日本ドラマ「ライオンの隠れ家」韓国でも!海外ドラマアワードで計6部門にノミネート

「グローバルOTTアワード」とは、テレビ、OTT(Over the Top:オンラインで配信されるコンテンツの総称)、デジタルコンテンツの世界的な優秀作品を称える国際的なアワード。今年は、全14のコンペティション部門が設けられ、ストリーミング業界における最も魅力的なコンテンツ、クリエイター、そして技術革新に光を当てた審査が行われた。数多の応募作品の中から合計38作品がノミネートされた。
日本からの作品では「ライオンの隠れ家」が、脚本賞(徳尾浩司、一戸慶乃)、助演男優賞(坂東龍汰)、助演女優賞(尾野真千子)と最多の3部門にノミネートされた。
「ソウルドラマアワード」は、2005年に「ドラマを通じた文化交流と人類のために」を目的として始まった、世界初のドラマ専門の授賞式。毎年、世界中の40~60の国々が参加し、その年の最優秀ドラマを競い合いソウルに集まる、今年で20年の歴史を持つ由緒あるアワード。今年は50の国から合計262作品の応募があり、様々な審査を経て、24のシリーズ作品がノミネート。日本の地上波テレビドラマからは唯一「ライオンの隠れ家」が「ベストミニシリーズ(Best Miniseries)」(全4話~24話までのシリーズ作品の最優秀作品)にノミネートされた。また、10月2日(木)にソウルにて授賞式が行われる。

金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」は、主演の柳楽優弥演じる市役所勤めの平凡で真面目な青年・小森洸人と、坂東が演じる自閉スペクトラム症の弟・美路人、そして突然現れた「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空)との出会いから始まるヒューマンサスペンス。兄弟の異母姉・愛生(尾野真千子)が関わる「母子行方不明事件」に巻き込まれていく中で、変化を嫌う、弟を思い凪のように暮らしてきた兄弟とライオンの交流をとおし、あたたかくも切ない物語が紡がれた。
放送当時から「兄弟とライオンの関係が尊い」と話題を集め、特に美路人役の坂東の演技には絶賛の声が続いた。言葉少なに感情の揺らぎを表現し、繊細な表情の芝居で多くの視聴者の心を掴んだ。
そんな日本国内でも反響を呼んだ本作が、アジアを中心とする海外ドラマアワードにおいて作品賞・脚本賞・助演男優賞・助演女優賞にノミネート、国際的にも高く評価され、再度注目を集めている。
◆松本友香コメント(編成プロデュース)
こうして様々な海外アワードで「ライオンの隠れ家」の名前がたくさん出ていくこと、そして大きな会場に映し出されること、大変嬉しく思います!海外を強く意識して制作した作品ではありませんでしたが、どの国の方でも共感できる普遍的な家族や兄弟の愛と絆の物語であり、その中で素晴らしい演技をみせてくださった主演の柳楽優弥さん、今回助演で高く評価を得た坂東龍汰さんをはじめとしたキャストの皆様が導いてくれた広がりだと思います。
今後も枠や形態を超えてTBSのドラマコンテンツがアジア、そして世界に広く知ってもらえ、もっと楽しんでもらえるように頑張ろうと思わせてくれる機会でした。
■関連リンク
「ライオンの隠れ家」公式サイト
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- Kstyle編集部
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