人気ウェブ漫画「女神降臨」の作家ヤオンイ、脱税疑惑浮上も勝訴…課税分が返還
写真=OSEN27日、「週刊朝鮮」の報道によると、租税審判院は今年6月、国税庁が彼女に課した付加価値税の処分に対する不服申立てを認める決定を下したという。これによりヤオンイは、2018年下半期から2022年上半期までに課された数億ウォン規模の付加価値税を還付されることになった。
彼女は2023年に脱税疑惑で物議を醸した。当時、ソウル地方国税庁は、ヤオンイが所有する法人に対して税務調査を実施した。問題となったのは、彼女が人気ウェブ漫画「女神降臨」をNAVERに提供し、プラットフォームWEBTOONがそれをユーザーに配信・貸与した点である。
ヤオンイ側は当該漫画の電子ファイルを「電子出版物の免税対象」と判断して付加価値税を申告しなかったが、ソウル地方庁はこれを課税対象とみなした。法人がWEBTOONに提供したのは漫画そのものではなく、著作権の使用許諾というサービスであり、電子出版物の免税対象には該当しないという判断だった。
しかし、彼女は付加価値税の課税処分に対し不服を申し立て、租税審判院は彼女の主張を認めた。審判院は「文化体育観光部の告示によれば、出版業者が発行し、著者・発行者名が明示され、ISBNやISSNなどの識別番号が付与された刊行物は免税対象に当たる」と述べた。ヤオンイの法人は『女神降臨』の連載中に出版業の登録を行い、同作品はWEBTOONを通じてISBN・ISSNの付与を受けていた。
これにより、彼女は数億ウォンにのぼる付加価値税が還付されることとなった。ヤオンイは「今後も1人の国民として、納税の義務を誠実に果たしていく」とコメントした。
脱税疑惑が報じられた当時、ヤオンイは「2022年11月16日に国税庁の税務調査が行われ、誠実に調査に臨んだ結果、法人カードや車両の私的使用の疑いがないと認められた」としつつ、「一部の処理ミスにより課税された項目があるのも事実だ。完全に私の責任であり、不注意による誤りだ。現在、出版業とウェブトゥーン業界における付加価値税の法的解釈に議論があるため、専門会計士の助言を受けながら真摯に対応している」と釈明した。
夫である作家のチョン・ソヌクも「(彼女は)決して自分だけが得をしようとしたことはなく、常に周囲や他人を思いやる人だったと自信をもって言える。小さな利益のために故意に計算ずくで行動するような人ではない。私たち夫婦はずっと漫画一筋で生きてきたので、この出来事をきっかけに多くを学んでいる。足りない部分を直しながら、成長し、成熟した夫婦になれるよう努力していく」と謝罪した。
その後、一時的にSNS活動を中断していたヤオンイは昨年1月に新作を準備中だと近況を伝え、今年7月、約1年6ヶ月ぶりSNSを再開した。先月には「ニュースを聞いた。不当な処分が解決に向かったようで、本当によかった。応援している」というファンのメッセージに対し、「無知だった自分が一番の過ちだった。これからはもっと勉強し、専門家の助言を多く受け、さらに努力する」と返信した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナヨン
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