Kstyle
Kstyle 13th

ソン・ヘギョ、映画「黒い修女たち」で喫煙の演技に挑戦“もう40代…顔で勝負する年は過ぎた”

Newsen
写真=UAA
映画「黒い修女たち」のために喫煙までしたソン・ヘギョ。ジャンル物にはまっているという彼女は「外見で勝負する時期は過ぎた」とし、40代になって変わった演技観について明かした。

映画「黒い修女たち」(監督:クォン・ヒョクジェ)に出演したソン・ヘギョは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所で行われたインタビューを通じて、作品に出演した感想などを伝えた。

同作は、強力な悪霊にとりつかれた少年を助けるため、禁じられた儀式を行う人々の物語を描く作品だ。

「黒い修女たち」は、韓国オカルト映画の新しいチャプターを開き、観客動員数544万人を記録した映画「プリースト 悪魔を葬る者」の続編として期待を高めた。少年を助けようとする強い意志を持つ修女ユニア役をソン・ヘギョ、チョン・ヨビンが疑いと好奇心を抱いたまま、駆魔の儀式に参加する修女ミカエラを演じた。

Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしい復讐~」で世界的な人気を博した後、再びジャンル物である「黒い修女たち」でスクリーン復帰を果たしたソン・ヘギョ。彼女はこの日、インタビューを通じて「『ザ・グローリー』を通じてジャンル的な面白さを感じました」とし、「“他のジャンル物での私の姿はどうだろうか?”と気になって、シナリオを探すのに忙しかったんです」と切り出した。

「ザ・グローリー」で披露したような熱演を期待する視線にプレッシャーはないのかという質問には、「俳優は上手く行く時もあれば、そうでない時もあります。できなかったことがあれば補完し、人々がどのような演技を好むのか学べるチャンスになると思います」と話した。

「はっきりとジャンル物と言える作品に出演したのは、『ザ・グローリー』に続いて今回が2回目です」と話したソン・ヘギョは、「以前はロマンスの方をたくさんやっていました。あまりにも長く、似たようなキャラクターを演じていると思い、面白くなくなった気がしました。演じる私が面白くないので、ご覧になる方々も当然そうだったと思います。そんな中、『ザ・グローリー』に出会い、新しい経験をした感覚でした」と伝えた。

続いて「以前出演したドラマの中で、ヒットしたロマンスはたくさんあります。それで“ソン・ヘギョは保障されている”と思われたのか、前作と似ている作品のオファーがたくさん来ました。そんな中、ジャンル物もありましたが、その頃は、あまり面白く感じなかったんです。縁がなかったのです」と説明した。

「初めて挑戦するオカルトの演技は難しくなかったのか」という質問には、「すべての演技が難しいです」と話しながらも、「『黒い修女たち』は、オカルトというよりは、ドラマ的な面が強い作品だと思いました。信念が異なる2人の女性が、一つの目標のために連帯する姿がかっこよくて、惹かれました。“これはオカルトだから、オカルトの演技をしなければ”と思ってやってはいません」ともつけ加えた。

修女ユニアは悪口も言い、たばこも吸う。ソン・ヘギョは「以前、『世界で一番いとしい君へ』で演じたキャラクターが“悪口姫”だったのですが、悪口があまりにも下手で、短い台詞でも指摘をたくさん受けたんです。その時は30代前半だったが、生きていくうちに悪口に少し慣れてきたようです。難しくはなかったです」と話しながら笑った。

「本当に難しかったのは喫煙」と話したソン・ヘギョは、「お酒は飲みます。生きていく中で、“体に良くないものは一つだけにしよう”という考えを持っているんです。ところが、最初台本を受け取った後、喫煙する場面が多く、しかも最初の登場が喫煙シーンだったので、どうしようと思いました」とし、「吸っているふりをするのはでした。喫煙者は実際に喫煙しているのかどうかも分かると言いますし。そのため、たばこを吸っている友達に手伝ってもらい、撮影の6ヶ月前から喫煙を始めました。最初は大変でした。のども痛くなりました」と打ち明けた。「今はもうやめたのか」という質問には「今はもう吸っていません」と伝えた。

これまでの女優人生で、初めて聖職者を演じた彼女は「修女たちに会って、生活の話をたくさん聞きました」とし、「ベールをかぶる感覚とか、本当にいつもかぶっているのかも気になりました。眠る直前までかぶっていると聞いて驚きました」と明かした。

顔が全部見えるベールをかぶるのが「むしろ楽でした」とも話した彼女は「ヘアスタイルの準備をしなくてもいいので、私とヨビンさんは準備にたった20分しかかかりませんでした。服も修女の服を着ればいいだけので楽でした。気楽に撮影現場に行って、衣装を着た瞬間、“いざ、出発”のような感じで、何か武器を装着したような感じがしました。変身したようでした」と伝えた。

「ロマンスと比べると、比較的ビジュアルを気にしなくてもよいため楽だったのではないか」という反応には、「そのようなことは考えなくなってから長く経ちますね。『ザ・グローリー』の時もそうでした。レフ板も使っていません」とし、「もちろんイベントなどのようなスケジュールの時は、キレイに飾ろうとします。キレイに見えたいですし。しかし私はもう40代で、顔で勝負する年齢は過ぎたと思っています。代わりに“あなたはこれから演技をもっと頑張らなければならない”と自分自身に言い聞かせています」と明かした。

「テヒ、ヘギョ、ジヒョン」のうち一人として取り上げられてきたことにプレッシャーはなかったのかという質問には「若い時は嬉しく、今でもそうおっしゃってくださるのならありがたいことです」としがらも、「後輩の中からそのようなラインナップが作られるべきではないでしょうか」と謙遜した。最近、ショートカットに変身し、“高校生に若返った”という反応を集めたものについては「私としては、全くそうは見えません」と話した。

「黒い修女たち」公開を控え、地上波のバラエティ番組はもちろん、YouTubeなど各種コンテンツに出演し、“神秘主義”を打破しているソン・ヘギョ。彼女は「若者たちに近付きたいです」とし、「『ユ・クイズ ON THE BLOCK』への出演は、勇気が少し持てたようです。最近の私の姿を人々に見せるのもよいと思いましたし、皆さんに近寄りたかったんです」と話した。

これまで公開されず、知らなかった“人間ソン・ヘギョ”のサバサバとした一面が話題を集めた。彼女は「果たして反応は良いだろうか? と心配もたくさんしました。特にYouTubeでは“何しに来た?”と言われるのではないかととても心配したんです。しかし、幸い(Davichiの)カン・ミンギョンさんがとてもキレイに収めてくれてありがたかったです。『妖精ジェヒョン』でも、(チョン)ジェヒョンさんがとても気楽な雰囲気にしてくださったのですが、撮ってからは“私、少し酔っていたみたいだけど、どうしよう”と思いました。それでも幸いなことに、多くの方々に気に入ってもらえたようです」と伝えた。

「神秘主義は、私がそうしようとしてなったものではありません」と話したソン・ヘギョは、「以前は、この業界がそのような方式を取っていたんです。最近はかなり変わったようです。私もその動きを受け入れています」とし、「カン・ミンギョンさんのVlogに出た私が、実際の自分に一番近いです。カン・ミンギョンさんが単独で全て撮りました。もちろんカメラがあるので、普段の私よりは整っている部分もありますが、それでも一番近いですね」と話した。

ネットユーザーのコメントを見たこともあったかという質問に「しばらく見ていません。自分のためです。最近は自分を優先に考えています」と話し、「良くないことで記事が出た時は気分が穏やかでないこともありますが、良い内容の記事が出るのは嬉しいです」とつけ加えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ペ・ヒョジュ

topics

ranking