ユ・ダビン所属レーベル、Mnetサバイバル制作会社のタンパリングを主張…公式謝罪を要求

キム・ビリ代表は24日、BILLYBEAN MUSIC所属のアーティストユ・ダビンが出演したMnetバンドオーディション番組「GREAT SEOUL INVASION」と関連し、制作会社MPMGの不公正契約およびタンパリング疑惑を提起するコメントを発表した。
BILLYBEAN MUSICは「GREAT SEOUL INVASION」の制作会社が番組に出演する前、「受賞すれば委託契約を締結することになる」と約束したが、ユ・ダビンバンドが受賞すると事前の協議や同意なしに一方的に契約の形を「エージェンシー契約」に変更したと主張。
ユ・ダビンがBILLYBEAN MUSICとすでに専属契約を締結しているにもかかわらず、MPMGが「ユ・ダビンバンド」というグループの活動を口実にユ・ダビンと別途の契約を締結し、従来の事務所を完全に排除する違法な二重契約を試みたと声を上げた。これは明らかな専属契約違反で、法的責任が問われる重大なことだという。
さらに、「番組の制作会社もオーディション時に約束した委託契約を『視聴率低迷』という一方的な理由でエージェンシー契約に切り替えたにもかかわらず、これに関連した契約書や変更理由についてのいかなる公式文書や説明もしなかった。契約内容の変更は必ず当事者と十分な協議をしなければならないにもかかわらず、基本的な手続きを完全に無視した」と強調した。
BILLYBEAN MUSICはこのような不当な状況に対し、MPMGの代表に数回にわたり釈明を要求したが、帰ってきたのは「申し訳ありません」という形式的で誠意のない謝罪だけだったとし、数年間アーティストと共に成長してきた所属事務所の権利と努力を完全に無視する行動だという立場を伝えた。
最後に、キム代表は所属アーティストの権利保護や公正な音楽産業エコシステムづくりのためMPMGに契約書の公開や二重契約に至った経緯の釈明、従来の契約の尊重および権利の保障、再発防止および公式謝罪を要求した。
【BILLYBEAN MUSIC コメント全文】
2022年7月20日から9月29日までMnetが編成し、MPMGが制作・放送したバンドオーディション番組「GREAT SEOUL INVASION」に弊社所属のアーティストユ・ダビンが「ユ・ダビンバンド」という名前で出演し、受賞しました。放送前に制作会社は、オーディションの受賞者になった場合、委託契約を締結することになるという条件を説明し、これを受け入れた上で出演を決めました。
しかし、受賞後「委託契約」ではなく、「エージェンシー契約」という名目で一方的に契約の形が変更され、それに対する説明や同意の手続きは全くありませんでした。
BILLYBEAN MUSICはユ・ダビンの専属契約書を持っており、「ユ・ダビンバンド」という名前はグループの活動名であるだけで、法的な契約主体になることはできません。
それにもかかわらず、制作会社のMPMGはユ・ダビンバンドという名前でユ・ダビンと別途契約を締結し、その過程でユ・ダビンの事務所であるBILLYBEAN MUSICとはいかなる議論や協議も行いませんでした。
これは明らかな二重契約に該当し、違法性がある行為で、アーティストと締結した専属契約に基づき、当該アーティストの活動方向、時期などを調整すべき既存の所属事務所を排除したまま行われた契約は、正当な専属契約関係を無視した不公正な行為です。
この事実を一歩遅れて認知した私は、MPMGの所属事務所の代表の元を訪ね、直接この状況を説明し、釈明を要求しましたが、所属事務所の代表として数ヶ月、数年間共にしたアーティストの権利が無視され、自社の損害と被害が累積したこの状況で返ってきた答えは「申し訳ありません」のたった一言でした。
オーディション当時に明示された委託契約が事後に「視聴率が伸びなかった」という理由でエージェンシー契約に一方的に転換され、それに対するいかなる説明や文書もありませんでした。
契約の変更内容は、当事者であるBILLYBEAN MUSICと必ず事前に共有すべきものであり、その過程なしに行われた全ての手続きは正当性と透明性の両面で深刻な欠陥があります。
これは単なるコミュニケーション不足や行政の職務上のミスではなく、明らかなタンパリング行為の繰り返しです。
アイドル業界で問題になってきた、従来の事務所を排除し、アーティストと直接契約することが、今はインディーズシーンでもオーディション番組と制作会社という権力を通じて行われています。
放送や受賞を踏み台に影響力のある制作会社がアーティストに直接接触し、既存の契約関係を無視したまま独自の契約を締結する構造は結局、力のないインディーズレーベルだけが疎外される悲劇を生みます。
BILLYBEAN MUSICは、以下のような責任ある措置と説明を要求します。
1. オーディションの前に約束した委託契約書、変更されたエージェンシー契約書の内容を正式に公開すること
2. 自社所属アーティストとの二重契約が行われるようになった経緯について解明すること
3. ユ・ダビンとの既存の専属契約の内容を尊重し、BILLYBEAN MUSICの権利を保障すること
4. 再発防止のための公正な契約ガイドラインの作成及び謝罪
今回の事案に目をつぶった場合、今後より多くのインディーズレーベルとアーティストが同じ方法で沈黙を強要される恐れがあります。健全で自立したインディーズ音楽システムを構築するため、放送局と制作会社は責任ある態度を見せてください。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・スルギ