“強制わいせつの疑い”オ・ヨンス、検察が控訴審でも懲役1年を求刑

3日、水原(スウォン)地裁刑事控訴6部(部長判事:クァク・ヒョンソプ、キム・ウンジョン、カン・ヒギョン)の審理で行われたオ・ヨンスの強制わいせつの疑いに対する結審公判で、検察は「被告人は被害者から許されなかった上に、被害者が虚偽陳述をしたと主張している」とし、「重い処分をお願いする」と要請した。
続けて「被告人は演劇界で50年間活動したベテラン俳優として、権力のない練習団員を相手に強制わいせつを行った」とし、「被害者は職場や、日常で恐怖を感じながら生きている」と求刑の理由を明かした。
オ・ヨンスの法律代理人は、最終弁論で「公訴事実の唯一の証拠である被害者の陳述に一貫性や具体性がなく、陳述自体も矛盾している」とし、「常識と経験則に反し、第三者の証言など客観的事実とも一致しない」と主張した。
そして「被告人が被害者に送った謝罪のメッセージが、第1審で有罪を言い渡された理由だと思うが、『イカゲーム』の公開で注目された時、被害者からいきなり謝罪を要求されて当惑しながらも、俳優と制作者に被害を与えないように形式的に謝罪した」と説明した。
この日、スーツ姿で法廷に出席したオ・ヨンスは、最後の陳述で「この歳で、法廷に立つことになって恥ずかしい。当時、私の言動が間違っていてそれが罪になるなら、その代償を受ける」とし、「しかし、今考えても当時、強制わいせつだと疑われる言動はなかったと信じている」と述べた。
オ・ヨンスは2017年の夏、演劇公演のために地方に滞在していた際、遊歩道で女性A氏を抱きしめて、A氏の住居の前で頬にキスをするなど、2回にわたり強制わいせつ行為をした疑いで、2022年11月に起訴された。昨年3月に行われた第1審で懲役8ヶ月に執行猶予2年の処分を受けた。
控訴審の宣告期日は、6月3日午後2時だ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・スンギル
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