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「GENTLE MONSTER」の99%類似アイテムも…模倣業者に対し法的対応へ

KstyleNews
グローバルファッションアイウェアブランド「GENTLE MONSTER」を運営する株式会社アイアイコンバインドが、製品およびオフライン空間のデザインを模倣した韓国の他のアイウェアブランドB社に対し、現在法的対応を進めていることを明らかにした。

GENTLE MONSTERは、2011年の設立以来、革新的なデザインと独自のブランド体験を軸に、他に類を見ないブランドとして成長してきた。GoogleやLVMH系列の投資会社をはじめとするグローバル企業からの投資誘致や、協業パートナーとしての選定などを通じて、デザインの独創性および競争力がグローバル市場において高く評価されている。

問題が指摘されているB社は、2019年に設立された韓国国内のアイウェアブランドであり、その製品デザインおよび店舗コンセプトがGENTLE MONSTERと類似しているとの指摘が、これまで継続的に寄せられてきた。またオンライン上では、両ブランドが「同じ工場で生産されている」あるいは「姉妹会社」「姉妹ブランド」であるといった、出所が確認されていない情報が拡散された経緯もある。

これに対し、アイアイコンバインドは、消費者の混乱を防ぐため、GENTLE MONSTERがアイウェアブランドを展開する他のいかなる企業とも、事業上・製造上の関係を有していないことを明らかにした。また、一部製品におけるデザインの類似性について社内で調査を行った結果、少なくとも30点以上のアイウェア製品において、高い水準の類似性が確認された事も説明した。

専門家に依頼して実施した3Dスキャニング分析の結果によると、2021年8月に発売されたGENTLE MONSTERの「JEFF」モデルと、B社の特定製品は99.9441%の類似度を示した。この以外にも、99%、95%水準の類似度を示す製品が多数確認された。

製品に限らず、副資材やブランドを象徴する空間デザインにおいても類似性が認められている。2021年にオープンしたGENTLE MONSTERの上海店舗と、2024年にオープンしたB社の明洞店舗を比較した場合、造形物の形状や配置など、空間演出の手法が極めて類似していることが確認された。また、2021年2月にGENTLE MONSTERが公開したポーチ製品と同一のデザインが、約2年後の2023年5月に、B社代表名義で出願・登録されていた事実も判明した。これに対し、アイアイコンバインドは、本年3月に特許審判院へ当該デザインの無効審判を請求しており、現在、その審決を待っている。

あわせてアイアイコンバインドは、ブランド保護および消費者の混乱防止のため、民事および刑事の両面における法的手続きを進めている。昨年12月にはB社を相手取り、捜査機関へ告訴状を提出し、今年3月と6月の2回にわたり、被害回復を目的とした仮差押えを申請した。また10月には、不正競争防止法に基づく差止請求および損害賠償請求訴訟を提起した。

アイアイコンバインドの関係者は、「GENTLE MONSTERは14年間、多くの創作者と社員一人ひとりの苦心と努力、そして消費者の関心と愛情の中で、グローバルブランドへと成長してきた」と述べ、「ブランドのアイデンティティと創作の成果物を模倣される事で、ブランドの価値を毀損され、消費者に更なる混乱を招く行為については、今後も強硬に対応する」と語った。
元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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