坂本龍一さん、三回忌を迎え…10月に韓国で追悼コンサートを開催

今回のステージには、2023年の「諸川(ジェチョン)国際音楽映画祭トリビュートコンサート」でピアノを演奏したオーストリア・リンツ州立オペラ劇場常任指揮者のハン・ジュホンが再び舞台に立ち、演奏を披露する。ここにチェリストのチュ・ヨンソン、バイオリニストのチュ・ヨンギョンが加わり、豊かなアンサンブルを完成させる。
公演では「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」「Rain」「Opus」「Aqua」など、韓国ファンに愛される代表曲を含む全18曲が演奏される。観客は音楽を通じて坂本龍一を追憶し、彼の芸術世界を再び体験する予定だ。
坂本龍一は1980年代にグループ「Y.M.O」を結成し、エレクトロニック音楽で世界的な人気を得て時代を先導し、ミュージシャンとして名を馳せた。1983年の映画「戦場のメリークリスマス」に俳優兼音楽監督として参加し映画界に進出。1989年にはベルナルド・ベルトルッチ監督の映画「ラストエンペラー」の音楽を手がけ、アジア人初のアカデミー映画音楽賞を受賞した。その後、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など世界中の授賞式を席巻し、巨匠として名を連ねた。
韓国とも深い縁があった坂本龍一は、10年を超える闘病生活の中でも2017年にファン・ドンヒョク監督の映画「南漢山城」の音楽を手がけ、2018年に大鐘賞映画音楽賞と「釜山国際映画祭」で今年のアジア映画人賞を受賞した。彼の訃報は国内外の映画ファンの深い追悼を呼び起こし、2023年の「第19回諸川国際音楽映画祭」では諸川国際映画音楽賞を授与し、献呈ステージを用意することもあった。
その後開かれた「坂本龍一トリビュートコンサート」は、2024年のロッテコンサートホール公演をはじめ、水原(スウォン)SKアートリウム、九老(クロ)区オリュアートホール、2025年芸術の殿堂IBKホール、城南(ソンナム)アートセンターホールまで全席完売を記録し、熱い人気を証明した。
10月に再びソウルで行われる今回の公演にも、早くもファンの期待が高まっている。
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