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【REPORT】キム・ナムギル、異例の4時間超え!日本ファンミでトーク炸裂「あざす」連発

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GILSTORYENT / J HARMONY
俳優のキム・ナムギルが2月24日(月)に埼玉・大宮ソニックシティ大ホールで来日ファンミーティング「2025 KIM NAM GIL FANMEETING TOUR 'Road to Gil' in JAPAN」を開催。2023年の日本公演から久しぶりの来日公演となった今回のイベント。2月22日(土)に大阪・梅田芸術劇場で先に行われた公演が4時間にわたったことから、MCの古家正亨が事前に登場すると、あらかじめゲームコーナーの準備や説明を行い、「皆さん、お分かりかと思いますが(笑)」と、笑いを誘い、公演への期待を高めた。
 

史上初の4時間超え!?キム・ナムギル節炸裂の爆笑トーク

ラメがあしらわれた黒のジャケット姿で颯爽と登場したキム・ナムギルだったが、ファンの歓声に「ちょっと待ってー、歌うから」とまさかのストップで、早速キム・ナムギル節を見せる。改めて集中すると、自身も好きだという米津玄師の「Lemon」の歌唱からスタート。難しい楽曲だが、心に響く低音ボイスと日本語で見事に歌い上げる。

4時間という異例の公演時間となった大阪公演。今回の東京公演も「監督からやりたいようにやって。東京でファンとやりたいようにやりきって思い出を作って」と言われたと明かし、今回も長時間にわたる覚悟を見せ、笑いを誘った。

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続いて、韓国のバンドNellの「Four Times Around the Sun(地球が太陽を4回)」を歌うと、「この曲は、天国に行ってしまった会いたい人を思って歌った。皆さんの前で歌うことで思いを一緒に共有できると思って」と心の内を語った。

MCの古家正亨が登場すると、今回の来日で行ったというショッピングの話に。「バイクに乗るために革の服を見に行った」と言い、実際に手に入れた赤い革ジャンを披露。その時の店員さんがマンガから出てきたような髪型で、怖い雰囲気でされた挨拶が「あざす」だったとモノマネも。この「あざす」が気に入った様子で、この日の公演を通して「あざす」を連発していた。

今回の公演タイトルにもなっている「Road to Gil」について聞かれると、「僕が人として俳優として歩んで来た道と時間を、皆さんと分かち合う
、そんな時間を持とう」という意味を込めたというキム・ナムギル。素直なその気持ちに会場からは自然と拍手が湧き上がる。
 

「熱血司祭」撮影ビハインドも!“心温かいチング”

そして、最初のコーナーは「ROAD TO GILMOGRAPHY」。SNSで公開されたものや未公開写真を元に、近況を話すコーナーだったが、突然両親の話に。最近両親と一緒に住んでいることを明かし、両親がとても落ち着いている人で、「僕が『熱血司祭』で賞をとって、家に帰って興奮して母親に話しても冷静に『良かったね、これからも成長してね』とだけ返事をする。その後、僕がどれだけ興奮して『トロフィーだよ!』と見せても『うるさい、静かにしなさい』と言われたんだけど……」と話すと、静かな会場を見渡して「皆さんもしかして、うちの母親に会った?」と発言。大阪公演も昔は賑やかだったが、今回の公演は会場がとても静かだったようで「ぼくの母親に会った(影響された)のかと思った」と言い、会場は大爆笑。

改めてコーナーに戻ると写真を次々に公開。1つ目は飼い猫のタムタムの写真。そして、2つ目は、最近韓国で雪がたくさん降った時の家の様子、3つ目は「GILSTORY」というキム・ナムギルがアーティストの支援をしているNGO団体の写真、4つ目はドラマ「熱血司祭」の撮影スタッフとの写真。「熱血司祭」で共演したキム・ソンギュンと一緒に写ったものもあり、二人はお互いを“ミチゲニー”(CRAZYさん)と呼び合うも“心温かいチング”と、仲睦まじい様子を見せた。

ここでも1つの写真でトークが延々続き、MCの古家を困惑させるキム・ナムギル。続いてのコーナーは「熱血司祭2 ナムギル's 名場面 BEST 4」。画面に写し出されたのは「BEST 5」だったが、ここですでに1時間10分が経過し、短縮されたようだ。

ジョーカー姿に扮して戦うシーンや雨のアクションシーン、女装シーンなどを紹介。ファンも興味津々の女装については、「しっかりメイクをしたら、どうしても“強いお姉さん”という感じになってしまった(笑)」とキム・ナムギル。ちなみに、女装シーンについては、3回にわたって撮ったらしく、どんどんメイクを薄くしていったと裏話を明かし、「次はもっとキレイに撮りたい」と次回の女装にも意欲を見せた。

GILSTORYENT / J HARMONY
シリーズ1、2を通して評価が高く、視聴率も良かった「熱血司祭」。今回シーズン2を撮るまでに5年かかったこと、シーズン1との心構えや目指すところなどの違いがあると、シリーズものの苦労や面白さを明かした。

続いて、キム・ナムギルの本音に迫る「ROAD TO CHOICE」と題して、事前にファンから集めた2択のバランスゲームのコーナーへ。「1番かっこよく見えるのは右側 o r左側」には、「自分はよく分からないけど、スタッフ曰く、右側は男らしく、左側はソフトに見える」とのこと。

「1つのジャンルしかできないとしたら、一生ラブロマンス or 一生アクション」については、「これは精神的なものと肉体的なものの対決で難しい話」と言い、次に選ぶなら「ラブロマンスがやりたい。作品の中で見せるラブロマンスを一度やってみたい」と明かし、ファンを喜ばせた。すると、ファンからは「ラブコメが見たい」「ラブシーンが見たい!」の声も上がり、動揺する姿も。

「より我慢できないのは、静かに聞いてくれるけど反応が薄い or リアクションはいいけど割って自分の話をしてくる」には、よく話に反応してくれる方がいいと即座に断言。

「役作りで大変なのは、10kg太る or 10kg痩せる」については、増量の方が大変だという。「たくさん食べたいけど、消化が大変なので、健康的に痩せるほうがいい。今はどちらにしても大変(笑)」と明かした。

続いて「日本ファンミーティングで期待されているのは、楽しいトーク or 素晴らしい歌声」という質問には、小さい声で「トーク?」とおどけて見せる。4時間にわたる公演を行うほど、話し続けるキム・ナムギルは、「久しぶりに会えて嬉しいけど、どうしてこんなに話が長いの?と、思われているかもしれない(笑)」と笑わせた。
 

米津玄師「馬と鹿」を熱唱!イケボ堪能コーナーにファン歓喜

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続いては、キム・ナムギルのボーカルトレーナーを務める“ミンちゃん”ことキム・ミンソク氏が登場し、キム・ナムギルの音楽を紐解く「GILPOTIFY」のコーナーへ。ドラマ「赤と黒」の時から13~14年の付き合いだという二人。「声がかれちゃうから、長く喋らないで」といつも言われているという。今回の公演についても「準備する時間が少ないので簡単な曲にしようとしたら、難しい曲ばかり持ってくる(笑)」とビハインドストーリーも。そうして、今回の公演で候補になった曲を1曲ずつ紐解いていくことに。

1. 「うっせぇわ」Ado
「型破りなパフォーマンスが良い、関心がある」と、アーティストAdoに興味津津の様子を見せる。

2. 「冷静と情熱の間に」OST
「映画がとても良かった。ロマンス作品の台本を見る時にこの曲をかける」と話し、会場のファンにサプライズプレゼントがあると言うと、OSTをBGMに映画の日本語のナレーションを披露するキム・ナムギル。これは、急遽決まったらしく、「昨日3時間も練習した」「はじめは日本語のイントネーションが難しかったけど、ミンちゃんの手厚い指導でキレイになった」と裏話を明かした。

3. 「因縁」イ・スンチョル
音楽が流れると、一緒に歌い出すキム・ナムギル。「韓国のレジェンド歌手で難しい曲」とミンちゃんも頷く一曲。

4. 「The Weekend」BIBI
「この曲は運転しながら聞く曲。よく口ずさんでいる」と説明。「熱血司祭2」でも共演したBIBIのアーティストとしてのエネルギーもとても良いと褒め、ノリノリの様子を見せた。

5. 「愛を伝えたいだとか」あいみょん
「彼女の公演する時のエネルギーがすごい。好きな曲です」と言い、路上アーティストからスタートして、人気を集めていった背景にも惹かれると話す。

6. 「憧憬(憧れ)」パク・ヒョシン
この曲のパク・ヒョシンについて、「素晴らし歌手」と言い、1番だけ披露。素晴らしい曲とキム・ナムギルの美しい歌声に、観客も酔いしれる。

7. 「馬と鹿」米津玄師
「Lemon」も最初に歌ったが、好きなアーティストの1人。「声、歌詞に魅力があり惹かれる」と明かした。

そして、このリストの中から米津玄師の「馬と鹿」を披露し、観客を魅了した。その後、Tシャツと黒と白のカーディガン姿へ衣装チェンジを経て客席からサプライズ登場。客席を周遊しながら「Hug Me」を歌唱したものの、客席が盛り上がり全く歌えない状況に。ステージに戻ると、「全然歌えなかったので、もう一度歌います(笑)」と、改めて歌いきった。
 

演技に対する熱意も!ファンに感謝

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続いて、ここからはお楽しみのゲームコーナーへ。勝ち残りをかけて用意されたクイズに答えていく「選択! 運命のクイズ」では、冒頭から難しすぎる問題にファンも苦戦。あっという間に終了してしまった状況にキム・ナムギルも「これは僕も分からない問題ばかり。時間がないから早く終わらせようとしているのでは?(笑)」と納得がいかない様子を見せる。

続けて、あらかじめ抽選で選ばれたファンと体を動かすゲーム「熱血! リレーゲーム」へ。縄跳び3回ジャンプ、同時に笛え吹き、風船割りをA・B・Cの3チームに分かれて順番に行い、速さを競うもので、縄跳びは、キム・ナムギルと二人跳び、笛え吹きはおもちゃのピロピロ笛を同時に吹けたら成功、キム・ナムギルとの密着度が高い風船割りには、会場から羨望の声が大きく上がった。

フォトタイムを経て、そろそろエンディングのお時間へ。「今年公開される作品が2作品あります。20~30代の経験を持って撮った作品」だと期待を高めた。そして、「今まで培ってきたものが衰えてきたんじゃないかと思っていて、大阪ではもう少し家族や猫と過ごす時間を作ろうと思っていると話しましたが、そこまで長くは休まないと思う。これから撮る予定の作品もたくさんある」と心配していたファンを安堵させた。

「僕が休むのは枯渇した感情を充電するため。今みたいに皆さんからたくさんエネルギーをもらって演技をしたい。皆さんの前で長い間いい演技をする俳優になります」と演技に対する熱意を伝えると、大きな拍手が集まった。改めて、「今回、大阪、東京公演をして、良い時間を過ごしている」と、集まったファンに感謝の気持ちを丁寧にを伝えた。
 

Wアンコールで最高潮!「ミチゲンネ(笑)」

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ここで、MCの古家も去り、ファンとキム・ナムギルだけの時間に。反町隆史の「Forever」で、アップテンポに盛り上がり「みんな一緒に!」とキム・ナムギルも観客を煽る。曲終わりでステージから去るも、アンコールの声が続々。ステージのモニターにも声の大きさを測る表示が現れ、アンコールの声も最高潮に。モニターに「success!」文字が現れると歓声に引っ張られるように、再び登場したキム・ナムギルは「Can't I Love You」を熱唱した。

「愛しているよ! あざす!」と去ったのも束の間、再びアンコールの声が鳴り響く。鳴り止まない声にWアンコールで再び「Lemon」を熱唱。銀テープも飛び、会場のボルテージはMAXに。ファンも一緒に歌い、キム・ナムギルとの最後の時間を楽しんだ。

歌い終えると、客席もキム・ナムギル本人も名残惜しそうに。「今日家に帰るのやめましょうか?」と笑い、「僕はいくらでもできます。喉が枯れるまでできるんですが……ミチゲンネ(笑)。寂しいけど、皆さん今日はここまで。早く帰って休んでね」とコメント。最後の最後に再び、丁寧に「あざす」と言い残し、15時から始まったこの日も19時を過ぎ、4時間にわたる公演を終えた。

【公演概要】
「2025 KIM NAM GIL FANMEETING TOUR in JAPAN 'Road to Gil'」
日時:2025年2月24日(月)開場 14:00 / 開演 15:00
会場:埼玉:大宮ソニックシティ大ホール

<セットリスト>
1. Lemon (米津玄師 曲)
2. Four Times Around the Sun (ホン・イサクver./ Nell 曲)
3. 馬と鹿 (米津玄師 曲)
4. Hug Me (Jung Joonil 曲)
5. Forever (Beach Boys OST)
6. Can't I Love You (Kin NamGil 曲)
7. Lemon (米津玄師 曲) ※Wアンコール

■関連リンク
キム・ナムギル オフィシャルX
元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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