「Mr․プランクトン」ウ・ドファン“役のために運動を休んだら7kg痩せた”
写真=Netflix
自己管理を徹底した俳優ウ・ドファンが、本人と180度異なる「Mr.プランクトン」のヘジョ役を演じながら感じたことを話した。マイデイリーは最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで、Netflixシリーズ「Mr.プランクトン」に出演したウ・ドファンに会い、作品に関する話を交わした。
同作は、間違って生まれた男ヘジョ(ウ・ドファン)の人生最後の旅行に、世界で最も不幸な女性のジェミ(イ・ユミ)が無理やり同行してから起きる話を描くラブコメディだ。
この日ウ・ドファンは、「ヘジョの第一印象により、この作品をやりたいと思いました」とし「ヘジョにはどんな行動をするか分からない自由奔放さがあります。しかし、すごく大きな傷を抱えている人です。愛していた人に裏切られ、捨てられました。とても寂しそうに見えました。僕に最もよく合う姿は、そのような凄然さだと何度か言われたことがあります。寂しさを持った子供のような姿こそ、僕が上手く表現できる姿の一つだと思いました。1歳でも若い時に、少しでも自由な時に、このようなキャラクターを表現してみたいと思いました。学校、軍隊、仕事。ある瞬間、自由を忘れて生きていました。ですがヘジョは人目を気にせず、世間と妥協しないため、魅力的でした」と語った。
ヘジョと異なり、ウ・ドファン本人は「毎日規則の中で生きている人」であるとし、「長い間そのように生活をしてきましたし、そのような生活が好きです。運動や自己管理に対する強迫観念があるんです。自由なヘジョを描くために、僕が毎日やっていたことをやめてみようと思い、撮影中は運動をしなかったんです。いつもやっていたことをせず、本当に今日だけを生きてみました。元々人にあまり会わない方ですが、あえて約束をしたりもしました。ヘジョを理解するためにはそうしなければならないような気がしたんです」と伝えた。
彼が話した強迫観念について詳しく尋ねると、「Netflixシリーズ『ブラッドハウンド』のゴヌのように、規則的に生きてきました」とつけ加えた。続けて「人生の楽しみが運動なんです。撮影のない日は運動をする日になります。無名時代はすることがなく、台本の勉強、ディクションを練習する時間の他に、準備が足りないような気がしたんです。毎日運動することが役立つと思って挑戦しました。19、20歳の時に始めたので、かなり長い間やってきました。大学の時も9時の授業なら、6時に起きて一人で運動をしていました。ヘジョに出会う前は、一生このように生きていかなければならないという考えが強かったんです。今はヘジョとゴヌの中間くらいのバランスを取りたいですね」と話した。
今作を撮影しながら運動を休んだところ、かえって体重が減ったという。ウ・ドファンは「10年以上運動してきたので、休んだら体重が減りました。太りにくい体質だからだと思います。『ブラッドハウンド』の時に78kgだったとすれば、『Mr.プランクトン』では71kgでした。筋肉をつけるために努力をたくさんする方なので、少し悲しかったです。『ブラッドハウンド』の時の筋肉を作るためには、1日4食とも鶏のささみを食べなければなりません。しかし、僕は俳優であり、変化する職業です。自分が好きでこの体を維持するのは、俳優としては違うと思いました」と打ち明けた。
自己管理の一環として、お酒も飲まないという彼は「なぜお酒を飲むのか、分からなかったんです。しかし、へジョは美味しいものを食べると、ビールを飲みたくなる人です。へジョを演じながら、『お酒を飲むのには、理由があるんだな』と思いました。そのようにして撮影を終えたら、お酒が飲みたくなりました」とし、「いつも運動することでストレスを解消していたとすれば、今回は運動をしなかったので、特にやることがなくて、余計にそうだったような気がします。運動をせずに、自分が決めた規則を守らないと、俳優として成功できないと思っていました。それが正解だと思っていたのですが、必ずしもそうではありませんでした。自分が選んだ生き方に過ぎません。今作は僕の人生の強迫観念を和らげてくれた作品であり、人に対する理解の幅を広げてくれた作品です」と定義した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ジウ
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