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「初恋DOGs」森崎ウィン、日韓共同作品の魅力を語る“映像から確かに韓国みを感じた”

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(C)TBS
TBSでは毎週火曜よる10時から、清原果耶主演の火曜ドラマ「初恋DOGs」が放送中。愛を信じないクールな弁護士の主人公・花村愛子(清原)、動物しか愛せない、こじらせ獣医・白崎快(成田凌)、訳アリの韓国人御曹司のウ・ソハ(ナ・イヌ)による、国境を越えた“こじらせ”大人3人のラブストーリーだ。TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作で送る。8月19日(火)よる10時には、第8話が放送される。

快の大学時代の親友で、現在は起業家として動物病院を経営する相楽岳を演じる森崎ウィンにインタビュー。物語の中盤から登場し、快と深い因縁を持つ相楽というキャラクターについて、どのように向き合っているのか。撮影の裏側や共演者への思い、そしてドラマの見どころについて語ってもらった。


かわいく見えてきた!?森崎ウィンが語る相楽の真意

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――相楽という人物に、どんな印象を持ちましたか?

森崎ウィン:ここまで演じてきて、一周回ってちょっとかわいく思えてきました(笑)。でもやっぱり、不器用な人だなと。根っから悪い人間じゃないとは思っていて、真面目で、成功だけを追いかけてきた分、見落としてきたものも多いんだろうなと。そういう人間味を感じています。

――役作りで意識していることはありますか?

森崎ウィン:“悪役をやろう”とはあまり思っていません。物語の中盤から登場するキャラクターって、どうしても“敵っぽい存在”になりがちですけど、分かりやすく悪く演じるのは避けたいなと。もちろん結果的にそう見える部分もあるかもしれないですが、相楽が持っている目的やゴールをちゃんと見失わずに演じたいと思っています。言うて、そんな悪いやつではないんですよ。もし本気で「しろさき動物病院」をつぶそうとしているなら、もっと違うやり方もあると思うんです。でも彼は、ちょっと“かわいい”手段を選んでいる気がしています。

――そうした相楽の行動を、どう捉えていますか?

森崎ウィン:いやもう、「相楽、ないな」と思っています(笑)。動物病院の開業資金を持ち逃げしておいて、いきなり現れたかと思ったら快の動物病院を買い取ろうとするとか……本当にひどい話ですよ。「まず謝れよ!」とツッコみたくなりました。


再会と出会いの現場で感じた、俳優としての喜び

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――共演者の皆さんの印象を教えてください。

森崎ウィン:清原さんとは今回が初共演なんですが、今のところ僕が一方的にしゃべっているシーンが多く、まだあまり接点がないんです。でも遠くからでも、すごく楽しそうで、柔らかい空気感が伝わってくるんです。なので、きっと素敵な方なんだろうなと感じています。成田くんとは初めてしっかり対峙するのですが、個人的に彼の“佇まい”がすごく好きなんです。多くを語らずとも空気を作る感じ。でも実際話してみるとすごく気さくで、ユーモアもあるんですよ。そのギャップにキュンときました(笑)。相楽として快と向き合うシーンでは、ずっとちょうどいい距離感でやらせてもらえて、本当にプロフェッショナルだなと感じています。イヌくんは、本当にすごい。タフなスケジュールの中でもずっと明るく、言葉の壁もある中で、出演者、スタッフとしっかりコミュニケーションを取っていて、チームワークの向上に一役買っていることが分かります。すごく尊敬していますし、刺激ももらっています。

――ドッグカフェ「Lovely Tails Café」の店長で、快と相楽と学生時代に親交のあった宮瀬優香役の深田恭子さんとは久しぶりの共演ですね。

森崎ウィン:そうなんです。僕のデビュー作「学校じゃ教えられない!」(2008年/日本テレビ)で、深田さんは先生役でした。それ以来の共演で、今は“元カレ役”をやっていると思うと、感慨深いです。深田さんは本当に素晴らしい俳優さんで、心からリスペクトしていますし、現場で「大人になったね」なんて話もできて、特別な時間を過ごせています。


命と向き合う役を通して感じた責任

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――動物病院の院長という役柄ですが、ご自身は動物はお好きですか?

森崎ウィン:大好きです。ペットも欲しいと思っているのですが、こういう役を演じると、改めて命を預かる責任の重さを考えさせられます。お金を出せば簡単に飼えるってものじゃない。命を預かるって、やっぱり大きなことです。でも、いつかは猫を飼いたいなと思っています。

――猫派なんですね。

森崎ウィン:そうなんです。子どもの頃からずっと猫を飼っていたので、やっぱり猫がいいですね。

――日韓共同制作となる本作の現場はいかがですか?

森崎ウィン:韓国の俳優や監督と一緒に仕事ができることが、まずうれしいです。ノ・ヨンソプ監督とも少しディスカッションをしたのですが、とても面白くて。言葉が違うだけで、ものづくりへの思いは一緒なのだと強く感じました。細かいカット割りや技術的なことは僕も詳しくないですが、仕上がった映像を見ると、確かに“韓国み”を感じるテイストに仕上がっていて。脚本の作り方もすごく面白いですね。

――今後の見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。

森崎ウィン:登場人物それぞれが、自分のゴールに向かって動き始めていく中で、恋愛要素がどう展開するのかも、ぜひ注目していただきたいです。一ひねりも二ひねりもあって、「もうっ!」と言いたくなるような、じれったさも詰まっているドラマだと思います。相楽に対して「うざいな」と思う瞬間も増えるかもしれませんし、視聴者の皆さんの感情をぐちゃぐちゃにするかもしれません。でも、きちんと快との関係にも終止符が打たれるはずなので、最後まで見届けていただけたらうれしいです。

■番組概要
火曜ドラマ「初恋DOGs」
放送中
毎週火曜よる10:00~10:57

<出演>
清原果耶
成田 凌
ナ・イヌ
萩原利久
宮澤エマ
なだぎ武
野呂佳代
宮崎秋人
永瀬莉子
NOA
円井わん
ジン・デヨン
レオ(犬)
mie(犬)
坂井真紀
深田恭子
岸谷五朗

<原案>
「DOG한 로맨스」(Studio TooN・LINE マンガ連載中)

<脚本>
金子ありさ

<演出>
岡本伸吾(「Eye Love You」など)
ノ・ヨンソプ(STUDIO DRAGON・「無駄なウソ-誰にも言えない秘密-」など)
伊東祥宏(「ブラックペアン シーズン2」など)

<プロデューサー>
宮﨑真佐子(「恋はつづくよどこまでも」など)
荒木沙耶(「18/40~ふたりなら夢も恋も~」)
車賢智(「Eye Love You」)

協力プロデューサー:キム・ギョレ(STUDIO DRAGON・「流れ星」など)

共同制作:STUDIO DRAGON
製作著作:TBS

■関連リンク
「初恋DOGs」公式サイト

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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