ヒョンビンの日本語演技に感服!日韓を舞台に“渋イケメン”2人が騙し合い!?『メイド・イン・コリア』独占配信中
(C)2025 Disney and its related entitiesこのドラマ、いろいろと裏切られる作品である(いい意味で)。例えば冒頭、主人公が乗り込んだ飛行機はハイジャックに巻き込まれ、なんだか不穏な雰囲気か……と思いながら観ていると、想像していた展開と異なる方向へ。なんならぷっと笑わせられて、これはエンタテインメントではないか?! という空気が全体に醸されていく。
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ヒョンビンが日本語で熱演!余裕あふれる“超エリート諜報員”に
(C)2025 Disney and its related entitiesそうやってあれこれ思いめぐらせていること自体、彼の思う壺状態だ。そんな中で明かされる彼の肩書が、大韓民国中央情報部(KCIA)釜山支部の情報課課長……! つまりは超エリート諜報員だというのである。
(C)2025 Disney and its related entities『私の名前はキム・サムスン』から始まり、『シークレット・ガーデン』『愛の不時着』と、時代ごとにブームを生み出してきた韓流界のプリンスにして、今や“キング”。彼の魅力は、静かなカリスマ性、知性とスマートさにあるが、忘れていけない彼の武器が、“緻密な演技表現”だ。
(C)2025 Disney and its related entities失敗がない=完璧というより、しくじった部分さえ巧妙に塞ぎ、次の手を仕掛けてくる無双感が見事で、観ていて唸らされることたびたび。そこにいるのはロマンスの主人公ヒョンビンではなく、冷徹な知能犯ペク・ギテである。
正義感と情熱だけで突っ走る!チョン・ウソンは熱血検事に
(C)2025 Disney and its related entities正義感が強く不正を徹底して許さぬ男。能力はあるのだから、多少は上司におべっかを使えばいいものの、「そんなもんして悪人を捕まえられるのか!」な融通のきかなさで万年ヒラ検事。
(C)2025 Disney and its related entities日本のドラマのリメイク作『愛していると言ってくれ』では“静”の魅力を放ったウソン(このドラマの彼も良かった!)だが、本作では“動”のキャラクターに挑み、ヒョンビンとは真逆の、情熱的で不器用な人間味をにじませている。
火花散る初対面にゾクゾク!“Over40”俳優ならではの演技に注目
(C)2025 Disney and its related entities闇取引の捜査の情報をめぐり、ギテが中央情報部の部下を引き連れ、ゴニョンの職場である釜山地方検察庁に潜入。職員不在の時間を狙って部屋に潜入するギテだが、あまりにも堂々としていて潜入に見えない。それが妙に面白いと同時に、ギテの得体の知れない自信とオーラに惹き込まれてしまう。
(C)2025 Disney and its related entitiesギテは自己紹介を兼ねて訪ねた理由を告げ(半分嘘だけど)、ゴニョンはやんわりと受け流す。笑みを浮かべながら視線と視線のぶつかり合う瞬間、互いを敵と察するスリリングな“牽制”にゾクゾクさせられる。
(C)2025 Disney and its related entitiesキャラクターが生きてきた年輪と演じ手が生きてきた年輪が掛け合わさり、「彼らはなぜ今このように生きているか」が見え隠れしていく。ヒョンビンとチョン・ウソンそれぞれが、緻密に作り上げたキャラクター像、繊細に魅せる人間ドラマにも注目だ。
もう1人のキーパーソン?ウ・ドファンがヒョンビンの弟を熱演
(C)2025 Disney and its related entitiesギテの弟で、陸軍士官学校を首席卒業したエリート将校ペク・ギヒョンだ。親の法事(祭祀)で兄弟が集まる場面が出てくるが、そこでのぎくしゃくした空気は、この家族が決して平凡に生きてきたわけではないことを物語っている。
(C)2025 Disney and its related entitiesこの難役を担うのは、『Mr.プランクトン』や映画『MASTER/マスター』などで強いインパクトを残してきたウ・ドファン。ヒョンビン演じる兄とのヒリヒリとした関係性も見逃せない。
超豪華スタッフがタッグ!映画並みのスケールで見ごたえ抜群
(C)2025 Disney and its related entitiesさらに、脚本を、映画『母なる証明』や、SFサスペンスドラマ『静かなる海』のパク・ウンギョが担当。映画並みのスケールと重厚感を持ちつつ、毎話テーマが設けられ、先が気になる展開で「続く」となるなど、ドラマとしての魅せ場も仕掛けられている。
最後に、ヒョンビンが「理由もなく野望にまみれた悪いヤツ」を選ぶわけがないはず、ということだけ伝えておきたい。
(執筆:高橋尚子)
■配信情報
『メイド・イン・コリア』
Disney+(ディズニープラス)で字幕・吹替版 独占配信中
全6話/初回2話、以降毎週水曜日に配信
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【ストーリー】
舞台は激動の1970年代の韓国と日本。裏社会を牛耳る男・ギテは富と権力に溺れ、闇の取引を巧みに操るエリート諜報員として暗躍していた。そんなギテの前に立ちはだかるのは不正を嗅ぎつけると犯人を執念深く追いつめる正義感に燃える検事ゴニョン。相反する二人の追跡劇の結末とは……。
【キャスト】
ヒョンビン、チョン・ウソン、ウ・ドファン、チョ・ヨジョン、ソ・ウンス、ウォン・ジアン、リリー・フランキー
【スタッフ】
監督:ウ・ミンホ『KCIA 南山の部長たち』『麻薬王』『インサイダーズ/内部者たち』
脚本:パク・ウンギョ『静かなる海』『母なる証明』
■関連リンク
Disney+ 公式HP
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- 記者 :
- Kstyle編集部
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