
写真=OSEN DB
IVEのレイが、MZ世代(ミレニアム世代+Z世代)のワナビーアイコンになっている。
アイドル文化とファンダム(特定のファンの集まり)は、Z世代の中心にある。自身が好きなアイドルの行動やスタイルをファンが真似し、時にはそれがトレンドになる。
その中でもIVEのレイは、ニックネームが「コンスニ」「レヨミ(レイ+キヨミ)」で、可愛らしいビジュアルや微笑みでイプドク(オタク入門)を誘う。「出張十五夜」のSTARSHIPエンターテインメント編で「ケグル(カエルの鳴き声)」と叫び、ナ・ヨンソクプロデューサーを魅了した映像は、レイの代表的なイプドク映像だ。無垢でキュートな魅力は見る人々を魅了し、ファンを増やした。

写真=レイ Instagram
レイが流行らせたものと言えば「レイピース(別名ギャルピース)」だ。通常のVサインとは逆に、手のひらの方を上に向け、前へ突き出すポーズは過去に流行したことがあるが、レイが再び流行らせ、復活した。

写真=OSEN DB
「リボンハート」も欠かせない。「毎日私のリボンを見せてあげる」というメッセージと共に広まったというレイのリボンポーズは、IVEの活動と共に急速に広がり、流行になった。レイだけでなく、多くのアイドルたちがこのポーズを真似をした。その他にも拳を両頬に当てる「コンスニポーズ」などが彼女の代表的なポーズになった。
IVEのヒット曲「ATTITUDE」では、「爆走モルモット」と呼ばれるレイのパートが人気を集めた。強烈なビートに合わせ、力強く腕を振る動作でパワフルなエネルギーが際立つが、これが爆走するモルモットのようだと言われ、「爆走モルモット」というニックネームがついた。爆走するようなダイナミックな振付とレイの可愛らしい微笑みが相乗効果を発揮し、ブームを巻き起こした。「爆走モルモット」のダンス動画はTikTok公式アカウントでも高い再生回数を記録している。

写真=「真似してみるレイ」
レイの「MZ力」は彼女が出演しているYouTubeチャンネル「真似してみるレイ」でも確認できる。SNSの運用に詳しい講師に変身し、コツを伝えたのだ。自身をアイドル、YouTuber、TikToker、インスタグラマーと紹介した彼女は「ショートフォームでコミュニケーションすること」「写真でコミュニケーションすること」「Reels&TikTokでコミュニケーションすること」「メールでコミュニケーションすること」「ロングフォームでコミュニケーションすること」などについて講義した。
ここでレイは「コンテンツを選ぶ時は私が完璧にできるものにしなければならない」と自身だけのコツを紹介。いち早くトレンドを把握することも重要だが、自身だけの感性で再解釈するのがポイントだった。彼女はこれを証明するかのように多様なショート動画を作って注目を集めている。

写真=IVE TikTok
IVEの前につく代表的な修飾語は、「MZ世代のワナビー」「MZのアイコン」である。自分自身を愛し、いつでもどこでも堂々とした姿を見せ、MZ世代の憧れの的になる、はっきりとした個性を持ち、脚光を浴びているIVE。その中でもレイはトレンドをリードし、ブームを巻き起こし続けている。レイが流行らせる次のアイテムは何になるのか、これからが注目される。