「暴君のシェフ」ユン・ソア、少女時代 ユナへのファン心を告白“共演してもっと好きになった”

人気ウェブ小説「燕山君のシェフとして生き残る」を原作とする同作は、最高の瞬間に過去へタイムスリップしたシェフが、最悪の暴君であり絶対味覚の持ち主である王と出会うことから繰り広げられるサバイバル・ファンタジー・ロマンス。今作でユン・ソアは、水刺間(スラッカン/王の食事を調理するところ)の見習い宮女で、必要な材料を匂いだけで見つけられるほど優れた嗅覚をもつギルグム役を演じた。
料理がテーマになる作品であるだけに、ユン・ソアは事前に料理のトレーニングを受けたという。彼女は「撮影前に監督に会った時、Netflix『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』を見ましたかと聞かれました。普段から料理に関するコンテンツが大好きで、欠かさず見ていました。隣で補助する時、どういったポジションでいるべきかを身につけてほしいと言われましたが、私もそういった部分を念頭に置いて準備しました」と明かした。また、「烏骨鶏鍋の撮影をする前に、料理学校に行って包丁の握り方などを学びました。材料によって包丁の入れ方が違いました。長ネギをたくさん切って、家に持って帰った記憶もあります」と回想した。

学生時代、少女時代を見ながら育ったユン・ソアは、ユナとの共演が夢のようだったという。彼女は「本当に芸能人の中の芸能人じゃないですか。最初、台本読み合わせをする前にユナさんに会ったのですが、私も『Gee』や『Genie』を見て育った世代なので、信じられなかったんです。何度も姉さんに“本当にファンです”と話しました」とし、「ユナさんから電話番号を聞かれた時も、“私、少女時代の番号を知っていることになるの?”と思い、とても嬉しかったです。ドラマの中でもお姉さんの温かい心が感じられるじゃないですか。実際も、彼女のあだ名、ユンプロディーテー(ユナ+アプロディーテー)のように、惜しまず何でも与えてくれる大きな木のようでした。私はさらにファンになりました」とユナに対する愛情を見せた。

今作を通じて「最愛の敵~王たる宿命~」(以下、「最愛の敵」)で共演したカン・ハンナとも再会した。「『暴君のシェフ』に合流することが決まった時、すぐハンナさんに“私も参加することになりました”と連絡したら、“本当に良かった”とお祝いしてくれました。現場ではあまり会えませんでしたが、会う度にいつも気にかけてくれて、すごく暑い時は風に当たれるようにしてくれて、傘も準備してくれたんです」と伝えた。
ユン・ソアはJTBC「分かっていても」「最愛の敵」「オク氏夫人伝」「暴君のシェフ」まで、出演作を通じて女優たちと抜群のケミストリーを見せてきた。その秘訣について彼女は、「お姉さんたちのことが大好きなんです。共演したお姉さん方も、実の妹のように気にかけてくれたおかげで、気兼ねなく接することができました。プライベートでも仲良くなったので、演技をしていてもシナジー(相乗効果)が生まれたのだと思います。愛嬌が多い方なので、お姉さんたちがたくさん可愛がってくれました。そういったケミストリーが、見る立場からも、リラックスしているように見えたのではないでしょうか」と話した。
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- 記者 :
- イ・ハナ
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