IUがモデルを務めるブランド「J․ESTINA」中国製の腕時計を韓国製と偽り販売…代表らを起訴

ジュエリーブランド「J.ESTINA」が中国製腕時計を韓国製として販売した疑いをうけ、代表と役職員が裁判にかけられた。

歌手IUを広告モデルにして地名度を高めたJ.ESTINAが韓国製の腕時計として広報してきた多数の製品が、実際は中国から輸入されたことが明らかになり、衝撃を与えている。

先月5日、ソウル東部地検刑事5部（ハン・ムンヒョク部長検事）は、J.ESTINAのキム・ユミ代表と営業部長ら5人、法人J.ESTINAを対外貿易法違反の疑いで不拘束起訴した。また、J.ESTINAのキム・ギムン会長と本部長ら5人は、略式起訴された。

J.ESTINAはキム会長が1988年に創立したROMANSONが前身で、腕時計やバッグなどを販売している会社だ。キム会長は現在、中小企業中央会の会長を務めている。

IUはこれまで約5年間、J.ESTINAのモデルとして活動している。毎シーズン同ブランドのアイテムを着用したグラビアを撮影した。J.ESTINAは“IUの腕時計”というキーワードで広報してきた。

これを知った人々は「IUに何の罪があるのか」「イメージだけ悪くなりそうで心配」「IUがこのようなブランドであることを知りながら契約したわけではない」「IUの腕時計、可愛くて買ったのに、中国産だったなんて」「一体なぜこのようなことをやるのだろうか」などの反応を示している。

検察によると、彼らは2017年から2023年まで約12万個の中国製腕時計を輸入した後、裏面の「MADE IN CHINA」をアセトンなどで消し、韓国製として流通させた疑いがもたれている。

この事件は関税庁ソウル本部税関が昨年6月、ソウル中央地検に送致したことで捜査が本格化した。その後、事件はソウル東部地検に移され、起訴に至った。

検察は、腕時計の原産地を追跡する過程で、J.ESTINAが調達庁に提出した資料にも問題があることを追加で確認した。J.ESTINAは特定の腕時計を自社工場で生産したかのように証明書の発効を受け、調達庁に納品したことが分かった。これに検察はキム代表に販路支援法違反の疑いも合わせて適用した。検察は昨年9月、ソウル松坡（ソンパ）区にあるJ.ESTINA本社などを家宅捜索を行い、フォレンジックなどを経て嫌疑を特定したという。

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