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オ・ジョンセ「グッドボーイ」パク・ボゴムと共演“何でも楽しむ姿を見て刺激を受けた”

マイデイリー
写真=PrainTPC
俳優オ・ジョンセにも限界はあるのだろうか。作品ごとに本当に同じ人物が演じているのかと思うほど新しいキャラクターと演技で視聴者を圧倒している。「グッドボーイ」でも、これまでになかった悪役像をしっかりした演技力で描き出した。

「グッドボーイ」は特別採用で警察になったメダリストたちが、メダルの代わりに警察の身分証を首にかけて、不正と反則がはびこる世の中に立ち向かって戦うコミカルアクション青春捜査ドラマだ。同作でオ・ジョンセは、関税庁税関7級公務員のミン・ジュヨン役を演じた。ミン・ジュヨンは普通の悪役とは異なり、平凡な顔の裏に残酷さを隠し、権力の甘さの中毒になり、様々な犯罪でインソン市を支配する人物だった。オ・ジョンセは低音に無表情で、ミン・ジュヨンの残酷さを描いた。

オ・ジョンセは「ミン・ジュヨンをどういう風に表現するか悩みました。普通全16話の場合は『犯人は誰だ?』『あの人が犯人だった』という構造になっているけれど、同作はこれまでとは違って最初から『俺が犯人だ』という感じで演技する人物だったので、どうすればいつも退屈でなく、グッドボーイたちに刺激を与えることができるだろうかとずっと悩みました」と明かした。

また「ミン・ジュヨンが悪役という事実は知っていますが、ストーリーが進むにつれて『ここまで手を出したの』『こんな能力まであったの』『あの人とも手を組んだの』『この人の限界はどこまでか』と思われる感じでやってもいいのではないかと思いました」とつけ加えた。

ビジュアル的にも様々な準備をしたという。オ・ジョンセは「当初は一番平凡な人物にしたらいいと思いました。ヘアスタイルをみると、関税庁のミン・ジュヨンはほとんど手入れをしていませんが、後半のミン・ジュヨンはスタッフがやってくださいました。そんなに変化はないように見えるけれど、後になって大きな変化がある方がいいと判断しました」とし「衣装も最大限ノーマルで、おじさんたちが着る服で一番高価なものを用意してほしいとお願いしました。ぱっと見た感じではただでもらっても着ないようなものに思えますが、黒いズボンは300~400万ウォン(約32万~42万円)くらいでした。それが高価には見えませんでしたが、ミン・ジュヨンはそのような服を着るだろうと思いました」と伝えた。

ミン・ジュヨンの顔の傷についても悩んだというオ・ジョンセは、「第16話では悪魔のように見えたらと思いました」とし「グッドボーイたちに殴られてできた傷によって、ミン・ジュヨンの素顔が現れる感じで。そのような傷が集まって一つのイメージになってもいいと思いました。後半では傷だらけの顔を考えましたが、制作陣に相談したら、ドラマでずっと暴力的な表現が出てくると、視聴者に不快感を与えかねないと言われました。それで傷が早く治ってまた新しい傷ができる、傷が重なって怪物になるのではなく、新しい傷が何度もできることから僕の仮面が剥がれる感じで撮影しました」と説明した。

アクションシーンについては「実はアクションシーンは、グッドボーイチームに比べると言及するのが申し訳ないほどでした。僕が自然に殴られるのが目標だったので、アクションシーンではグッドボーイチームが大変だったと思います。満足しています」とし、長銃を撃つシーンでは「ミン・ジュヨンについては節制された中で、暴力性や残酷さを表現するべきだと思いました。監督がミン・ジュヨンが銃を撃つ際、スローでたくさん撮ってくれたのですが、僕は目を開けて撃ったと思ったのに、確認すると目をつぶっていたんです。音に敏感だからか、結構驚いていました。あるシーンでは、爆薬を入れないで撮影もしました。大変だったけれど、監督に色々と配慮してもらいました」と伝えた。

共演したパク・ボゴムから、学んだことにも言及した。オ・ジョンセは「基本的にある事件、エピソードよりも作品への態度から学びました。厳しい撮影現場でしたし、アクションも多く、心理的にも大変だったはずなのに、楽しくやっていました。現場を楽しんでいる感じがしました」とし「撮影現場でストレスを受けたり、外部的な問題は僕の責任ですから、基本的に撮影を楽しみたいと僕も思っています。一体いつまたこのメンバーたちとこのストーリーを撮影するチャンスがあるでしょうか。最後の作品だと考えて楽しまないと、と思う性格ですが、パク・ボゴムも楽しく、謙遜した姿で撮影している姿が印象に残りました」とパク・ボゴムを絶賛した。

そして撮影のビハインドストーリーも伝えた。「氷点下の寒い時に、海の中で撮影するシーンもありました。僕は撮影の10秒前に入ろうとしていたのですが、彼は早くから海の中に入って待っていました。環境的にも厳しかったですが、そのような環境を楽しんでいて、僕も楽しまなきゃと刺激を受けました」と明かした。

悪役のミン・ジュヨンではなく、“グッドベンジャーズ(グッドボーイ+アベンジャーズ)”としてグッドボーイに合流したと仮定したら、どんな役割に挑戦したいかという質問には「みんな魅力的ですが、僕にできないアクションはボゴムさんのボクシングだと思うので、ボクシングに挑戦してみたいです」と答えた。

続けて「実は運動が得意だったんです。子供の頃の夢が運動選手でした」とし「サッカー、テコンドー、シルム(韓国の相撲)、長距離走が得意でした。僕は運動選手になると思っていたのですが、ある瞬間から運動と遠くなりました」とつけ加えた。

元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・ソヨン

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