チョン・ソミ、2nd EP「Chaotic & Confused」を発売“デビュー10年目…迷いがあったからこそ今作が完成した”

彼女は先月、各音楽配信サイトを通じて2nd EP「Chaotic & Confused」をリリースし、カムバックした。
今作には、チョン・ソミのより率直で多彩なストーリーと、音楽的な挑戦や変化によるアーティストとしての成長が盛り込まれた。彼女自身が作詞・作曲に参加した「Escapade」「DELU」から先行公開曲「EXTRA」、アルバム名と同名の収録曲「Chaotic & Confused」、そしてタイトル曲「CLOSER」まで、個性あふれる楽曲が収録されている。
チョン・ソミは「混沌としていた私のある時期を収めたアルバムです。普段は、音楽作業する時にごく自然な流れでアルバムが形になっていきます。あらかじめコンセプトを決めて準備するのではなく、その時の自分がうまく表現できる曲を選ぶんです」とし、「今回は制作していた時期に混乱があったと思います。曲ごとにコンセプトもジャンルもあまりに違って、一つの作品としてまとめるのは不思議な感じもしましたが、同時に、その時期の自分がうまく表現できる曲がそれぞれ違うスタイルだったからこそ、これほど真実味のあるアルバムはないと考え、すべてのジャンルを収めました」と説明した。

錚々たるアーティストが続々とカムバックする今の時期を選んだ理由はあるのだろうか。彼女は、これまでの空白期間について「長い間休んでいましたが、一度も何もせずに過ごしていたことはありません。常に自己啓発の途上にあったと考えていただければと思います。周囲の方々から多くを学び、成長してきました。人として大人になっていく時期だったと思います」と振り返った。さらに、「曲の準備を進める中で、『これならアルバムとして出せる』と感じられた時が、私のカムバックのタイミングです」と説明。アルバムについては「私にとってアルバムは日記のようなものです。今回は“混沌”というコンセプトですが、また学びを得て次の段階に成長した時には、それにふさわしい作品が生まれるはずです。これからも皆さんに、私について気になる要素をお見せできると思います」と語った。
華やかなスタイルが際立った今作の予告コンテンツは、強烈な印象を残した。特にミュージックビデオは、混沌と分裂を官能的かつ奇怪なコンセプトで視覚化している。彼女は「『EXTRA』から方向性が変わりました。これまで一度もミュージックビデオの会議を欠席したことはありません。曲のコンセプトに合わせて、私が考えられることはできる限り提案しました」と語った。さらに、「『EXTRA』と『CLOSER』では、曲に合うコンセプトだけでなく、内在する表現方法についても考えました。どんな意味を込めたいのか、どんな演技をする必要があるのかなど、考える範囲がより深くなったように感じます」と説明した。

最も自分を表現できた楽曲として、作詞に参加した「Chaotic & Confused」を挙げた。彼女は「この曲は私が作詞した分量が多く、歌詞を書く時はとても正直に書きました。大変だった状況を、自分なりのウィットと言葉で表現した曲です」と語った。また、「『オレンジ色のシマウマ。話にならない言葉だけで』という歌詞は、まさに私らしい表現で、この曲に最も合っていると思います。歌詞を書く際、家にいたら急に居心地が悪くなって、すぐ近くのホテルを予約してそこで作業しました。『ホテルのローブはなぜ全部白いのか?』と思ったのが、『シマウマの柄はなぜああなのか?』につながり、『オレンジ色のシマウマ』というフレーズまで生まれました」と制作エピソードも明かした。
今作に高い満足感を示す彼女は、ファンの反応にも期待を寄せた。彼女は「予告コンテンツをご覧になったファンの方々は、『これまで知っていたソミとはかなり違う。何を準備しているのだろう』とワクワクしている様子でした。私もファンとコミュニケーションを取りながら、『今回の曲がリリースされれば、突然ソミがすごくかっこよくなったと思って壁を感じるかもしれません』と話しました」と明かした。さらに、「『EXTRA』では成熟した一面を感じていただけたと思いますが、『CLOSER』では、歌手として新たな方向性を表現できるアイデアをお見せできるのではないかと思います」と語った。
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- 記者 :
- イ・ハナ
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