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MONSTA X ショヌ「メンバーたちが除隊したら、これまでの寂しさを全て埋めたい」

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デビュー10周年を控えているMONSTA X。その中心でグループを支えてきたリーダーのショヌは2024年、ミュージカルデビュー作「グレート・コメット」やウェブバラエティ「NOPOGY」など、様々な挑戦でファンに楽しさを届けた。ショヌが見せた全ての瞬間は、新しさと成長に満ちていた。変わらない姿で自身を見せる彼は、不器用ながらも素朴な表現でファンにいつも真心の込もったメッセージを伝えている。「歌手として感動を与える瞬間をファンに届けたい」という彼の言葉には、約10年間のファンへの想いが込められている。

――最近はどのように過ごしていますか?

ショヌ:個人的な時間を過ごしながら、知人ともたまに会っています。一人で過ごす時間が多く、散歩にもよく行きます。運動をする約束もよくしています。

――とても寒い日が続いていますが、散歩はよくするのですか?

ショヌ:本当にたくさんしています(笑)。1日30分から1時間くらいは外を歩いています。日光に当たって寒さに慣れるためです。寒い日はなぜか空がよりきれいに見えるので、空を見て、YouTubeで朝のニュースをまとめた番組を見て、世の中のこともチェックしています。

――何だか犬みたいな趣味ですね(笑)。召集解除後から今まで、完全体を待つ時間を過ごしていますが、メンバーたちに会ったらどのような会話をしますか?

ショヌ:メンバーたちとは通話を本当にたくさんしています。ミニョクとチャンギュン(I.M)とはもちろん頻繁に会っていますし、キヒョンとはグループチャットでたわいない、面白い話をすることが多いです。ジュホン、ヒョンウォンとはプライベートな会話をすることが多いのですが、ジュホンは特に僕に可愛らしい質問をするんです。例えば、体の管理方法や僕の食生活、除隊してファンに会うための準備過程などを聞いてきました。僕もジュホンの食事や生活パターンなどを尋ねます。僕たちが話していると、「これが本当に30代の男たちがする会話なのか」と思うこともあります。

――全員揃って完全体として活動する日を心待ちにしているんですね。

ショヌ:もちろんです。ただ、末っ子のI.Mも入隊しなければならないので、完全体で活動できる期間が長くはないと思います。でも、メンバーたちが戻ってくる日が決まっているので、それは良いことです。僕が楽しみにしているのは、みんなで活動しながら、またどんな“ドタバタ騒ぎ”があるだろうかということです。

――昨年は「グレート・コメット」や「NOPOGY」など、様々な挑戦をした年でしたが、ミュージカルデビュー作として「グレート・コメット」を選んだ特別な理由はありましたか?

ショヌ:事務所から作品のことを聞きました。とても素敵な作品でしたし、演技の経験はなかったのですが、演技も努力してお見せしたいと思いました。事務所も僕と合いそうな役だし、良い機会だからやってみようと言ってくれて、感謝の気持ちで参加することになりました。

――MONBEBE(ファンの名称)の皆さんがたくさん公演を観に来てくれたと思いますが、すごく嬉しかったのではないでしょうか。

ショヌ:毎回ファンの皆さんにたくさん来ていただきました。他のミュージカル作品とは観覧文化が少し違いましたが、ファンの皆さんもすごく楽しんでくれました。共演した俳優たちも、ファンのおかげで雰囲気が良かったと、感謝を伝えてほしいと言っていました。僕が出演者の中では年齢が高い方でしたが、弟、妹やお姉さん、お兄さんたちにたくさん可愛がってもらいました。MONBEBEのおかげで力が出ましたね(笑)。

――今回の経験で新たに学んだことや感じたことはありますか?

ショヌ:舞台でもミュージカルでも、頑張りすぎるとむしろ残念な結果になることもあると思います。初めての作品ですし、ファンの方々にもたくさん来ていただいたので、様々な面に力を注ぎました。色々なことに考えを巡らせて執着したことが、かえって毒になる時もありました。MONSTA Xのステージは、メンバーたちとの約束ですし、僕たちのやり方でやればいいんです。それに比べて、ミュージカルは自分自身を全面に出さないといけません。会場の中で評価や審査が行われますし、チケットの売上や人気も重要であるだけに、自分だけの競争で負けたくないという気持ちが強かったんです。しかし、結論としては、そういった不安があまり役に立たなかったようで、残念な気持ちが残ります。

――不安もたくさんあったようですね。

ショヌ:10回目くらいまではすごく緊張していて、不安でした。緊張もありましたし、失敗するのではないかと不安になりました。演技をしているけれどモニターはないので、自分の表情が見えないことが特に気になりました。上手にできているのかぎこちないのか分かりませんし、正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)の演技をきちんとやったことがなかったので、不安でいっぱいでした。ファンの皆さんは「カッコいい、一生懸命に準備したんだね」と言ってくれたのですが、自分が上手にできたのか疑ってしまい、不安の連続でした。もちろん、後からは「しょうがない、とにかく頑張ろう」という気持ちで臨みました。ペアで演じた(コ・)ウンソン兄さん、テグン(VIXXのレオ)兄さんの演技を見ながら真似をしてみたりもしました。でも、最後の数回を控えて、また緊張してきました(笑)。一生懸命に準備した作品をきちんと仕上げなければならないという気持ちで最後まで頑張りました。終わった後は本当にスッキリしました。


――「NOPOGY」で初めて参加した芸能大賞で、デジタルコンテンツ賞まで受賞しましたが、受賞は予想していましたか?

ショヌ:全く予想していませんでした。受賞したことも本当に嬉しくてありがたかったのですが、芸能大賞で受賞された方々と一緒に過ごせたことの方がもっと不思議でした。ファンの皆さんにも本当に感謝しています。今までやってきたことが報われた気分でした。

――ショヌさんと言えば、“ウッチャル(面白い動画や写真)”が関連キーワードとして表示されるほど、デビュー以来、意図せず笑いを取る瞬間がたくさんありましたが、そのような魅力の源は何ですか?

ショヌ:僕の抜けたところを魅力だと言ってもらえて本当に嬉しいです。見る人を楽しませることができれば、いくらでもそのような面をお見せしたいです。しかし、時々僕のそのような姿が何だかバカみたいで、ネガティブに見えるのではないかと不安になる時もあります。SNSに僕の面白い瞬間を編集した動画がたくさんあります。それが僕の魅力であれば、そのような姿をもっとたくさん編集してアップしてほしいです。よく目に付くように(笑)。

――デビュー当初から今まで、ショヌというアーティストが成長する過程で最も大きな変化を感じた瞬間はいつでしたか?

ショヌ:ちょっと笑えるかもしれませんが、僕はMBC「本物の男」に出演した時が印象に残っています。単なるバラエティ番組だったのですが、撮影しながら「自分は本当に弱くて体力もないんだ」と思ったんです。当時、僕は健康的で男性的なイメージを持っていたと思いますが、実際に撮影してみると体力的に本当に大変でした。手投げ弾を投げた時、肩がはずれたこともありました。それ以来、運動をもっと頑張るようになりました。

――今の答えで、ふと思い浮かんだ文章があります。「でも、ショヌ君は歌手なんだろう?」です。

ショヌ:ハハハ。歌手としては、メンバーたちと毎回新しいスケジュールを組んで、様々な感情を経験しながら今の自分ができたと思います。いつも新しい、ありがたい変化を経験しています。最初に歌手を夢見たきっかけは、RAIN(ピ)先輩です。RAIN先輩のようになりたいという憧れから始まりました。ただ、「RAINのような歌手になりたい」という夢が叶ったというよりは、“MONSTA Xのショヌ”という新しい自分を作り上げたと思います。それが僕の歌手人生の中で最も大きな変化であり、成長だと思います。

――2025年にはどのような目標を達成したいですか?

ショヌ:全ての瞬間を楽しみたいです。全てを予想して知ったかのようにやり過ごすのではなく、苦労もしながらです。どんなことにも知らない状態で直面する時に気づく新しい感情があると思います。10年も活動してきたので、「もう何もかも経験済みだ」とやり過ごすのではなく、より真心を込めて活動に取り組みたいです。

――デビュー10周年を迎える感想はいかがですか?本当に長い時間ですよね。

ショヌ:元々はプレッシャーがなかったのですが、質問を聞いているうちに急にプレッシャーがかかりますね(笑)。メンバーたちもそうだと思いますが、2年くらいは兵役でMONSTA Xとしての活動がなかったので、体感的には7~8年くらいだと思います。以前は先輩歌手の10周年のニュースを聞くと、本当にすごいしカッコいいと思ったんです。もう僕たちがそこまで来たことが信じられないですし、何だか変な感じもしますね。10年間、本当に一生懸命に突っ走ってきたんだなと思い、時間の早さを実感しています。ですが、僕にとっては、1周年も10周年も同じように重要です。与えられたことをメンバーと一緒に無事に、いつものようにきちんとやりたいです。

――最後に、MONBEBEへ感謝の気持ちを込めた一言をお願いします。

ショヌ:10周年を待っていてくれたファンの皆さんに伝えたいのは、今のようにいつも元気で幸せでいてほしいということです。歌手として感動を与えられる瞬間を皆さんにプレゼントしたいです。僕は芸能人なのにSNSもうまくできず、できることはメンバーと練習してステージに立つことしかなかったんです。だから今回、ミュージカルをやって、海外にも行ってきて、様々な姿をお見せするために努力してきたつもりですが、どのように感じていただけたでしょうか。今までメンバーと一緒に過ごせなかった時間が寂しくて、MONBEBEもたぶんそのように感じていたと思うので、メンバーたちが戻ってきたら、その寂しさを全て埋めたいです。こんなことを言っていたら、なんだか照れますね(笑)。

元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・スンヒョン

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