「7人の脱出 season2」残忍な暴力・拷問シーンが議論に…視聴者請願うけ法廷制裁
写真=SBS「7人の脱出 season2―リベンジ―」ポスター
SBSドラマ「7人の脱出 season2―リベンジ―」が、放送通信審議委員会の満場一致で法廷制裁である“注意”を受けた。16日、放送通信審議委員会はソウル木洞(モクトン)の放送会館で全体会議を開き、「7人の脱出 season2―リベンジ―」の関係者の陳述を聞いた後、このような決定を下した。
同ドラマは“15歳以上視聴可”等級であるにもかかわらず、学校で起きるいじめや暴力などを具体的に描写した。特に、学校の美術室で高校生が出産するシーン、実母が高校生の娘の顔を拳で殴ったり、頬を叩いたり、首を絞めながら暴言を吐くシーン、息子が母に暴言を吐くシーン、賄賂を受け取った教師が学生に濡れ衣を着せ、偽りの証言をしながらその学生を退学させようとするシーン、瓶を壊して人を脅かし、生きている人間が入った棺を海に入れて殺害するシーン、両手脚を車に縛り、人の体に塩酸を注いで拷問するシーンなどが描かれ、議論となった。
また“19歳以上視聴可”に等級が変更された後も、顔にタオルを被せて熱湯で火傷を負わせたり、火傷を負った顔をそのまま露出するシーン、ボートに乗ろうとする人の手を道具で連続で殴るなどの暴力的かつ残忍なシーンを過度に演出した。このように、同ドラマは全般にわたって刺激的かつ非倫理的な内容で視聴者の嫌悪感と不快感を誘発し、青少年の情緒発達に影響を及ぼしかねない内容と模倣の可能性があるという趣旨の請願が提起された。
この日の意見陳述でSBSは「審議指摘が入った部分に対しては、全て反映しようと努力した。反映できなかった部分については、その後のストーリー展開のために削除できないシーンだった」と釈明した。続いて「視聴率向上のために残酷に作ったわけではない。この作品は、最終的に悪人が反省する結末だ。劇的な効果のため、序盤に残酷なシーンを入れることになった」と付け加えた。
放送通信審議委員会は「『請願が提起された部分に対しては謙虚に反省している』『次の放送では注意を払う』と言及したにもかかわらず、放送された内容があまりにも残酷で、人倫に反するシーンがあった」と指摘した。
放送通信審議委員会の決定には“問題なし”、行政指導段階である“意見提示”と“勧告”、法廷制裁である“注意”“警告”“番組訂正・修正・中止や関係者懲戒”“課徴金”などの区分がある。法廷制裁は放送者の再許可・再承認時の減点事由に適用される重懲戒だ。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ヒョンソ
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