「B1A4のハローベイビー」バラエティ重視?ベイビーにも興味を持って

「B1A4のハローベイビー」(以下「ハローベイビー」)は先立って放送されたシーズンよりも、バラエティ性をさらに強化したようだ。地方出身のメンバーだけで構成されたB1A4にそれぞれ全州(チョンジュ)と金海(キムヘ)から来たヒョヌとウンソルを預けたのは、単なるコンセプトであり、地域の連帯感を踏まえて、番組を展開するような状況は見られない。そのかわり、子供たちと遊びに行くメンバーを選ぶ方法として、ソウルに関するクイズを使うなどの応用で、B1A4のタレント性を見せることに力を注いでいる。子供たちのためにB1A4がお金を稼がなければならないという設定もそうだ。彼らが垢すりエステの専門スタッフとしてのミッションを遂行し、食事代をもらうために前転したり、バック転する姿は、ただ面白みを与えるための要素である。
育児とバラエティの中で後者に重点を置いたこと自体が問題ではない。「ハローベイビー」を見ると、確かに笑える瞬間は多く、主人公であるB1A4の自由奔放な魅力も十分に伝わってくる。だが、バラエティと育児のつながりを見出せずにいるのは、この番組の大きな弱点だ。まだウンソルとヒョヌはB1A4に動機を与える仕掛けとして機能するだけであり、番組に溶け込めずにいるようだ。育児からバラエティの要素を自然に引き出した前回のシーズンとは違い、今回のシーズンはバラエティのためだけに番組を設けたからだろう。「ハローベイビー」は育児とは関係のないミッションを見せることに相当な時間を割いており、その分、B1A4と子供たちの交流は減ることになる。ウンソルが大声で泣くという突発的な状況だけが育児の中心テーマになっていることがその証拠だ。育児バラエティの根幹が成長物語であることを考慮するならば、育児とバラエティの接点をもう少し緊密に作り上げる必要がある。
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- ファン・ヒョジン、翻訳 : チェ・ユンジュン
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