ハ・ジョンウ、コン・ヒョジンに自ら共演をラブコール

「悪いやつら」では、ホステスを相手に「生きてたか~」と、じゃれあっていたハ・ジョンウが、コン・ヒョジン(32)と共演したラブコメディ映画「ラブフィクション」では、30歳過ぎても恋をしたことがない小説家 ク・ジュウォルを演じ、対照的な演技をみせた。
最近、ソウルの三清洞(サムチョンドン)で行われたインタビューで、ハ・ジョンウは「『ラブフィクション』は、いわゆる普通のラブコメディではありません。だから期待と不安の半々なんです」と語った。
「ラブコメと聞いて想像するような恋愛物語とは、まったく違います。甘く描かれていないんですよ。だからもしかすると、感じ悪く受け取られるかもしれないと心配なんです(笑) 本当にこれまでになかったキャラクターばかりなので、観に来てくれた人の反応がすごく気になります」
ハ・ジョンウは、この作品で女優コン・ヒョジンと恋人役を演じた。コン・ヒョジンにラブコールを送ったのは、ほかでもないハ・ジョンウ自身だった。
「シネマテック基金のビールのCMに出演した時に初めてご一緒しました。以前から同じ所属事務所だったので、すれ違って見かけたりはしていましたが、じっくり会って話すことはなかったんですよ。それで初めて一緒にCMを撮った時に、彼女は僕のアドリブ、本当にきりがないくらいのセリフを全部受け止めてくれたんです。互いにそうした科学反応を感じて、一種の快感を覚えました。その時、“あ、この人と映画を一緒にやったら良い作品ができるような気がする”と思いました。ちょうど、その時に持っていたシナリオが『ラブフィクション』で、僕から『俺と一緒に作ってみないかい?』と、提案しました。シナリオだけでも面白い作品でしたし、女優の立場からすると都合が悪い部分もあったと思いますが、それ以上の何かを見つけたのか、コン・ヒョジンさんが出演してくれることとなりました」
こうして、ハ・ジョンウ、コン・ヒョジンという素晴らしい組み合わせのキャスティングが実現した。だが、映画はすぐにクランクインしなかった。ハ・ジョンウは、その後、映画「依頼人」「悪いやつら」を撮影し、コン・ヒョジンはその間にMBCドラマ「最高の愛」に出演して大ヒットを飛ばした。
映画「ラブフィクション」の撮影は、8月から11月の3ヵ月間行われた。
「『悪いやつら』も同じく愛着のある作品です。良い作品ということで出演者が集まった。本当に好きで集まったから現場の雰囲気もすごく良くて。プレッシャーや責任ということより、“一緒に作っていく”という現場での共同作業が幸せで楽しかったですね」
3年前にシナリオの初稿を受け取った時から、この映画への出演を「やる」と快諾したハ・ジョンウは、親交の厚い友人でお笑いタレントのカン・サンボムとアイデアを出し合うなどの熱意を見せた。
「些細な恋愛物語です。女性からするとク・ジュウォルというキャラクターは、気に食わないかもしれませんが、よくいるタイプの彼氏で、男性には十分に共感してもらえるキャラクターだと思います。恋に落ちる瞬間、その過程、別れに向かう二人の関係、別れた後の後悔、恋しさ、巻き戻したい瞬間がすべて描かれている映画です」
ハ・ジョンウは、3月からリュ・スンワン監督の新作映画「ベルリンファイル」の撮影に入る。この映画は、3月第3週からドイツ・ベルリンでクランクインする予定で、そのためハ・ジョンウは、「ラブフィクション」の公開直後にドイツへ撮影に向かわなければならない。
「長期滞在するので家も探さなければなりません。夏までドイツにいると思います。休息は……そうですね、人それぞれ休み方があると思いますが、僕の場合、静と動でいうと動ですね。作品が終わると未練も残りますが、そのエナジーをすぐに次の作品にまわすことが僕の充電の仕方です」
ハ・ジョンウ主演の映画「ラブフィクション」は、29日から公開される。

- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ソニョン、写真:クァク・キョンフン
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