BTSのJ-HOPE、約2年ぶりの来日に熱狂！初披露曲から日本語コメントまで「皆さんは僕の甘い夢」

“21世紀のポップアイコン”BTSのJ-HOPEが、ファンへ愛情を示した。

彼は4月19日、20日にさいたまスーパーアリーナにて「j-hope Tour‘HOPE ON THE STAGE'in JAPAN」を開催した。チケットは即ソールドアウトし、2日間で4万人を動員した。

J-HOPEの来日は2022年11月大阪で行われた「2022 MAMA AWARDS」以来、約2年半ぶりで、ARMY（BTSファンの呼称）の期待は最高潮に高まっており、照明が落ちた瞬間に沸き起こった歓声が、その喜びを証明した。

本公演では、生バンドの迫力ある演奏とダンサーによるダイナミックなパフォーマンスなど、大規模な編成がステージに厚みを加えた。開演直前、会場では「J-HOPE！ J-HOPE！」とファンたちの声が響き渡り、その熱気はすでにステージを包み込み始めていた。

ステージは、暗転した空間を貫く「What if...」のビートから始まった。深紅の幕で覆われた多数のリフトが動き、中央から現れたJ-HOPEが姿を見せた瞬間、会場は大きな歓声に包まれた。続けて「Pandora's Box」「Arson」「STOP」へと畳みかける構成は、彼の内なる炎が観客の心へ次々に火を灯していくようだった。赤く灯ったARMY BOMB（公式ペンライト）が揺れる会場は、まるで温かな光に包まれているようだった。

中盤からは、スペシャルアルバム「HOPE ON THE STREET VOL.1」の世界へとしなやかに、そしてダイナミックに転換していく。ロック、ハウス、ポップとジャンルを横断するストリートダンスは、J-HOPEの音楽的ルーツでもある。「i wonder...」では、彼の呼びかけに応えるように観客が合唱を行うなど、会場のボルテージは最高潮に達した。

また、本公演のハイライトの1つは、3月にリリースされた新曲2曲の日本初披露だった。「Sweet Dreams（feat. Miguel）」のイントロが流れ、まるで雲の中で歌っているかのような幻想的なステージが浮かび上がると共に、J-HOPEの甘い歌声が広がった。続けて披露された「MONA LISA」では、まったく異なる表情を見せた。

ダンサーたちとシンクロしたセクシーでダイナミックなパフォーマンスは、彼の圧倒的な表現力の幅広さを強烈に印象付けた。「みなさんは僕の甘い夢で、マスターピースだ」と流暢な日本語でJ-HOPEが伝え、会場をさらに熱狂させた。

そして終盤、ステージは再び高まっていく。J-HOPEは、舞台の端から端まで駆け抜け、圧巻のパフォーマンスを繰り広げながら、パワフルなエネルギーを放った。「MIC Drop -Japanese ver.- 」を交えたBTSのメドレーが流れると、会場は掛け声と共に熱狂を生み出しながら、“ひとつの声”となった。

全身でパフォーマンスを披露し切った後、J-HOPEは「日本には、本当に久しぶりに来た。さいたまスーパーアリーナに来ると昔を思い出す。ここにひとりで来て『HOPE ON THE STAGE』をお見せすることができて本当に光栄だ。冗談じゃなくて、本当に！ 会いたかった……すごく会いたかった。こんなにたくさんのファンと一緒に過ごせることがどれだけ幸せなことか、あらためて感じた。みなさんは、本当に期待以上だ！ さすがARMY！ みなさんの熱い愛を胸に、これからの公演もがんばっていきたいと思う。愛してる」とARMYへの熱い想いを届けた。

彼は今回の日本公演を含め、全15都市・31公演のツアーを開催中だ。ソウル・北米・マニラ・日本と続いてきたこのステージは、なお進化し続けているJ-HOPEの姿を浮き彫りにして、彼のさらなる活躍を予感させた。

次回の日本公演は、5月31日と6月1日に京セラドーム大阪で開催される。

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