チャン・ユサン「EXOに出会えたから、僕の道もストレートに開いた」
「EXOに出会えたから、僕の道もストレートに開きましたね(笑) 自分で思っても上昇曲線を描いているので、今後数年内にはピークに達するのではないでしょうか」
チャン・ユサン(24歳)はデビューして間もない新人俳優だったが、ウィットに富んでいた。誰の前でも萎縮しなさそうな堂々とした態度。今まで見たことのないキャラクターに出会えたような新鮮な感じだった。チャン・ユサンは NAVER tvcastで放送中のウェブドラマ「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんはEXO~」(以下「EXO NEXT DOOR」)でグァンス役を務め、出演している。大人気のアイドルEXOの間でも決して色褪せない魅力が、インタビュー中にも感じられた。
1991年にソウルで生まれたチャン・ユサンは、ユ・ヨンソク、ユン・ジニらの母校である世宗(セジョン)大学映画芸術学科に入学した。役者デビューしたのは2012年にキム・テヨン監督の「夜虫」であり、その後、ユ・ミンギュ主演の「ワンナイトオンリー」とチェ・ウシク主演の「巨人」に出演し、経歴を積み重ねてきた。卒業まで最後の学期のみを残している彼は、実戦と学業を行き来しながら朝から晩まで演技に情熱を燃やし続けている。
「EXO NEXT DOOR」はチャン・ユサンにとってドラマデビュー作である。チャン・ユサンが務めるグァンス役は、劇中でヒロインのヨニ(ムン・ガヨン)の弟であり、カンフー少年としての精神世界を持っている只ならぬ人物だ。EXOの末っ子セフンと兄弟の情を分かち合うキャラクターであり、チャン・ユサンはグァンス役を演じながら独特でありながらもキュートな魅力をアピールしている。EXOを見るためにドラマを見始めたが、チャン・ユサンの魅力にハマったファンも少なくないという。
「人々の関心を肌で感じているわけではありませんが、SNSをしていると、知らない人から一日4~5回はフォローが来るんです。特に、東南アジアの外国人の方が、僕には読めないメッセージと共に友達として追加しているみたいです。EXOのためではないかって?No、No!韓国にチャン・ユサンという素敵な子がいるということを、彼らも知り始めたのではないでしょうか(笑)」
チャン・ユサンは一時、世宗大学映画芸術学科の在学生の間で“リトルユ・ヨンソク”と呼ばれていた。これについて彼は「(大学に)入学した際に、ユ・ヨンソク先輩と一緒に学校に通っていました。その頃に、先輩とよく似ているということでリトルユ・ヨンソクと呼ぶ人が多かったです」とし「けど、リトルユ・ヨンソクはユ・ヨンソク先輩が今みたいに大ブレイクする前の話です」と何度も強調した。
「ユ・ヨンソク先輩とは仲が良いです。変わりましたかって?いいえ、ユ・ヨンソク先輩はもともと裏表のない人です。後輩を配慮する優しい先輩です。今、先輩は大学院に在学していますが、今もよく学校に来ています。後輩のためのメンターになったり、連絡もよくするし、激励もしてくれます。後輩の間で、ユ・ヨンソク先輩は学校生活に充実でありながら、外でも成功したので、模範的な先輩として知られています」
チャン・ユサンはインタビューで、オーディションを受けているかのように自身の強みや長所を引き続きアピールした。これは、役者の夢を叶えるために幼い頃からオーディションを受けていた当時の情熱と、習慣が身についているからだと思った。年齢は若いが、役者としての道を追求してゼロから演技の経験を積み重ね、役者生活の足手まといになりかねない軍服務まですでに終えているというチャン・ユサンと、EXOとの共演や俳優の夢を抱いたきっかけ、今後の目標について率直なインタビューを行った。
―「EXO NEXT DOOR」のキャスティングのエピソードがあるのか。
チャン・ユサン:グァンスは4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)の独特なキャラクターだ。オーディションを受けた際に、何でも好きなことをやっていいと言われたので、ラップもやって、武術もやって、4次元のキャラクターに合わせて演じた。頑張る姿が良い印象を与えたのだと思う。
―EXOとの共演はどうだったか?
チャン・ユサン:アイドルに対する先入観がある人もいるかもしれないが、EXOも同じ人間だった。芸能人気取りでクールにかっこつけているのではないかと思ったが、むしろ礼儀正しくて優しく、素朴で僕を配慮してくれた。僕より年下なのに、兄のようだった。見習うところがたくさんあった。大ブレイク中のEXOと共演すると言ったら、周りから「サインをもらってきて」「写真を撮ってきて」というリクエストもあったが、プライドがあるので我慢した(笑)
―演技としてはEXOの先輩になるが、EXOの演技を評価するなら?
チャン・ユサン:演技が上手い。姿勢も真剣だし、頑張る姿は僕も見習いたいと思う。
―EXOのメンバーの中で誰と仲良くなったのか。
チャン・ユサン:EXO全員がドラマに登場はするが、主に演技をしているのは4人だ。特に、セフンとよく会うので友達になった。
―キム・テヨン監督の作品によく出演していたが、特別な理由があるのか。
チャン・ユサン:キム・テヨン監督とは、学校の先輩と後輩に当たる。学校ではあまり会ったことはないが、僕が演劇をやっているのをキム・テヨン監督が見て、「夜虫」にキャスティングされて縁を結んだ。「夜虫」を通じて有名な映画祭に参加できたり、映画の評価も良く、僕への関心も高くなった。その後も引き続き素敵な作品にキャスティングしてくれた。感謝している。
―デビューはいつだったのか。
チャン・ユサン:公式デビューは「夜虫」だ。演技そのものは、高校1年生から本格的にやってきた。青少年劇団で活動し、独立映画も撮った。
―演技に関心を持つようになった理由が気になる。
チャン・ユサン:幼稚園の頃からモノマネをしたり、表現をしたり、人の前で何かを披露するのが好きだった。小学生の頃はアニメを見て、声優になりたいと思った。その後、演技がしたいという漠然とした思いを持って、高校の時に演劇部に入って本格的に始めるようになった。高校の演劇部以外にも青少年劇団を探して回ったり、オーディションを受けたり、演技の授業に参加した。物足りなさを感じていたので、とりあえず探しまわった。
―両親が演技をすることにたくさん支援をしていたように見えるが。
チャン・ユサン:両親は演技をすることが気に入らなかった。父は不動産屋で、母は主婦である。姉が一人いるが普通の会社員だ。素朴な家で育った。家族はもちろん、周りに芸術関係の人は一人もいない。なので、僕にも安定した職業に就いてほしいと望んでいた。最初は趣味として演技をしていたが、高校に入って公演を見せたり、映画に出演したりすると、少しずつ両親も認めるようになって、今は応援してくれている。
―俳優になって、最初に実現したいと思っていることは?
チャン・ユサン:授賞式で、感想として感謝したい人たちについて述べるのが夢だ。俳優なら誰でもこんな夢を夢見たことがあると思う。
―デビュー作では男性俳優とのキスシーンがあったが、躊躇いはなかったか。
チャン・ユサン:「難しい役だけど、大丈夫か」と監督が聞いてきて、僕はどうせ演技なんだから大丈夫だと思っていた。一本の映画でなんと違う男性と3度のキスをした。両親にはまだ見せることができずにいるが、これからの役者人生においては良い経験だったと思う。
―同性愛者の役によってイメージが焼きついてしまうのではないかという心配はなかったのか。
チャン・ユサン:作品そのものがとても良かったし、役も良かった。映画の出来が良くて評価も良かったし、様々な魅力を見せられたと思うので、後悔はない。逆に、続いて他の作品に出演できる素晴らしい選択だったと思う。イメージはまた次に他の役を演じれば十分変えることができる。
―俳優としてのロールモデルがいるのか。
チャン・ユサン:パク・ヘイル先輩のように、感じの良い俳優になりたい。チョ・スンウ、ユ・アイン、イ・ジェフンのような俳優をロールモデルにして、見習っていこうと努力している。
―最後に、どんな俳優になりたいか。
チャン・ユサン:一生懸命に活動し、名声があったり、ギャラが高い俳優になりたいけど、急ぎたくはない。演技をしている今が幸せだから、今後出会うその時の作品を頑張って演じていれば、素晴らしい結果がついてくるのではないかと期待している。
チャン・ユサン(24歳)はデビューして間もない新人俳優だったが、ウィットに富んでいた。誰の前でも萎縮しなさそうな堂々とした態度。今まで見たことのないキャラクターに出会えたような新鮮な感じだった。チャン・ユサンは NAVER tvcastで放送中のウェブドラマ「EXO NEXT DOOR ~私のお隣さんはEXO~」(以下「EXO NEXT DOOR」)でグァンス役を務め、出演している。大人気のアイドルEXOの間でも決して色褪せない魅力が、インタビュー中にも感じられた。
1991年にソウルで生まれたチャン・ユサンは、ユ・ヨンソク、ユン・ジニらの母校である世宗(セジョン)大学映画芸術学科に入学した。役者デビューしたのは2012年にキム・テヨン監督の「夜虫」であり、その後、ユ・ミンギュ主演の「ワンナイトオンリー」とチェ・ウシク主演の「巨人」に出演し、経歴を積み重ねてきた。卒業まで最後の学期のみを残している彼は、実戦と学業を行き来しながら朝から晩まで演技に情熱を燃やし続けている。
「EXO NEXT DOOR」はチャン・ユサンにとってドラマデビュー作である。チャン・ユサンが務めるグァンス役は、劇中でヒロインのヨニ(ムン・ガヨン)の弟であり、カンフー少年としての精神世界を持っている只ならぬ人物だ。EXOの末っ子セフンと兄弟の情を分かち合うキャラクターであり、チャン・ユサンはグァンス役を演じながら独特でありながらもキュートな魅力をアピールしている。EXOを見るためにドラマを見始めたが、チャン・ユサンの魅力にハマったファンも少なくないという。
「人々の関心を肌で感じているわけではありませんが、SNSをしていると、知らない人から一日4~5回はフォローが来るんです。特に、東南アジアの外国人の方が、僕には読めないメッセージと共に友達として追加しているみたいです。EXOのためではないかって?No、No!韓国にチャン・ユサンという素敵な子がいるということを、彼らも知り始めたのではないでしょうか(笑)」
チャン・ユサンは一時、世宗大学映画芸術学科の在学生の間で“リトルユ・ヨンソク”と呼ばれていた。これについて彼は「(大学に)入学した際に、ユ・ヨンソク先輩と一緒に学校に通っていました。その頃に、先輩とよく似ているということでリトルユ・ヨンソクと呼ぶ人が多かったです」とし「けど、リトルユ・ヨンソクはユ・ヨンソク先輩が今みたいに大ブレイクする前の話です」と何度も強調した。
「ユ・ヨンソク先輩とは仲が良いです。変わりましたかって?いいえ、ユ・ヨンソク先輩はもともと裏表のない人です。後輩を配慮する優しい先輩です。今、先輩は大学院に在学していますが、今もよく学校に来ています。後輩のためのメンターになったり、連絡もよくするし、激励もしてくれます。後輩の間で、ユ・ヨンソク先輩は学校生活に充実でありながら、外でも成功したので、模範的な先輩として知られています」
チャン・ユサンはインタビューで、オーディションを受けているかのように自身の強みや長所を引き続きアピールした。これは、役者の夢を叶えるために幼い頃からオーディションを受けていた当時の情熱と、習慣が身についているからだと思った。年齢は若いが、役者としての道を追求してゼロから演技の経験を積み重ね、役者生活の足手まといになりかねない軍服務まですでに終えているというチャン・ユサンと、EXOとの共演や俳優の夢を抱いたきっかけ、今後の目標について率直なインタビューを行った。
―「EXO NEXT DOOR」のキャスティングのエピソードがあるのか。
チャン・ユサン:グァンスは4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)の独特なキャラクターだ。オーディションを受けた際に、何でも好きなことをやっていいと言われたので、ラップもやって、武術もやって、4次元のキャラクターに合わせて演じた。頑張る姿が良い印象を与えたのだと思う。
―EXOとの共演はどうだったか?
チャン・ユサン:アイドルに対する先入観がある人もいるかもしれないが、EXOも同じ人間だった。芸能人気取りでクールにかっこつけているのではないかと思ったが、むしろ礼儀正しくて優しく、素朴で僕を配慮してくれた。僕より年下なのに、兄のようだった。見習うところがたくさんあった。大ブレイク中のEXOと共演すると言ったら、周りから「サインをもらってきて」「写真を撮ってきて」というリクエストもあったが、プライドがあるので我慢した(笑)
―演技としてはEXOの先輩になるが、EXOの演技を評価するなら?
チャン・ユサン:演技が上手い。姿勢も真剣だし、頑張る姿は僕も見習いたいと思う。
―EXOのメンバーの中で誰と仲良くなったのか。
チャン・ユサン:EXO全員がドラマに登場はするが、主に演技をしているのは4人だ。特に、セフンとよく会うので友達になった。
―キム・テヨン監督の作品によく出演していたが、特別な理由があるのか。
チャン・ユサン:キム・テヨン監督とは、学校の先輩と後輩に当たる。学校ではあまり会ったことはないが、僕が演劇をやっているのをキム・テヨン監督が見て、「夜虫」にキャスティングされて縁を結んだ。「夜虫」を通じて有名な映画祭に参加できたり、映画の評価も良く、僕への関心も高くなった。その後も引き続き素敵な作品にキャスティングしてくれた。感謝している。
―デビューはいつだったのか。
チャン・ユサン:公式デビューは「夜虫」だ。演技そのものは、高校1年生から本格的にやってきた。青少年劇団で活動し、独立映画も撮った。
―演技に関心を持つようになった理由が気になる。
チャン・ユサン:幼稚園の頃からモノマネをしたり、表現をしたり、人の前で何かを披露するのが好きだった。小学生の頃はアニメを見て、声優になりたいと思った。その後、演技がしたいという漠然とした思いを持って、高校の時に演劇部に入って本格的に始めるようになった。高校の演劇部以外にも青少年劇団を探して回ったり、オーディションを受けたり、演技の授業に参加した。物足りなさを感じていたので、とりあえず探しまわった。
―両親が演技をすることにたくさん支援をしていたように見えるが。
チャン・ユサン:両親は演技をすることが気に入らなかった。父は不動産屋で、母は主婦である。姉が一人いるが普通の会社員だ。素朴な家で育った。家族はもちろん、周りに芸術関係の人は一人もいない。なので、僕にも安定した職業に就いてほしいと望んでいた。最初は趣味として演技をしていたが、高校に入って公演を見せたり、映画に出演したりすると、少しずつ両親も認めるようになって、今は応援してくれている。
―俳優になって、最初に実現したいと思っていることは?
チャン・ユサン:授賞式で、感想として感謝したい人たちについて述べるのが夢だ。俳優なら誰でもこんな夢を夢見たことがあると思う。
―デビュー作では男性俳優とのキスシーンがあったが、躊躇いはなかったか。
チャン・ユサン:「難しい役だけど、大丈夫か」と監督が聞いてきて、僕はどうせ演技なんだから大丈夫だと思っていた。一本の映画でなんと違う男性と3度のキスをした。両親にはまだ見せることができずにいるが、これからの役者人生においては良い経験だったと思う。
―同性愛者の役によってイメージが焼きついてしまうのではないかという心配はなかったのか。
チャン・ユサン:作品そのものがとても良かったし、役も良かった。映画の出来が良くて評価も良かったし、様々な魅力を見せられたと思うので、後悔はない。逆に、続いて他の作品に出演できる素晴らしい選択だったと思う。イメージはまた次に他の役を演じれば十分変えることができる。
―俳優としてのロールモデルがいるのか。
チャン・ユサン:パク・ヘイル先輩のように、感じの良い俳優になりたい。チョ・スンウ、ユ・アイン、イ・ジェフンのような俳優をロールモデルにして、見習っていこうと努力している。
―最後に、どんな俳優になりたいか。
チャン・ユサン:一生懸命に活動し、名声があったり、ギャラが高い俳優になりたいけど、急ぎたくはない。演技をしている今が幸せだから、今後出会うその時の作品を頑張って演じていれば、素晴らしい結果がついてくるのではないかと期待している。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ウイン、写真 : イ・ソンファ
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