キム・ボムが王子様から一転 演技の幅広げる
俳優キム・ボムが、彼を韓流スターに押し上げた韓国ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」の王子様のイメージを脱ぎ捨て、実物大の青年、そして役者として生まれ変わった。
このほどJTBCドラマ「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」を終えたキム・ボムが、インタビューに応じた。彼が演じたイ・ククスの役柄のまま、パーマをかけた長髪をまとめていた。ドラマと違ったのは、鋭い目つきと言葉による武装を解き、なじみのある控えめでソフトな物腰に戻ったこと。
服役も経験するなど荒波の人生を生きるククスを演じるため、体を11kg絞り、顔の線はシャープになった。何より、善なのか悪なのか判じがたい強いまなざしには、かつてないエネルギーと闘志がみなぎっていた。これまでのイメージを一変させたが、彼自身は俳優としてさまざまなイメージを持ってもらうことはプラスと考える。
「ククスになりたいという気持ちが切実でした。感情や状況はとても難しかったものの、ククスがとにかく魅力的で笑わせるキャラクターだったので、演じるのが楽しくてたまりませんでした」
キム・ボムの母親を「うちの息子にあんな悪魔みたいな表情があるなんて」と驚かせたククスだが、彼はチョン・ウソン演じるヤン・ガンチルの守護天使として深い愛を見せる。悪もガンチルを守るがゆえだ。演じるのは容易ではなく悩み続けたが、同時に好奇心も生まれた。極めて人間くさい天使を演じるため、ひたすら「自分は天使だ」と思い込ませたという。
「ククスという役柄は結局、奇跡とはそんな大それたものではなく、自分の心次第ということを教えてくれるのだと思います」
どんな作品より学ぶことが多かったというドラマの余韻が、キム・ボムから伝わってきた。
2006年の「思いっきりハイキック!」で高校生だったキム・ボムは、2009年の「花男」でブレイクし韓流スターの仲間入りをしたが、昨年は充電期間をもうけている。デビュー以来疾走し続けており、スピード調整が必要と感じたため。自分自身を振り返る時間は、再び飛躍するためのエネルギーを与えてくれた。確かに以前の彼ならククス役はまったく似合わなかったろう。だが台本を気に入り、自ら売り込んで役を射止めると、デビュー7年にして演技の翼をはばたかせることに成功した。
「これからもペースを調整しながら、休まず長く走り続けたい」―― キム・ボムの挑戦への意欲は尽きない。
このほどJTBCドラマ「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」を終えたキム・ボムが、インタビューに応じた。彼が演じたイ・ククスの役柄のまま、パーマをかけた長髪をまとめていた。ドラマと違ったのは、鋭い目つきと言葉による武装を解き、なじみのある控えめでソフトな物腰に戻ったこと。
服役も経験するなど荒波の人生を生きるククスを演じるため、体を11kg絞り、顔の線はシャープになった。何より、善なのか悪なのか判じがたい強いまなざしには、かつてないエネルギーと闘志がみなぎっていた。これまでのイメージを一変させたが、彼自身は俳優としてさまざまなイメージを持ってもらうことはプラスと考える。
「ククスになりたいという気持ちが切実でした。感情や状況はとても難しかったものの、ククスがとにかく魅力的で笑わせるキャラクターだったので、演じるのが楽しくてたまりませんでした」
キム・ボムの母親を「うちの息子にあんな悪魔みたいな表情があるなんて」と驚かせたククスだが、彼はチョン・ウソン演じるヤン・ガンチルの守護天使として深い愛を見せる。悪もガンチルを守るがゆえだ。演じるのは容易ではなく悩み続けたが、同時に好奇心も生まれた。極めて人間くさい天使を演じるため、ひたすら「自分は天使だ」と思い込ませたという。
「ククスという役柄は結局、奇跡とはそんな大それたものではなく、自分の心次第ということを教えてくれるのだと思います」
どんな作品より学ぶことが多かったというドラマの余韻が、キム・ボムから伝わってきた。
2006年の「思いっきりハイキック!」で高校生だったキム・ボムは、2009年の「花男」でブレイクし韓流スターの仲間入りをしたが、昨年は充電期間をもうけている。デビュー以来疾走し続けており、スピード調整が必要と感じたため。自分自身を振り返る時間は、再び飛躍するためのエネルギーを与えてくれた。確かに以前の彼ならククス役はまったく似合わなかったろう。だが台本を気に入り、自ら売り込んで役を射止めると、デビュー7年にして演技の翼をはばたかせることに成功した。
「これからもペースを調整しながら、休まず長く走り続けたい」―― キム・ボムの挑戦への意欲は尽きない。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- 聯合ニュース
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