ノ・ユンソ、映画「聴説」でスクリーンデビュー“私はスターではない…運が良かっただけ”
写真=MAA
女優ノ・ユンソがデビューから2年で主演にキャスティングされた感想を伝えた。ノ・ユンソは最近、ソウル鍾路(チョンロ)区某所でNewsenと映画「聴説」に関するインタビューを行った。
「聴説」は、愛に向かってまっすぐに突き進むヨンジュン(ホン・ギョン)と、自分の本心と向き合うヨルム(ノ・ユンソ)、2人の恋を応援する妹のガウル(IZ*ONE出身のキム・ミンジュ)が繰り広げる青春ラブストーリーで、台湾の人気映画のリメイク作だ。
ノ・ユンソは生活力の強い長女ヨルム役を演じ、愛に向ってまっすぐに突き進むヨンジュンを演じたホン・ギョンと初恋のときめきを伝えた。
人気作が原作であり、手話までこなさなければならないため、スクリーンデビュー作として簡単に選択できない作品だったはずだ。今作を選んだ理由を尋ねると、彼女は「リメイク作であり、手話があるからといって、それが作品の選択に影響は与えませんでした。台本を見た時に心に響くシーンが多かったんです。ヨンジュンがヨルムに向けて真心を通じて近づいて、純粋に手を伸ばし、ヨルムがそれを受け入れる関係。また、妹との関係も深く、やってみたいと思いました」と明かした。
また、セリフの大部分を手話で表現することについて、「初めは手話が難しく、新しい言語を学ばなければならない感覚で、プレッシャーがありました。手語をセリフから学び始めました。理解が早くなると、とても面白かったです」と笑顔を浮かべた。
ノ・ユンソは、2022年にtvNドラマ「私たちのブルース」でデビューした。ノ・ヒギョン脚本家の作品で、イ・ビョンホン、シン・ミナ、ハン・ジミン、キム・ウビンなどのトップスターが多数出演した作品だ。その後、彼女はtvNドラマ「イルタ・スキャンダル」に相次いで出演し、チョン・ドヨンとのケミストリー(ケミ、相手との相性)を誇った。
この日、彼女は大先輩たちと共演した感想を聞かれると、「先輩たちの演技を受け取ると、そのキャラクターになることができます。『私たちのブルース』でキム・へジャ先輩、コ・ドゥシム先輩が作ってくれた食事を私が食べるシーンがあったのですが、劇中のキャラクターであるヨンジュとして接してくださったので、そのままヨンジュになることができました。チョン・ドヨン先輩とも、悔しかったことを表現して口喧嘩をするシーンがあったのですが、ある意味でそれは愛情表現だと思います。そのようなシーンで、真心のこもったリアルな演技をしてくださり、『これは本物だ』という特別な瞬間をたくさん感じました」と明かした。
主演であるにもかかわらず、現場の雰囲気やすべてのスタッフを配慮する先輩たちの姿は、ノ・ユンソに強い印象を残した。彼女は「先輩たちみんなが現場にすごく配慮してくれたんです。スタッフ一人ひとりに気を配り、現場の雰囲気を盛り上げてくれました。そのような姿を見て、『私も後になって主演を務めることになったら、広い視野を持っている人になろう』と考えました」と尊敬心を示した。
しっかりとしたフィルモグラフィを積み、デビューから2年で主演にキャスティングされたノ・ユンソは「いつも話していることですが、運と全てのタイミングが良かったからだと思います。当時は実感できなかったのですが、振り返ってみれば不思議な気がします。写真を見たり、質問を受ける度に『私がこのような先輩たちと共演したの? こんな作品に出演して、こんな賞をもらったの?』と思います。とても不思議です。私は本当に感謝しています。だから迷惑をかけないように、さらに素敵な姿を見せたいです」と責任感を伝えた。
20代の女優を代表する存在になったのにもかかわらず、“スター”という呼び名を聞くと「絶対にそうではありません」と手を振った。「ライジングという言葉は好きで、ずっと使いたいです。でも、ライジングスターではなく、ライジングアクターと呼ばれたいですね」と話しながら、「今後良いフィルモグラフィーだけを積んでいきたいとは思いません。自分が惹かれ、面白いと感じる作品をやってみたいです。そのようにできる機会があれば、とてもありがたいと思います」と謙遜した態度を見せた。
また“初恋のアイコン”という修飾語に対しても、「私のことをそのように取り上げてくれるのは、とてもありがたく、身に余ることだと思います。私から何か言えることはありません」と恥ずかしそうに笑った。
梨花(イファ)女子大学校で西洋画を専攻したノ・ユンソは、女優としてデビューしたきっかけを聞くと、「アルバイトでモデルの仕事をしていたのですが、ポスターを見た関係者の方から連絡をもらいました。女優の提案を受けた時は、演技を専攻した人々に対して礼儀知らずだと思いました。でも、『一度習ってみて、やらなくたっていいじゃないか。モデルの仕事にも役に立つはずだ』と言われて演技を習ってみたけれど、とても面白かったんです。面白かったのでうまくなりたいと思いましたし、オーディションを受けていたらここまで来れました」と打ち明けた。
ノ・ユンソは実際に芸能界の関係者から名刺をたくさんもらったと明かし、「美大の入試を控えていた時だったので断りました。アイドルの提案も受けました」と明かし、驚かせた。
絵の才能を持つ彼女は、展示会を開催する計画があるのかと聞くと、「卒業後にしばらく絵を描けなかったのですが、今やっと描いています。自信を持って見せられる日が来たらお見せしたいですが、中途半端な作品で展示会を開くつもりはありません」と伝えた。
続いて「大学の同期たちは着実に絵を描いてきたはずなのに、私が展示会を開くのは違うと思います。本当に気に入ったと思える作品があれば、素朴な展示会を開きたいです。でも、考えが変わるかもしれません。今は展示会に対して考えていることはありません」とつけ加えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チャン・イェソル
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