「イカゲーム」の“おじいさん”オ・ヨンス、控訴審で無罪判決…強制わいせつ容疑の実刑判決から一転

強制わいせつ容疑で起訴された俳優オ・ヨンスが、控訴審で無罪判決を受けた。

本日（11日）、水原（スウォン）地方裁判所第6-1刑事部は、オ・ヨンスに対する控訴審の宣告期日を行った。この日、裁判部は原審の判決を破棄した。

オ・ヨンスは2017年8月、大邱（テグ）で劇団員の後輩A氏を抱きしめ、同年9月にA氏の住居前で頬にキスをするなど、2回にわたり強制わいせつ行為をした疑いが持たれている。彼は散歩道で手を握り、住居を訪問したことはあるが、わいせつ行為をした事実はないとして容疑を否認してきた。

先立って1審で裁判部は、オ・ヨンスに懲役8ヶ月・執行猶予2年を宣告。40時間の性暴力治療プログラムの履修も命じた。検察とオ・ヨンスの両者ともに量刑不当により控訴状を提出、検察は1審と2審でいずれも懲役1年の実刑を求刑した。

オ・ヨンスは2021年、Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」に出演し、オ・イルナム役を演じて“カンブおじいさん”という愛称を得て人気を博した。同作で彼は韓国人として初めて「第79回ゴールデングローブ賞」で助演男優賞を受賞した。

しかし騒動により映画「大家族」から降板し、2024年にはKBSから出演停止処分を受けた。

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