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“BTS&aespaら参加”乳がん啓発イベントの不適切な運営に批判殺到…「W Korea」議論から4日で謝罪

マイデイリー
写真=W Korea公式Instagram
ファッション誌「W Korea」が、「乳がん認識向上キャンペーン」イベントに対する議論をうけ、正式に謝罪した。

本日(19日)、「W Korea」は公式SNSを通じて「今月15日に開催された『乳がん認識向上キャンペーン:Love Your W』のイベントが、キャンペーンの趣旨と照らし合わせたときに、構成と進行が適切でなかったという指摘を重く受け止めている」とし「乳がん患者とご家族の皆さんに不快感と傷を与えた点、心よりお詫び申し上げる」と謝罪。

続けて「キャンペーンの趣旨に共感し、善意で参加してくださったアーティストやブランド関係者の方々にも、不必要な誤解と不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げる」とし「今回の件を契機に、イベントの企画と実行の全般において慎重に見直していくつもりだ」と伝えた。

また「20年間続けてきたキャンペーンの核心は、乳がんの早期発見の重要性を知らせ、韓国乳がん健康財団の治療費支援活動を助けることにあった。これまで共に歩んでくださった方々の心からの支援が無駄にならないよう、指摘された部分を徹底的に改善する」と付け加えた。

これに先立って「W Korea」は今月15日、ソウル光化門(クァンファムン)フォーシーズンズホテルソウルにて「第20回乳がん認識向上キャンペーン:Love Your W 2025」を開催した。同イベントは乳がん早期検診の重要性を知らせ、低所得層の女性の手術治療費を支援する趣旨で、毎年行われてきた。

しかし今年のイベントでは、芸能人たちの華やかなドレスコードと飲酒、ステージ中心のパーティーの雰囲気が目立ち、「乳がん啓発キャンペーンの本来の意義が薄れた」などの批判が相次いだ。特にイベントでは、歌手のパク・ジェボムが自身の楽曲「MOMMAE」を披露したが、女性の身体を性的に言及する歌詞が含まれていた点が、乳がん認識向上キャンペーンの趣旨にそぐわないとの指摘が続いた。また、イベントに参加した芸能人がお酒を飲みながらポーズを取ったり、曲に合わせて踊る様子が公開され、論議が拡大した。

特に過去20年間での「Love Your W」の累積寄付金はわずか11億ウォン(約1億円)と伝えられた。出席した芸能人たちはノーギャラでイベントに出席する代わりに、彼らの衣装などを支援するファッションブランドが所定の寄付金を出し、主催側はこれらの寄付金のうち5,000万ウォン(約500万円)程度を毎年寄付してきたことになり、疑問の声が高まった。

不透明な寄付過程も問題視された。最近、国会保健福祉委員会所属の共に民主党イ・スジン議員が保健福祉部から提出を受けた資料によると、2007年から今年までに「W Korea」が韓国乳がん健康財団に寄付した累積金額は総額3億1,569万ウォン(約3,000万円)である。

さらに、イベントを主催する「W Korea」のイ・ヘジュ編集長が、寄付金を受け取る韓国乳がん健康財団の理事職を兼任している事実まで明らかになり、論議が拡大。寄付金を集める主催者と寄付金を受け取る団体の役員が同一人物である状況で、イベントの趣旨に対する疑問が提起された。

これに対し、「W Korea」は「報道された寄付金額と内訳には、W Koreaが韓国乳がん健康財団に直接伝達した金額のみが言及されており、企業及び個人がキャンペーン基金として寄付した金額は含まれていない」と明らかにした。

続けて「企業及び個人の寄付金額と、3年間で人口保健福祉協会ソウル支部に寄付した全金額を合算すると、本キャンペーンの2006年から2024年までの19年間の累積寄付金額は3億ウォン(約3,000万円)ではなく9.6億ウォン(約9,600万円)であり、2025年の寄付金額1.5億ウォン(約1,500万円)を総計すると、20年間の寄付金額は11億ウォンが正しい」と説明。

このような批判の中でも沈黙を貫いてきた「W Korea」は、議論から4日で正式に謝罪を伝えた。「W Korea」の公式サイトおよび公式SNSに掲載されていたイベント関連の投稿はすべて削除された。

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【W Korea 公式コメント全文】

W Koreaです。

「乳がん認識向上キャンペーン:Love Your W」は2006年に始まったキャンペーンで、20年間にわたり乳がん早期検診の重要性を伝える努力を続けてまいりました。

しかしながら、10月15日のイベントは、キャンペーンの趣旨と照らし合わせたときに、構成と進行が適切でなかったとの指摘があり、我々はこれを重く受け止めております。

何よりも、乳がん患者様及びご家族の皆様の立場を細やかに考慮できず、不快感と傷を与えてしまった点について、深くお詫び申し上げます。

また、キャンペーンの趣旨に共感し、善意で参加してくださった多くの方々が、今回の議論により不快な思いをされたことを思うと、本当に申し訳ない気持ちです。

今回のイベントで心を痛められた全ての方々の気持ちを考えながら、我々の不備を省みております。

これまで、同キャンペーンの核心には、乳がん早期発見の重要性を啓発し、低所得層の手術治療費を支援する韓国乳がん健康財団の活動、そしてその活動を後援するために温かい関心を示してくださった方々の支援がありました。

彼らの愛情に満ちた真心が光を失わないよう、様々な批判や指摘を基に、不足している部分について引き続き見直してまいります。今回の件を契機に、イベントの企画から実行までの全過程をより綿密に再点検いたします。

ありがとうございました。

W Korea

元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・スンギル

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