韓国発ストリートブランド「thisisneverthat(R)」の旗艦店が渋谷にオープン!

インテリアデザイナーの片山正通が率いるWonderwall(R)がインテリアデザインを手掛けている。
2010年にソウルで誕生した「thisisneverthat(R)」は、90年代のストリートカルチャーを現代の視点で捉え直し、ファッションを起点に多様な表現やコラボレーションを展開してきた。

そして、90年代のファッションシーンにも関わってきた片山正通の記憶と、そのカルチャーを現在へ繋ぐ「thisisneverthat(R)」の独自の視点が重なっている。さらに、作品と空間の関係によって新たな見え方が生まれるコンテンポラリーミュージアムのあり方を手がかりとしている。

大きな一枚のガラス自動扉の先には、壁一面に幅約13.4m、高さ約3mのLEDビジョンを設けたコリドーが出現。視界を満たす映像が、通りから没入的な空間へと感覚を切り替え、奥へと導く。
コリドーを抜けると、約25mの奥行きを持つ1階の空間が現れる。正面の鏡面壁にはスリット状の商品棚を組み込み、反対側に並ぶ商品を映すことで、実像と反射像を重ね、空間の奥行きを視覚的に増幅している。

階段という装置を、一つの独立した空間へと転換した。透明なガラスで囲い、光天井からの光を内包する、情報を抑えた余白として構成している。
自然光を取り込む、全面ガラスの2階ファサードでは、ブランド名をあえて一つのステートメントとして読み解き、巨大な光のテキストとしてオブジェクト化した。

奥へ進むにつれて、DJブース、ポップアップエリア、フィッティングルームが順に展開。ポップアップエリアはガラスの開閉によって、フロア全体と一体にも、独立した空間にもなる構成だ。その先へと続く視線と人の動きを生かしながら、コレクション展開、展示、イベントなど、多様な活動に対応できるよう計画した。

背景を構成するのは、モールテックス、ガラス、ステンレス。色や形を抑え、光や音、ガラスの透明性によって、それぞれの空間に異なる密度を与えている。
1階には大理石による一体的なオブジェクトを、2階にはSho Ota氏による木のオブジェクトを配置。ステートメントとして読み解いた光のサインや、両階のLEDビジョンに映る映像も、ミュージアムに展示された作品のように、それぞれの個性を持って存在している。空間とオブジェクト、それぞれの存在を生かしながら、主役となる洋服が鮮明に立ち上がるよう、その関係を整えている。

Sho Ota氏は、日本で培った木製家具の製作経験を基盤に、木目や節、構造といった素材の個性を引き出しながら、機能と彫刻性を併せ持つオブジェクトを制作している。今回の家具にも無垢の木材を用い、その質感や量感を生かすことで、空間にユニークな個性を与えている。

ライブサウンドの領域で高い評価を得るL-Acousticsと、スタジオモニターとして知られるADAM Audioのスピーカーを採用。1・2階それぞれの空間特性に合わせて配置し、音響機器そのものも空間を構成する要素として扱っている。
音楽イベントにも対応し、音を通して「thisisneverthat(R)」のカルチャーを体感できる環境を整えた。

■概要
「thisisneverthat(R) Shibuya Flagship Store」
オープン日:2026年9月19日(土)
営業時間:12:00~20:00
所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町10-3
インテリアデザイン:Wonderwall(R)
■関連サイト
Wonderwall(R)オフィシャルウェブサイト
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部



