矢吹奈子ら、韓国アニメ映画「縁の手紙」日本公開を控え上映会に登場!日本語歌詞に込めた想い&制作秘話など明かす

原作は、2018年にウェブトゥーン界で最高評価を得てベストセラーとなったチョ・ヒョナの同名コミック。映像化を担ったのは、YouTubeの短編アニメーションシリーズ「A Day Before Us」で累計1億5,000万再生を記録した新進気鋭の監督キム・ヨンファン。初の長編監督作ながら、繊細な心理描写と細部まで美しい美術背景、そして詩情あふれる映像表現を見事に融合。韓国公開直後、動員22万人を突破する大ヒットを記録した。
日本での公開にあたり、吹き替え版には声優初挑戦の矢吹奈子と実力派声優の小野賢章が参加。手紙が繋ぐ奇跡を描いた、みずみずしく謎めいた青春ストーリーを彩る。

また、声優初挑戦となった矢吹奈子は日本語版の主題歌も担当。さらに原曲からの訳詞も自身で手掛けるという、主演・歌唱・訳詞という異例の三役を担い、日韓両国でのグローバルな活動で培った豊かな表現力と語学センスを遺憾なく発揮した。新たな挑戦に臨んだ感想や、日本語歌詞に込めた想いなど、ここでしか聞けない制作秘話にも迫った。
主人公・ソリを演じた矢吹は、オファーを受けた際の心境を「うれしかったです」と笑顔で振り返り「初めての声優挑戦でしたが、最初は自分の顔じゃないキャラクターから、自分の声が聞こえてくるのが違和感だったんです。『すごく自分の声だ、大丈夫かな?』『ソリの声にちゃんとなれているのかな』という気持ちで見ていたのですが、見ているうちにだんだん一致してきて……。エンドロールで自分の名前が流れたときはすごく感動しました」とほっとした表情で話した。

ドンスンを演じた小野は、今作を観た感想を問われると「手紙を介していろんな人と人の縁がつながっていって、自分の周りにもいい変化が出ていく姿が丁寧に描かれていて、見ていて心が安らぐというか、自分も優しい気持ちになれる作品です」と話した。
ホヨン役の梅田も「音楽と映像に優しさが散りばめられている作品。ソリのいろいろな心の動きが、場面によってはファンタジックに描かれていますが、そこもすごく自然な表現になっているんです。あたたかい気持ちにさせてもらえるのはそういう演出も要因なのかなと思います」と太鼓判を押した。

小野演じるドンスンは、ソリが転校先で出会う少年だ。「吹き替えなので、オリジナルの役者さんの声を聞きながら収録をするのですが、韓国の俳優さんっていい声の方が多いですよね。ものすごくダンディーで渋くて……今回のドンスンに関しても『この声はちょっと出ないかもしれない』と思いながら練習をして」とアフレコの裏話を披露した小野。「でも、それをそのまま日本語にするだけではなく、僕がやる意味をいろいろと考えて、日本のアニメの“学生感”をどこかにニュアンスで出したいと思いながらやっていました」と胸を張った。
また、梅田が演じるホヨンは「謎の少年」とされており、その全貌はまだベールの中。梅田は「僕の声優人生で、初めて謎の少年役を任せていただいたかもしれません」と振り返り「僕はまっすぐ立ち向かっていく系の役が多いのですが、今回はどちらかというと導く側。自分に任せていただいたからにはと思うところもあったので、ぜひ聞いていただければ」とアピールした。

そんな中、矢吹は「息遣いのセリフはドラマの台本には書かれていないんです。(アニメの台本には)『あ』『うん』と書かれているので、どうやって表現したらいいだろうと思って……」とアニメならではの表現に苦戦したそうで「小野さんと梅田さんは意外と(マイク前で)動かれたりしていて、『そういう風に録ってもいいんだ!』と勉強になりました。すごい技術でした」と二人の収録を参考にしたことを明かした。
矢吹の演技について「お世辞ではなく本当にぴったりでした。人は話す相手やそのかかわり方によってしゃべり方と雰囲気が変わりますが、それが一瞬で伝わるくらいすごく自然ですてきなお芝居でした」と絶賛した梅田。小野も「すごくまっすぐ入ってくるんです。作品を観れば伝わるんじゃないかと思います」と賛辞を送っていた。

今作の主題歌「Your Letter」の歌唱と訳詞を矢吹が担当したことも話題に。レコーディングに臨むのは、HKT48を卒業して以降初めて。韓国での収録はおよそ5時間にもおよんだという。矢吹は「韓国ではソリの声を務められていたスヒョンさんが歌われている楽曲。日本のソリとして歌も歌えるんだと思ったらすごくうれしかったです」と主題歌のオファーについて回顧。さらに訳詞について聞かれた矢吹は「韓国での活動経験もあるので、その経験も生かしてがんばって日本語にしました」と胸を張った。
矢吹が「でも、韓国語って日本語に訳すとすごく長くなってしまうんです。すごい長さになっちゃって、歌に全然あてはまらなくて……」と振り返ると、すかさず小野が「ラップになっちゃうんですか?」とツッコミ。矢吹は「『縁の手紙』で最後に突然ラップがあるのは違う!」と笑いながらも「この曲を聞くだけで『縁の手紙』を一本丸ごと見たように感じられる歌詞だったので、そこの空気感を壊さないようにがんばりました。歌詞の要所を切り抜いて、日本の方にも伝わりやすいような表現を交えながら書かせてもらいました」と話すと、会場からは拍手が起きていた。

今作が「手紙」が繋いだ奇跡の物語であるということにちなみ、話題は手紙の思い出に。矢吹は「いただいたファンレターをファイリングして保管しています。手紙に直筆で描かれている文章って、より感情が伝わってくるのでそれがすごくうれしいんです。いつもわたしの力になっています」と言葉に力を込めた。

梅田は「封筒も便箋も本当にいろいろな種類があるじゃないですか。いつも同じもので出してくださる方もいれば、飛び出す仕掛けがあるもので出してくださったり……。そういったものをいただいているうちに、シーリングスタンプという存在を知ったんですよ。手間がかかるものって、思いの時間でもあると思うので、興味を持ちました」とほほえんでいた。
最後にメッセージを求められた矢吹は「SNSが発達している時代ですが、手紙を通じた縁のお話ということで、時間がゆったり進むような、人と人のつながりができる心温まる作品になっています。ゆったりした気持ちで楽しんでいただけたらと思います」と作品をPRした。
■公開情報
「縁の手紙」
2026年9月25日(金)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:キム・ヨンファン
原作:チョ・ヒョナ「縁の手紙」(LINEマンガ)
声の出演:ソリ/矢吹奈子、ドンスン/小野賢章
制作:STUDIO LICO, STUDIO N
配給:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給協力:KeyHolder Pictures 協力:CWF CINEMAS
2025 | 韓国 | 97分 | ビスタ | カラー | 5.1ch
(C)2025 LOTTE ENTERTAINMENT & STUDIO LICO & STUDIO N All Rights Reserved.
<ストーリー>
友人をかばったことでいじめの標的となり、田舎の学校へ転校することになった少女・ソリ。新しい環境になじめず、心を閉ざしていた彼女は、ある日、机の中に隠された不思議な手紙を見つける。そこには、新しい学校で過ごすためのヒントと、「続きを探してみて」という謎めいた言葉が書かれていた。その言葉に導かれて出会ったのは、ぶっきらぼうな同級生のドンスン。差出人を知っているという彼とともに手紙の続きを探していくうちに、手紙に込められた「本当のメッセージ」が明らかになっていく……。
■関連サイト
「縁の手紙」公式サイト
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部







