「ハイジャック」ハ・ジョンウ、ヨ・ジングとの共演秘話や結婚願望を語る“50歳までにはしたい”

映画「ハイジャック」(監督:キム・ソンハン)に出演したハ・ジョンウは6月14日、ソウル鍾路(チョンノ)区某所でインタビューを行った。
映画 「ハイジャック」は、1971年の大韓民国の上空、旅客機が乗っ取られた極限の状況で死闘を繰り広げる人々の物語を描いた。

この日のインタビューでハ・ジョンウは、「シナリオが面白かったです。何より、実話だということに驚きました」と出演のきっかけを明かした。続いて「昨年公開された『ランサム 非公式作戦』と『ボストン1947』に続き、再び実話ベースの映画に出演することになりましたが、意識的にそのような選択をしたわけではありません。不思議なことに、このような作品に相次いで出演することになりました」と話した。

副機長役を担当した彼は、狭い機内のセットで操縦するシーンはもちろん、アクションまで披露した。「演劇に出演していた時、練習室に毎日出勤していた当時の気持ちでセットのある撮影所に出勤し、真剣に演じました」とし「ジンバルの上に飛行機のセットがあったのですが、トイレに行こうとしたらジンバルを固定させてハシゴを使って下りなければなりませんでした。揺れるセットの上で一日10時間近く撮影をするのは簡単ではありませんでした。暑かったですし」と振り返った。
続いて「操縦シーンはブルーバックで撮影したのですが、誰もいない場所での撮影なので恥ずかしかったです。どんなに演技をしても、あのような撮影はやはり恥ずかしいですね」と告白した。

そして「当時『ハイジャック』のヨンデ役を誰がやるかも関心を集めていました。何人かの俳優とは直接会って読み合わせまで済ませていました」と回想したハ・ジョンウは、「『両足でチケッティング』の撮影中に、ヨ・ジングを注意深く観察しました。おそらくジングは知らなかったと思います。『ハイジャック』の監督に『ジング、いいと思う』と言いました。変わり者(?)っぽいところもあるし、重みもあるし。子役出身だから赤ちゃんのようなイメージがあるかと思ったけれど、体も大きいし、火の玉のような感じもあるから、飛行機を乗っとることもできそうだと思ったんです」と説明した。

続いて「実存の人物は体が大きくないので、どうやって飛行機を乗っ取ったのだろうかと思いました。だから監督も、制作会社もヨンデ役を演じる人物を長い間探していましたし、最後まで決められなかったんです。そんな時にジングに会いました。特に『1987、ある闘いの真実』でパク・ジョンチョルを演じたヨ・ジングの眼差しを忘れられなかったので、僕はジングの“ヨンデ”に一票を投じました」と愛情を示した。
昨年公開された映画が大ヒットにはつながらなかったことに対してハ・ジョンウは「新型コロナウイルスの流行後、パラダイムがだいぶ変わって、その変化の速度も速いです」とし「その速度についていけるかと言われると、そうではないようです。『中堅俳優として何をすればいいだろうか』と考えても、これというものがありません」と打ち明けた。

「既視感、慣れ親しんだイメージから脱皮するのも宿題」と話したハ・ジョンウは、「フィルモグラフィが重なっていくと、今まで見せたイメージから脱皮して、より良い姿を見せなければなりません。それが一生の課題です」と話しながら、「80歳を過ぎたロバート・デ・ニーロのような俳優も、同じ悩みを持っています。彼が書いた本を読むと、繰り返されるキャラクターの問題で常に悩み、乗り越えようと努力した部分が出てきます。僕もそれが今後乗り越えなければならない課題だと思います」とつけ加えた。
この日のインタビューを通じて、伯父さんになった感想も明かしたハ・ジョンウ。彼の弟で、ワークハウスカンパニーの代表であるチャ・ヒョヌと女優のファン・ボラは2022年に結婚し、最近第1子となる男の子が誕生した。「伯父さんになった感想はどうか」という質問にハ・ジョンウは「とても不思議です。僕も結婚して子供がほしいと思いました。50歳になる前にはしないといけません。あと4年ほど残っています」と伝えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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