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日韓ミックスシンガーソングライターのSG、花咲徳栄高校・吹奏楽部の定期演奏会にゲスト出演

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日韓ミックスのシンガーソングライターSGが、2月15日(土)正和工業にじいろホール(春日部市民文化会館)で開催された花咲徳栄高等学校吹奏楽部 第36回定期演奏会にゲスト出演した。

花咲徳栄高等学校吹奏楽部は、SGの代表曲「僕らまた」が大塚製薬「カロリーメイト」CMソングに起用されたことを記念して制作された「僕らまた(吹奏楽 ver.)」のMV撮影やレコーディングに協力。その縁から、今回の定期演奏会にSGのゲスト出演が実現した。

この日、SGは受験を控えた生徒や卒業を迎える学生たちにエールを送るべく、「僕らまた(吹奏楽 ver.)」を吹奏楽部の演奏とともに披露。SGがステージに登場すると、生徒たちはSGとの再会に喜びながらも真剣な表情で楽器と向かい合い、一音一音に真剣な想いを込めて演奏した。

「僕らまた(吹奏楽 ver.)」リリースから約2ヶ月半、MVの最後で「また会いましょう」と言って去っていこうとするSGに、部員たちが「僕らまた!」と声をかけるシーンの続きのように、この演奏会で“僕らまた会おう”という願いが実現した形となった。SGはステージに立つと、「この度は大切な機会をいただきました花咲徳栄高校の皆さん、そしてご来場いただいた皆さん本当にありがとうございます」と感謝を述べた。そして、「生徒の皆さんは知らないらしいのですが、ここで一つ発表してもいいですか?」と前置きすると、「今月末、皆さんと音楽番組に生出演することが決定しました。一緒に『僕らまた(吹奏楽 ver.)』を披露します」とサプライズ報告。会場は驚きの声と拍手に包まれた。

さらに、この日SGは特別な一曲として「3月9日」のカバーも歌唱。これは、一緒に楽曲制作に参加した3年生11名がこの公演をもって引退することを知ったSGが、“もう一曲届けたい”という想いから発案し、披露された。令和の卒業ソングとして親しまれる「僕らまた(吹奏楽 ver.)」ともに、温かいメッセージが届けられ、SGと学生たちが作り上げた特別な時間が、3年間の集大成となる定期演奏会の思い出として刻まれた。

SGのゲストコーナーが終わった後、学生たちは定期演奏会の締めくくりに全部員で合唱を披露。そこで再び「僕らまた」が歌われ、会場は感動に包まれた。実は、「僕らまた(吹奏楽 ver.)」のレコーディングの際、合唱パートは当初予定にはなかったものの、SGと学生たちの交流の中で急遽追加されたという背景がある。

MV撮影の日には、学生たちがお礼として合唱を披露すると、SGが感極まって涙を見せる場面も公式YouTubeにメイキングとしてアップされるなど、「僕らまた(吹奏楽 ver.)」の制作に、学生たちとの交流が大きく影響したことも思い出になっていた。この日、その特別な合唱が再び響き渡り、音楽が繋いだSGとの絆とともに、学生たちにとって忘れられない時間となったことを感じさせた。

2021年4月にリリースされた「僕らまた」は、Z世代を中心に浸透し、LINE MUSIC「10代が選ぶ卒業ソングランキング2024」では6位にランクイン。「卒業式で歌いたい!」という声を受け、混声4部とピアノ伴奏の合唱用楽譜が公式YouTubeで無料公開されている。また、吹奏楽用の楽譜も大塚製薬カロリーメイトのサイトより配布。今年の春も「僕らまた」は令和の卒業ソングとして、学生たちの出会いと別れをますます彩ると注目を集めている。

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記者 : 
Kstyle編集部

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