新人ガールズグループKandis、ハンドマイクでの生歌を武器にデビュー“目標はビルボード1位”

いずれも大手事務所で体系的なシステムを通じて野心的に披露するアーティストだが、そんな中、新たなガールズグループが注目を集めている。デビュー後、初出演の音楽番組で、メンバー全員がハンドマイクを持って生歌を披露したガールズグループKandisがその主人公だ。
ハロー(Hello、本名:ファン・ジミン)、ベニー(Venny、本名:チャン・ヘウォン)、ナイン(Nine、本名:イ・ドユン)、ルーキー(Looky、本名:イム・ジユ)で構成された4人組ガールズグループKandisは、10代と20代のエネルギーと自由を標榜している。型にはまったパフォーマンスではなく、ステージで放たれる自由な雰囲気が魅力ポイントだ。「本物の少女のバイブスとはこういうもの」という、飾らない魅力を余すことなく見せるという意志が垣間見える。

「M COUNTDOWN」をはじめ「ミュージックバンク」「ショー 音楽中心」「人気歌謡」「SHOW CHAMPION」まで、全ての音楽番組でハンドマイクを持ち、生歌を見事に披露した。
Kandisは1月14日、1stフルアルバム「playground」を発売して正式デビュー。最年長のハローが収録された16曲のうち、ほぼ全ての作詞・作曲を手掛けたという点も、新人アイドルにはなかなか見られないことだ。彼女たちは、アルバムのタイトルの通り、音楽番組のステージを“playground(遊び場)”にして自由に駆け巡り、音楽ファンに強烈な印象を残した。

ナインも「まだ芸能人の体験をしている気分です(笑)。私たちのファンに会った時はぐっときました。当時のステージを振り返ると、確かに大変でした。私はダンスブレイクもありましたし、息が切れた時に歌うパートなので。でも、私が受け持ったパートは重要で、注目される瞬間でもあるので、責任を持って歌いました。失敗したら終わりという気持ちでやりました」と振り返った。
ルーキーは「夢を見ているような気分でした。ダンスがこんなに難しいとは思いませんでしたが(笑)。小さい頃からK-POPをたくさん聴いてきて、ステージもたくさん見て育ったのですが、スマートフォンで見ていたステージに実際に立つと、夢みたいな気分でした。次のカムバックの時まで、私も実感が沸かないと思います。次は本当にデビューしたんだと感じられると思います」と話した。

Kandisのデビューステージは、すぐに反響を呼んだ。ブラジルとアメリカのファンは、早くからKandisの魅力にハマり、1月にインドネシアでスケジュールをこなしたため、アジアのファンも増えた。音楽番組のデビューステージが世界中で公開されたため、ヨーロッパやアラブのファンも増加。ファンはKandisの完璧な歌とビジュアル、パフォーマンスに惚れ込んだ。
ハローは「ARを使用するようにと言われたのですが、私たちは嫌だと言いました。振付の先生からも、とんでもないことだからやめたようがいいと言われました。aespaの『Whiplash』の振付師であるRENAN先生が、『みんな後悔していたよ』『大変だと思うよ』と言いましたが、後退りはできませんでした。底辺にいるのだから、とにかくやってみようと思いました。メンバーたち全員でモニタリングをしましたが、お互いを見て学ぶことが多いなと思いました」とビハインドを告白。

またベニーは、「私たちはビルボードに行きたいので、最初から生歌でなければならないと思いました。自分たちの音楽で認められて1位を取り、ビルボードでも1位になりたいです。そしてグラミー賞の『ソング・オブ・ザ・イヤー』を受賞して、ニューヨークで公演もして、各国のファンにも会わなければなりませんから」と大きな夢を明かし、ナインも「まるでアベンジャーズになったように心強かったです。メンバーが大きな力になりました」と4人のケミについて明かした。
ハローは今後の目標について、「god先輩のように長く活動するグループがロールモデルです。それだけ良い音楽でなければならないと思います。良い音楽を長くお届けしたいです。Kandisに付けたい修飾語は、『雑種犬』です。音楽番組に行った時、洗練されていて美しい他のグループを見て、『本当にきれい』と感心していました。一方で、私たちは田舎の雑種犬のようなグループです」と語った。

- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ソヨン
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