NewJeans、ADORへの是正要求の行方は…本日(11/27)内容証明の期日で注目集まる
写真=マイデイリー DB
本日(27日)、NewJeansが“専属契約の解除”を視野に入れて、所属事務所のADORに送った内容証明の回答期限を迎えた。今月13日、NewJeansはメンバー5人の本名で、ADORに内容証明を送付した。彼女たちは「これを受け取った日から14日以内に、専属契約の重大な違反事項をすべて是正せよ」と通知した。
メンバーたちは、HYBEの音楽産業レポートに記載された「NewJeansを捨てて新たなグループを売ればいい」という文章の確認および民事・刑事上の措置、メンバーのハニに「無視しろ」と言ったマネージャーの正式な謝罪、同意なしに露出して使用された写真などの資料の削除、いわゆる“アルバム押し売り(制作会社が初動販売枚数を増やすために、販売会社に莫大な量を任せること)”でNewJeansが被った被害把握と解決策、イルカ誘拐団のシン・ウソク監督との紛争による従来のコンテンツの削除問題の解決、NewJeansだけの色とコンテンツを守ることなどを要求した。
特に「以前のようにADORの経営とNewJeansのプロデュース業務を、ミン・ヒジン代表取締役に任せてほしい」と、ミン・ヒジン前代表取締役の復帰を要求。彼女たちは「ミン・ヒジン代表取締役とともにこれから見せる音楽とステージ、斬新で創意的な活動を楽しみにしていたNewJeansに戻りたい」とし、「ADORが是正要求を受け入れなければ、専属契約を解除する予定であることを知らせる」と強調した。
ADORは、NewJeansが内容証明を送付した翌日の14日に「本日午前、内容証明を受け取って検討している。具体的な要求について把握している」とし、「懸命に解決し、アーティストとこれからも共にできるように最善を尽くすつもりだ」とコメントした。
ただし、ミン・ヒジン前代表取締役は今月20日、ADORの社内取締役から辞任した状態だ。また、HYBEとミン・ヒジン前代表取締役は、訴訟を控えている状況だ。まず、ミン・ヒジン前代表取締役は、HYBE傘下のレーベルでILLITの所属事務所であるBELIFT LABのキム・テホ代表とチェ・ユンヒョク副代表などを、情報通信網法上名誉毀損などの疑いで告訴。また、BELIFT LABに50億ウォン(約5億4,621万円)の損害賠償を請求する訴訟も提起した。HYBEの最高広報責任者と広報室長を業務上背任の疑いで告発した件もある。
HYBEも同様だ。傘下レーベルのLE SSERAFIMの所属事務所であるSOURCE MUSICは、ミン・ヒジン前代表取締役を相手取って、損害賠償訴訟を提起した。具体的な訴訟金額は公開しなかったが、損害賠償訴訟の規模は5億ウォン(約5,462万円)台だという。BELIFT LABも、業務妨害及び名誉毀損の疑いで告訴状を提出。あいにくBELIFT LABが提起した訴訟の初の弁論期日は、SOURCE MUSICの訴訟日と同日となる来年1月10日だ。
“原則経営”の方針を固守しているHYBEであるだけに、ADORがNewJeansの是正要求を受け入れることは難しいとみられる。このような状況でNewJeansが、ミン・ヒジン前代表取締役の後に続きADORを離れた場合、専属契約解除の紛争は避けられない。果たしてNewJeansとHYBEが、どのような決定を下すことになるか注目が集まる。
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- 記者 :
- カン・ダユン