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ペク・ジョンウォンが代表を務めるTHE BORN KOREA、報道陣に損害賠償を請求し一部勝訴「『情けない』などの表現が問題」

マイデイリー
写真=mydaily DB
ペク・ジョンウォンが代表を務めるTHE BORN KOREAが、自社を巡る虚偽事実に関する訴訟で一部勝訴した。

法曹界は22日、「THE BORN KOREAが、自社を建築法違反の疑いで告発した通報者の身元を警察に問い合わせた」という内容の報道を行ったA氏らに対して、ペク・ジョンウォン代表とTHE BORN KOREAに3,000万ウォン(約319万円) の損害賠償支払いを言い渡した。

ソウル南部地裁民事第21単独のキム・チャンヒョン部長判事は、ペク代表とTHE BORN KOREAが某日刊紙の記者であるA氏ら2人とTHE BORN KOREA間の損害賠償訴訟において「A氏らは共同でTHE BORN KOREAに2,000万ウォン(約210万円)、ペク代表に1,000万ウォン(約105万円)の支払いを命じる」とし、原告一部勝訴の判決を下した。

韓国メディアが報じた内容によると、A氏らは今年の2月にTHE BORN KOREAによる建築法違反に関する記事を掲載し、「THEBORN KOREA側は警察に通報した人物の身元を警察に問い合わせた。情けない企業倫理を露呈した」と報じた。しかし、この内容は当日中に「警察署に対して、通報内容の情報公開申請を行った」と修正された。

この2週間後、該当記事にはTHEBORN KOREAの要請に従って「警察調査に対応するにあたりごく一般的、そして日常的に伴う手続きに過ぎない」という文言、およびTHE BORN KOREAの主張が反映された訂正文が掲載された。

ペク・ジョンウォンとTHE BORN KOREAは、「虚偽事実の報道により名誉が毀損された」として、記者2名に対する損害賠償訴訟を提起した。A氏らはこれに対し、「公益通報者の通報に基づいて報道したもの」と主張していた。

裁判所はこのたびの判決で、A氏らがペク・ジョンウォンとTHE BORN KOREAの名誉を毀損したと判断した。

キム部長判事は「当該記事には『情けない企業倫理を露呈した』という断定的な表現が用いられ、当該記事が掲載されて以降、インターネットコミュニティには『情けない』などの否定的なコメントが多数掲載された」とし、「虚偽の事実を報道し、THE BORN KOREAに対する社会的評価が侵害され、これにより同社は財産ではない面、無形の損害を被った」と伝えた。

また、「ペク代表はタレントでもあり、当該記事によって『THE BORN KOREAのペク・ジョンウォン』『ペク・ジョンウォンが運営するTHE BORN KOREA』など、会社の問題がペク代表自身の問題であるかのように混用して記載され、精神的苦痛を受けたであろう」と述べた。

一方で、「ただ、ペク代表の社会的認知度などを考慮すると、当該記事は社会的に大きな関心を集める事案に対する“国民の知る権利”などのために作成されたものであり、公共の利益のためのものと見る余地はある」とし、記事の内容および表現方法、A氏らが事実確認のために傾けた努力の程度などを考慮して損害賠償金の金額を決定したと説明した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・スンギル

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