【REPORT】JYJ ユチョンが3年ぶりに来日し、率直に告白!5月のホール・ツアーに向け、好スタート!!

3年前の「必ず、会いに行く」という誓いを今、ここで
開演時間になると客席にはレッドオーシャンが広がり、モニター画面にはユチョンの想いを綴った便箋が大きく映し出された。「お久しぶりです。皆さん、お元気でしたか? 始めに、長い間、僕を忘れずに待っていてくれてありがとうございます。久しぶりに皆さんにお会いできると思うと、ドキドキして緊張して、心のどこかで心配もありました。今まで様々なことで心配をおかけして、長い間、待ってくれている皆さんに申し訳ない気持ちがあまりにも大きいです。今日、皆さんに会って、今までの感謝と申し訳ない気持ちを伝えたいです。一日のイベントで、今まで心配して下さっていた方への気持ちを伝えきれるとは思っていません。ただ、今日という日が僕達の新しく始まる思い出の1ページになることを祈っています。再会の後、今後の僕達の出会いに向けて努力するユチョンになります。長い間待っていた僕達の再会。ここにいる皆さんも今日を期待してくれていたと願いながら、今、会いに行きます」

3曲を歌い終え、「着替えてきます」と舞台を後にしたユチョン。衣装チェンジの間はモニターに2015年のファンミツアーの様子が映し出され、「遂にこのファンミーティングツアーが終わろうとしています。皆さん、楽しんでいただけましたか? 離れていても、僕は皆さんと同じ空の下にいます。またお会いできる日まで、健康で幸せに過ごしてください。皆さん、愛してます」という彼のラストメッセージと共に、あの時を振り返る。そして、モニターにはナレーション風にこんなテキストが。

3年前の誓いを果たすべく帰ってきた彼は、スカイブルーのセーターにジーンズという清潔感のあるファッションでステージへ。「お帰り、ユチョン」と迎えたファンに「ただいま」と爽やかに挨拶する。
「昨日はすごく緊張したんですよ。緊張感よりも、ちょっと怖いという気持ちがあったんです」と明かした彼。でも今日の彼に涙はない。「まずは頭の3曲はちゃんと歌わないとダメだなと思って、歌に集中しました」と笑みをこぼし、「ファンは相変わらず可愛いし、きれいで、年もとってない」と気遣いも細やか。ファンへの変わらぬ優しさが嬉しい。
自分をさらけ出した本音トークにファンが涙
中盤は女性司会者と共に「何でも読みます。ユチョンのザ・ボイス」コーナーへ。彼がファンのリクエストに応えて何でも“言ってくれる”という、ファンには夢のような企画で、この日が誕生日というファンには、カメラ目線で「お誕生日おめでとう」とお祝いし、「10キロ痩せたら、温泉に行って、一緒にお風呂に入ろう」と妄想ごころをくすぐるメッセージもスペシャル・サービス。そして主演ドラマ「屋根部屋のプリンス」のワンシーンにあった「オ・ム・ラ・イ・ス」というセリフではドラマにすっと入り込むかのように、腕を組んでドラマを再現。ポイントは最後の「ス」で口を尖らせるところとレクチャーしてくれた。
最後のコーナーはファンから寄せられたメッセージを紹介していく「ユチョン・ファン・メッセージボード」のコーナー。メッセージを紹介しながら、彼がフリートークを繰り広げていく。

三つのコーナーで、ファンと触れ合い、「皆さんと話しをするのが一番楽しいです」と笑顔を見せたユチョン。
これからはすべてをファンに捧ぐ
それだけ“本気”の気持ちを届けてくれた彼をファンは温かな拍手で包み込み、後半は再び歌のステージへ。初披露となる「再会」は彼の作詞作曲で、この日のテーマソングとも呼べる歌。「二度と、この手、離さないよ」というファンへの想いを歌にした。そして主演ドラマ「ミス・リプリー」OSTから「君のための場所」に続けて、ミニ・アルバムのタイトル曲「君の胸にある愛は」を披露。平凡な日常を生きる人々を癒す温かさいっぱいのこの曲はユチョンの新たな世界を切り拓くかのよう。本編最後の「最後のアルバムまで…」もミニ・アルバムから。社会服務要員として勤務していた2016年に発表したからこそ、この曲の最後で彼は「いつ、またいつ会えるか分からないけれど、その時も笑って温かく迎えてほしい」と歌い、やっとファンの前で歌えることになった彼をファンは歌詞の通り、温かく迎えた。こうして、ミニ・アルバム『君の胸にある愛は』収録曲を軸にすることで彼は3年の空白を埋めたのだった。「パク・ユチョン」コールで迎えられたアンコールは何かを模索しながら前進する姿を綴った自作曲「いばらの道」を初披露し、じっくりと歌い上げる。そして「皆さん、楽しむ準備OK~~~?」とワイルドにシャウトし、フィナーレの「君と春の日」へ。バックに桜の花が舞う中、初めて日本語バージョンで歌い、会場をラブリーな雰囲気で包み込んだ。

「皆さんがいるからこそ僕がいるという意味を今ははっきり分かっています」
「3年間、僕もずっと会いたかったんですよ。昔は皆さんに『愛してます』というのが難しかったんですけど、ちゃんと表現しないと分かんないじゃないですか。これからちゃんと表現して、皆さんと僕、お互いに何もかも隠さない関係になりたいんですよ。今日という日が美しい新しいスタートとして思い出になってほしい。本当に心を込めて皆さん、愛しています」
ダイエットに励んでいる彼は今、一日一食と明かし、この日も朝9時に起きてから何も口にせずステージに立っていた。そしてこれからは、すべてをファンに捧げるという。余計なものをストイックにそぎ落としたことで、この日の彼の歌には研ぎ澄まされた感性が光っていた。5月からはホール・ツアーを行い、日本での本格的な活動も視野に入れるユチョン。「ひまわりの約束」で3年前に立ち返り、新曲と自身の言葉で、進むべき明日をファンに提示し、この日は彼のネクスト・ステージの第一歩となる記念日になった。
ライター:きむ・たく
【公演概要】
2018 PARK YUCHUN FANMEETING&MINI CONCERT IN JAPAN
‘再会 remember the memories'
日時:2018年3月11日(日)開場 14:00/開演 15:00
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
【セットリスト】
01. ひまわりの約束 (秦基博カバー楽曲)
02. 消せない思い
03. 抱きしめて
04. 再会 (作詞・作曲:ユチョン)
05. 君のための場所
06. 君の胸にある愛は
07. 最後のアルバムまで…
08. いばらの道 (作詞・作曲:ユチョン)
09. 君と春の日 (作詞・作曲:ユチョン)
JYJ公式ホームページ:http://www.jyjjapan.jp
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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