもあるじゃないか(笑) 僕が参加した曲だと第三者の立場で見ることは難しいので、むしろ僕が参加しなかった曲の中で欲しい曲があった。G-DRAGONの曲の中では、以前のミニアルバムに収録されていた「結局」が好きだ。今回のアルバムでは「WINDOW」が気に入った。V.Iの曲では「LET'S TALK ABOUT LOVE」が好きだ。

SOL:正直に言うと、年を重ねるにつれ必ず1位を獲得しなければならないという考えはなくなってきた。個人的に1位は僕にとってあまり意味がない。1位を獲得したからと言って必ずしも良い音楽という訳ではないから。僕が好きな音楽、素晴らしい音楽をやっていることだけで十分満足している。
―スランプはなかったのか?
SOL:僕の最大の長所でもあるが、僕はスランプが全くない。ただ僕が惹かれることを実行してそれを楽しむだけだ。
―ストレスをあまり感じないタイプのようだ。
SOL:ストレスを受けるともの凄くストレスを感じるタイプだ(笑) だからストレスを受けないように努力している。
―現在の目標は?
SOL:以前は音楽だけを見つめ、音楽が全てだと思っていた。でも今は一番大切なのは人だと思う。今の僕を取り巻く状況は、BIGBANGと僕の周りの人たちがいてくれたから実現したものだ。僕にとって彼ら全員が本当に大切だ。彼らに良いインスピレーションを吹き込むことが今の目標だ。
―もしかして、今恋愛中か?
SOL:アルバムが公開されたらすぐにでも恋に落ちる準備ができている(笑) 今一番やりたいことがは2つある。1つは恋に落ちることで、もう1つは旅行だ。アルバムのリリースが延び、その間の空いた時間さえ、アルバムについて考えることから抜け出せなかった。ずっと準備の連続だったので他のことをする余裕がなかった。
―今年が終わる前に叶えたいことは?
SOL:今年はもう1ヶ月しか残っていない。本来なら今年中にアルバムがリリースされる予定だったが、できなさそうだ。まずは「RINGA LINGA」で精力的に活動したい。僕はクリスマスに思い入れがないので今までクリスマスはほとんど1人で過ごしてきたが、今回は少なくともBIGBANGのメンバーたちと一緒に過ごしたいという素朴な願いはある。
―もしメンバーたちが嫌だと言ったら?
SOL:OKと言うかもしれない!
―まもなく20代後半になるが、来年のSOLは以前と何が変わるだろうか。
SOL:20代前半と今感じていることがかなり違う。来年は人間的にもっと成長し、更に経験を積み重ねられるだろうと信じている。僕の考えが正しければ、30歳手前頃にはミュージシャンとして全盛期を迎えられると思う。もちろん、今のままでも良いが、5年後には色んな面で更に良くなっているだろう。
―“SOLらしい”を一言で定めると?
SOL:温かい“ホット”な音楽。

- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- クォン・ソクジョン、写真提供 : YGエンターテインメント、翻訳 : ナ・ウンジョン
topics







