ARrC、タイトル曲「awesome」MV公開…ユニークな世界観を披露

16日午後6時、ARrCの3rdミニアルバム「HOPE」とタイトル曲「awesome」のミュージックビデオが公開された。
「HOPE」は、カナダのバンドKlaatuの「HOPE」からインスピレーションを受け、不完全に繰り返される青春の現実の中でも自ら咲き誇り、つながった時により強くなる感情である希望を語るアルバムだ。タイトル曲「awesome」は、アメリカ南部で生まれたヒップホップのクランク(Crunk)の美学を現代的に解釈したハイプチャント(hype chant)トラックで、日常の不運さえも愉快なジェスチャーで昇華させるグループ特有の柔軟な態度と、ウィットに富んだ感性を込めた。
「HOPE」を通じて彼らが届ける「アポカリプソ(Apocalypso)」は、終末とラテンリズムの組み合わせで、混乱と不安をウィットに富んだ形で解き放つ独創的な音楽であり、世代的なメッセージが込められている。ARrCは、ゴールデン・エラ・ヒップホップの精神と反抗的な態度をK-POPの洗練されたプロダクションメカニズムと結合させた新たな試みを通じて、完璧を追求するK-POPシーンに「不完全の美学」を提示し、失敗と挫折さえもリズムに転換できるという世代的なメッセージを音楽で具現化した。

冒頭から登場する「白いhoodie汚れてもawesome / 緑色に染まってもawesome / ただlaugh it off 大したことない」「イライラする日にしわくちゃな顔は伸ばして / awesome叫んでみよう みんな一緒に」という歌詞は、楽曲を通して彼らが伝えたい意図をはっきりと表している。
メンバーは、目の前でバスを逃しても、傘がない時に雨が降ってきても、イヤホンの片方がなくなっても、携帯電話が壊れても、その小さな不幸に囚われるなと励ます。「覆水盆に返らず」であり「過ぎ去るjust a few minutes」「留まるには短い瞬間」に過ぎない些細なことに「君の一日を奪われるな」というARrCの叫びを聞いていると、憂鬱だった心も自然と和らぐ。

ミュージックビデオで際立つ「オリエンタルポップ」のムードも目を引く。「awesome」のミュージックビデオは、疑問符の仮面をかぶった5人の泥棒の姿で始まり、注目を集めた。
ARrCは韓国だけでなく、ブラジル、ベトナム、日本、アメリカなど5ヶ国出身のメンバーで構成された多国籍グループだ。そのため、ミュージックビデオには韓国伝統のトッケビ(鬼)とお守りなど、様々なアジアのシャーマニズム信仰からモチーフを取り入れた。韓国のハフェタル(韓国の伝統的な仮面)はもちろん、ポルトガル、インドネシアなど様々な国の伝統的な仮面とモンスターからインスピレーションを受け、ユニークなムードの5つの妖怪の姿を完成させた。
ARrCはタイトル曲「awesome」を通じて音楽番組などでカムバック活動を続ける予定だ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナヨン
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