ユチョン、契約めぐる損害賠償訴訟の控訴審でも約5000万円の賠償命令

ユチョンが、マネジメント会社が提起した損害賠償請求訴訟において、2審でも5億ウォン（約5,000万円）の賠償を命じられた。

本日（27日）、法曹界によるとソウル高裁民事8-1部（部長判事：キム・テホ）は、マネジメント会社HAVE FUN TOGETHERがユチョンとリシエロなどを相手に提起した損害賠償請求訴訟で、「ユチョンとリシエロが共同で5億ウォンと遅延した分の利息を支払う」と判決を下した。

ユチョン側は専属契約が解除されたと主張したが、裁判部はこれを受け入れなかった。

ただし、控訴審の過程で、リシエロが「HAVE FUN TOGETHERは一部未払いの精算金がある」として提起した反訴を一部受け入れ、HAVE FUN TOGETHERが項目別の未払い精算金を算定し、リシエロに4億7,000万ウォン（約4,700万円）を支払うよう判断した。

先立ってHAVE FUN TOGETHERは2020年1月、ユチョンに対する独占的マネジメント権限を2024年まで委任されるという内容の契約を締結した。しかし、ユチョンは2021年5月にHAVE FUN TOGETHERに専属契約の解除を要請した。合意に失敗すると、リシエロと共に「精算金を支給しなければ専属契約を解約できる」という公文書を送った。

HAVE FUN TOGETHERはこれに対応をとらず、ユチョンは契約解除を通知した後、知人が運営する他のマネジメント会社A社と手を組み、芸能活動を開始。HAVE FUN TOGETHERは2021年8月、ユチョンを相手に、芸能活動禁止仮処分申請を提起し、裁判所はこれを認容した。

その後もユチョンは活動を持続。HAVE FUN TOGETHERは、ユチョンとリシエロ、A社が自社のマネジメント権限を侵害したとして、5億ウォン相当の損害賠償請求訴訟を起こした。

1審で裁判部は「ユチョンはHAVE FUN TOGETHERの同意なしにA社を通じて芸能活動を行い、裁判所の仮処分決定に反し、リシエロはこれに積極的に加担した」として、パク・ユチョンとリシエロが共同でHAVE FUN TOGETHERに5億ウォンと遅延した分の利息を支払うよう判決を下した。

ユチョンとリシエロは、HAVE FUN TOGETHERが精算金を支払わず、専属契約が適法に解除されたと主張したが、裁判部が確認した金融取引情報によると、精算金は適時に支払われたと伝えられた。ただし、ユチョンらの損害賠償は他のマネジメント会社を通じて活動することを前提とするもので、芸能活動自体を停止してほしいというHAVE FUN TOGETHERの主張は受け入れなかった。