放送終了「バタフライ」キム・テヒ、流暢な英語の台詞と爆発的な感情表現に絶賛の声【ネタバレあり】

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
キム・テヒが「バタフライ ～追う者と追われる者～」を通じてハリウッド進出のデビュー作を成功裏に終了した。

5日、6日に韓国で放送されたtvN金土ドラマ「バタフライ ～追う者と追われる者～」第5話と最終回で、キム・テヒが見せた爆発的な感情表現に絶賛の声が集まった。

キム・テヒは劇中、元米情報要員デイビッド・チョン（ダニエル・デイ・キム）の妻キム・ウンジュ役を演じ、物語の感情線を牽引した。さらに深みを増した内面の演技と流暢な英語の台詞、そして眼差し一つで複雑な感情を表現する繊細さで存在感を刻み込んだ。

第5話で、デイビッドと離れて暮らしていたウンジュは、夫との通話で「私たちは安全で無事よ」と伝え彼を安心させ、危機的状況でも崩れない母性愛を見せて視聴者の胸を熱くさせた。キム・テヒは日常的な台詞にも深い感情を込める一方、夫の娘レベッカ（レイナ・ハーディスティ）を心配する姿で見る者の共感を誘った。

最終回でウンジュは夫と再会し、誘拐された娘レベッカを救いに行こうとするデイビッドに向かって「これは知っておくべきよ。レベッカは捕まったの？ 命がけで救いに行く前に、彼女がついてくるかどうか確かめてからにして」と、冷静でありながらも温かい助言を贈った。このシーンでキム・テヒは独特の確固たる感情線で台詞を伝え、説得力を増した。

しかし情報組織を崩壊させ、家族と幸せなひとときを過ごしていたウンジュの前に衝撃的な結末が訪れ、緊張感を高めた。危機を乗り越えてついに本当の家族として生まれ変わった彼らの姿に一瞬安堵した視聴者たちは、最後のウンジュの血まみれの姿に混乱に陥った。レベッカとトイレに行ったウンジュは誰かの奇襲攻撃で重傷を負い、言葉を失ったままの眼差しでデイビッドを見上げた。キム・テヒは台詞に代わる眼差しだけで、苦痛、哀切、そして最後まで家族を守ろうとする心を全て表現し、深い余韻を残した。

このようにキム・テヒは同作を通じて、単なる役柄を超え、物語の感情的な重心をしっかりと支える核心人物として活躍した。流暢な英語の台詞と繊細な感情表現、揺るぎない母性愛を眼差し一つで説得力ある描写で表現し、世界中の視聴者の没入を導いた。強さと温かさを併せ持つウンジュというキャラクターを立体的に演じきり、ストーリーの必然性と緊張感を担った。